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〜空詩〜コミュの僕の力

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例えば僕が
今の孤独に負けて全てを投げ捨てたなら。

どうなるのかな
何かが壊れるのかな
喜びも悲しみも全て終わるんだろうか。

そんな言葉を考えては飲み込んで
昨日と同じ公園のベンチに座って
昨日と同じようにタバコに火をつける。

悲しいけれど、これが今の僕の力。

例えば僕があの時に戻って
全てをやり直せたとしても
何をしたって、きっと何も変わらないんだろう。
やっぱりここに戻ってくる。

悲しいけれど、それが僕の力。

それがよくわかる、自分だから。


20年以上も生きてきたけど

あからさまにかっこつけてみせても
優しさを振りまいても
明るく振舞っても
露骨に悲しんでみせても
無理して怒ってみせても

結局どれもこれも、1つとして様になっちゃいない。


冬の寒さはそんな僕を見逃さない。

寒さと孤独を感じて
ようやく僕は自分自身の在り処を見つけることができる。


人は自らが自らであり続けるために、周囲に自分を確認し続ける生き物。

僕が僕であり続けるためには、それが必要なのだろうか。


もう優しくなんか生きられない僕に、それが出来るとは思えない。

全てを少しずつ疑ってしか生きられない僕に、そんなことはもう出来ないだろう。

この心の苦しみを誰かのせいにしてごまかす。
そんな的外れな生きかたしかできなくなっていく、それが自分でわかる。


誰も信じなければ、誰からも信じられないですむ。
誰も頼らなければ、誰にも頼られないですむ。
誰も見つめなければ、見つめられることもない。

そうやって生きていったら、いくらか楽にはなるだろう。


だけどそれは少し寂しいな、と。
まだ思えるから僕はまだ 正気なんだろう。


今はまだ公園の木々も寒々しい姿をしているけど。
あと数ヵ月後にはまた葉を芽吹かせるんだろうか。

今は、もうそんな季節が来ないような気がしてならない。

強さの定義は?
本当の優しさの存在は?

こうして
いろいろ考えたくなくて、あの部屋にいて何か思い出したくなくて
とりあえず外に飛び出して来たけど。

結局、僕が帰れる場所はあの部屋しかないのが悔しくて仕方がない。


いくら現実から逃れるために眠ってみても
夢の出口はいつだって1つしかない。

嫌でもここに帰ってくる。

なぜ、僕は
自らに傷を負せた相手を守るのか。

今はひたすら惨めだ、惨めで惨めでどうしようもなくて
自分が自分でいることを馬鹿らしく感じる。

それでも僕は僕に対して他人にはなれないから
僕はこうして弱弱しい僕としてあり続ける。

きっとそれが嫌だとしても。

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