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雲丹同好会コミュの雲丹の美味しさを語る

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雲丹の素晴らしさは何といっても、あの口どけハート達(複数ハート)
そして磯のかほりもなんともいえん!








雲丹を口の中にそっと置いた瞬間、目をゆっくりと閉じる。

雲丹は、優しく私の心に囁いた。

「わたしの美味しさ、そして暖かさを...」

コメント(47)

涙で塩味が増し更に愛おしくなる。

「あたしも海に還ろうかな…」

譫言のように呟く。

そして叫ぶ。

「雲丹よ…どうして貴方は雲丹なの!?」
「こんな大胆なことを言う私を軽蔑するかしら...」


少し不安も浮かんだ。

でも,彼はうにが思っていた以上にうにを愛していた....。
「お前(うに)と一緒ならどこにだっていけるよ」(行くとゆーか持ってく)

その優しく甘い言葉にうには、さらに味に深みがでるのでした…
そんなとき


彼はふと時計をみた....


時計のはりはもう11時をさしていた....


「あなたが私を1口してからもう4時間も経つのね」


彼にとって雲丹は時間をも忘れさせるものだったようだ。


そんなとき

ピンポーンー・・・


誰か来たようだ。
「あぁ…お前か…」

ふと彼女の手を見ると寿司折が…


「まさか…雲丹が…」


彼の脳裏にあの姿が…


おもむろに中身を見てみると、中には違う種類の雲丹が…
トオルは彼女の箸をはじいた!!


「なにぃ〜?なんなのぉ〜??」


「な...なんでもないんだ....」

そう言うしかなかった.....。


「何か今日は変ね?」


トオルの様子のおかしさに気づいた彼女は少し酔いがさめたようだ。


ふたりの間に異様な空気が流れようとしていた。
....いや,これはもうふたりというよりも
.......

さんにんだ。



しかし,その場に三人目の"雲丹"という存在があったことを
このときの彼女はまだ知るはずもない。



あんなことがおきるまで....。
しばしの沈黙の後…


「ドーン!!!!!」


トオルと彼女は
「なに??」
と後ろを向いた、すると…







さっきまで雲丹のあった場所には、知らない女性が横たわっていた…
彼女は直ぐ様僕の部屋を飛び出していった。


『ごめん…』


彼女には申し訳無いが
僕は後を追うことはしなかった。


僕には目の前の橙色の布を纏った女性…


いや、確かにさっきまで君は雲丹だった…


その雲丹の女性に虜になっていたからだ。


部屋には僕とその彼女の
二人きり…

するとその女性が
突如喋りだした!
『さっき部屋を飛び出て行った方は...追わなくていいんですか?』

「あぁ..。」

よくはなかったが,今は目の前の女性のことのほうが大切
そう思った。

橙色の布からしたかほり...そして突如,大きな音とともに現れた彼女は果たしてうになのだろうか...?

「ふふ...何考えてるんだ。まさか,そんなことあるわけないじゃないか」

でも...もし本当にうにだったら...。

『何か言いましたか?』


トオルは彼女の美しい目をじっと見た。
そして勇気を振り絞って聞いてみた。

「き,きみは....うに....にゃのか?」

緊張しすぎていたため少し噛んだ。

クレヲパトラにも似た彼女は
何故か少し悲しげな表情をみせた。
すこしの沈黙が続いた後、彼女は口を開いた。

『はい…そうです。
私は雲丹なんです…。
あ!ごめんなさい!!
突然現れてしまってあせあせ(飛び散る汗)
私は貴方もご存知かもしれませんが…海からやってきました。ちなみに小樽です。神様が今日1日だけ願いを叶えてくれるという約束で、貴方に会いに来ました。』

と話だした。



どーゆうことだ!?!?

彼女の言っていることは正しいのか??

いや、でも現にそんなことが起こるはずはない…。

雲丹だぞ?!?!

雲丹がなぜ人間に??


なんなんだ一体。


こんなことってありえるのか?…


僕は理解も出来ぬまま立ちすくんでいた。


しかし…なぜこの雲丹だという女性は僕の目の前に現れたんだろう?


考えれば考えるほどきりがなかった。
突然の言葉に俺は驚いた。


徹「えっ…なに…??」

紫は徹の目を見つめたまま再び

紫『好きです』


と呟いた。

徹「あっ…ありがとう…」


なんの変哲もない言葉だったが、今の徹には精一杯の返事だった。
いきなり現れて、好きと言われて、徹の中では気持ちに整理がついていなかった…
このままでは紫(雲丹)に深入りして抜けられなくなると考え,話を変えようと思った。

(でも......変えたくないな....。)


徹には紫(うに)の気持ちをスルーできない理由があった。

それは....

徹がまだ高校生だった頃,大好きで大好きでたまらなかった"あの子"にとても似ているからだ。
同一人物ではないかと錯覚するほどに....

でも,同じはずがない。

"あの子"は3年も前に死んだはずなのだから....。
そのとき,紫(雲丹)の一言が沈黙を破った。
『あの時,私は悲しかった』

徹はポカンと口を開けて"?"を頭に浮かべていた。
それは大そうな
トンチンカンな顔だった。
い…いや、まさか紫と名乗る女性は僕が大好きだったあの女性…木村紗季(きむら さき)だというのか?

そんなはずはない


だか僕はその後
奇妙な事にきづいてしまった…。

僕がかつて好きだったのはキムラサキだ。

今目の前にいる雲丹と名乗る女性は紫…!!


!!!!!!!!!!!

キムラサキ…キムラサキ…キ…ムラサキ…


ムラサキ!?!?!?!?


まさかな…笑

紫が木村紗季の生まれ変わりだとは思いもしなかった

木村紗季は三年前に亡くなっている。

あの時のことを僕はふと思い出していた…。


あの日、ひときわ仲が良かった僕たちは男女六人で海に出掛けた。

僕は紗季ちゃんが好きだった。そう、その日の晩に気持ちを伝える予定だった。

上手く行っていたら恋人どうしになれたかもしれない‥。

だか僕は告白さえも
出来なかった。


彼女は海に呑まれて無くなってしまったからだ‥。


その日僕たちは雲丹が大好きだったので、悪事だとわかってはいたが、皆で密漁しようとしていた。


順調に雲丹を捕まえ
沖に帰ろうとしたその時

『きゃー助けてぇ!!助けて!!とおるく‥ブファッ』


ん!?

『あ!!紗季ちゃん!!紗季ちゃん!!紗季ちゃーん!待ってろすぐ行くから』


そう‥気付いた時は遅かった。

彼女の姿はもうない。


彼女は雲丹を片手に
亡くなってしまったのだ‥
もしあの時…密漁なんてしていなかったら彼女は…

彼女の捜索は警察と地元の漁師の人達で行われた。

でも彼女は見つからなかった…

最後の別れも言えず、彼女は俺の前から姿を消した…


「さよなら…」




あの日から夢の中には彼女が現れるようになった。



伝えられなかった思いを夢の中で伝えようとした…けど、答えは返ってこなかった…ただ微笑むだけで…


紫は話続けた。

紫『私には時間がないの....』

徹「時間がないってどういうこと?」

紫『......とにかく時間がないの』

紫はただただ,"時間がない"と言うだけだった。
一体,何があるというのだろう?

徹(もしかして....雲丹に戻ってしまうとか?)

そんなことも考えながら徹はまた時計を見た。
どうやら時計を見るのは徹の癖らしい。
針は深夜12時にさしかかるところだった。

紫『私,いきたいところがあるの。』

徹「どこ?」

紫『あなたは覚えていないかも知れないけど,
  あの約束をした..海が見える教会....。』

徹(約束...?したような...でも思い出せない...)
徹「行こうか!!」

紫『嬉しい!!』

そのときの笑顔は今も忘れる事が出来ない。
僕が大好きな笑顔だったから...

二人は外に出て車に乗った。

陰からは,家を出たはずの
彼女(真紀)がみていたことも知らずに。
僕は紫と二人で海の見える教会を目指していた


車のなかの僕たちは
しばし会話の無い状態が続いていた。

(このままじゃなんかきまづなぁ…何か話さなきゃ!)

っと思い、僕は話しかけることにした。

『む、紫ちゃんって…いい匂い(雲丹みたいな…笑)がするけど何の香水使ってるの?』

紫『えっ…(照)』

僕は思いもよらず
変な事を聞いてしまった…

徹『あ…ごめんね!!変なつもりはないからホント気にしないで^^;』

紫『あ…は…はい(照)』

何故か彼女は照れている..

二時間くらい車を走らせると小樽に着いた。


そうだ…小樽は
三年前に紗季ちゃんたちと来た場所であった。


僕は忘れてしまっていたが…

海の見える教会の話を
思い出したのだ


紗季『あのねーここら辺に海の見える教会があるんだって☆そこに行ってお願い事をしたら叶うみたい!!紗季ねー絶対いきたいんだぁ♪徹くん一緒にいこうね☆笑』


思い出した!!

紫ちゃんが行きたいのは
この教会に間違いない


紫ちゃんはやっぱり
紗季ちゃんなんだ…!!

徹『紗季ちゃん…紗季ちゃんなんだよね?』

紫『え…徹くん分かるの?!?!』

徹『やっぱり紗季ちゃんなんだ!!あの時助けられなくてホントにごめ…ん…』

僕は何故だか泣けてきた。

紫『徹くん…泣かないで!いいのよ!徹くんは悪くない!!』

徹『でも…紗季ちゃんは僕のせいで…』

紫『徹くん…』


〜〜〜♪♪♪〜〜♪♪


こんな時に電話!?!?


着信:越後屋 真紀

〜〜♪♪♪〜〜♪♪


彼女からだった

紫『出なくていいの?』


徹『いや、いいんだ…』

それでも着信は続く


〜〜♪♪〜〜♪♪♪


紫『彼女さん?でしょ?…出てあげて』


徹『…わかった。ごめん』
そういって僕は電話にでることにした。


この時、僕が電話に出なければ…電話に出なければ全てよかったのに。


僕がこの一本の電話に出てしまったことで僕の運命が…いや、僕に関わる人たちの運命でさえも変わってしまったのだ。
僕は車を急がせた。

その車内で考えていた。

真紀と過ごした日々のこと。
真紀は小さい頃からの幼馴染だった。
あの事件のあとも僕の心の隙間を必死で埋めようと努力してくれていた。
本当にいい子だと思う。

そんな真紀に何度も救われる思いをしたし
沙紀ちゃんを忘れられるかも知れないとも思っていた。
徹「俺は恩を仇でかえすのか....?」

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

徹「また電話?誰だろう?」

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

僕は紫かも知れないと思い,車を停めて電話にでた。
徹「もしもし?」
電話の女「もしもし!?」

電話の女は少しあわてているようだった。

徹「どなたですか?」
電話の女「あぁ!ごめんね!私よ!真紀のお母さん!」
徹「!!.....久しぶりです!!!」
真紀の母「こんな時間に真紀がいないの!何か知らないかし      ら!?あの子...あんな体だから凄く心配なの」
徹「え?真紀どこか悪いんですか!?」
真紀の母「徹君,なにも聞いてないの!?」

僕はハンドルをきつく握っていた。

でもそれは....

紫との約束が守れないのではないかと思ったからなんだ。
そのとき!!!!

男「徹?真紀?二人ともこんなとこで何してるんだ!?」

僕たちはパッと振り向いた。
そこには同じく同級生の哲夫がいた。

徹「テツ!??お前こそなんで!??」

一瞬にして涙は止まった。


真紀「私が呼んだのよ」

徹「...真紀が?どうして...」

真紀「徹は沙紀のことしか考えてなかったから気づかなかったでしょう」

徹「....なんのことだ?」

真紀「...テツは..」

哲夫「やめろよ!今さら言うことじゃない何年も前に終わったことだ..」


徹「真紀言ってくれ...」

真紀「..テツも沙紀が好きだったのよ...もちろん雲丹も...」

徹「なんだって!?」

真紀「だからテツにも沙紀に似た顔を見せてあげたかった..」

哲夫「沙紀は死んだだろ!?どういうことだ!?」

問いつめられた徹は
手に汗を握っていた....。
そんな事を考えていると哲学話し出した


哲『徹…お前、真紀がどんな状態なのか知ってるのか?』


いや、まさか妊娠!?!?
そんはふうに思ったりもしたが詳しくは聞いていなかった…

真紀『哲くんだめ!!言わないで!!お願いだから言わないで!!』

真紀は喚きそしてその場で始めてしまった。

徹『真紀…』


哲『あぁ〜徹!お前と話してるとイライラする!真紀はもうすぐ死ぬんだよ!!』



え???真紀が死ぬ?



--------------------------



妊娠…じゃないのか?!



真紀は無言になった


とりあえず僕は詳しく聞いてみることにした


徹『嘘だろ?真紀が死ぬ?なんでだよ?こんなに元気じゃないか??笑』


哲『真紀は今まで言っていなかったが…極まれにいる雲丹アレルギーなんだ。小さい頃から雲丹と相性が悪く、食べる度心臓が痛め付けられる、しかし雲丹が大好きな真紀は徹も雲丹が好きだから…徹と雲丹を食べる時間を何よりも大切にしていたし、楽しみにしていた。しかし雲丹を食べ続けることにより心臓が炎症を起こしてしまった…そして命は長くないんだ。徹!!お前がしてきたことの重要さがわかるか!!』



…。
僕は何も言えなかった



救急車が来た。

救急の方は手際よく,真紀を救急車に乗せた。

僕たちももちろん同行していった。

-------------救急車内----------------

徹「真紀!!真紀!!!しっかりするんだ!!!」

テツ「おい!戻ってこいよ!また6人で海にいこうぜ!!!」

レスキュー隊員「このままじゃあ,危険だ!!」

徹「なにが危険なんですか!心臓なら僕が真紀にあげたってかまいません!!だから...真紀を!真紀を助けてください!!」

レスキュー隊員「心臓の問題ではないんです!呼吸がとまって6分が経とうとしてるんですよ!!!」

テツ「!!...命が助かったとしても...植物状態になるかもしれないってことですよね!?」

徹「え!?冗談じゃない!!うそだろ!?」

テツ「こんなときに冗談なんて言うかよ!!保険体育で習っただろ!長い時間,能に酸素がいかなかったら....」

徹「真紀を救ってくださいっ!!真紀は!真紀は大切なかのじょ.....友達なんです!!!」

テツ「!」

------------小樽の海岸-----------------

紫は一人で海を見つめていた.....。

シャラッ...

紫「あ」

首につけていたネックレスが落ちた。

紫「落ちちゃった....」

それは..昔,沙紀と真紀がお揃いで買ったものだった。

紫「鎖が切れてる...急にどうしてかしら...なんだか不吉だわ」

紫はずっとネックレスを見つめて....

思いたったように走りだした。



方向は............留萌!!!!!
---------病院------------

医者「一命はとりとめました」

3人「本当ですか!?」

俺達は歓喜にわいた。

医者「しかし.....」

徹「しかしなんですか?しかしなんだっていうんですか!!」

医者「......」

哲夫「はっきり言ってください!!」

医者「長い間,酸素が頭にいかなかった....」

徹「まさか植物.....」

医者「いいえ,最悪の事態は免れたのです。ただ,後遺症として右手に麻痺が残るでしょう.....」

徹「なんだって!?」

哲夫「チクショウーーー!!!」

哲夫の叫び声が院内に響きわたった。
そんなとき,ずっと黙っていた雄登が口を開いた。

雄登「真紀は....ピアノが好きなんです。絵も好きなんです」

徹「あぁ...そうだったよな...」

ピアノを奏でている姿...
絵を描いてる姿...どれも笑顔でいる真紀が頭に浮かんだ。

------------------------

紫「!....朝日だわ....」

空が明るくなろうとしていた
紫の手が...薄くなっていた

紫「いや!まだ消えたくない!神様!!」
女トラック運転手は急いで救急車をよんだ。


そのとき
徹が一言いった。

「紗季を....小樽...助けにいかな..」

女トラック運転手「なんだって!?紗季!?」


そう....
トラックの運転手は皆の仲間....あゆみだったのだ。

救急車と警察が到着し,
徹は真紀と同じ病院へまた行った。
今度は運ばれて...。

現場で事情聴取されていたあゆみは
警察をふりほどき
ボコボコのトラックに乗り込んだ。

そして
紗季を探しに動いたのだった!!!

「何があったか知らないが...待ってな!紗季!!」
あゆみは少々,男前な口調になっていた。
紫はかなり衰弱していて、デコレーショントラックに乗るのも精一杯だった…


あゆみ「あんた…名前は…??」

紫「……紫」

あゆみ「紫……紗季じゃないの…??」

紫「………うっ…」

紫はいきなり苦しみだした。


あゆみ「ちょっと!!大丈夫!?」


紫「……徹…」

あゆみ「しっかりしなさいよ!!えっ……」


あゆみが紫の手を握ろとした時…
紫の手は透けてしまい触れることはできなくなっていた。




〜〜病院〜〜


徹「紫……いやっ、紗季はどこにいるんだ…」

テツ「ここにはいない、徹はとりあえず休んでろよ」

徹「行かなきゃ…」

雄登「おい!!無茶するな!!」

徹「今行かなきゃ後悔する…あの時と同じ辛い思いは…もう紗季にさせたくないんだ!!!!」

?「徹…わかったよ…一緒に紗季に会いにいくぞ!!!!」

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