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「就活ゼミ」(就職活動対策)コミュのWEB講座?就職活動・基礎の基礎

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■はじめに

 こんにちは、就活ゼミ2010の管理人、うっずです。きょうから全5回で、就職活動の心構えややるべきことなどの基礎中の基礎を書いていきます。よろしくお願いします。
といっても、一気に5回連続は咀嚼するのにきついという方がいるかもしれません。いや、それ以上に書き手の余裕がありません。そこで、中3日で書いていきます。2回目から5回目にかけての4回では、課題を提示します。簡単に自分でできる「自己分析」です。これを通じて、自分というものを知る手がかりに気づいていただけたら幸いです。

 皆さんの就職活動は、おそらく秋に始まるでしょう。その「秋」に向けた「0学期」のようなものです。「0学期」とは、東進衛星予備校がスタートダッシュをかける講習会で使っていた言葉で、受験生向けの本に執筆したときに拝借して以来好きな言葉です。「0学期」、つまり就活生になるための心構えなどを身につける期間だと思って、聞いてください。


■長い前置き

 「基礎中の基礎」と書きましたが、だからといって簡単な内容ではありません。基本と基礎は違う、そう考えています。言葉でなかなかうまくいえないのですが、数学の公式を覚えるのを基本、公式を活用する術を学ぶのを基礎と考えていただくとわかりやすいかもしれません。つまり、就職活動にはこういうことがある、こういう流れだというようなごく当たり前の事柄はすっ飛ばして、就職活動で強く生き抜くためのスキルを、いまから身につけてもらおうという趣旨です。テクニックを身につけるのは簡単です。そして、テクニックを身につけることができなくても、まともなメンター(この場合、就活支援者を指す)に出会うことができればまともな見栄えを取り繕うことはできます。しかし、自分自身が変わらなければ根底から成長することはできないと思っています。ですから、心構えをきちんと持つことができれば良いと思うわけです。

 さらに、なぜこんな早期から?と疑問に思う方もいるかもしれませんね。これも意味があります。多くの学生が就職活動を始めるのは(学部生であれば)3年生の秋ということになります。インターンシップなどを経験する学生は少し早く初夏ということになるでしょう。
 しかし、その前にこの講座は開かれている。なぜか?「その他大勢」より1ターム早く始めることで1歩も2歩もぬきんでようというわけです。就職活動は、春にかけて急成長します。しかし、出遅れた学生は第一志望の筆記試験・面接試験に間に合わないことがあります。「第一志望なのでエントリーシートを添削してください」といわれても、締め切り2日前。小手先のテクニックでほかの学生より見栄えが良い内容を作ることはできても、本質的な良さを引き出せないことが多いのです。そういうとき、あぁもう少し早く願い出てくれたらなと思うわけです。
 また、学生時代に培った経験が中途半端な内容の人も多いために早くから行うのです。3年の夏はサークルでもリーダー格であったり、ゼミの研究が本格化したり、バイト先などでもかなり役割が重要になったりする。また、海外にわたって豊富な経験をする学生もいる。こういった「活躍の場・成長の場」で自分の潜在能力というものが垣間見られます。就職活動のエントリーシートや面接ではそういった経験を具体的な言葉に落とし込んでいくことになります。もしも、この夏の「活躍の場・成長の場」を前もって意識して迎え、能力を高めることができたら、就職活動でアピールできる内容は一段進化したものとなるでしょう。もちろん、就職のために大学生活があるわけではありません。しかし、そうやって自分を高めることが、ひいては社会人になるとき「なりたい自分」になる道へとつながるのであれば、知っておくことは損害ではないはずです。


■いまからでも、夢は作れるし、叶えられる

 前置きが長くなりました。就職活動のことを書いていきます。まず、少々長いですがある文章を引用します。これは、皆さんにも読んでほしい漫画『銀のアンカー』(三田紀房×関達也・集英社)の場面で、就職活動を支援する男性が発した言葉です。
「就職活動を例えれば、それは船の錨を港に下ろすようなもの。自分の“居場所”とすべき就きたい職業にしっかり狙いを定め、ゆっくりと、だが着実にそこに向かっていく。人生に明確な目標を持った人、小さい頃から将来の職業をはっきりと決め、そこに向かって努力をし、成し遂げることに何の迷いもなく突き進んでいる人。こういう人が下ろした錨はまさに黄金・・・金のアンカーといえるでしょう。しかし、学生になるまで明確な目標がない、将来の職業が見つからなかった人、自分が何をしたいのかわからない人・・・でも社会人になる時、自分で努力をして納得した職業に就くことができたこういう人が下ろした錨は銀・・・銀のアンカーなのです。」
(1巻・66〜69頁 ※句読点は筆者が入れました)

 周りを見たら一人はいると思います。昔から定めた希望の仕事に就くために一生懸命努力をしている人。弁護士を目指す、外交官を目指す、会計士を目指す・・・こういう資格系の志望者に多いですが。そういう先を見据えて努力してきた学生は、三田氏のいうところで「金」のアンカーでしょう。しかし、これらに挫折した人も含め、就職活動で就きたい仕事を見つけ、その仕事に就くことができるのが「銀」です。では、「銀」は、一流企業を指すのか。いいえ、そうとは限りません。本当に行きたい道を見つけること、それこそ「銀」になることです。

 そんなことできるのか?できます。そのために必要なのが、徹底して自分を知ることです。これを就職活動の業界では「自己分析」と呼んでいます。自分がどういう人間か、どういう潜在能力を秘めているのか、どういうことができてどういうことができないのか、どういう事にやりがいを見出すのか・・・等々を知ってください。知るために半生を振り返り、書く、表現することをおすすめします。

 なぜ自分を知ると、「できる」のか。企業側が採用時に重視するポイントを的確に述べることができるようになるからです。
 リクルート社が調査した、企業が重視する面接におけるチェックポイントでは、「1位・人柄/2位・その会社への熱意/3位・今後の可能性」(「就職ジャーナル」より)という結果が出ています。これらのポイントは、筆記試験の結果や性格適性検査の内容、大学名、取得資格などと比べて群を抜いている評価ポイントです。
 たとえば「人柄」。自分の性格をわかっていると答える学生は多いかもしれません。いや、生まれながらにして持っている人柄という意味もあるので、答えられなくても人柄が良ければそれに越したことはありません。しかし、仕事をする際に必要な長所・短所ということを意識して答えることができる学生は少なく、そういった学生の人柄が良い評価を得るのは間違いありません。
 また、「会社への熱意」ですが、入りたいを100回連呼すれば熱意があるとは到底いえませんよね。その会社を知る取材力、その会社と接触しようと試みる実行力などを身につければこういったポイントも高めることができます。そのためにも、自分が就きたい仕事を見定め、入りたい会社を選ぶ作業は早めから具体的に行っていく必要があるのです。また、「今後の可能性」ですが、これはこれまでのあなたの人生、とりわけ学生時代の自分の力を発揮した場面から推測してはかるものです。企業側に「可能性」を理解させるためには、自分自身が自分の可能性が垣間見られた場面をしっかりと把握しておく必要がある。このように、上位3つの評価ポイントのどれを高めるためにも自己分析が重要になってくるのです。

 早めに始動する意義、そして自己分析を中心に据えて臨む意味は理解していただけたでしょうか。


■手っ取り早い自己分析

 いちばん簡単な自己分析をご紹介します。それは、自分史を字数制限を設けずに書くことです。あらいざらい、生まれたときのことから書く人もいますし、そのほうが本当は良いのですが、とりあえず高校・大学の自分自身を振り返ってみることをおすすめします。なぜか、大学時代の活動についてが、就職活動で一番質問されるからです。その大学生活に直接つながってくる高校生活(含・浪人生活)が影響を与えている部分もあるでしょうから、高校まで含めるとそうとう自分について理解することができると思います。

 この方法は私のオリジナルではありません。また、私は3年生のとき、書きかけで終わらせてしまいました。この方法は、中谷彰宏氏の有名な就職活動本『面接の達人』で毎年紹介されているものです。私の周りでは、就活ゼミの発起人の一人でもあり、マイミクでもある「さいひろ」君が行っていました。彼の就職活動は、徹底した自己分析によって成功したと考えています。後にさいひろ君自身の経験を披露していただく予定ですが、彼は「自分史」を確か数万字書き、就職活動に際して志向を決める「軸」を3つ見つけました。そして、この3つに合致した企業や職種を受けるため、ブレがなかった。最短距離で内定に突き進んでいました。一方、私は大学時代、この部分をおろそかにしたため、決定的な場面で「本当にこの仕事に就きたいの?」という趣旨の質問でタジタジとなることが多く、最終面接・人事面接で敗退することが多かった。ですから、この方法をおすすめするのです。最近お会いした大学3年生に、まず何をすればよいか聞かれたので、もう少し簡単に「君と野球について5000字で書いてごらん」と答えました。彼の場合は、10分ほど高校・大学で活動してきたことを聞いた後でのことだったので少しハードルを下げて課したのです。

 書き方は特にありません。編年体でも紀伝体でもかまいません。社会人になってから思うところあって大学受験について書いたことがあります。確か、2万5000字になりました。大学受験だけでこれだけ書くことができるということは、おそらく高1から大3までであれば10万字は優に超えるでしょう。ですから、書きたいことから書いても良いです。書きあがりましたら、親しい友人などに見てもらうことをおすすめします。自分のどういうところが特長として読み取れるか、それを知る手がかりを発見してくれるかもしれません。


■自己分析(散らかった情報を粗くまとめる)

 放送業界では、企画など少し長い時間の放送VTRを作る際、粗く構成したVTRを制作します。これを「粗編(あらへん)」と呼びます。この段階で、方針が間違っていないか推敲し、さらに精緻化する作業が編集で、完成品に至ります。自分史を書き上げるという作業は、「粗編」の一歩前にあたります。いわば、素材をかき集める段階ですね。では、粗くまとめあげる作業を行ってみましょう。

 三菱商事が03年11月に行ったワンデイインターンシップで、志望者に出した課題にこのような設問があります。一部を抜粋します。
  あなたが大学の授業や学生生活の中で"study"したものは、
  どのような"action"(行動)を通じ、
  どのような"value"(社会的価値)に結び付きうると思いますか?
 そして三菱商事は「"study"の内容(ある経験を通じて学んだ、知識・考え方・姿勢といったもの)を明示したうえで、300字以内で記述してください」と問います。

 これは課題でもなんでもありません。しかし、就職活動を通じて普遍的な考え方だと思って提示しました。この質問は、企業側が聞きたい内容に対して、必要にして十分な内容で答える際に求められる要素が盛り込まれています。大学受験でいえば「良問」です。自分史が書きあがったら、このような手順で自分史から事実を取り出し、まとめあげてください。300字などという字数制限に囚われる必要はありません(※どうしても書き方がおぼつかない方は、筆者の08年1月23日の日記「就活)エントリーシートの書き方」をご参照ください)。


■おわりに
 これで第一回の内容は終わりです。皆さんに求めるばかりで、就職活動の基礎を提示したというのは少々強引かもしれませんが、ここに書いた自分史を書くということとそれをまとめあげる作業というのが「基礎」だと思っています。ぜひ、実践してみてください。就職活動で差がつくのは「やるか・やらないか」。学生を見るうちに、この尺度は間違っていないと確信するようになりました。次回・第2回の講座では、その「実行力」で第一志望の内定を得たばかりの4年生が実際に行った自己分析も紹介したいと思います。

コメント(2)

そうそう。
就活ゼミでまだお知り合いでない方、もし良かったら感想等聞かせて頂けませんか?トピに書くのがアレでしたら、メッセでも構いません。こんな話について書いて欲しいというような要望もください。
就活近付いて来たので定期ageです。
リニューアル版は、来月出します。

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