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月光茶房コミュの月光茶房の音会/お休みのお知らせ

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「音会」プロデューサー/吉田隆一です。

2007年2月に始まった『月光茶房の音会』
諸事情によりまして、14回目にして一旦の幕引きであります。
3年間、ありがとうございました。

・・・

記念すべき一回目は
『月光茶房の音会(第一回)如月の二人』
小森慶子(cla,b-cla)
蜂谷真紀(vo,voice)

月光茶房で蜂谷さんと打ち合わせ(2006年の「まちのゆめ」LIVE)をしている中でマスターを巻き込んで小森さんの話題になり、勢い「LIVEやりましょう!」「ここで!」と始まったシリーズでした。
(蜂谷さんと一緒にいるとこういう事件がよく起こります)

当日、ライブの主催に慣れない我々主催者側のドタバタをモノともせず、凛とした音が立ち上がり、ワクワクしたのを憶えています。

『月光茶房の音会(第二回)鳥待月の二人』
田村夏樹(tp)
大蔵雅彦(alto sax,tubes)

「管楽器をツールとした即興演奏」において、二律背反的とも言える要素・・・プロフェッショナルなミュージシャンの持つ「職人的な演奏技術へのこだわり」から最も遠いところを目ざしながら、結果的には即興演奏の「職人/達人」であり、なおかつそのベクトルがまるで違う二人を組み合わせたLIVEでした。

それぞれの方法論の違いが明確に浮き上がり、しかし単に「実験」ではなくどこかポップである(それは二人の持つ、また別々のベクトルのポップさが互いをスポイルしなかった結果でしょう)・・・興味深いLIVEでした。

『月光茶房の音会(第三回)水無月の二人』
*蒼二点*
すずきあおい(vo,toypiano)
荻野和夫(lute)

今は活動していない、結果的にはこの素敵なユニットの(現時点での)ラストライブでした。
リュートとボーカルという取り合わせで、ヴォーカルといっしょにリュートもマイクでPAしたつもりが、こちらのミスでリュートだけ全くスピーカーから音が出ていない・・・しかし最後まで気が付かなかった・・・あおいちゃんのvoの繊細さと荻野さんのフレキシブルさに助けられました。

このLIVEシリーズではプロデューサーに徹するつもりだった私が、親しい二人の誘いで一緒に演奏し、「演奏しちゃおう」と思いたったきっかけにもなりました。

『月光茶房の音会(第四回)観月の二人』
壷井彰久(vln,electronics)
quartz head:藤原大輔(ts,electronics)

このLIVEは凄かった!
私の同世代の才人二人/接点がまるで無かった二人を組み合わせて見ましたが・・・これがとんでもなく「サウンド」しました。
耳のいい二人による即興は、発せられる全ての音の「音程」の微細なコントロールにまで隅々神経が行き渡り、なおかつダイナミックさを失わないという・・・

あと「真夏のライブは避けよう」という教訓になりました!
エアコン切ると猛烈な暑さ!

『月光茶房の音会(第五回)神無月の二人』
吉田隆一(barisax)
かわいしのぶ(base)

で、私も出演しました。
プロデューサー権限で、以前から一緒に演奏してみたかったしのぶちゃんと。
トークと演奏と歌と・・・猛烈にバカバカしい瞬間が何度も訪れて楽しかったです。
しのぶちゃんの歌の歌詞の破壊力!当方も久しぶりに「ポンズの歌」が出来て楽しかったです。

『月光茶房の音会 (第六回)雛月の一人とふたり』
深水郁(vo)
吉田隆一(barisax)
壷井彰久(vln)

福岡在住のピアニスト/ヴォーカリスト/画家である深水郁さんが『月光茶房』で個展を行うにあたりLIVEをやることになり、マスターが「誰か一緒にやりたい人いますか?」と訊いたところ光栄な事に「吉田隆一」と即答されたということで・・・結局二回連続で私が出演しました。

壷井っちを加えたのは私のアイデアでしたが、結果、相当ヘンテコリンで、それでいて(壷井っちのおかげで)不思議なバランスを持った楽しいトリオが結成され・・・再演されるのは後の話。

『月光茶房の音会 (第七回)卯月の二人』
高良 久美子(per)
立岩 潤三(per)

この会は白眉でしたねー素晴らしかった!

高良さんはマリンバ等の鍵盤系を会場の広さの関係で持ちこめ無いというハンデにも関わらず、小物パーカッションだけで壮絶なスピードで「歌う」ように叩き、対する立岩っちはこれがまた恐ろしい速度で反応し、かえす刀で次々にアイデアを提示し・・・
パーカッションの達人同士の対話で、時間が飛ぶように過ぎて行きました。

二人のファンがそれぞれ「もう一人の奏者」の事をよく知らずに見に来て「もう一人」の演奏に感銘を受けて帰るという構図も嬉しかったです。

『月光茶房の音会 (第八回)水月のふたり』
鬼怒無月 (g)
土井徳浩 (sax.cl)

これは個人的に自分が聴きたかった取り合わせです。
(鬼怒/土井両名にぞれぞれを紹介したかった、というのもあります)
結果・・・これは来た方は満足したことでしょう!
期待以上の音!素晴らしい速度とやがて訪れる静寂・・・
『月光茶房の音会』というLIVEシリーズで作りたかった世界が恐ろしい完成度で構築されていくのを「こうでなくっちゃ!」とワクワクしながら見つめてました。

『月光茶房の音会 (第九回)詠月のふたり』
ナスノミツル (bass)
吉田隆一 (bari sax)

「doubtmusic勝手に協賛企画」と銘打って、しかしこっちが勝手に協賛したワリにdoubtmusicの沼田さん本人も行商人として登場という楽しい企画でした。

この会も(しのぶちゃんとのデュオ同様に)ナスノさんと私のぐだぐだトークバトルがくり広げられたのですが・・・ディスクユニオンでの「doubtmusic祭り」特典CD-Rでの沼田/ナスノだらだら対談においても話題に登りまして・・・

沼田「(トークが)吉田隆一に押され気味だったじゃないですか」
ナスノ「いやーあれはね、花を持たせたんですよ」

・・・ぐだぐだトークに「押す」も「花」も無いよ!
このCD-Rのバカバカしさに負けました。
http://d.hatena.ne.jp/doubtwayoflife/20081207

『月光茶房の音会 (第十回) 霜降月のふたり』
臼井康浩 (el-g)
田村夏樹 (tp)

密度の濃いLIVEでした。
最小単位のオーケストラとしてのデュオというか、大編成でのLIVEをプロデュースする二人による演奏は、スケール感がありました。

臼井さんは月光茶房マスター原田さんの強いリクエストもあり、しかし実現までになかなかタイミングが合わず、やっとの思いで実現にこぎ着けた執念のライブでもありました。

『月光茶房の音会 (第十一回) 桜月のふたり』
太田惠資 (violin)
矢口博康 (reeds)

いやー、なんだか嬉しいLIVEでした。
同年代であるお二人の雰囲気がなんだかもう最高にあったかくて、気持ち良かったです。
矢口さんの書く曲って、不思議で素敵なのですよ。ポップで心のどこかをくすぐられるんだけど、それが心のどこなのかわからない。でもなんだかゆったりした安心感を感じるという・・・
今でも時々、この時に聴いた曲のワンフレーズがふっと思い出され、優しい気持ちになります。そう考えるとすごいな。やっぱり心のどっかにしっかり住み着かれたんだ。

最後に矢口さんに呼び込まれ、久しぶりに一緒に演奏できて嬉しかったです。

『月光茶房の音会 (第十二回) 水無月のふたり』
太田朱美(fl)
岡部洋一(perc)

これも強烈だった!
なんというか、二人の音楽家の「のんびり」しつつ「どう猛」なバトル・・・わけわかりませんね。
朱美ちゃんのフルートの音色の素晴らしさ(あの「太さ」と「ハスキーさ」は一度聴いたらヤミツキです)が岡部さんの骨太な音色/リズムと相まってどっかんどっかん行く・・・かと思いきや、絶妙にハズす。

二人がしっかり「呼吸」しているのが分かる。どんなバカバカしい展開になってもなぜか「ずん」とした根っこが見える。

やはり本気の「音楽家」同士の演奏は、聴いている方も燃えます。

『月光茶房の音会 (第十三回) 菊月の三人』
(@大泉学園『inF』)
深水 郁 (vocal, piano)
壷井彰久 (violin)
吉田隆一 (baritone sax)

本番直前に、月光茶房のマスター夫妻のご親族のご不幸によりライブ中止・・・
と思いきや、ありがたいことに大泉学園『inF』の助け舟!

本当にありがとうございました!大泉学園に足向けて寝られません!
そして急な場所変更にも関わらず来て下さったみなさんに感謝です!

単に「一年半前のライブの再演」ではなく、またあたらしい関係が築けたライブでした。やはり楽しいトリオでした。
深水さんの「くりまんじゅうの歌」が頭の中でぐるぐるします!
またやりましょう。

『月光茶房の音会 (第十四回) 泰月のふたり』
大熊ワタル(clarinet, bass clarinet)
ホッピー神山 (keyboard)

そしてシメにふさわしい取り合わせ。
まだ頭の中で整理できてませんが・・・
前半のホッピーさんの繊細かつ力強いエレクトロニクス/ドローンに対する、大熊さんのドン・チェリー的「全身音楽家」的対応に
「音会は、こうした異種格闘技的な楽しみも模索したんだよなあ・・・」
と感慨深くなりました。

後半は前半と全く違うアプローチで・・・ホッピーさんの純ピアニスト的(ちょっとプログレな)変拍子アプローチに、水を得た魚のように歌心溢れるクラリネットを吹きまくる大熊さんという展開。

お互い、自分のペースを乱さず、全く勝手にやりながら独特の、二人ならではの空間は成立して行くと言う・・・「デュオ」を「ここ」でやるという意義を強く感じさせるLIVEになりました。

・・・

ながながと書きましたが。

出演して下さった皆様。
ご来場下さった皆様。
窮地を助けて下さった『inF』佐藤さん。
そして『月光茶房』のお二人。

本当にありがとうございました。

場所を移し、また別の企画がはじまる・・・かもしれません!
またよろしくお願いします。

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