癌、私は死ぬまで生きる、コミュの笑顔と表情筋

ホテトルに限らず風俗の女の子ってのは
基本、仕事中は笑っとります。

プレイ中もお客さんと目が合うと
こう、ほんのり笑うっていうの？
いや笑うっつーか…笑うじゃないな。
笑顔？笑み？
文字だと『ふわあっとした笑み』ってヤツ？
あと目だけで笑うとか、口元を緩ませるとか
って、そんな表情をしたりします。

でも、本当に接客中は笑顔を絶やさないかといえば、

それはちょっち違いますよと。

たまに笑顔を絶やさないって大変だよね！って
メッセを頂くことがあるんですが、
ぶっちゃけると

　　　本当に笑顔が崩れなかったらそれはそれでキモイ

とゆーね。

いやぁ、コレさ、
なるべく『笑顔でいようとする』とね、
確実にどっかで「義務の笑顔」になるんですよ。
それが続いたら気持ち悪いよー？
や、気持ち悪いってか「お前もう笑うなふざけんな」って
見てる方はなんかイライラしたりムカついたりもします。

ああ、ほら、人間関係でも仕事でも
「笑顔は大切です！」
って言うじゃない？

だから「笑顔でいよう！」ってする人いるじゃない。

でも、笑顔ってどんな時に出るものか考えないと、
『笑顔』という形に表情筋を動かすだけになるわけ。

ほらたまにさ、
笑いたくもない場面で笑わないといけないときや、
とりあえず笑っとけってときとかにさ、
口から笑顔を作り始めたりしない？
あと、声に出してそれこそ笑ってみるとか。

接客の仕事してる人でもたまに見るよね。
こう、こっちが話しかけてる間とかに、
口角「だけ」が上がってる人。

絵でも漫画でもなんでもいいんですが、
笑ってる人っていえば口角が上がってるものって
そんなイメージがあるようでね。

　　　　単に笑顔でいようとするとそうなります。

ま、

「私は笑顔でいますよ！」

という一番簡単な記号みたいなもんですかね。
別に楽しいから笑ってるわけでもないし、
嬉しいから笑顔になってるわけでもないという。

だからといって、
じゃあ目を細めればいいんだよね！
だって漫画とかだと笑ってる人の目って線だし！
ってやると、

　　　　　　　　　それはそれでマズイ。

口角を笑顔の形に上げて
目を細めただけですと
記号としての「笑顔」にはなりますが、
楽しい嬉しい等の「笑顔」にはどうしてもなりません。
それは義務の笑顔と言いますが、
笑顔のために笑顔になるとゆー
目的と手段が入れ替わっている状態です。

それを続けるというのは大変にキモく見えます。
むしろ人情的にムカつかれます。

風俗、うちはホテトルですが、
こちらで言われる「笑顔でいる」というのは
「常に自分が楽しい、嬉しい、面白いと思える気分でいること」
これを指しています。

笑顔でいる、というのは大切。

でも、

笑顔ってどういう時に出るもの？ってのはもっと大切。

まあ、笑顔ってのは
「自分が」嬉しい、楽しい等と思えないと出ないもので、
相手がいくら「そう思わせてあげよう」としても
自分が「そう受けとろう」と思えない、
または受け取る余裕がない場合にはなれないものです。

相手に不信感を持ってたりするともっと無茶。
一々カチン！カチン！とはくるけど
嬉しい楽しいとは、まあ、思えないよな。

さらに、相手に無関心だったりするともっともっと無茶。
「あーそう、それで？」
これで色々終われちゃう相手に笑顔になるのは無理です。

プライベートは個人的に全っ然っっ別ですが、
仕事で「笑顔」が必要だというのなら、
お客さんに対して
「自分が笑顔になれる気持ちでいつもいること」
これは必須になります。

また、この状態でいるには
お客さんにある程度の関心があって、
しかもお客さんがあれこれ言ったり、やったりすることを
プラスの方向で受け取っていくということも必要になります。

・・・要はバカになれって話なんですがorz

ま、小難しいことは必要ない。
自分が『しあわせなバカ』になれりゃそれでいい。
『驚くほどに素直』とかな。
若い人は『しあわせな天然』でもいいや。
それでいいそれで。

でも、それが何気に難しいから仕事になるんだぜ？

しかしながら、それも行き過ぎれば
「ああ！こんな純粋無垢な子は俺が助けてあげなくっちゃ！」
とゆーマニアックな方を呼びますので
そこんとこだけ注意。
こっから先はバカ禁止区域ってのは作っておいた方が無難。

ちなみに。
一番簡単な普段からの笑顔の出し方は

　　　　　　　身体をやわらかくしておくこと。

マジだから
ちょっち柔軟がんばってみ。
特に肩と肩甲骨と股関節近辺。

ついでに笑顔の順序としては
頬をあげる⇒目を細める⇒口角をあげる
これをほぼ同時に是非。
頬をあげることがとても大事。
余裕があれば少しだけ前歯をくちびるから覗かせるとステキ。