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文芸同好会『ささやか』(仮)コミュの未っちゃんの傘

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1話目

未っちゃんは一年生。
未っちゃんは雨が嫌い。なぜでしょう。
それは二週間前。
楽しみにしていた遠足が雨で中止になってしまったから。
その日以来、未っちゃんは雨が降ると学校に行くことを嫌がるようになってしまったのでした。
今日は朝から雨ざあざあ。
「未っちゃん。さあ今日は学校に行こうね。」
「やだやだ。行きたくない。」
お母さんがどんなに呼びかけても未っちゃんは
部屋から出てきません。

翌日も雨ざあざあ。
「未っちゃん。今日は新しい傘を買ってきたから学校に行こうね。未っちゃんの好きな赤い色の傘だよ。」
「やだやだ。こんな傘も、
お母さんも大嫌い。」
未っちゃんはそういうと窓からその傘を
投げ捨てて布団にうずくまり、しくしく泣き出しました。
お母さんはあきらめて部屋から出て行きました。
それから未っちゃんは一時間くらい泣いていましたがそのまま疲れて眠ってしまいました。

「あれ。ここは何処。」
どうやらここ夢の中。未っちゃんは夢を見ているみたいです。
夢の中ではかんかん照り。未っちゃんは
しばらく歩いていましたがポツリポツリと
雨が降ってきてしまいました。
辺りに雨宿りできる場所は無く、
未っちゃんはずぶ濡れになって泣きながら
歩いていました。
そんな時、一本の傘を見つけました。
それはお母さんが買ってくれた赤い傘でした。
その傘のところまで走っていくと
傘が急に動き出してひとりでに開きました。
傘が喋りだしました。
「僕は未っちゃんが雨に濡れないように
そして、元気に学校に行けるように作られたんだ。雨が降ったらいつでも開いて。
雨が楽しくなるように魔法をかけてあげるから。」

今日もやっぱり雨ざあざあ。
だけど未っちゃんは泣いていません。
「いってきまーす。」
元気な声が聞こえます。その手にはしっかりと
赤い傘が握られていました。

コメント(5)

2話目

七夕

7月7日は七夕。未っちゃんはとても楽しみにしています。
一週間も前から準備に余念がありません。
「お飾りお飾り楽しいな。」いろいろなお星様の飾りや、短冊を飾ります。
「未っちゃん。お星様に何を願い事するのかな。」
「うふふ。内緒。でも、お母さんには特別に教えてあげる。
うんとね。七夕の日に織姫様と彦星様がちゃんと出会えますように。
それとね。七夕の日に綺麗なお星様がたくさんたくさん見えますように。」
「あら。当日晴れると良いね。」「うん。」

7月6日
折からの台風の影響で、空はどんより。いろんなところで雷様がゴロゴロ。
まさに鉛色の空です。
「お母さん。明日はれるよね。ねえってば。」
未っちゃんは心配でたまりません。ご飯もほとんど食べずに自分の寝室にもどって行きました。

7月7日
七夕当日です。だけど雨がやっぱり降ってきました。ざあざあ、止む気配が全くありません。
夕方になっても、雨は止むどころかますます強くなってきます。
「未っちゃん。来週になったらデパートにお買い物に行こうね。未っちゃんの好きなもの
何でも買ってあげるから。」
お母さんがなだめても未っちゃんの涙は止まりません。
未っちゃんはあきらめきれずに、赤い傘を持って外に飛び出していきました。
「短冊に願い事を書いたのに、神様。未っちゃんいい子にするから。
ピーマンも残さないで食べるから。」
その時です。赤い傘がふわふわ空に浮かんでいくではありませんか。
未っちゃんは落ちないようにあわてて傘にしがみついていると、
傘はどんどん空の上まで上ってきます。
「未っちゃんの家があんなに小さく見える。まるでおもちゃの家みたい。
あっ。あそこに美香ちゃんの家が見える。健ちゃんの家も。」
傘はどんどんどんどん空の上まで上っていき、雲も突き抜けていきました。
そして、下のほうに小さくなった日本列島が広がっていきます。
一週間前に社会で勉強したところです。そうして今度は地球全体が姿を見せています。
「青くて綺麗。」未っちゃんが呟いていると、今度はまぶしい星たちがまじかに迫ってきます。
未っちゃんは感動のあまり声もでません。やがて天の川に差し掛かったとき
一つの橋がそこにかかっているのを見ました。
天の川のに両岸に、男の人と女の人が立っているのが見えました。
お互いに名前を呼び合って、橋のほうに一緒に向かっているみたいです。
そして、橋の真ん中で二人の男女は仲良く再会したみたいです。
その時、「そこにいるのは誰。」女の人が声を出しました。
見つかってしまいました。未っちゃんは慌てましたが、
「怖がらなくて良いのよ。落ち着いて名前を聞かせて。」
女の人の優しい話し方に、未っちゃんはすっかり安心しました。
「未来(みき)って言います。」「私は織姫。こっちが彦星よ。よろしくね。」
「今日は。いや、こんばんわだったね。僕が彦星だよ。」
「えぇ。あの織姫様に彦星様!」「せっかくだから三人で遊びましょうよ。ね。」
「そうだねそれが良い。さあ、未っちゃんも。」「うん。」
彦星様が差し出した手を、未っちゃんは握り返しました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。
二人ともとうとうお別れです。
未っちゃんはお別れしたくなくて、駄々をこねます。
「未っちゃん。あんまりわがまま言わないでね。記念にいいものあげる。
二人で織ったハンカチあげるから。また一年後にね。」
「うん。絶対絶対また一年後に未っちゃんと遊んでね。」
「それじゃあ、さようなら。」手を振る二人がどんどん小さくなっていきます。

ぱっと目がさめた午前六時。
「やっぱり夢か。夢の中だけでもまた会えないかな。」
未っちゃんはまだ知らない。たんすの中に二人の匂いのするハンカチがあることを。
3話目

家出

未っちゃんはとてもおりこうさん。
お母さんのお手伝いをとっても頑張ってやります。
「お母さん。洗濯終わったよ。次何お手伝いしたらいい?」
「そうね。次はお部屋のお片づけして頂戴。」
「はーい。」
未っちゃんはお部屋に行ってお片づけ。
「キリンさんのぬいぐるみはこっち。ゾウさんはここ。
えーと。カバさんはこの中かな。」
「未っちゃん。ホットケーキのおやつだよ。降りてらっしゃい。」
「はーい。」
もぐもぐもぐ。シロップのたっぷりかかったあまーいホットケーキ。
「お母さん、おかわり。」
「はい。これ食べたら勉強の時間だよ。」
「はーい。頑張るぞ。」未っちゃんは勉強も頑張ります。

「未っちゃん13+5=の答えはなあに?」
「うーんと、えっとね、17かな?」
「ぶぶー。残念。答えは18だよ。」
「あっそうか。」「次は頑張ってね。じゃあ・・・」
未っちゃんは算数が苦手のようですが、なんでも一生懸命頑張るのがいいところです。
だけど未っちゃんはどうしても食べられない物がありまして

「未っちゃんご飯だよ。」
「はーい。ちょっと待ってて。」
どたどたどた。
「今日のご飯何?」
「今日はピーマン炒めよ。未っちゃん頑張ってピーマン食べて元気な強い子になろ。」
「やだ。やだやだ。未っちゃん勉強も頑張るから。お手伝いももっとたくさんやるから。」
「ね。ピーマン頑張って食べよ。美味しいから。」
「やだー。どうしてもやだ。」
「もう、わがまま言わないで。そんなわがままな子はお母さん要りません。」
「ふんだ。お母さんなんか要らない。お母さんなんか嫌い。大嫌い。」
未っちゃんはそう言うとリビングを飛び出して外に走っていきました。

飛び出したはいいけど未っちゃんには行く場所なんてありません。
とぼとぼ歩く未っちゃんに11月の風は容赦なく吹き付けます。
「寒いよ。」
外はもう真っ暗。天気が悪くなりそうです。
お腹もグーグー音を立てています。
「お腹すいたな。」
手もかじかんできて、しまいに雨まで降り出してきました。
未っちゃんは慌ててお寺の中に雨宿り。でも全身もうずぶ濡れです。
「はっくしょん、寒いよ。」鼻をすすります。
雨は一向に止む気配がありません。
「えーん。えーん。」未っちゃんはとうとう泣き出してしまいました。
その時ポケットの中が光りだしました。
なんだかとても暖かくなってます。そうです、ハンカチが光っているではありませんか!
「なにこれ。乙姫さんと彦星さんからもらったハンカチが暖かい。」
「未っちゃん!こんなところにいたの!お母さん探したんだから。」
「お母さん。ごめんなさい。本当にごめんなさい。」
「このあたりだと思ってもなかなか見つからなかったから別のところを探しに行こうと思ったら
突然未っちゃんの辺りが光ったから何かなと思って。」
気がつくとハンカチはもう普通の状態になっていました。
「ごめんね。お母さんも言い過ぎたよ。」

未っちゃんはお母さんの持ってきた赤い傘を差し掛けましたが、
今日は止めてお母さんの傘の中に入りました。
「お母さん暖かい、大好き。」
「あらあら。甘えんぼさんね。明日は未っちゃんの大好きなエビフライにしようかな。」
一つの傘。未っちゃんとお母さんが手をつないで帰りました。
未っちゃんの傘 山本さんバージョン

4話未っちゃん

お菓子作り

未っちゃんには女の子のお友達がいます。
名前は山本容子ちゃん。
その女の子と今日はお散歩です。
「容子ちゃん。遊びましょう。」
「いらっしゃい。未来ちゃん。今日はどこに行こうかな。」
「そうですね〜。雨が降っているから、カタツムリの観察に行きたいね。」
未っちゃんは大人の真似して腕組みしながら、首をかしげます。
「そうだね。このくらいの雨なら、神社に行くと見られるね。」
容ちゃんは、提案しました。
お外は雨がポツリポツリ。
「未っちゃんの赤い傘。かわいいね。どうしたの、それ。」
「お母さんに買ってもらったの。とっても大事な傘なの。
容ちゃんの傘も青色で綺麗だな。」
「へへー。いいでしょう。青色好きなの。青って綺麗だよね。」

そうこうして神社に到着。
二人で仲良くカタツムリの観察です。
「角出せ、やりだせ、目玉出せ。」
未っちゃんと、容子ちゃんは仲良く歌います。
「ねえねえ、容子ちゃん。やっぱりお歌が上手だね。」
「そんな事無いよ。でも歌うのは好きかな。」
容子ちゃんは、未っちゃんよりもちょっとお姉さん。しかもお歌が上手です。
二人で仲良くカタツムリを観察していましたが、だんだん雨足が強くなってきました。
ポツリポツリからザアザア。
「未っちゃん。もう帰ろうか。」
「うん。そうだね。」
二人で仲良く、手をつないでお家へ行きました。

それからオママゴトなどしていましたが、もうすぐ3時。
ぐ〜〜。未っちゃんのお腹の音がなってしまいました。
「あれあれ、未っちゃん。もしかしてお腹すいたの?」
「うん。ちょっと。」
「しょうがないな〜。今私がお菓子を作ってあげるね。」
「本当に!容子ちゃんってお菓子も作れるの!すごいな〜。」
「ちょっと待っててね。今作るからね。」
そう言って、エプロンをしながら台所の方に行きました。
未っちゃんは興味津々。
「容子ちゃん。お菓子の作り方私にも教えて。」
「未っちゃんにはまだ早いと思うけれど、そばでおとなしく見ててね。」
「はーい。」
「ここで、砂糖と玉子を混ぜるんだけど、砂糖と塩を間違えないようにね。」
「うん。それにしても容子ちゃんって何でも出来るんだね。」
「そんな事無いよ。。。。ハイ、出来上がり。」
「ワーイ。すごいなー。」
メモを取りながら、未っちゃんは一生懸命、覚えて帰りました。

そうして後日。
お家で一人で、お菓子作りです。
「そこで、よくかき混ぜて、玉子とお砂糖をまぜてっと。」
メモを見ながら、作ります。
「後はお母さんにわからないように、隠してっと。」
自分でも味見をしておこうと手を伸ばした時の事です。
「ただいまー。未っちゃん。」
お母さんが帰ってきました。
「お帰りなさい。これお母さんにプレゼント。」
「何かな。あけてもいい。」
「それはね。やっぱり今は駄目。楽しみにしててね。私が良いって言ったら
あけてもいいよ。」
「わかりましたよ。」お母さんは笑顔で答えます。

夕食後。
「お母さん。さっきの包みあけてもいいよ」
「これね。」
お母さんは包みを開けます。出てきたのはお菓子でした。
「ちょっと形は良くないけど、お母さんに食べて欲しいの。」
「ありがとう。とりあえず、一つ食べてもいいかな?」
「うん。どんどん食べてね。」
お母さんは一口食べて言いました。
「未っちゃんが作ったお菓子、美味しいよ。もし余っていたら
それも全部食べてもいいかな?」
「いいけど、そんなに美味しかった?」
「うん。とっても美味しかったよ。ありがとう。」
そう言って未っちゃんのお菓子を全部食べ始めました。
横であまりに美味しそうに食べるものですから、未っちゃんは我慢できなくなり
目を放した隙に一口食べてしまいました。
「あっ。未っちゃん。」
「しょっぱくて、美味しくない。」
口に入れた物を吐き出してしまいました。
未っちゃんは作る時に砂糖と塩を間違ってしまったのでした。
「未っちゃん。。。」
「これ美味しくないよ。なんで美味しいって、いくつも食べたの。」
未っちゃんはお母さんに聞きました。
お母さんは笑顔優しくで答えました。
「未っちゃんのその優しい気持ちが嬉しかったの。
今回はちょっと失敗しちゃったかもしれないけど、
そんな優しい未っちゃん、お母さん大好きだな。」
「お母さん。ごめんなさい。」
未っちゃんは悲しいのと、嬉しいのとで
思わず泣いてしまいました。
そんな未っちゃんの涙をぬぐいながら、お母さんは言いました。
「これからお母さんと一緒にお菓子作ろうね。
そして、容子ちゃんの所に持って行こうね。」
「お母さん。。。うん!頑張って、容子ちゃんが、とっても美味しいって言うような
お菓子作るね!」

未っちゃんの傘テーマ曲。

あの赤い傘、手に持って
ゆっくりお家に、帰りましょう。
回り道して、雨の中
遠回りして、帰りましょう。

大好きだよ、お母さん。
もっとお手伝い、するからね。
大好きだよ、お母さん。
家に着いたら、肩たたき。

暖かいよね、てのひらが
ゆっくりにっこりと、手を振って。
笑顔たくさん、雨の中
傘指しながら、帰りましょう。

大好きだよ、お母さん。
作って欲しいな、エビフライ。
大好きだよ、お母さん。
もっと二人で、遊びたい。

大好きだよ、お母さん。
明日晴れたら、公園に
お散歩行こう、お母さん。
今日みたいに、二人でね。


5.1話め

未っちゃんはお散歩中です。雨が降っても平気。
「ぴっちぴっちちゃぷちゃぷ、ランランラン♪」
ですが、お腹がすいてきました。
「お腹すいちゃった。。。」
未っちゃんはポケットの中を探しました。
今日は、十五夜。
お母さんから月餅(げっぺい)を貰っていたのでした。
「まん丸お月さん♪まん丸お月さん♪」
月餅はちょっとだけ湿っていました。

家に帰って、お母さんとすすきを飾りつけ
白玉のお団子を、こねこね。
お母さん「未っちゃん。楽しい?」
未っちゃん「うん。とっても楽しい!」
二人でお団子こねこね。
お母さん「すすきって活力って花言葉があるんだよ」
「へぇ〜。元気いっぱいなのかな。」
未っちゃんとお母さんでお団子こねこね。

「お父さんは今日もお仕事なの?」未っちゃんはお母さんに聞きました。
お母さんは答えます。
「お父さんはトラックの運転のお仕事が忙しいの。
今日は3人でお団子こねこね出来るかなって予定だったのにね。」
「うん。。。」未っちゃんは残念そうにうなずきました。
「でもね、お父さんはいろんな人に笑顔を届けるために頑張っているんだよ。」
「うん!」未っちゃんは元気良くうなずきました。

いよいよ夜。待望のお月様雨は止みましたが
雲はいっこうに消えません。
未っちゃんはちょっとだけ残念です。
「お月様早く出てくれないかな。」
未っちゃんは白玉団子の前で頬杖です。
すすきもなんだか元気なさげです。
「お月様も元気ないのかな。。。」
未っちゃんはお団子を一つほおばりました。
もう一つ取ろうとした時に、うっかりお団子を地面に落としてしまいました。
「いっけな〜い。落としちゃった。」
未っちゃんはお団子を拾おうとしましたが、お団子がころころ転がっていきます。

「待ってよ〜。」
未っちゃんは叫びながら、お団子を追いかけます。
やっと転がっていたお団子が止まりました。
不思議な事に、土の上を転がったはずなのに土が全くついていません。
未っちゃんはお団子を拾って、以前織姫様から貰った
ハンカチで拭きました。
お団子はみるみる輝き始めました。
「綺麗。」
未っちゃんが目を見張るほどに、光り始めたお団子は水晶の様に何かを映し出しました。


「わーい。ありがとう。」
「プレゼント届いて良かったわね。」
どこか知らない家庭のようです。お母さんと未っちゃんと同じくらいの年の女の子が何かを貰って
喜んでいます。
「開けてもいい?」女の子がお母さんに聞いています。
「もう。しょうの無い子ね。あんまりはしゃいでいると、運転手さんに笑われちゃうぞ。」
プレゼントは熊のぬいぐるみでした。
未っちゃんが欲しがっていた熊のぬいぐるみ。
「いいな〜。私もあれ欲しかったな。」
未っちゃんは自分の欲しがっていた熊のぬいぐるみを貰っていた女の子がうらやましいなと思いました。

「サイン確かに受け取りました。」
運転手さんがお母さんから受領書を貰っています。
顔は良く見えませんが、その声がとても聞き覚えのある声でした。
仲良くなった女の子の頭を撫でながら運転手さんは続けます。
「いいかい。お父さんお母さんを悲しませないように良い子にしてるんだよ。」
とてもなじみがあって、優しい声。
「それでは失礼しました。」
運転手さんはドアを閉めて、車に戻っていきました。
「お父さん!」
その運転手さんはお父さんでした。知らない誰かを笑顔にしてる。
お父さんの座席の隣にはもう一つ影が。大きな熊のぬいぐるみ。
赤いリボンがかけてあって。
「未来(みき)驚くかな♪もうすぐ帰れそうだぞ。」
お団子の前で未っちゃんはもう泣きそうです。
でも、嬉し涙でもお父さんがびっくりするといけないから、涙を拭って笑顔になりました。
見上げるといつの間にか雲は消え、まん丸お月様もお空にぽっかり。
未っちゃんを見つめて笑っているようでした。





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