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村上春樹の読書会 (Haruki.B.C)コミュの【事前トピ】 第47回読書会『三四郎』

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コミュ内全体

皆様、こんにちは。
幹事の一人のこまねこです。
日増しに寒くなってきますね。皆様お身体にはお気を付けください。

恒例の事前トピックです。
お手数ですが、前日の26日までにご記入をよろしくお願い致します。

1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。
 (他の参加者の方にもわかるようにページ数の記載もお願いします。)

2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。


以上、よろしくお願いします。

コメント(24)

皆さまこんばんは、まゆまゆです。
いよいよ読書会も明後日と迫って参りましたね!
事前トピについて、書き込みします。

1.印象に残ったシーンや台詞、その理由
 →P146〜147の美禰子と三四郎が皆と離れて2人になってからの会話。
  この物語の大きな意味を持つ場面一つ「ストレイシープ」について。
  美禰子は迷った自分自身を例えるように「迷える子」とつぶやきます。
  この時の美禰子はどのような心情だったのか皆さんに聞いてみたいと思います。

2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由
 →美禰子はとても魅力的だと思います。
  この物語の中で美禰子の登場するシーンは、言葉は少ないけれど、
  どのシーンも美しく印象的です。
  この物語の男性はみんな美禰子に惹かれているのでは・・・?

3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?
 →野々宮さん。
  野々宮さんからプレゼントされた夏用の髪飾りを秋になっても付けていたり(P75)、
  競技会で野々宮さんと嬉しそうに話す美禰子のしぐさから。(P176)

4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。
 →ラストシーンの美禰子の絵について。
  三四郎は「森の女」という題名が悪いと言いますが、
  これはどのような心境からそう思ったのでしょうか?
  また美禰子を描いた絵は、皆さんだったら何という題名がふさわしいと思いますか?

以上です。
日曜日は皆さまと色々お話できるのを楽しみにしています!
忘れないうちに、ざっと書いてみました。

1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。

P20 三四郎の「然しこれから日本も段々発展するでしょう」との発言に対して、広田先生が「亡びるね」と答えるシーン

三四郎は熊本の田舎から出てきた素朴な学生です。国や地域、家族など、自分が属するものと自分自身を切り離して考える習慣がありませんでした。それが、広田先生は自分が属する国を突き放して、あたかも他人事のように話します。欧米から近代科学が入り、客観的なものの見方が日本人に浸透しはじめた時代のこと。これは田舎出身の奥手な三四郎にとって、強烈なカルチャーショックだったことでしょう。ストレイシープ三四郎の冒険がはじまる印象的な場面です。

2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

あえてあげれば、三四郎かな。自分自身の若いころを思い出してしまいます。ウブだったんですよね。

3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

三四郎か野々宮君で迷いますが、あえて三四郎にしておきます。いろいろな箇所が指摘できますが、一点だけあげると、原口画伯が美禰子の絵を描かせてほしいと持ちかけたとき、美禰子が選んだ場面は池のほとりで団扇をかざして立っているところでした。三四郎と出会ったときのシーンです。娘ざかりという人生で一番美しい時期の姿を永遠に残すというときに、三四郎と出会ったときの姿を選んだということの意味は大きいです。また、最後の場面で、野々宮君はこの絵の前で美禰子の結婚披露宴の招待状を破り捨てます。これは絵のなかの美禰子が団扇をかざして見つめている相手(=三四郎)に対する敗北感がさせたことなのでしょう。では、何で美禰子は三四郎と結婚しなかったのか?という疑問もあろうかと思いますが、続きは読書会で…。

4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、是非話したいことなどを自由にご記入ください。

先週、千駄木に樋口一葉関連の会があったので、ついでに団子坂、大観音、漱石の猫の家、追分、広田先生の西方町、東大の赤門、美禰子の住む本郷真砂町を通って帰りました。まるごと、三四郎エリアをカバーしてきて、小説の世界に浸ることができました。ぶらぶらとあてもなく散歩するような感覚で、気ままにおしゃべりできたらいいなと思います。よろしくお願いします。
1. 印象に残ったシーンや台詞、その理由

”うもうととして眼が覚めると女はいつの間にか、隣の爺さんと話を始めている” p.5
三四郎はほんとうに目覚めているのかと最後まで疑問だから


2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由

好きな登場人物
(冒頭の)女
道化の役割を十分以上に演じて、三四郎を巡るものがたり全体のテーマを象っている

嫌いな登場人物
三四郎
見事に醜態を晒しているようで、どこかわざとらしさが残る


3. 美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

ものがたりからは誰かはっきりしない
三四郎にさえも気があるんじゃないかと書かれた方がものがたりの謎が深まって効果的で、実際そのように書かれている気がします


4. 皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、 是非話したいことなどを自由にご記入ください。

解説の柄谷行人の意見を鑑みて、三四郎という作品は、成功して書かれているのかどうかということを聞いてみたいです
1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。
 (他の参加者の方にもわかるようにページ数の記載もお願いします。)

※文字数オーバーのため、別で投稿します。

2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

一番好感が持てるのは広田先生です。おおらかというか鷹揚さがすごいと思います。
与次郎の勝手な運動のために、世間からひどい誤解をうける羽目になっても、そんなにひどく怒ったり、与次郎と縁を切ったりもしないし・・・
ある意味デカダンで、冷徹な視点も持っているひとだけども、本来は人間らしい情もあるかんじ。とにかく、友人になったら面白い議論ができそう。
才能や教養があるにも関わらず、世俗の欲を持たず、ほとんど世捨て人のような風情で達観しており。それでも、きちんと高等学校の教師として生活を立て、与次郎のような寄宿者もおいてあげてるわけだしね。
ただ、彼がそのように世俗を捨てているのは、自分の中にある種の「虚無感」を抱えているからなのでしょうね。その原因は、終章近くで本人の口から語られる、自身の生い立ち(母親の不義により生まれた子である)にも関わるのだろうから、気の毒というか、本人にとっても社会にとっても、ある意味残念なことだとは思います。

よし子も好感が持てます。
地味ながら、性格の良さとすこやかな魂、実直な聡明さを感じるので。相手によって態度を変えないし。
入院しているときに見舞いに来た三四郎と初めて会う場面(p59)や、庭で水彩画を描いた後に、三四郎に対して自分の兄を評した箇所(p110)などを読むと、この子はきっと、地味でもそれなりに周りを幸せにするよき妻よき母になるんだろうなあ、という気がします。

3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

やっぱり、野々宮さんでしょう。
美術展で、三四郎を当て馬にして気を惹こうとしてるし。
彼と彼の研究には敬意を持っていることを隠さないし。
彼女なりに、色々アプローチはしている。
でも、だからといって、自分をほっといて研究ばかりしている男を、妻としてひたすら支えるような結婚生活をしたいとは思えなかったから、諦めをつけたかんじ。
野々宮さんの方も、美禰子には惹かれていたはずだけど(だからリボンを買ってプレゼントしたり)、研究を第一に据えたいことは揺るがないので、心の中で検討したとしても、美禰子と家庭を持つという選択肢は実現しようがなく、結局はかわすことを選んでしまったのかなと。
でも、野々宮さんの側にも惜しむ気持ちもあったんだろうなということは、終章で「野々宮さんは、招待状を引き千切って床の上に捨てた」というところに現れていると思います。

三四郎には、ある種の好意は持っていたし、当初はそれ以上になる可能性(あくまで精神的な関係として)もあったけれど、三四郎があまりにも未熟なので、どんどん冷めていったかんじ。
ある意味、美禰子自身も自分の今後の身の振り方に迷いがあるストレイシープなので、同病相哀れむような仲間意識や、どこかしら共犯者意識のようなものもあり。
とはいえ、美禰子は、三四郎ほど未熟ではないので、本気で恋愛の相手になどできないし。とりあえず、考えてること丸わかりで、素朴でかわいいとは思っていたでしょうね。

美禰子が、件の男を結婚相手として選んだのは、非常に妥当な判断だと思います。
それなりに男前で、相応の地位や収入があり、原口画伯の絵「森の女」についてもそれなりに具体的な感想を述べるだけの才気と社交性があって。
元々はよし子と結婚するはずだった男だけど、よし子は単に成長の機が熟しておらず、誰が相手でも断っただろうから、リサイクルという意味でもプライドが傷つけられるという子ともなかったろうし。
ただ、自分が「妥当な判断」としてその男を選んだという自覚が、美禰子を憂鬱にしている部分はあるのでしょうね。

4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。

(1)三四郎は、この後どういう人間になっていくと思いますか。
どのような結婚をすると思いますか。(故郷のお光さんと結婚する?)

(2)広田先生の、夢で逢った女の話(p.257)は、どういう意味だと思いますか。
すいません、、自分のコメントを入れてないものを投稿してしまったので、投稿し直します。

■印象に残ったシーンや台詞、その理由(1)

・p20-21(三四郎と広田先生の会話)
「滅びるね」〜
「日本より頭の中のほうが広いでしょう」「とらわれちゃだめだ。いくら日本のためを思ったって贔屓の引き倒しになるばかりだ」

・p22
明治の思想は西洋の歴史にあらわれた三百年の活動を四十年で繰り返している。

⇒三四郎の時代の、個人としての自我の確立の難しさは、漱石自身が自覚していたのでしょうね。

・p59(三四郎がよし子の病室に見舞いに行って初めて会うところ)
三四郎はこの表情のうちにものうい憂鬱と、隠さざる快活との統一を見いだした。その統一の感じは三四郎にとって、最も尊き人生の一片である。そうして一大発見である。

「おはいりなさい」
女は三四郎を待ち設けたように言う。その調子には初対面の女には見いだすことのできない、安らかな音色ねいろがあった。純粋の子供か、あらゆる男児に接しつくした婦人でなければ、こうは出られない。なれなれしいのとは違う。初めから古い知り合いなのである。

⇒よし子には、快活な魂と素朴な聡明さがあると思います。ちょっとぼんやりした三四郎には、ある意味お似合いなのにw 三輪田のお光さんも、似てるところあるのかも。三四郎のお母さんもそういう人だし。
また、おそらく、漱石の奥さんの鏡子さんも。

・p80-82(三四郎にとっての、3つの世界。1)日本の旧来の世界、2)学問/言論の世界、3)社交/恋愛の世界)
三四郎には三つの世界ができた。〜

⇒ビルグンドゥスロマン(成長小説)では、このような世界の対比が不可欠ですね。ヘルマン・ヘッセの『デミアン』などでもそうですが。
「分かることは、分けること」という言葉を思い出します。

・p99
Pity's akin to love

・p110(よし子が、自分の兄の野々宮を評するところ)
研究心の強い学問好きの人は、万事を研究する気で見るから、情愛が薄くなるわけである。人情で物をみると、すべてが好ききらいの二つになる。研究する気なぞが起こるものではない。自分の兄は理学者だものだから、自分を研究していけない。自分を研究すればするほど、自分を可愛がる度は減るのだから、妹に対して不親切になる。けれども、あのくらい研究好きの兄が、このくらい自分を可愛がってくれるのだから、それを思うと、兄は日本じゅうでいちばんいい人に違いないという結論であった。

⇒素朴だけど、シンプルな聡明さだと思います。学のない、でも本質を掴んでいる彼女の意見に対して、意見もし得ない三四郎は、本人もわかっているとおり、相当情けない。

・p124
「迷える子ストレイ・シープ――わかって?」

⇒自我が発達しすぎた自分達を、同病相哀れむかたち。ある種の共犯者意識。

・p163(広田先生が三四郎に言う言葉)
先生がまた話しだした。――
「おっかさんのいうことはなるべく聞いてあげるがよい。近ごろの青年は我々時代の青年と違って自我の意識が強すぎていけない。我々の書生をしているころには、する事なす事一として他ひとを離れたことはなかった。すべてが、君とか、親とか、国とか、社会とか、みんな他ひと本位であった。それを一口にいうと教育を受けるものがことごとく偽善家であった。その偽善が社会の変化で、とうとう張り通せなくなった結果、漸々自己本位を思想行為の上に輸入すると、今度は我意識が非常に発展しすぎてしまった。昔の偽善家に対して、今は露悪家ばかりの状態にある。

⇒平成の現代にも通じる、「自由であるが故に病んでいる心」を言い当てていると思います。健やかでかつ拓かれた精神を保つことは、難しいと。
■印象に残ったシーンや台詞、その理由(2)

・p186
「馬券であてるのは、人の心をあてるよりむずかしいじゃありませんか。あなたは索引のついている人の心さえあててみようとなさらないのん気なかただのに」

⇒三四郎の朴念仁ぶりをはっきりと指摘しています。

・p193
美禰子は呼ばれた原口よりは、原口より遠くの野々宮を見た。見るやいなや、二、三歩あともどりをして三四郎のそばへ来た。人に目立たぬくらいに、自分の口を三四郎の耳へ近寄せた。そうして何かささやいた。三四郎には何を言ったのか、少しもわからない。聞き直そうとするうちに、美禰子は二人の方へ引き返していった。もう挨拶あいさつをしている。

・p197
「野々宮さん。ね、ね」
「野々宮さん……」
「わかったでしょう」
美禰子の意味は、大波のくずれるごとく一度に三四郎の胸を浸した。

⇒ここで初めて、三四郎は、美禰子は自分ではなく野々宮に惚れていることを理解するわけですね。失恋の瞬間。切ない。。

・p207
「それだけでたくさんじゃないか。――君、あの女を愛しているんだろう」
与次郎はよく知っている。三四郎はふんと言って、また高い月を見た。月のそばに白い雲が出た。
「君、あの女には、もう返したのか」
「いいや」
「いつまでも借りておいてやれ」

・p210
「あたりまえじゃないか。ぼくを人にしたって、同じことだ。ぼくに金が余っているとするぜ。そうすれば、その金を君から返してもらうよりも、君に貸しておくほうがいい心持ちだ。人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ」
■印象に残ったシーンや台詞、その理由(3)

・p226
子供の葬式が来た。羽織を着た男がたった二人ついている。小さい棺はまっ白な布で巻いてある。そのそばにきれいな風車かざぐるまを結ゆいつけた。車がしきりに回る。車の羽弁はねが五色ごしきに塗ってある。それが一色いっしきになって回る。白い棺はきれいな風車を絶え間なく動かして、三四郎の横を通り越した。三四郎は美しい弔いだと思った。
三四郎は人の文章と、人の葬式をよそから見た。もしだれか来て、ついでに美禰子をよそから見ろと注意したら、三四郎は驚いたに違いない。三四郎は美禰子をよそから見ることができないような目になっている。第一よそもよそでないもそんな区別はまるで意識していない。ただ事実として、ひとの死に対しては、美しい穏やかな味わいがあるとともに、生きている美禰子に対しては、美しい享楽の底に、一種の苦悶くもんがある。三四郎はこの苦悶を払おうとして、まっすぐに進んで行く。進んで行けば苦悶がとれるように思う。苦悶をとるために一足わきへのくことは夢にも案じえない。これを案じえない三四郎は、現に遠くから、寂滅の会を文字の上にながめて、夭折ようせつの哀れを、三尺の外に感じたのである。しかも、悲しいはずのところを、快くながめて、美しく感じたのである。

・p234
「それに表情といったって」と原口さんがまた始めた。「画工はね、心を描くんじゃない。心が外へ見世みせを出しているところを描くんだから、見世さえ手落ちなく観察すれば、身代はおのずからわかるものと、まあ、そうしておくんだね。見世でうかがえない身代は画工の担任区域以外とあきらめべきものだよ。だから我々は肉ばかり描いている。どんな肉を描いたって、霊がこもらなければ、死肉だから、絵として通用しないだけだ。」

⇒漱石の、芸術論の本質があると思います。絵だけではなく、小説において、漱石はきっとこれを実践しているのでしょう。

・p237
なるほどそう思って見ると、どうかしているらしくもある。色光沢がよくない。目尻めじりにたえがたいものうさが見える。三四郎はこの活人画から受ける安慰の念を失った。同時にもしや自分がこの変化の原因ではなかろうかと考えついた。たちまち強烈な個性的の刺激が三四郎の心をおそってきた。移り行く美をはかなむという共通性の情緒じょうしょはまるで影をひそめてしまった。――自分はそれほどの影響をこの女のうえに有しておる。――三四郎はこの自覚のもとにいっさいの己を意識した。けれどもその影響が自分にとって、利益か不利益かは未決の問題である。

・p239
三四郎は堪えられなくなった。急に、
「ただ、あなたに会いたいから行ったのです」と言って、横に女の顔をのぞきこんだ。女は三四郎を見なかった。その時三四郎の耳に、女の口をもれたかすかなため息が聞こえた。
「お金は……」
「金なんぞ……」

・p257
「ぼくがさっき昼寝をしている時、おもしろい夢を見た。それはね、ぼくが生涯しょうがいにたった一ぺん会った女に、突然夢の中で再会したという小説じみたお話だが[#「お話だが」は底本では「お話だか」]、そのほうが、新聞の記事より聞いていても愉快だよ」
「ええ。どんな女ですか」
「十二、三のきれいな女だ。顔に黒子ほくろがある」

・p277
「私をもらうと言ったかたなの。ほほほおかしいでしょう。美禰子さんのお兄あにいさんのお友だちよ。私近いうちにまた兄といっしょに家を持ちますの。美禰子さんが行ってしまうと、もうご厄介やっかいになってるわけにゆかないから」
「あなたはお嫁には行かないんですか」
「行きたい所がありさえすれば行きますわ」
女はこう言い捨てて心持ちよく笑った。まだ行きたい所がないにきまっている。


・p281
「我はわが愆とがを知る。わが罪は常にわが前にあり」

⇒ストレイシープとして迷った末に、美禰子が、自分の本心を欺いて妥当な選択をしたことに対する罪悪感かなと。


・p284
野々宮さんは、招待状を引き千切って床の上に捨てた。

・p284
「森の女という題が悪い」
「じゃ、なんとすればよいんだ」
三四郎はなんとも答えなかった。ただ口の中で迷羊ストレイ・シープ、迷羊ストレイ・シープと繰り返した。
1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。
 (他の参加者の方にもわかるようにページ数の記載もお願いします。)

 三四郎が上京してくる旅の描写(5-24p)
 名古屋での一夜、広田先生との会話が印象的。
 特に、 屬△覆燭詫召団度胸のない方ですね。」と女に言われてしまうところ(14p)、広田先生がレオナルドダヴィンチにことづけて、「危険い。気をつけないと危険い」(20p)というところ、9田先生が「滅びるね」というところ(23p)が好きです。
 △蓮日本の近代についても三四郎のこれからの生活についても発せられた警句のようで一番印象的。

 美禰子についても色々と印象的ですが、次の2で書きます。

2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

与次郎が好きです。選科生と書いてありますが、これは個別の科目だけを履修する学生のことで、本科生になれなかった人がなるものです。
与次郎は一般の大学生とはちょっと違います(「偉大なる暗闇」を書いたり、その道の人と寝たりするところなんかにもそれが現れています)。そこのところが、三四郎と与次郎の対比でうまく書かれていると思います。

 美禰子は苦手です。とっても思わせぶりで恋愛巧者なのでしょうが、そこのところがいや。
 「ストレイシープ」のところは自分が三四郎と野々宮さんとの間でストレイシープになっているという意味だと読みました。それと「我が罪は常に」とのところは、野々宮さんが好きだったり、まったく別の人と結婚してみたりするのに、この人のことも惑わしちゃったわ、私ったら・・・、みたいな意味に読めてこの2か所は特に嫌です。でもこの二つのシーンはとても有名ですね。
 


3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

 野々宮さんのことが好きだったが、三四郎にもちょっかいを出してみた。
 こらこら、美禰子!!


4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、

 美禰子が好きな人にとって、彼女の魅力はどこにあるのか。
 美禰子に結婚されてしまった野々宮さんの気持ち。
 三四郎はこの話のあとどのような人生を生きて行くのか。
書き忘れました、明日は皆さん、よろしくお願いします。
あーっと、自分投稿に誤字誤字。。(^◇^;)
失礼しました〜!
-------
ビルグンドゥスロマン

ビルドゥングスロマン
-------
プライドが傷付けられるという子と

プライドが傷付けられるということ
-------

みなさん、明日はよろしくお願いいたします!(#^.^#)
1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。

 P.14〜「あなたは余っ程度胸のない方ですね」と云って、にやりと笑った。三四郎はプラット、フォームの上へ弾き出された様な心持がした。

ぐじぐじ言い訳する三四郎が青春な感じで好きな場面です。


2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

好きな登場人物
広田先生→飄々としているが時々語る言葉に含蓄があり興味深いです。

嫌いな登場人物
与次郎→面白いが身近にいたら困るタイプだなと思う。


3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

野々宮さんと三四郎。
若くて美しい美禰子は自信もあるし気も多かったのかな〜と思いました。


4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。

・三四郎は東京に出てきて出来た3つの世界を結局どのように生きていったのか?
・野々宮さんは美禰子をどう思っていたのか?
・「迷える子」「迷羊」ストレイシープとは?


他にも沢山ありますが、皆様明日はよろしくお願いします^^
こんばんは。
遅くなってしまいましたが、事前トピの回答です。


1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。 
 (他の参加者の方にもわかるようにページ数の記載もお願いします。) 

作中で繰り返し登場する『ストレイシープ』に絡む部分が印象に残りました。近代的な自由と引き換えの、やり場のない欠落感のようなものが喚起させられるフレーズだと思います。

具体的には、

・川辺でのストレイシープ発言(p124)
・ぬかるみを渡った後にストレイシープと呟く(p126)
・悪魔とストレイシープの絵葉書(p132)
・三四郎が本当の意味でストレイシープを理解した場面(p284)

他には漱石の社会や人間に対する視点が垣間見える描写も興味深いです。例えば、

・故郷、学問、恋愛という三つの世界(p80)
・現代人は利他本意の内容を利己本意で満たす(p166)
・二十歳前後の男女は女の方が万事上手だから釣り合わない(p272)


2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。 

全員がその人なりに一生懸命で魅力的です。特に挙げるなら、やはり物語の中心となる三四郎と美禰子です。

・三四郎は真面目で一生懸命なのに、自意識過剰で的を外してしまう感じが憎めないです。自分ともダブる部分があり読んでいて恥ずかしくなりました(笑)

・美禰子は、古い慣習に囚われずに自分の意思に誠実であろうとする強さと賢さが好きです。生きづらそうなのも共感できます。


3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか? 

・三四郎に対しては、同じ時代を真面目に生きる若者としての親愛の情を持っていたが、鈍感さや頼りなさのため恋愛感情には至らなかった。

・野々宮に対しては、世界的な研究者であることを尊敬しているが、理屈っぽく感情に疎いところや、俗世的な感覚が薄いこと(p157)などで、一緒に生活することは難しいと感じていた。


4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、 
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。 

・美禰子が言葉(p124, p126)や絵葉書にまでして(p132)訴えようとした『ストレイシープ』的感覚に対して、三四郎は上手く応えることができなかった(p155)のが決定的になりフラれてしまったと思いますが、三四郎はどうすれば良かったと思いますか?

・最終的に美禰子が結婚した相手は人物的な描写が少なかったですが、どのような男だと想像しますか?


夏目漱石は数作品しか読んでいなく読解が怪しいところも多々あるので、明日の読書会では詳しい方のお話が聞けるのを楽しみにしています。
それでは、よろしくお願いいたします!
1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。

三四郎が借りた本に書かれていた次の個所(P45)
「ヘーゲルの講義を聞かんとして、四方よりベルリンに集まれる学生は、この講義を衣食の資に利用せんとの野心をもって集まれるにあらず。…(中略)…死に至るまでのっぺらぼうなるかな」の部分。

ここは、漱石の心の声であり、漱石が日本語で小説というものを書こうと持った理由と思うからです。

J・ルービン英訳の村上春樹が寄せた序文に次のような個所があります。
「そういう意味で、完成のない成長の小説として三四郎を定義することも可能でしょう。無垢の三四郎は、新しい世界に入り、彼は新しい人に会い、新しい経験をすることにより、大人へと向かいます。しかし、彼が今まで欧米における意味での「成熟した市民」として社会に入る点まで成長しているかというと疑問です。(にゃんきち超訳)」

成熟した市民になりたいがなれない漱石の思いが、匿名の落書きの形をとって現われた部分だと思います。


2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

好きな人物は三四郎です。僕も20年前に四国の田舎から上京して者ですが、田舎者が上京時に受けるカルチャーショックというのはちょっと特殊なカルチャーショックです。単純に日本人が外国に行ったとき、異文化に触れるときのショックとは違うです。それは、今まで常識だと思っていたものとは違う世界と触れると同時に、今までいた世界の文化よりも「上等」であり、「憧れ」であり、「正しい」ものであり、脱皮を迫られるのです。これに戸惑いながら、それでも真正面から向かっているひたむきさがが好きです。



3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?
野々宮だと思います。美禰子って、当時としては現代的女性であるのに、どうしてこういつの時代にも変わらない女性性をもっているのでしょうか。例えば、三四郎をだしに使って野々宮の気を引こうとするとことか。
なぜ、そのように漱石が描いたのでしょうか。皆さんのお話を聞きたいとところです。


4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、

・村上春樹と三四郎、その他漱石作品の関連。

・美禰子って男性目線と女性目線でずいぶん感じ方が違う登場人物な気がします。男性、女性双方から美禰子についてどう感じるか聞きたいです。

三四郎は、三四郎以外の登場人物に仕掛けが面白いと思いました。

では、明日楽しみにしています!
f検定です。書き込みが遅くなってごめんなさい。

いやはや、ちゃんと読もうとすると難しい作品ですね。
これからまた変わるかもしれませんが、以下が私の回答です。

1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。
 (他の参加者の方にもわかるようにページ数の記載もお願いします。)

漱石とは思えない美しいシーン、印象に残るシーンがいくつもありました。例えば、P31の後ろから2行目。三四郎が初めて?寂しさを感じるシーンは、本作の主題に通じるものに思います。

2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

広田先生。有名なシーンなので気が引けますが、「亡びる」や「日本より頭の中の方が広いでしょう」の出てくる最初の登場場面(P23、後ろから3行目)が一番印象的です。

3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

三四郎や野々宮に興味を持っていたと思います。ただ、野々宮は美禰子に興味を示さず、三四郎も行動を起こすまでもなし。今だったら美禰子が何か行動を起こすのでしょうが、本作では思わせぶりな行動を(例えば美術館。二人には伝わってない!)取るのみ。

4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。

以下の3語、その指すものについて、聞いてみたい。
・ストレイシープ(迷い羊)
・ハイドリオタフヒア
・「われは我が咎を知る。我が罪は常に我が前にあり」

皆さま、よろしくお願いいたします。


締め切り日過ぎて申し訳ありません。

1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。

●三四郎が気になる女性達をずっと見つめて目が合うシーン。作中でも無作法なことと書かれていますが、ついしていまう感じが青年らしくて良いです。

・じろじろ見る→p6名古屋からの女
・見惚れる→p32丘の上の美彌子
・凝視する→p69病室のよし子

●美しい着物や小物を身につけた美彌子が、三四郎と野々宮2人に向ける仕草や台詞、行動全てがおもしろいです。

p32、p72、p99、p112、p131、
p146-p150、p175、p184-186、
p218、p229、p254、p270-274、p316、p331-p333


このことに対して三四郎は心の内の説明で翻弄されていますが、美彌子と野々宮はされていません。しかし美彌子自身の心の乱高下が良く伝わります。野々宮も。



2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

●「三四郎」は漱石が41歳のときに発表した作品であり唯一の青春小説の為に、何だかどの人物も漱石の一部分が良い塩梅に散りばめられているのでみんな好きかな(笑)


3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

●野々宮が好きで結婚したかった。
でも思い通りにならないところへ三四郎からの強烈な一目惚れをされ悪い気はしないでいる。


4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。

●広田先生の夢に出てくる少女
●人魚
●迷羊
●「われは我が咎を知る。我が罪は常に我が前にあり」

漱石自身のこともたくさんお話ししたいと
思っていますので、宜しくお願いします。
同じく、締め切り過ぎてしまい、すみません。

1.印象に残ったシーンや台詞とその理由

色んな箇所で使われている「囚われる」という言葉が印象に残りました。

P.21「囚われちゃ駄目だ」
P.144「囚われたる心を解脱せしめんが為に、、、」
P. 158「囚われちゃ不可ませんよ」
P.161「三四郎は近頃女に囚われた」

時流に捉われ、恋に捉われ、学問に捉われと、
登場人物それぞれが、良くも悪くも何かしらに捉われているような感じですよね。


2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物

特にいませんが、共感するのは広田先生。


3.美禰子が好きだったのは誰?

最初は、野々宮さんかと思いました。
三四郎は利用されているだけのように見えましたが、何回か読んだらそれだけでもないような感じもします。


4.参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、 是非話したいこと

美禰子から三四郎に、羊2匹とデビルが描かれた絵葉書が送られますが、羊2匹が三四郎と美禰子だとしたら、デビルは何なのか?

三四郎が、礫死体を目にしたり、子供の葬式に出会ったり、ハイドリオタフィア(骨壷)を読んだりと、死を連想させる描写が何か意味があるのか?

景色の描写とか、着物の描写とか、カラフルなイメージが湧き、絵を見ているような小説だと思いました。
遅くなってしまい、申し訳ございません。


1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。
 (他の参加者の方にもわかるようにページ数の記載もお願いします。)


(1) 「七年もあると、人間は大抵のことが出来る。
然し月日は立易いものでね。七年位直ですよ」と云う。
どっちが本当なんだか、三四郎には解らなかった。(p38)

→ まあ、どちらも正しいですよね笑


(2) 淀見軒でライスカレーを奢ることから始まり、一緒に電車に乗り酒を飲ませ、
寄席で小さん論を語り、図書館論でおしまいになる、与次郎と三四郎のやり取り。
(p46〜P50)

→ テキトーな与次郎と、純朴な三四郎の対比が最高。
→与次郎(=漱石?)が語る、小さん論は見事!
  ここを読んでから、小さんの落語が聴きたくなったので、
  ググってみました。

  http://rakugo-channel.tsuvasa.com/post-0-209


(3)p284〜286
「ただ、あなたに会いたいから行ったのです」と話した三四郎と、
その後、婚約者が現れる場面の描写。



2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

好きなのは、何といっても与次郎。

人生をいきいきと楽しんでいるのと、
三四郎を田舎者扱いしていじる会話がツボ。

人に食事を奢ったり、人脈が広かったり、
偉大なる暗闇で人を担ぎ上げたり…
与次郎は政治家か、政治家の秘書になれるような気がします。



3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

野々宮君。
p146の「責任を逃れたる人」を野々宮君とすると、
この辺りから、美禰子は野々宮運との恋愛の成就は難しいと悟ったのかも。

三四郎への恋愛感情は、少なかった気もするのですが。
初めて美禰子と三四郎が出逢ったとき(p34)のことを、
三四郎のみならず美禰子も覚えていることは、
何らかの感情はあったのでしょうか?
(または、三四郎との感情全てがp333の「我が愆を知る」に
 つながる?)



4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。

(1) 何故、野々宮君は野々宮さんと呼ばれないのか?

(2) ネットもテレビも、ラジオも電話もない時代の、
朝日新聞の連載小説として読み返してみて、
改めてどのようなことを感じたか?


(3) (妄想話として)三四郎は誰と結婚するのか

→ 母や故郷での生活を選ぶとしたら、御満さん?
与次郎の会話(p251)からは、みつ子もあり売るのかも。
または、『それから』で描かれるような世界?


(4) p146の三四郎と美禰子を睨みつける
憎悪の目をした男性が出てくるのはなぜ?

(5) p305〜310
広田先生の夢と広田先生の母が憲法発布の翌年に亡くなったこといついて、思うこと。



では、もう本日になってしまいましたが、
皆様よろしくお願いします。
直前ごめんなさい。
手短に書きます。

1.印象に残ったシーンや台詞、その理由を挙げてください。
 (他の参加者の方にもわかるようにページ数の記載もお願いします。)

三四郎が美禰子にお金を借りに行き、銀行まで一緒に歩く場面が
声に出すほど面白くて好きです。(ページ割愛させていただきます。失敬!)

2.好きな登場人物、または嫌いな登場人物とその理由を挙げてください。

好き 広田先生 スケールが大きいから
嫌い 今、ぱっと思い当たりません。

3.美禰子が好きだったのは誰だと思いますか?

う〜ん 会場まで考えさせてください。
後半まで、野々宮さんかと思っていたけど…

4.皆様が参加者に聞いてみたいと思うこと、気になっていること、
  是非話したいことなどを自由にご記入ください。

挿入された個々の場面の意図が聞いてみたい。
時代背景から読み取れる世界もうかがってみたいです。

よろしくお願いします。

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