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(株)妄想製作所コミュの☆なんでも妄想☆

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なんとなく、久しぶりに妄想しませんかぁうれしい顔exclamation & questionって思ったので、トピたててみたうれしい顔


ただ、なんの妄想がいいかなぁ冷や汗exclamation & question



思いうかんだ事で、好き勝手に妄想してみょーかねむふっ

って事で、皆様の妄想スタートexclamation ×2

コメント(17)

『本心の鳥』
男は朝起きて、いつものように仕事へ向かうと一羽のオウムがずっと男を見つめている。そのオウムはやけに口が大きく鳥らしくない横に広い口をしていた。



学生時代から感じていたタテマエとお世辞。そんなこと無しに本音だけで生きていきたいと思っていたのはいつかの学生時代。

タテマエが無ければ損をするし、お世辞の一つの言えなければ出世しない。
いつしか自分の本音すらわからなくなってきた。本心の言えない環境。

男は今日もいつものように上司と会議。

いつもと違うのは窓から朝のオウムがこちらを向いている。
(付いてきたのか…しかし変わったオウムだな…)

男はなれた口調で上司に媚を売った。
「そのペンケースとてもお似合いですよ。」

…するとどこからか男を見ていたオウムが突然声をあげた。

「だっせぇ柄だな…女の子かよ!!」

…!!!!

男は驚くが周りは何も変わらない。誰の声かも分からない。



仕事が終わり、男は家路に着きふと顔を上げるとあのオウムがまたこっちを向いている。(私も変わった奴に好まれたな)そう思い歩いていると会社の先輩に会った。

「お疲れ、今から飲みに行かないか??」と先輩。
男は正直、家に帰りたかったが、得意のタテマエで、
「あ…良いですねぇ!!行きましょう!!」と言う。

すると、またさっきと同じ声で、オウムが、
「なんでお前と飲みに行かなきゃならないんだよ。帰って録画した韓流ドラマ観んだよ!!」

…!!!

男は結局飲みに行った。


遅くなり男は家に帰った。そして今日に事を考えた…どうやらあれは男の声で心の中のことであった。
そしてオウムが男に向かってしゃべっていたのであった。
男にしか見えないオウム、何とも不思議であった。

そのオウムは本音の言えない者にしか現れないらしい。

オウムが代わりに代弁するのである。



翌朝もあのオウムは男をじっと見ている。
みなさんの目の前にもそのオウムが見ているかも知れない。

終わり。
『始まりはいつも3番線の上野行き』
少年は高校二年生。地元は違い都内の高校に通っている。部活動中心の生活で朝から夜まで部活動をしていた。


毎朝同じ時間の同じドアから電車にのる。地元の駅の3番線ホームの上野行きである。駅から駅までの時間が長く、ちょっとした時間がいつもそこで生まれる。

2年間も同じ電車に乗っていると、他の乗客も同じ顔ぶれになる。
無言でお互いの存在を確認して、無言の挨拶をしているかのように同じポジションに立ち電車は進む。


その時間は少年にとって至福の時であった。いつも少年の隣に立っているのは、同じ高校生の女の子であるからである。その子はいつも本を読んだり、試験勉強をしていたりする。

少年はこの時間を楽しみにしながらも、これから始まる練習や、疲れを感じておりいつもボーっと足早に過ぎる景色を見ていた。



部活は大会前になり激しさを増した。少年も当然気持ちが高揚し、その電車内でも女の子のことを考えることは無かった。

そんなある日、いつものようにいつもの電車に乗っていた日、停車駅直前で電車が止まってしまった。

どうやら手前の駅の線路に人が入り込んだようだ。
車掌のアナウンスが終わり無言の時間が過ぎる。

左右の他の列車は次々と駅に滑り込んでいく。各駅停車の青いラインの列車や、少年が乗り換える予定の緑のラインの列車が赤という文字のつく駅へ入っていく。


女の子は黙って本を読む。少年は来週の試合のことを考える。



ようやく電車が動き出し駅に着いた。

駅を降りるとき、女の子はいつもの本を落として行ってしまった。

少年はそれを広い急いで女の子を追いかけたが、混雑した駅で少年は諦めた。

明日、電車で渡そう。少年はそう思った。






長くなりそうなんでここで終わります。
『始まりはいつも3番線の上野行き』?


朝の練習を終えて、少年は授業に入る。
ふと朝、拾った本を読んでみる。

在り来たりの小説であったがその余白に何か書いてあった。

(○○高校の男の子と目が合った回数)
その横に正の文字がたくさん書いてあった。


○○高校とは少年の高校であった。

少年は何も書いていないその本のしおりに文字を書いた。
(本、好きなんですね。今度、おすすめの本を教えてください)と。



少年の部活は全国屈指の強豪校であった。
練習も厳しくて有名である。その日も練習を終えて地元の駅に着いた。疲れ以上に少年の頭の中を支配しているのは朝の女の子のことであった。


翌日、いつもの3番線に女の子は居た。
少年は勇気を出して声を掛ける。

女の子に本を渡すと女の子は少し顔を赤らめ受け取った。

二人はいつものように上野行きの電車に乗る。

本を読もうとする女の子の手が止まる。しおりを見たのだ。

少年はそのことを忘れていたのかいつものように足早に過ぎる景色を眺める。
女の子は少年をじっと見つめる。
少年はそれに気がつき女の子を見る。女の子は何かを話そうとしたとき、


(まもなく、赤羽、赤羽です。)


車掌のアナウンスが流れ電車は減速していく。


二人は電車を降りた。




長すぎるのでここで打ち切りにしようかと思ってます泣き顔
『始まりはいつも3番線の上野行き』?

あの日以来二人は顔を合わせていない。学校が終わりいわゆる夏休みに入ってしまったのだ。

少年は大会が始まった。全国大会に行くための大切な大会。試合には出られないが少年はベンチに入った。

激動の夏。少年は女の子のことなど考える余裕も無い生活となった。

試合はプロ野球も行われ、大学野球の聖地と呼ばれるところ。
7月23日(金曜)、その日も少年は試合のためいつもより電車を乗り、その場所へと向かう。
優勝候補同士の対決ということもあり、観客が多く詰め掛けた。
試合は拮抗したが少年の学校は惜しくも敗れた。

試合が終わり少年は気落ちしながら、駅へと向かう。そこへ一人の女の子が声を掛ける。

「あの…帽子、落としましたよ。」

少年はさっきまで手にあった帽子が無いことに気づき、振り返る。

「すみません。…あ!!」

帽子を拾ったのは電車の女の子であった。

「今日は、試合観てました。これからも頑張ってくださいね!!」
そういうと女の子は走っていった。

帽子の中には一冊の本が入っていた。





その日以来、少年は女の子と逢っていなかった。


少年は3年生となり最後の夏を迎えた。



ひとまず終わり。
『始まりはいつも3番線の上野行き』最終

最後の夏を迎えるまで、少年は電車の女の子と一度も会っていなかった。
少年が電車の乗る時間が早まったからである。

2年生の夏にもらった本。何度も何度も読んで覚えるくらいであった。
本の最後に(読み終わったら返してくだいさい)と書いてあるのを少年は心残りであった。

最後の夏、少年はキャプテンとなりチームをまとめる立場にあった。
低迷した学校を全国に行かせたいと、あらゆる人たちが少年に声を掛ける。
少年はいつしかそれが重荷になっていた。

心身ともに疲れきっていた少年は、そのまま大会に入る。

高校三年7月25日。彼の夏は終わった。全国に出場することも、試合に出ることも無く少年の高校生活の部活動が終わった。


少年は泣いた。そして悔しがり、叫び泣いた。


部活が終わった少年は翌日も無意識のうちに朝、いつもの時間に起きて学校に行く準備をした。
しかし少年の部活はもう終わっている。

夏休みとなった7月の終わり、用も無く朝の駅に向かい3番線の上野行きの乗る。

無意識にいつもの場所から乗ってそっと横を見ると、どこか懐かしく、見覚えのある女性が立って本を読んでいた。

女性と目が合う。

女性は顔を赤らめ少年に言う。

「3年間お疲れ様。ずっと観ていました。去年渡した本、読みました??」

少年は慌てる様子も無く言葉を返す。

「えぇ、この本のおかげで自分はここまで来れました。」

そう言って少年は女性に本を返した。

「明日、ゆっくりお話しませんか??」女性が言う。
「いいですよ。明日、いつもの上野行きで会いましょう。」少年は返す。

電車はゆっくりと赤羽につく。

「やっぱりこの本はあなたに差し上げます。ではまた明日。」
女性はそう言って足早に階段を下りて行った。

少年は本を見る。
『終わりは始まりの合図』これが本の題名でる。

翌日、二人はいつもの3番線の上野行きの電車に乗った。


fin。


長々とありがとうございました。ちなみにこれ、妄想ですよ!!
ゆうサンのお話しも…

キリン君のお話しも…


いい話しでしたねウッシッシ晴れ
嗚呼、昨日、私のワイシャツの匂いを嗅いだら離れなくなった女性が居た。

という夢を見た。

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