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現在の楽器の歴史コミュのフルートの歴史第5弾

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新しいトピを立てます。フルートの歴史の第5弾で、現在のフルートの基礎になったベーム式フルートについて、説明します。

コメント(4)

まずテオバルト・ベーム(Theobald Boehm 1794〜1881)というドイツ人フルート奏者で製作者でもあったこの人がフルートの歴史を変えたと言われています。写真の一番下の楽器がベーム式のフルートです。まず、1820年頃から活躍していたイギリス人フルート奏者のC.ニコルソン(1795〜1837)の演奏を1831年に聴いてから、その音量の大きさに影響を受けて、本格的な楽器の改良をしようと決意し、1832年に発表されました。まず、個々のトーンホールを大きくして、大きな音を出す事を可能にした。そしてリングキーを採用して、1本の指で複数のキーを動かす事を可能にしました。これを(ベーム式メカニズム)といいまして、これにより、半音階も演奏可能になり、D管だった楽器もC管にして、通常、全てのキーを開いた状態にして、オープンキーの原則を採用した。そして1847年には円錐だった管体を円筒にして、音響学を取り入れたトーンホールの位置を決め、吹き口の部分を独立して音が出しやすいようにしました。写真のフルートはベーム、マントラー(ミュンヘン)19c後半後期 全長67.9cm ベーム式 です。

以上がベーム式フルートの説明でした。最初はフランスで採用されて、後にイギリスでも使用されたが、発祥の地ドイツではフルートの音色が均等な事でなかなか受け入れられないで、特にワーグナーがこのフルートを嫌ったのが原因でした。しかし、フランスから絶大な評価を受けて、リングキーを改良して現在のフルートと同じこの写真のフルートがドイツでも20cに入ってからこのベーム式メカニズムが採用されたのです。写真はほぼ現在のフルートに近いです。その上はその前のフルートでして、サキソフォンで有名なアドルフ・サックスが作ったというフルートです。しかし、ベーム式が急激に普及してから、現在は全てのフルートがベーム式を採用しました。

これでベーム式のフルートの説明は終わります。次はフルートの歴史最終回で、現在のフルートで20c〜21c最初にまで、総まとめをします。来月もお楽しみに。
補足です。あと木製の材質を銀に変えて、金属製にしました。他の木管楽器はリードを使いますが、フルートだけ、金属の本体なのに、木管楽器というのは、フルートとピッコロだけです。サキソフォンははじめから金属製ですが、リード楽器なので木管楽器となっています。

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