ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

古い映画を語ろう!“Gay ”コミュのJeanne Moreau

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最近、日比谷シネシャンテでフランソワ・オゾン監督の『僕を葬(おく)る』という映画を観ました!
作品も素晴らしかったのですが、何と言っても女優ジャンヌ・モローのデビュー当時から少しも変わらぬ、知性と性的魅力といった相容れぬ二つを併せ持つその存在感に圧倒されました!彼女のファンである僕は久々息を殺すようにして見つめ続けた数分間でした。
僕は映像世界で好きな女優といえば、非日常的な美しさをたたえた女性であることが必須条件だったのです。例えばイングリド・バーグマンやビビアン・リー、フランスではダニエル・ダリュー、シモーヌ・シニョーレのように、そして彼女らは老いてなお気高さや美しさと同時に品性の残像に輝きながら銀幕を、そしてこの世を去ってゆきました!
少年時代からジャンヌ・モローは僕にとって大ファンでありながら、しかし他のどんな女優とも違った思い入れを込めておりました。
コメディ・フランセーズ出身で決して美人とは言えなかった彼女はルイ・マル監督との出会から『死刑台のエレベーター』に抜擢されるまではカメラ映りの悪い、前歯の空いた太り気味の女くらいにしか評価されていなかったそうです。
1990年のリュック・ベンソン監督作品『ニキータ』、アンゲロプロスの作品『こうのとりたちずさんで』以降は新作毎に彼女は老いゆきます。それは肉体とか容姿の衰えというマイナスへ向かうものではなく壮絶な老いです!それを言葉にできぬことが今の僕の一番歯がゆくもどかしいところであります。
つまり、優雅な老女としての(引退でなく)生き方を選ばずに、もっとも恥ずべき老女、そんな役に己の全実存を賭けるようにして挑み続ける彼女の姿勢に僕が強く惹かれる所以でもあり、さらにそんな姿勢に敬意を払いつつ新作に期待し、今まで以上に胸をときめかせているといった現状なのです。
ジャンヌ・モローの好きなかた、
そんな彼女が出演したお気に入りの作品について、またその魅力について、さらに女優の老いとは何か、さらには我々の老い(笑)についてなども語り合えたらよいと思っております。
お気軽な書き込みを期待しております。
彼女への誹謗中傷でも構いません。でもそのときは僕が必ず反撃しますわよw

コメント(14)

彼女の出演作品を列挙いたします。

・ オーソン・ウェルズ イッツ・オール・トゥルー (1942)
・ 上級生の寢室 1953
・ 巴里の気まぐれ娘 1953
・ バルテルミーの大虐殺 1954
・ 現金に手を出すな 1954
・ 寝台の秘密 1954
・ 狩込み 1955
・ 地獄の高速道路 1955
・ 死刑台のエレベーター 1957
・ 絶体絶命(ピンチ) 1958
・ 恋人たち 1958
・ 危険な関係 1959
・ 五人の札つき娘 1960
・ 雨のしのび逢い(1960) 1961
・ 夜 1961
・ エヴァの匂い 1962
・ 突然炎のごとく 1962
・ バナナの皮 1963
・ 鬼火 1963
・ 勝利者(1963) 1963
・ 審判 1963
・ 黄色いロールスロイス 1964
・ 小間使の日記 1964
・ 大列車作戦 1964
・ ビバ!マリア 1965
・ マタ・ハリ(1965) 1965
・ オーソン・ウェルズのフォルスタッフ 1966
・ マドモアゼル 1966
・ ジブラルタルの追想 1967
・ 愛すべき女・女たち 1967
・ キャサリン大帝 1968
・ 黒衣の花嫁 1968
・ モンテ・ウォルシュ 1970
・ バルスーズ 1973
・ 個人生活 1974
・ パリの灯は遠く 1976
・ ラスト・タイクーン 1976
・ ジャンヌ・モローの思春期 1979
・ ケレル 1982
・ ニキータ 1990
・ 厚化粧の女 1990
・ こうのとり、たちずさんで 1991
・ 海を渡るジャンヌ 1991
・ 夢の涯てまでも 1991
・ 愛人 ラマン 1992
・ 心の地図 1993
・ イヴ・サンローラン 〈第2回 アート・ドキュメンタリー映画祭〉 1994
・ 百一夜【俳優たち】 1994
・ リュミエールの子供たち 1995
・ 愛のめぐりあい 1995
・ 奥サマは魔女 1997
・ エバー・アフター 1998
・ デュラス 愛の最終章 2001
・ 銀幕のメモワール 2001
悪が似合う女優 Jeanne Moreau

フランソワーズ・ヴィヨンの末裔を思わせるほどの天才詩人、小説家のジャン・ジュネの脚本で監督は『トムジョーンズの華麗な冒険』の トニー・リチャードソンによる『マドモアゼル』という映画があったのをご存知でしょうか?
1966年のイギリス映画で原題をSummer Firesといいます。
 これは日本ではあまりヒットしなかったようですが、とある寒村に1人の女教師が赴任してくる。美人であるうえに徳の高い人柄でたちまちのうちに村中の人望を集めてしまう。
 しかし、彼女の素顔は別のところにあり、夜毎放火や家畜の毒殺、それに自分の生徒への性行為、と悪の限りを尽くすのであるが、その総ての罪を村に住む自分の情夫に着せ、その情夫は村人から嬲り殺しにあい、女教師はめでたく都会の学校へ栄転して行くといったいかにもジャン・ジュネらしいストーリーでありました。
 この教師を演じたジャンヌ・モローの凄まじいリアリティーのある演技を忘れることができません。是非もう一度観たいと思ってはいるのですが、残念ながらビデオやDVD化はされていないようです。
悪役を演じるほどに美しく、これほど凄まじい輝きを発する女優も少ないとのではないでしょうか。
英語をあやつるJeanne Moreau

上述の映画『マドモアゼル』でも彼女は見事な英国英語を披露していたはずであるが、フランス人で英語を何の遜色もなく駆使し演技できる数少ない女優がジャンヌ・モローとカトリーヌ・ドヌーブだったそうです。

以前僕をmixiに招待してくれた俳人(既に退会)とこんなメッセージのやりとりが残っておりましたのでここに掲載してみます。
ジャンヌ・モローならぬビビアン・リーについて書くつもりでした。
sharaku: 
絶世の美女。気品とプライドと氷のようなまなざしを たたえた女優は僕がファンである数少ない女優の一人です!
 イギリスの舞台女優が恋人のサー・ローレンス・オリビエを追いかけてハリウッドにやってきた。 そこでつかんだスカーレット・オハラの大役。そして『哀愁』『アンナ・カレニーナ』と順風満帆だったが、その晩年はあまり語られることがない。
 恋人に捨てられた彼女はニンフォ・マニアかと疑われるほどに落ちすさび、結核で血を吐きながら誰にも看取られることなくたった一人で窒息死したという。
 反面、他の女優に対するライバル意識は凄まじいものがあったという。
 英語が堪能なコメディ・フランセーズ出身の名女優ジャンヌ・モロー(僕の一番好きな女優)と舞台共演に際し、モローが失語症になるほど英語に関していびりぬいたという話も聞き及んでいます。 凄まじい人生を送る人達は善悪を越え僕らの言葉では語り得ぬほど、そう!恐ろしいほどに美しい!!

M:
 sharakuさん、人生は死闘なのかもしれませんね。
 表に出れば出るほど。
 そして、美しければ美しいほど。
 ビビアンリーの時代はスクリーンの中に女優はきちんといました。美しいものはどこまでも美しいわけですね。
 今は、私生活までひっくるめて女優ですから。





 貴男の人生の激闘はどこまで続きますか?
ジャンヌモローは大好きな女優の一人です。
って、そんなに観てないんですけど。

中でも「突然炎のごとく」はダントツです。トリュフォーですね。
トリュフォー好きで観たんですけど、なんとまあ適役な女優なんだというのが第一印象。
奇妙な嫉妬心が発生しない三角関係。で、結末は予測しない心中(またしてもヤラレタ!)
映画の内容は...ご覧になってのお楽しみですねw
こういう終わり方が好きな自分ではありますが(苦笑)、何が良かったかというと、自分の愛を求めるがままに突き進むジャンヌ嬢とそれを追いかける男たち、このスピード感を場面の移り変わりの速さ(やや強引。でも意図的?)というテクを使って、よく表現できてるなぁ、ってカメラワークも印象に残ってます。
生きることに急いで、最後は死に急ぐ。
「突然炎のごとく」って珍しく上手い邦題ですよね。
※原題は「JULES ET JIM」
なんか映画の感想になってしまいました...

ちなみ(無理矢理だなァ)、ジャンヌモローと加賀まりこがいつもダブってしまいます。

↑でご紹介されている「マドモアゼル」、非常に気になります!
いろいろ検索してみたんですけど、原題も「Mademoiselle」みたいですね。
日本版は諦めて、海外DVDを探してみます。
>burro_k さん
このトピックへの書き込みが全く無かったので大変に嬉しいです!
男性二人の名前を持つタイトル『JULES ET JIM』が邦題では『突然炎のごとく』となったのは僕も大変巧いタイトルだと思います。
ところで、作品中ジャンヌ・モローが口ずさむ歌が『つむじ風』!、突然の炎と言うよりも突風のようなジャンヌの存在でしたね(笑)。
実は彼女が歌う鼻歌のようなシャンソンが大好きでCDも持っています。後、彼女が昔々(1954年)出演した『 バルテルミーの大虐殺 』のなかで確かマドリガルのようなものを歌うのですが、もう一度聴いてみたいと思いつつ、この作品も既に確かめるすべがありません。

海外DVDの情報など入手できましたらご一報いただけたら嬉しいです!
> sharakuさん

ありました。amazon.comに。っていうか...

http://www.amazon.com/gp/offer-listing/6302995868/ref=olp_tab_all/102-8595503-0728946

$1.11って...ワラ
日本で必死に探している側からすると脱力プライスですね。
多分、VHSの在庫処分だと思われます。

> ユウジさん
この映画しりませんでした。
http://www.bokuoku.jp/
> 恋人たち
映像が美しかった。とはいえ、ストーリーはモロー。
夫+子がいて、愛人もいる。でも別の男と駆落ち。まったくもうw
>burro_k
情報をありがとうございました。
本当に安いので気が抜けてしまいますね(笑)
購入して置こうかとも思っていますが、画質や音はどうなんでしょうね?いずれにしても文句を付ける値段ではありませんが、ジャン・ジュネの複雑なセリフが字幕スーパー無し理解できるかな〜?
以前『トロイのヘレン』で大分手こずりましたW
>ユウジさん
書き込みありがとうございます。

↑にも書きましたが、『僕を葬る』では今でもラスト・シーンの波の音が聞こえてくるようです。しかしそれ以上にジャンヌ・モローの凄まじい老いに感動しました!

『恋人たち』も新宿の“テッペン座”で観たのですがあまりよく覚えていないのです。ただしルイ・マルの第一回監督作品の『死刑台のエレベーター』はジャンヌの実質的な主演デビュー作とも言われ、マイルス・デビスのジャズともども印象に残っております。
しかし、当時僕が強く惹かれていた作家安部公房氏がルイ・マルの『死刑台のエレベーター』をテーマ喪失の典型的作品だと強く批判し、若い監督を叱咤激励していたことも覚えております。
そのような見方もあるのだな!とこの作品が好きだった僕には少しショックでした。
二回目作品の『恋人たち』の音楽は前回のジャズから一転し、確かブラームスが使われていましたね?
どうしようもなく身勝手で、奔放な性の欲求にだけに生きるような人妻役でもジャンヌ・モローが演じると何故か納得し、美しくさえ見えちゃうんですから何とも不思議な女優ですね!
『マドモアゼル』がようやくDVDで観られそうです。
凄まじいまでの淑女、悪魔のように美しい教師ジャンヌ・モローに酔いしれましょう!
http://www.amazon.co.jp/マドモアゼル-DVD-トニー・リチャードソン/dp/B007AD0UZA/ref=pd_rhf_pe_p_img_3
>kj 12さん

こちらこそご無沙汰をしております。
体調を崩しまして、こちらのコミュもほったらかし状態で申し訳ありません。
そんな最中に素敵な書き込みをありがとうございました。
フランス映画祭で来日した折りにカメラを構えた観客に注意した、あるいは一緒に撮したいと言って断られたと、どちらかと言えば不遜な印象のジャンヌ・モローが強調された噂話は聞いていたのですが kj 12 さんの書き込みをみて嬉しくなりました!
でも彼女が再び日本を訪れるなんてことは無いでしょうね。
コミュニティーに参加してくださっている皆様。ご無沙汰続きで申し訳ございません。
体調を崩してしまい更新も思うように行かずご迷惑ばかりおかけしております。
やっとマドモアゼルのDVDを入手することができました。1966年の作品で、僕は学生時代に(吉祥寺だったか阿佐ヶ谷だったか忘れましたが)汚い映画館のレイトショウで観た記憶があります。
村人の信頼と尊敬を一心にうける女教師(ジャンヌ・モロー)に興奮し感動したものです!
しかし現在闘病中の僕には最後まで正視することができませんでした。女教師と脚本のジャン・ジュネの悪に耐えきれなくなってしまったのです。
病は僕自身をもつまらない人間にしてしまうのでしょうか?

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

古い映画を語ろう!“Gay ” 更新情報

古い映画を語ろう!“Gay ”のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。