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Sport & Exercise Psychologyコミュのケース・スタディー!

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皆さん、お久しぶりです!
管理人のまっちーです。

このトピでは、今まで皆さんがやって来られた、
スポーツ心理学の応用のケーススタディーをするって言うのはどうでしょうか?
(もちろん、クライアント・チームを特定できるような情報は隠したままです)

ここが良かったとか、ここはこうした方がいいんじゃないかとか、
この方法は他のどんなケースに使えそうとか、
語り合える場になればいいな、と思います(私達の今後のためにも!)



それでは、言いだしっぺの私から。
クライアント(Aさんとします)は51歳女性。
肥満気味・糖尿病でエクササイズを始めたいと言って、
プログラムに参加。

プログラムが重点を置いたのは、ずばり運動を楽しめるようにすることです。
それによって、内的動機(Intrinsic Motivation)を上げることに集中します。

よって、外的動機(Extrinsic Motivation)を
触発するような発言(例:運動は体重を落とせる)は控えて、
運動をするのを外的動機だけに頼るということがない様にAさんに接しました。

具体的には、ゴールセッティングと
そのゴールを達成するのを阻むかもしれないバリアーを見つけて、
その解決法を一緒に考える。
そして、クライアントが楽しめる運動方法を一緒に探して、
常にコンタクトを取ってクライアントがちゃんと運動を楽しんでやっているかチェックする。
…というようなことを12週間に掛けてやりました。

結果は…
Aさんは、「プログラムは素晴らしかった!」と言ってくれたのですが、
最後まで彼女のフォーカスをExtrinsic Motivationから
Intrinsic Motivationに出来たかどうかは自信がありません。
プログラム後も運動を続けているかどうか、少し心配です。
と、言うのも12週間のうちに4回行った1対1のフォーマルなミーティングで、
やはりいつも体重のことが出たからです。
「運動が楽しい」とは言ってくれてはいたのですが、
やはり「運動しなければ!(痩せるために)」
と言うのがありました(と、いうかこっちの方が主だった)。
Intrinsic Motivationを上げることによって、
クライアントがエクササイズを生活の一部に出来るように、
と言うのがプログラムのゴールだったので、
どうすればもっと良かったのかなあ、と今でも考え中です。

なんか分かりにくい文になってるかもですが(すみません…)、
皆さんからの質問・コメントお待ちしています!

コメント(2)

はじめまして。心理系の大学に通うよいさという者です。
上のケース・スタディーを読んでいくつか質問があるので教えてください




>クライアント(Aさんとします)は51歳女性。
肥満気味・糖尿病でエクササイズを始めたいと言って、 プログラムに参加。
プログラムが重点を置いたのは、ずばり運動を楽しめるようにすることです。


この点について、開始時のAさんの運動に対する意識(positive or negative)あるいは運動に対する自己効力感はどのようなものだったのでしょうか?
仮にnegativeな傾向にあれば、外的動機による運動経験の増加は、たとえ内的動機に結びつかなかったとしても評価できると思います。(内的動機を高めるという目的からはそれてしまいますが・・・)
逆にpositiveな傾向にあれば、私はAさんの今の自分の健康状態や自己イメージがどのようなものだったのか、という点が気になります。(単に医者から注意されただけかもしれませんが・・・)




>Aさんは、「プログラムは素晴らしかった!」と言ってくれたのですが、


Aさんにとってプログラムの中のなにが素晴らしかったのでしょうか?
結果として体重や体脂肪が減少したから、という健康状態の改善が一番だとは思いますが、そのプログラムの中で得られた資源(例えば他者との交流や、自分もやればできるという感覚)を含めた評価もされているのかな、と感じました。


(スポーツ系の知識がほとんどないので、ズレた質問でも勘弁してください(笑))
>よいささん、
鋭い質問ありがとうございます。

1.Aさんは、ほとんど運動の経験がありませんでした。運動に対するAttitudeはPositiveだったと思います。ただ運動をすることに対する自己効力感(Self-efficacyですよね?間違ってたらすみません)は低かったです。だから運動を始めたいと思っていても、自分では何から始めていいか分からず今まで来てしまった、と言う感じでした。これが彼女のプログラムに参加するきっかけだったと思います。

自己イメージは完全にNegativeでした。自分が肥満気味であること、糖尿病持ちであることを恥じている風でした。



2.そうですね、健康状態の改善が一番に上がりましたが、運動を始めるようになって「自分のことをもっとよく考えられるようになれた」と言ってくれてました。あとは、私との交流。

前の書き込みのときは書きませんでしたが、Aさんとの会話中よく「あなたのためにがんばるわ!」みたいな発言が出てたんです。これも、私が、今もAさんが運動を続けてるのかなあ、と心配になる理由のひとつです。4回のフォーマルなミーティング以外でコンタクトを取りすぎたのかな、とも思っています(1週間に1回程度電話で話をしました。Attentionを与えすぎた?)。そのAttentionが無くなった時、ちゃんと続けられているんだろか、と思ってしまうわけです。



プログラムが終わった後に、自分でReflectionをやりましたが(そのときはポジティブなことしか思いつかなかった)、こういう風に時間が経ってからまた考えるのもいいですね(もうちょっと、冷静に自分を見られてる気がします)。


ちなみにこのプログラムはResonance Performance Model (RPM)(Newburg, Kimiecik, Durand-Bush, & Doell, 2002)をベースに作られています。

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