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中西輝政研究コミュの56 「東京裁判非難」に見る、KGBにレイプされて歓喜する“売国団体”日本会議の狂気

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中西輝政は、日本会議が神輿のように担ぐ、その顔のひとりである。日本会議に対して何でも物言いができる大アドヴァイザーの地位を与えられている。このことは『日本人として知っておきたい皇室のこと』(PHP、2008年)一冊を見れば、一目瞭然であろう。その著者名は「中西輝政+日本会議」とある。
しかも中西は、インテリジェンス問題の大専門家を自認する。ならば、日本会議が出版した『世界が裁く東京裁判』(ジュピター出版、1996年)が、実態的にはロシアKGB指導下で書かれたことを、日本会議のボスである事務総長・椛島有三(高卒、脅迫や暴力的ゆすりたかりの常習犯)に忠告しているはずである。だが、中西はそんなことは何もしていない。日本会議が、今や“ロシアの狗“となり「日本をロシアに売る売国団体」になって居ることに、たいへんご満悦である。

一、共産党と連携する日本会議の『世界が裁く東京裁判』
 東京裁判非難を合唱するのは、日本の民族系のパスポートであり、特に悪質な宗教的な呪文スローガン「東京裁判史観!」と絶叫するのが、彼らの間では、仲間識別語となっている。ソ連共産党が、仲間を「同志(コモラーデ)」と呼び合っていたが、これと同じものである。
 日本会議の著『世界が裁く東京裁判』とは、東京裁判を非難したという理由だけで、破茶目茶な規準で外国人の言説をかき集めただけの、乱暴で粗雑きわめた本である。だが、この本の末尾収録の外国人が、オーストラリアのコミュ二ストでKGB工作員のセント・ジョンで、そのキワモノの小説『アメリカは有罪だった』(原著1993年、邦訳出版1996年)を絶賛していることは、日本会議が、実態的には共産党の姉妹団体と化していることを示すもので、看過できない。日本会議の関係者の3割は“共産党派遣の擬装右翼”と調査されているが、この事実を裏づける歴然たる証拠でもある。
 ソ連邦の崩壊で世界が米国単極構造になり、米国の下にその地位が転落したが、新ロシアは、近い将来での起死回生の反撃の慣性を持続させるべく、国際的な反米運動だけは手を緩めることはなかった。その一つが、このセント・ジョンの名で出版させた、日本での「反米」煽動の狙ってモスクワのSVR(旧KGB第一総局、以下KGB)が書いた小説である。
 モスクワ原産でKGB作の、この日米分断用小説とは、架空の「ヒロシマ国際法廷」を設定して、米国の歴代大統領を裁くというスタイルのものだが、レー二ン以来の共産主義者流の革命宣伝劇の典型を模倣したものではないか。読むに堪えない。だが、共産主義の巣窟となった日本会議は、この書から引用もしつつ、次のように、日本共産党とまったく同じく口調で絶賛する。

  「第二の東京裁判とも言うべき架空の法廷において、セント・ジョン弁護士は、アメリカ大統領に対して、<核兵器によって全人類を大量殺戮の危険にさらした罪>で、有罪を宣告している」(250頁)。
  「アメリカが東京裁判において、・・・原爆投下を正当化したからだ。とするならば、核軍縮そして全廃へという国際政治の潮流を生み出すためには、東京裁判が不問に附した連合国側の戦争責任を国際法に照らしてもう一度追及すべきではないか」(同)。

 ここまでの暴論となると、日本会議が、暴力団以下の知性しかないのが、露呈している。東京裁判は、ポツダム宣言第十項に基づき、連合国が日本のみを裁く裁判であり、米国を裁くならば、日本が戦争に勝って、ワシントンで軍事法廷を開くしかないが、こんな基本すらも解らないのが、知的には最下層のならず者が集まっている日本会議の実態である。その事務総長の椛島有三は、田舎大学の長崎大に卒業できなかった高卒であり、学的水準は、私立中学を受験する小学校五年性に遠く及ばない。
 それよりも問題なのは、日本会議が、KGBの対日洗脳文書を、このように絶賛して、日本国の安全を危殆に瀕せしめている問題であろう。
 なお、KGBが書いて、名義借りした対日謀略本の代表例は、この『アメリカは有罪である』のほか、米国共産党員でKGB工作員として生涯FBIの監視下にあったヘレン・ミヤーズの『アメリカの鏡』(1995年再刊)が有名である。

二、「アジア共生の祭典」(1995年5月29日)に踊る日本会議こそ「村山談話」を産んだ母胎
 日本会議の行動は、しばしば顕著に精神分裂症的である。例えば、1995年の「村山談話」(8月15日)や国会決議(6月9日、衆議院のみ、出席者は過半数割れ)に反対するという健全なこともするが、これら「村山談話」を生んだ、マルクスレーニン主義と深く結合しているアジア主義は、日本会議の拠って立つイデオロギーでもある。だから国民に対して、共産党とすんぷんも変らない「アジア共生」の煽動をするのである。
1995年の村山談話あるいは国会決議は、日本国を貶めることを狙っているが、極左イデオロギーである「アジア共生宣言」と言う性格も顕著なものであった。ところが、日本の国益・存続を毀損してその害毒はいちじるしい、この「アジア共生」に関しては、日本会議も強烈に信仰している。日本会議こそは、「村山談話」を支えている、その基盤の一つであった。
「アジア共生」を唾棄すべきものとして排除しない限り、「村山談話=アジア共生」は、国策として不動となる。だが、日本会議は、「村山談話は反対、アジア共生は賛成」と、実態では村山談話のサポーターであり続けている。日本会議を解体・解散させない限り、日本国の左傾化は止まらず、日本国は亡国の道を一直線に爆走していくだろう。

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