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生活保護者の集いコミュの貧困問題に取り組んできた僕が「ケンカツ」全話を観て思ったこと 10月から生活保護基準が変わる中で

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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57658
大西 連  NPO法人もやい理事長

まだ多くの人が知らない「生活保護」
先日最終回を迎えた吉岡里帆さん主演のドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(カンテレ・フジテレビ系列)。原作は2014年から『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載されている柏木ハルコ著の同名マンガだ。

生活保護を担当するケースワーカー(役所の担当者)を主人公に、さまざまな課題を抱える生活保護利用者や新人ケースワーカーの奮闘を描いている。既刊7巻で累計70万部(電子含む)を超える人気作品だ。

原作者の柏木ハルコさんと取材等を通じて親交があったこともあり、ドラマ放送スタート前に現代ビジネスでインタビューをおこなった。

・吉岡里帆主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』原作者に聞く(大西連)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56515

インタビューのなかで、柏木ハルコさんは「間違った情報を描かないよう監修をつけてほしい」「視聴者の偏見を助長するような表現はしないでほしい」という2点を条件に、テレビドラマ化のオファーにOKを出した、と話していた。

僕自身は、ふだん、行政機関ではなく民間の支援団体の立場で生活困窮者の支援に携わっている。

生活保護利用者と接したり、彼ら・彼女らを支援するなかで、生活保護を管轄する行政機関や担当者などと協力・連携をしたりすることもあれば、行政機関の不当な対応があればその是正を求めたりすることもある。

そして、それ以外にも生活保護行政について提言したり、メディア媒体などで意見を述べたりしてきた。

僕もドラマ化にあたって懸念をもっていたのはこの点であった。

全国放送のテレビドラマは、たとえ視聴率が振るわなかったとしても、当然ながら多くの人が視聴することになる。

生活保護とは何か、ケースワーカーとはどのような人たちで何をする仕事か、生活保護を利用している人にはどのような人たちがいて、どんな課題や困難さ、苦しさを抱えているのかなど、このドラマをきっかけに初めて知った人も多くいるはずだ。

たとえば、生涯のなかで、病院に行く機会がまったくない、医師を見たり、彼らに診断された経験がない、という人はほとんどいないだろう。それは、教師もそうだろうし、警察官などもそういった職業であると言える。

しかし、この「健康で文化的な最低限度の生活」においての主人公であるケースワーカーという職種、彼らが担当している「生活保護」という制度は、人生のなかで触れる機会がない、という人も多い。

だからこそ、このドラマのなかで「どのように描かれるのか」について、期待もあれば不安もあったというのが正直なところだった。

第一話から最終話まで、毎週火曜日に自団体の相談活動が終わり次第、すぐさま帰宅して視聴した。

あくまで「フィクション」である
ここからは率直に書こう。

まず、全話を視聴して、制度的な誤りや偏見を助長するような表現、描き方をしているようには思えなかった。その点は大きな安堵を覚えた。

また、登場する一人ひとりの生活保護利用者たちが、それぞれに悩み、苦しみながらも何とかそれに立ち向かい、主人公たちケースワーカーの協力のもと、前向きに歩みを進めていく姿には胸を打つものがあった。

とはいえ、一方で、どこか冷めた目で見てしまっている自分がいることも感じた。

それは、あくまで「フィクション」である、ということにだ。

主人公の新人ケースワーカーの義経えみる(吉岡里帆さん)は、一人ひとりの生活保護利用者に文字通りよりそい、必要とあれば何度も訪問し、かなり丁寧なやり取りをすることをいとわない。


また、先輩ケースワーカーの半田さん(井浦新さん)や京極係長(田中圭さん)も、主人公を丁寧にサポートしながら、OJT的に支援の「いろは」を伝えていく。

しかし、そんなことは実際には可能であろうか。

厚生労働省は1人のケースワーカーが担当する生活保護利用者の世帯数を80(標準数)としているが、都市部など多くの自治体では1人のケースワーカーが120世帯以上を担当することもあるのが実情だ。

その担当世帯の一人ひとりに対して、支援の方向性の決定、保護の開始の決定や停止や廃止の判断、給付する金額の計算、関係機関への支援の連絡や調整、他機関への同行等をおこなうのだ。

また、自分の担当する人からの相談等があれば時間を割くのはもちろんのこと、電話や面談、訪問等での相談支援もおこなう。膨大な仕事量であることは言うまでもない。

もともと、困りごとを抱えて生活が苦しくなって最後に利用するのが生活保護制度なわけであるから、その困りごとを一つひとつひもといて解決に向けて支えていくには、とても大きな労力と時間がかかる。

現行の人員体制では、えみるのような「支援」は物理的にも不可能なのではないか、と思う。


現場のリアルを裏切る存在
とはいえ、リアリティをもって描かれているのは、対人援助の経験や専門性をもっているわけではなく、公務員試験に合格した新卒の若者が、いきなり生活保護の担当ケースワーカーになる、ということである。

第一話で、えみるが担当することになった生活保護利用者の一人が、自殺をしてしまうシーンが描かれる。

あまりのことにショックを隠せない主人公に対して先輩のケースワーカーが「1ケース減ってよかったじゃん」と慰める場面は、ある意味、露悪的な表現によって生活保護行政がもつ現場の過酷さを端的にあらわしているとも言える。

生活保護利用者からすれば、まったくの「新人」が、いきなり自分の今後の支援の「全権を握る」わけで、これは恐怖どころではない。

〔PHOTO〕iStock
ドラマのなかでも、主人公が生活保護利用者に対して制度的に難しいことを安易にできると請け負ってしまったり、説明不足から不信感を招いたりなど、「新人がゆえの失敗」が描かれる。

もちろん、これらは、その後の主人公の頑張りや周囲のサポートによって何とか解決に向かうわけではあるが、実際の現場で同様のことが起きた場合に不利益を被るのはただただ生活保護利用者である。

給付する金額を誤れば生活が壊れてしまうし、扶養紹介の判断を誤ればさらなるDVや虐待などの暴力被害につながったり、親族等の人間関係の断絶にもなりかねない。一つの「ミス」が、取り返しがつかない問題になってしまう可能性がある現場なのだ。

そして、実際には、たとえ問題のある対応をされたとしても多くの場合で、生活保護利用者は泣き寝入りをせざるをえない。金銭の支給や支援の全権を担っているケースワーカーに反論するのは勇気がいることだからだ。

ある意味で、こうした現場のリアルを裏切る存在が、ドラマにおけるえみるという主人公の姿であったのかも知れない。

メディアは利用者を問題視するが…
と、ここまで書いて、ではドラマの内容が放送されてネガティブであったかというと、決してそうは思わない。

生活保護制度はこれまで主にニュースなどを中心に、制度の在り方やその問題点についてメディア等でたくさん論じられてきた。

特に、2012年にお笑い芸人の母親が生活保護を利用しているという週刊誌の報道があって以降は、生活保護制度は「問題を抱えている」という視点で論じられてきた。

たとえば、「働ける人が利用している」「不正受給が多い」「受給者増が国(自治体)の財政を圧迫している」「働いている人よりもお金を多くもらっている」などが代表的であろう。

これらのよくある言説に対しての反論は少し長いが下記の記事(2012年と2017年に書いた記事)を参照してもらえればと思うが、生活保護利用者側に問題の原因を求めるスタンスが多いのが特徴だ。

・貧困の「現場」から見た生活保護(大西連)
https://synodos.jp/welfare/1262
・「生活保護なめんな」ジャンパーが冒涜したもの(大西連)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50761
しかし、当然ながら、現実には生活保護利用者側にのみ制度の問題点の原因を求めるのはナンセンスであろう。

日本の経済状況、非正規労働の拡大や少子高齢化に核家族化などの問題、生活保護制度以外の低所得者支援の不備など、社会環境の問題は大きい。

2013年以降、不正受給対策などを名目に、生活保護法の改正等がおこなわれているが、生活保護利用者への管理の強化と考えることができる。

・生活保護法改正法案、その問題点(大西連)
https://synodos.jp/welfare/3984
・生活保護法改正法案を成立させてはいけない理由(大西連)
https://news.yahoo.co.jp/byline/ohnishiren/20131113-00029763/
・「生活保護法改正」は一体誰のため? 5つの問題点を徹底解説(大西連)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55899

「生活保護、それは命を守る最後の砦」
今回のドラマでは、「不正受給」「扶養義務」「就労のための努力をしない」「アルコール依存症」などのテーマを扱った。

いずれも、これまでの文脈では、「自己責任」という名のもとに一刀両断されていたテーマかもしれない。「こんなやつをどうして税金で養わなければいけないんだ」と言われやすいテーマでもある。

しかし、各話で一人ひとりの背景が明らかになるにつれ、抱えている困難さ、支援の不備や周囲の気づきの不在、機会がないことによって奪われていた本来持っているその人の力の価値などが示され、各人がそれぞれの道を進んでいった。もちろん、それは「物語」であるがゆえに当然なのかもしれない。

実際には、さまざまな事情を抱え、前向きな生活ができない人も多くいるだろうし、支援のはざまで苦しむ人もいるだろう。

一方で、ここで示されたのは一つの可能性である。

これまで、ネガティブに描かれることが多かったそれぞれの背景に抱える課題(テーマ)が、主人公や周囲のサポートによってそれを少しずつ解決にむけて進んでいくことにより、ポジティブな形で描かれていたということだ。


最終話において「それぞれの事情、それぞれの人生」という言葉が語られた。

このメッセージは全編を通じて通底されていたものであり、生活保護というテーマを描くにあたって制作陣が大切にしていたものであろう。こういったメッセージが語られることはこれまでの文脈では決して多くはなかったのである。

ドラマで描かれた生活保護行政の現場は、リアルでありながら、あくまでフィクションである。現実には多くの現場は生活保護利用者、支援をするケースワーカーの双方にとって過酷なものであろう。

しかし、このドラマが描いたものは一つの可能性であり希望でもある。一人ひとりの生活保護利用者にドラマのように丁寧な支援ができないのであれば、どうやったらそれができるようになるのであろうか。

人員増や専門性の向上など、予算やさまざまな制約によっていまはできていないことも政策の変更や予算のふりわけによって可能になることもあるはずだ。

くしくも、10月1日より、生活保護の基準が一部改訂される。新しい生活扶助の基準によれば、67%程度の生活保護世帯で、支給されていた金額が減額される(一部は増額の世帯もある)。

生活保護利用者とケースワーカーはカウンター越しに対立する関係性ではない。しかし、こういった制度改正が続く近年においては、さまざまな確執やすれ違いを生んでしまうことも起きている。

ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」は、たしかに、フィクションである。しかし、「それぞれの事情、それぞれの人生」が真に貫徹された時、これまでとは全く違う生活保護の現場、生活困窮者への支援が実現するであろう。その一つの道筋としてのこのドラマは、大きな価値と希望であった思う。

最終話の最後、以下のナレーションでドラマは終了した。

「生活保護、それは命を守る最後の砦。今日もその現場で私たちは働いている」

コメント(5)

減額にはおどろきました。少し下がっただけでも本当にキツいのに…
10月から色んな物が上がり、野菜なんかも台風や大雨被害て上がって行きます。
これで最低限の生活が保証されるのでしょうか?
困ったところです。田舎だと貰える額も微々たる物で田舎ほど物価が高いのに薄粥すすりながら生活しろとか言うんでしょうかねぇ…
マジでたまにおもゆくらいのお粥生活してます。支給額と物価のバランスが悪くて困るもんですね。
こんにちは。
私も、見てました。あんなにいいケースワーカー居ません。
私は、元夫に病気させられ、がり痩せしまい37キロしか有りません。
そんな中、11歳の娘が居て不登校。
環境悪いから安い賃貸に変わって保護費下がり、やり繰りしながらやって来たが、元夫に置き土産借金されて、名義が私だから今、自己破産申請中。

弁護士さんに、家計簿無理矢理付けらされてます。
通信費節約しなさい。言われても、携帯携帯電話を壊されるんは、娘やし、携帯本体分割代
有って高いんだよ。
貸すたびにギガ数増え、充電しなきゃならない位使い切るから注意しても、元夫が、癖つけしたせいで、乗り換えたくても、元夫が私名義携帯潰したから無理なんだよexclamation ×2

半都会に住んでるけど、スーパーは、国道超えないと無いし、安上げで買い物するのも、
しんどいから、生協利用するしか無いんだけど、育ち盛り娘に、沢山食べさせて上げれない現状。ギリギリまで痛い足のまま上靴履かせやっと、買えた。
息抜きだって必要。それをしちゃ行けないならずーっと引きこもってなきゃ行けない。

段階的に引き下げられたら、ますます。
生きる気力が無くなるわ。

21万(3人分時)17万離婚した年。14万今年引っ越しした。14万で2人生活、1年経ってないから慣れてない。
600円が痛い泣き顔

病気で働けない家庭から引き下げて良くなるんかよexclamation ×2
少子化少子化言う割には、虐待事件多いし、
マジでムカつく。
いつになれば、楽になるのかと思ってしまいます。

愚痴書いてしまいすみません。

>>[2]
弱者から切り下げてくのは、この国のお得意ですからね。

障害加算は付いていないのですか?
それが付くだけで、数万円は上がりますよ。

また、携帯はキャリア携帯よりもSIMフリー携帯を使った方がお得です。

それと、NPO法人など相談室を利用するのが良いです。

お身体が大丈夫であれば、送迎ありで工賃の高いB型作業所など通い、保護費が削られない程度の資金を稼ぐ事も可能ですよ。

それだけで月3万以上は金額が増えると思いますよ。
>>[3]
ありがとうございます。年齢的に今、更年期障害と五十肩と自律神経悪く。
障害者手帳では、無く、療育手帳しかないので、障害加算は、有りません。
娘の不登校が治り楽になれば、作業所に行く予定です。
キャリア携帯では、無いです。
ワイモバイルです。元夫からの名義貸し借金自己破産済んだら、携帯買い換えます。
色々とありがとうございます。
>>[4]
そうなんですね。
それだとなかなか難しいですよね。

ワイモバイル、やすい方ではありますからね。

色々と大変かと思いますが、頑張りましょう。
保護課のケースワーカーは親切な方だと良いですが、そうでない場合など、相談室を介すと色々アドバイスくれるので良いと思います。

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