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ラテン(イベロ)アメリカ文学コミュのメキシコの文学スキャンダル

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2011年のメキシコのハビエル・ビジャルティア文学大賞はSealtiel Alatristeと Felipe Garridoが受賞することが決定、授賞式は今年の三月が予定されていた。
 しかしこのアラトリステ氏をめぐっては、2005年からその盗作を指摘するひとがいた。
 そして今回の受賞が決まってから文学界のよりメジャーなひとたちが、剽窃さを批難しはじめた。
 その結果、受賞を辞退する結果に至るが、ことはそれだけにおさまらない。
 それまでアラトリステ氏はメキシコ国立大学(UNAM)の文化局局長を勤めていて、それも辞職し、メキシコ大学の名声に傷をつけた。
 それ以前、アラトリステ氏は名高いアルファグアラ出版社の代表も勤めていて(1991〜1999)、そのあいだに他の作家の剽窃にも関わったと主張するひとたちがいる。
 ホセ・サラマゴの執筆に剽窃的な行為をかもしださせた、と訴えるひともいる。
 カルロス・フエンテスが執筆した「ディアナ、または孤独な狩人」にも剽窃があると指摘するひともいる。(このスキャンダルが大きく報じられた日は、他のトピックで触れたようにフエンテスは書店にてサイン会を予定していたが、急遽、キャンセル、そこにもなにかありそうな感じ)。

 とにかくアラトリステ氏はメキシコの文学界をかなり取り仕切っていた感じで、だからこそ以前から批判するひとはいたものの、あまり明るみに出てこなかった模様。
 文学界における派閥やらマフィアの存在をそこに感じてしまう、わたしの勇み足かもしれないが。
 この問題はアラトリステ氏の文化局長辞任で一気にかすんでしまった。
 おおくのひとにとって、じつはもうあまり触れてもらいたくない問題なのかもしれない。

 このテーマについて発言しているひとも多い。
 もっとも決定的なのは、プロセソ誌でのつぎの記事。

http://www.proceso.com.mx/?p=298453

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