[バンド名]YOUTH OF TODAY
[タイトル]We Are Not In This Alone
[レーベル]Revelation Records
[地域]アメリカ
[リリース年]1988
もうこれは超名盤なので、僕が書くのもおこがましいかもしれませんが書きます…!
針落とした一曲目のジャジャーンってギターのイントロですでに燃える最高傑作。怒涛のテンションで突き進んでいくが、このテンションの高さが「むき出しの」ものでないところがミソ。テンションが高くても、グシャグシャなものでなく整合感のあるもので、ある意味で計算されたものとも言えるんじゃないでしょうか。だから、初期の音源に引けをとらず、もしかしたらそれ以上にテンションが高く感じるんでしょう。トップクラスの名盤!って当たり前か…。
[バンド名]OVER THE LINE
[タイトル]Demo 7"
[レーベル]Crucial Response Records
[地域]アメリカ
[リリース年]1999
僕にとってのユースクルーへの意識を全て変えてしまった人生を変えられた「人生盤」。Vo.Steveが運営していたTension Building Records(後にTime Is Now 7"+Zineの傑作を出す)からカセットで出ていたデモをドイツの名門が7インチ化したもの。オリジナルのテープは6曲入りでこの7インチより1曲多い。(テープにしか入ってないWhat I Haveは、かの歴史を塗り替えた名盤V/A For The Sake Of Dedicationに収録) 尚、テープと7インチでは若干音の質感と微妙な違いがあるのもおもしろいです。
とにかく、全ての曲がアグレッシブ!タイトなドラミング(タッチ&ゴー時、ドラムがスネアを入れてから止めるのも特徴的)、熱いながらも丁寧に気を配って歌い上げるボーカル、絶妙なタイミングでここぞと入るシンガロングコーラス、と、現代においても全てが先進的なユースクルー。個人的ハイライトはB-2 [Look Ahead]のブレイクダウンしてからの「Make it fuckin work!!」のシンガロングはいつも驚かされます。ベストシンガロング大賞受賞曲。
DLして驚き、購入してインナーのボーカルのドヤ顔withフレットペリーポロシャツを是非ご堪能下さい!
[バンド名]FAR FROM BREAKING
[タイトル]The Identity 7"
[レーベル]Young Blood Records
[地域]アメリカ
[リリース年]2003
97リバイバルユースを軽く凌駕するテキサス産エナジックユースクルー2nd 7"!(盤のB面が憎い!)
裏ジャケのREINFORCEシャツ着用のベースの角刈りっぷりはともかく、とにかく熱く熱く燃え上がるユースクルー至極の境地へと導く強力盤。1曲目Think Twiceのブレイクダウンする瞬間のドラミング、チョーキングの妙、これぞユースクルー!!どうしようもなく燃え上がっちゃう♪そんな1枚。
The Bonds We Builtとか、おせっかい過ぎて胸を熱くさせる曲名もいいじゃないですか〜ユースクルーロマンコア!
※DLは1st 7"+2nd 7"のカップリングCDとなります、こちらで紹介したものは1〜6曲目までの2nd 7"です。1st 7"[Made My Choice]はまた別の機会に。
[バンド名]ENVY
[タイトル]ST
[レーベル]New Direction Records
[地域]アメリカ
[リリース年]95
同郷のHALFMAST、PLAGUED WITH RAGEとともに、95年というニュースクール全盛の時代において貴重だったユースクルーハードコアバンド。これは1st 7で、次作のWHAT WENT WRONG(もちろんこれも素晴らしい)、同じくNEW DIRECTION RECORDSからリリースされているコンピレーション(Snapcase、Despairtも収録しているあたりが時代を象徴としていますね)はメロディックでポジコア的な要素が増えてくるが、この時期の音はHALFMASTからメタリックな要素を抜いて、メロディックにした感じで最高。とくにA面3 曲目のYOU AND MEは涙ものの名曲で、この曲が好きな人がいたら間違いなくその人と友達になれますね。爆
そして極めつけはやはりこのドラム!ドスドス、タスタスと疾走感の感じさせないドラムが、このバンドをショボユースとさせています!これを聴いた後では、FASTBREAKがショボユースだとは思えなくなるでしょう。
またジャケット裏面、フロアにダイブしているベースの時代を感じさせる角刈りはポーセルのX刈りと引けをとらないものではないでしょうか。
[バンド名]97a
[タイトル]Abandoned Future E.P.
[レーベル]Coalition Records / Teamwork Records
[地域]アメリカ
[リリース年]97
ファストな要素がかなり強い激速ユースクルー。とは言っても、NO FOR AN ANSWERのように純粋にユースクルーを速くしたというのでもなく、MANLIFTINGBANNERやFEEDING THE FIREのようなものでもなく、それらとはまた違った表現をとっているスピードコア+ユースクルー。たぶん97aのルーツに特色があるのかもしれません。
アメリカ国旗をジャケットに掲げたり保守的なイメージに目がつきますが、なんと言ってもこのバンドはとにかく性格の悪そうな歌詞につきます!Terror AT WFMUというライブ盤のCommitment?という曲では、ユースクルーワードであるFIGHT FOR CHANGEを批判したり、「Your hardcore pride was just a joke!」と挑発的な歌詞を並べたりしています。こんな歌詞だから日本では人気がないかと思いきや、なかなか人気なバンドですよね。
[バンド名]MONSTER X
[タイトル]To The Positive Youth
[レーベル]Groom Records
[地域]アメリカ
[リリース年]98
EbullitionのXXX compに入ってることで知られているSxEグラインドバンドによる、ユースクルー名曲カバー集。カバーされてる曲は、STRAIGHT AHEAD-STRAIGHT AHEAD、BOLD-NAIL TO THE X、YOUTH OF TODAY-ONE FAMILY、ABUSED-DRUG FREE YOUTH、UNIT PRIDE-WIDE AWAKE、UNIFROM CHOICE-USE YOUR HEAD、CHAIN OF STRENGTH-NEVER UNDERSTAND、NO FOR AN ANSWER-WITHOUT A REASON。針落としたときから笑えます。
いやいやこれは誤解を招くような書きこみをしてしまいましたね…。間違っても不快などとは思ってませんよ!僕個人としてはこのトピックで、そもそもDLやP2Pの是非みたいな議論を立ち入ってやりたくなかったというのが本音なんです。そうゆうのを配慮して、しばさきさんがディストロのURLのせていたり、「購入しましょう!」ということを述べていたこともわかります。で、P2PとかDLとかそういうの物凄い拒絶感示す人っているんですけど、僕はそれでいちいちモメるのは避けたいという考えを持っていました。ブートの時代からこういう議論続いてる印象だったので。なので、まぁまえがき書いとけばモメなくていいかなという考えでああいう書きこみをしました。(ある意味で議論や衝突そのものを拒絶している点は僕の反省すべき点ですね。この辺は日本人特有のコミュニケーション能力の無さか)
たとえばYOUTH OF TODAYやGORILLA BISCUITSなどはP2Pやブログのアップロードとか流石に簡単に見つかるし、わざわざ上げなくてもいいと思うんですけど、ただしばさきさんがあげていたようなFAR FROM BREAKINGとかは音源もそんなにみないし、P2Pやネットのブログでも大量に見つかるようなものではないので、そんなに目くじら立ててグチグチ言う人はいないかなと。だから、結論としては、こうゆう場で音源あげるとまたDL・ブートの是非みたいな議論がはじまるってのが嫌なので、手軽に買えそうなものについては、DLしたい人は自分で探して自分でDLすればいいというものだったんです。
Mixiのコミュニティの人数見てみると、GORILLA BISCUITSが1200人いて、OLD SCHOOL HARDCORE(このジャンルをどのように捉えて参加してるかはわかりませんが)ってコミュニティは2200人いるみたいです。なので、ユースクルーもそれなりに人気があってもおかしくないジャンルだと考えていたんですが、前々から僕は人気があるバンドは基本的にはDOLLで紹介されてたものではないかと思っていて、しばさきさんの「人気があるバンドは流通の良さと関係しているのではないか」という疑問もわかるような気がします。USHCが好きって言う人で、何が好きなんだろうと聞くと、7 Seconds、Minor Threat、Circle Jerks、Black Flag、Deadk Kennedys。もちろん、僕もこれらのいくつかは好きなんですが、そんなに好きだったらもっと突っ込んだバンドとか区分とか知っていてもいいんじゃないかと。
今の時代はブートじゃなく、ただでMp3を落とせるし、たとえDL反対な人もmyspaceやYoutubeで音源聴ける時代なので、ネットのレビュー、レコ屋の紹介、アマゾン以外にも自分の好きなバンドの音源をリリースしたレーベル、サンクスリストに載っているバンドから一気にいいバンド探せるんですが…。独古勇さんの言うように「英語が得意な子しか聴けない音楽になってしまってる」んでしょうかね。僕はつい最近ユースクルー聴きだしたようなものなので、あまり他人がどうのとは言えませんが…。
[バンド名]TRUE COLORS
[タイトル]RUSH OF HOPE
[レーベル]SIX FEET UNDER
[地域]ベルギー
[リリース年]09
ex-Buildingらしいです。00年代後半、というより00年代を代表するバンドでしょうか。YOUTH OF TODAYらを思わせるあの時代のユースクルーを単純にリバイバルするのではなく、モダンに再現。90年代以降のユースクルーは聴いてないっていう人にこそ聴いて欲しいですね。ライブも熱そうですが、2010年に惜しくも解散。
NEW AGE RECORDS から1991年に出た V/A - WORDS TO LIVE BY WORDS TO DIE FOR the compilation 7"で先に聴いて,参加バンド中唯一インナーに写真が無いわ,参加曲 "NO SECOND CHANCE" たった一曲では下手なのか上手いのかも分からないわで,調べて探したインディアナ州のレーベルからの一枚.
で,今改めて聴いてみると年代的に考えても無理は無い,ニュースクールになりかける過程と謎のチョッパーベース・ユースクルーが聴ける一枚.
SIDE ONE でニュースクールになりかけて,SIDE TWO で完成!
オハイオ州の ARMS LENGTH のリリースで知られる REFLECTION RECORDS からの次作7"では,ルックスと共に完全なドラマティック・ニュースクールに変貌を遂げた.
[バンド名]INSTED
[タイトル]WE'LL MAKE THE DIFFERENCE
[フォーマット]7"
[レーベル]NEMESIS RECORDS (#4)
[地域]アメリカ・カリフォルニア州
[リリース年]1989
OCSE!!! 彼ら唯一の7"での作品.
一番好きな曲 "FEEL THEIR PAIN" が入っているという理由だけで,何度も何度も聴いてしまう一枚.
毎回聴きながら,迷著「パンク天国3」P.214における謎のレヴューを読むのが楽しみで楽しみでならない.
同レーベルから出ている V/A - No Control at the Country Club Live 7"でも "FEEL THEIR PAIN" が聴けるので是非!
[バンド名]IN REACH
[タイトル].seize the day.
[フォーマット]7"
[レーベル]Unity Power (UxPx#4)
[地域]アメリカ・ヴァーモント州
[リリース年]1999
一度聴いたら「IN REACH だ!」と記憶せずにはいられない,哀愁のアクースティック・ギターで始まる "Seize the Day" が一部の仙台ユースの間で話題になったユースクルー.
発売は隣接するマサチューセッツ州のレーベルから.
最後の "Could Be Right" 以外はメタルを感じさせないメロディアスでシャープなギターがやはり印象的だが,ドラミングと武骨なヴォーカルが AMULET や SECTION 8 ら引き合いに出される北欧のバンドとまた違った印象を与えている.
ほぼ同時期に PIN DROP RECORDS から7"+四曲+αをまとめて "miles to go" CD が出ている.
CD にも収録されている "way of life" で ELEMENT RECORDS の SKATE-CORE COMPILATION VOL.1 "PREVENT THIS TRAGEDY" 7"に参加.
2000年にはマサチューセッツ州の OPEN UP との split 7"を jitsu records から出していて,一曲目の "driver's test" は前出の CD に収録されているのに,二曲目の "where's justice" は何故か収録されていない謎.
http://www.myspace.com/InReachVt