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新築される方の相談箱コミュの「気密性」についての誤解はありませんか?

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建築基準法では、住宅は、一年中24時間常時換気扇を回して、全ての部屋が換気されるようにしなければいけないと規定されています。いっぽう、工務店やハウスメーカーは、高気密で高断熱な家が快適でよいと言います。高気密が良いと言ういっぽうで、24時間常時換気扇を回すというのは、矛盾しているように思わないですか? 常時換気扇を回すぐらいなら、高気密なんて意味ないじゃないか?と思いませんか?

これは、じつは「高気密になってしまったので、常時換気が必要になった」ということなんです。

35年間、建築設計の仕事をしてきた経験から、この辺のことを、ぜひお伝えしたくトピ立てさせていただきました。興味のない方は、スルーしてください。

コメント(14)

生活をすると水蒸気をはじめ、さまざまな物質が家の中の空気に発散します。水蒸気や二酸化炭素は無害ですが、さまざまな揮発性の化学物質や、ハウスダストやカビの胞子など、有害な物質も発生します。人間が生活するには「換気」が不可欠で、とても大事なんです。

昔の家は、今の家のように気密性が高くなかったので、特に換気をしなくても、あちこちの隙間から自然に換気ができていました。ところが、現代の家は、換気をしないと、さまざまな問題が生じるようになったのです。
一昔前、そうですね昭和の時代には、人々の暮らしが西洋化して、カーペットを敷く家が増えました。マンションなどでもカーペット敷きが多かったです。昔の家は寒かったですが、暖房器具が普及して家の中が暖かくなりました。

そのうち、冬でもダニが発生するというのが問題になりました。それで、人々はカーペットではなく、フローリングを好むようになりました。フローリングなら、ダニが発生しにくいというわけです。

そのうち、フローリングなどの合板の接着剤から発生する揮発性の化学物質により、アレルギー症になる人が現れ「シックハウス症候群」と呼ばれました。これは、住宅の気密性が高くなり、空気に含まれる化学物質の濃度が高い室内で過ごしたことが原因でした。

このシックハウス症候群を防止するために、24時間の常時換気が法律で義務付けられたのですが、木造住宅の場合には、それだけではないのです。
鉄筋コンクリートのマンションなどは、構造上、気密性が高いのですが、木造の住宅でも昔に比べると気密性が遥かに高くなっています。どうして、近年の木造住宅はこれほど気密性が高くなったのでしょう?

多くの方々は「断熱性を高めるために気密性を高くした」と思われるかと思います。これは、間違いではないのですが、もう少し、説明をする必要があります。

端的に言うと、「木造の断熱性を高めるには、気密性を高めざるを得なかった」のです。そのために、常時換気扇を回して換気をしなければならなくなった。

では、気密性の高い家で、換気をせずに過ごしたら、どんな問題が起こるでしょう。先に書いた「シックハウス症候群」になる恐れがありますが、それだけではありません。「壁内結露」という問題があります。
寒い冬に室内の気温を上げると、家の内外に温度差が生じて、室内の熱が外に伝わっていきます。室内の熱が外に逃げてしまうと暖房費がかさんで経済的でない ― そこで「省エネ」という観点から「断熱」ということが言われるようになりました。

外周壁の室内側は温かく屋外側は冷たい。それを1枚の壁が引き受けるわけですから、その温度差が大きくなれば、壁内のどこかで「結露」が発生するリスクが高まります。壁内結露が生じると、木材が腐り、建物の寿命を縮めてしまいます。木造住宅では、この壁内結露がとても恐いのです。
温かい空気は多くの水蒸気を含むことができますが、冷たい空気は少しの水蒸気しか含むことができません。なので、温かい空気が冷やされると含みきれなくなった水蒸気が水滴になります。暖かい室内で冷たい飲み物を入れたコップに水滴が付きますが、あれが結露です。あのような現象が木造住宅の壁の中で起こりうるんです。

グラスウールで断熱すれば結露しないと思われるとすれば、それは間違いで、グラスウールでも結露は生じます。グラスウールの空気は動きませんが、水蒸気はどんな隙間でも移動します。不思議に思われるでしょうが、空気の圧力差がなくても、水蒸気の圧力差(分圧と言います)があれば、水蒸気は移動するんです。室内の水蒸気がグラスウールに入り込んで外側で冷やされれば、そこで結露が生じます。築20〜30年ぐらいの家の内壁のボードを剥がすとグラスウールが真っ黒になっていることがありますが、これは、水を吸い込んだグラスウールにカビが繁殖したものです。
グラスウールを入れても結露は生じるという話をしましたが、これを防ぐには「気密性を高める」つまり、室内の水蒸気が壁に入り込まないようにすることが大事です。そのために、グラスウールの内側には防湿のためのフィルムがあります。この防湿フィルムが隙間なく貼れるように丁寧な施工をする必要があります。

この防湿フィルムで水蒸気をカットしないと、壁に水蒸気が入って結露するリスクが高いのです。つまり、壁に断熱性を持たせて、なおかつ壁内結露を防ぐには、気密性を高めなければいけないわけです。
この水蒸気というやつは目に見えないので厄介です。キッチンで調理をしても、浴室でシャワーを浴びても、石油ストーブやガスストーブを点けても、人の体からも水蒸気が発生します。つまり、人が生活をすれは、必ず絶えず水蒸気が発生するんです。この過剰の水蒸気は、換気しないと家の中に留まります。この過剰な水蒸気が結露を引き起こします。

24時間の常時換気とは、じつは、この水蒸気を排出してやるということなんです。現代の高気密住宅では、この常時換気を怠ると壁内結露を起こすリスクが高まります。くれぐれも換気を心がけてください。
ほんとうは、高気密の家が良いのではなく、断熱性能が高くて常時換気扇を回さなくてすむ低気密の家がいいんです。低気密で高断熱の家、断熱性が高くて自然に呼吸をするような家というのがベストなんだと思います。でもこういう家を作るのは、現代の工法では、とても難しいのです。
ここから先は、私的な考えを書いてみます。興味のない方はスルーしていただけますようお願いします。

「縁側」というのをご存知でしょうか?和室と庭との間にある廊下みたいなものと言えば、すぐ思い浮かびますね。昔の家は、外の光を取り入れるために紙の障子を入れてました。その外側は庭ではなくて縁側があり、ガラス戸が付いてました。さらに外側には「庇(ひさし--軒のようなもの)」があって、直射日光を遮ってました。夜には雨戸を閉めて、夏の暑い日には「簾(すだれ)」を下げました。

こんな昔の家は、冬は寒いわけですが、それなりに工夫があったわけです。この縁側もその一つだと思います。縁側のような空間のことを建築家は「中間領域」なんて呼びますが、外と内の中間のような空間です。縁側は寒いですが、外ほど寒くない、だから障子1枚でもいられるわけです。庇や簾も、日差しを遮りながら通風をとりプライバシーを守る働きをします。

現代の家には、このような「中間領域」がなく、外と内は壁1枚で隔てられているので、壁1枚に遮熱性と断熱性が要求されるわけです。
夏季の室内の暑さ、特に就寝時の暑さは、昼間の日射により温められた屋根からの熱の影響がとても大きいです。昔の家は、屋根と天井の間に小屋裏の空間があり、そこには通風口が付いてました。昼間、屋根瓦が日射で熱せられた熱を、小屋裏の空間の通風により逃してやるわけです。

この屋根と天井の間の小屋裏空間も、内でも外でもない「中間領域」という言い方ができます。
 気密性が悪くて隙間風だらけだったら、換気や気流の制御ができませんから。
>>[11]  コメントくださり、ありがとうございます。

    *************

建築の仕事をされている方、あるいは、家づくりについて勉強されている方は、知っていることで、一般にはあまり理解されていないことに、「換気」とは「給気と排気」の両方があって初めて有効に働く、ということがあります。

換気扇のスイッチを入れれば、それで換気がされると思いがちですが、換気扇は空気の「出口」であって、空気の「入り口」がなければ、室内の空気を入れ替えることはできないわけです。設計者は、「給気口」から換気扇に至る空気の流れを考えて設計しますが、この給気口を塞いでしまうと、空気の流れが滞るために、結露したりカビが生えたりすることがあります。壁内結露のリスクも高まります。

平成15年の建築基準法改正後に建てられたお宅では、各部屋に給気口があるはずです。この給気口から外気が入ると寒く感じるので、塞いでしまうご家庭が多いのです。お部屋の給気口が塞がれてないか点検してみてください。また24時間換気として設計された換気扇のスイッチは切らないようにお願いします。
現代の日本の住宅が、24時間常時換気が義務化されている背景には、高気密になったためにシックハウス症候群や壁内結露の問題が生じたことがありますが、もう一つ日本人の生活の仕方の変化があります。

昔は、天気のいい朝には、必ず窓を開けて掃除をしました。昭和の時代までは、日本の多くの家では、毎朝、家の空気を入れ替える習慣があったんです。家のつくりも開放的でした。それが生活スタイルの変化により、換気が充分に行われなくなってしまった。

すると、住宅の高気密化に伴って、ハウスメーカーが、シックハウスや結露のクレーム、責任を追及されるようになったんです。施工が悪いあるいは設計が悪いと。誤解を恐れずあえて言えば、こうしたクレームを回避するために法律化したのが24時間常時換気です。 法律にのっとって作っているのに、住んでる人が換気扇のスイッチを切ってしまったり、給気口を塞いだりして、何か不具合が起こっても、ユーザーの責任ということになります。

建築基準法は日本の法律ですから、北海道から沖縄まで適用されます。沖縄では冬の寒さよりも夏の暑さ対策のほうが重要です。家はできるだけ風通しよく作るのが沖縄の風土です。こんなことを考えると、どうかなぁと思いますね。

もし、私たちが、毎日窓を開けて家中の空気を入れ替える習慣を失わず、日々の換気を自己責任でできたなら、常時換気を法律で義務化する必要もなかったかも知れませんね。

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