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ドラマアストロ球団で妄想激情。コミュの七デレラ。目指せ淑女編?

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球二は先に城に帰り、王子の大事な姫が見つかった報告と、風呂の準備とドレスの準備、ごちそうの準備の手配をあわててしていた。
一方七デレラの家の庭先では。
「かわいそうに。どうしてこのような目に?」
灰を被って、全身ねずみ色になっていた姫。家の外であらかた払い落として、顔を洗ってみれば、あの夜にこにこ笑っていた姫に戻る。
「お義母様たちのいたずらです・・・。」
「いたずら?・・・度が過ぎるでしょう?」
「え〜と・・・表現が大きいというか。お背も高いし・・・?」
「・・・姫。私が抱いてゆきます。馬に乗ったことは?」
「ありません。あの・・・今すぐお城に行かなくてはいけませんか?」
七デレラの意外な言葉に球五が口をはさんだ。
「王子が迎えに来ていらっしゃるのですよ?」
「いいよ。球五・・・。不都合がおありですか?姫。」
「・・・。ここへはいつ戻るのでしょう?お父様に置手紙をしないと。」
「戻る?ここに?」
王子と球五はびっくりして見詰め合った。
「(この姫は天然?)」
子供の使いではないので、
「遊びにおいで、お菓子食べよう。遊ぼう。じゃあまたね!」
のような展開にはなるはずもなく。ましてやここでは姫は虐められているようであるし・・・。球一王子は少しの間肩を震わせて笑っていた。
「姫。姫が帰りたくなったら・・・その時がここに戻るときです。」
そういわれて、七デレラは

・・・お父様へ
七デレラは王子に呼ばれてお城に行ってきます。
どうして呼ばれたのかよく分かりませんが、
帰りたくなったら、帰ってよいとのことです。
心配しないで下さい。

という置手紙を残した。3人の化け物に見つからないよう父親の机の引き出しに入れておいた。
「あの、お、お義母様、お姉さま方、出かけてまいります。」
「・・・。ああ。」
3人の化け物にも挨拶をして、七デレラは王子に抱かれ馬に乗った。
「まあ、思ったより高い。」
「しっかり摑まってて下さいね。小さくて軽い姫だから、風でも飛んでしまいそうで心配ですよ・・・。」
王子のマントにくるまれて、七デレラはお城へと連れて行かれた。
靴の持ち主だって?
あの子がそうかい?
良く見えないけど・・・小さいねえ?
町中を抜けた際、そんな呟きが聞いて取れた。

「開門!」
夜のお城も見事であるが、昼間全体をみるとその大きさに圧倒された七デレラであった。高い城壁に囲まれた美しい城であった。
「まず、湯を使ってらっしゃい。姫。」
「あちらで召使がお世話いたしますよ。」
球二に案内され、廊下を歩く事しばし。
「お待ちしておりました!姫様!」
と3人の娘に出迎えられた。
「あ・・・あの?」
「では私はこれで。」
球二も去ってしまうと、七デレラはあれよあれよというまに、ドレスを脱がされた。
「きゃ・・。ああの?一人で出来ます!」
「ダメです。姫様をお一人でなど。」
「事情は伺っております。ご安心下さい。」
「なんてひどい目に・・・さあ、湯殿へどうぞ?」
目が回る・・・。七デレラは呆然としていた。髪を洗われ手足から体中くまなく人の手によって洗われるなど、生まれて初めての経験で、恥ずかしくてたまらなかった。
「まあ、なんて白いお肌。キメも細かくて。」
「この金髪も柔らかくて。」
などとほめられても・・・。
ぐったりする間もなく体中を拭かれて、下着を着せられた。髪をとかしてもらうなどというのも、幼い頃の記憶でしか・・・。
「あ、あれれ?」
髪をとかしている娘が前髪に苦労している。
「ああ、それ、生まれつき跳ねちゃうみたいで・・・。」
七デレラの前髪は、何故だか生まれつき跳ね上がっていたのであった・・・。
「まあ!偶然!球一王子も跳ね毛ですよ?・・・お二人はきっと赤い糸で結ばれてるに違いありません!」
「・・・?・・?」
七デレラは良くわからないまま、上等なドレスを着付けてもらった。
「まあ・・・。こんな素敵なドレスを?」
「いいえ。こちらはゲスト用で。後日姫様のサイズどおりのドレスをお好きなだけオーダー出来ますよ!」
「??・・・」
さっぱり分からないことだらけだ!と七デレラは思った。

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