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クラシックマジック研究コミュの阿部 徳蔵(あべ とくぞう) Toku-zo Abe

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阿部 徳蔵(あべ とくぞう) Toku-zo Abe

1888〜1944 アマチュア奇術家、研究家
東京生まれ。漢学者で『日本奴隷史』の著者である阿部弘蔵の子として生まれ、幼少のころから父の反対を受けながら奇術を研究、以後血のにじむような精進によって新境地を拓いた。坂本種芳と「引伸機」「剣先渡し」ほかの奇術を考案する一方、『とらんぷ』等の著書を執筆。
東京アマチュアマジシャンズクラブの第二代会長に就任し、会の発展に寄与した。

『奇術随筆』(1936・5 人文書院)
坂本種芳発行(限定版)『奇術に賭けた人生―阿部徳蔵氏の横顔―』(TAMC 1971年)

泡坂妻夫編『日本の名随筆7 奇術』(作品社 1991年)より

コメント(14)

「奇術の道具作りのため、大工と鍛冶屋を自宅に呼んで作らせていたという。また、外国にいいのがあると聞くと、シカゴまででも買い出しに行っていた。」

近藤幸三著『奇術 その魅力 その世界』P30
「アメリカの”脱出王”フーデニが、『心霊術の中の奇術師』を出版、それが丸善に来たら、それを全部買い占めたのも阿部徳蔵さん。
 他の人に見せたくなかったからだという。」

近藤幸三著『奇術 その魅力 その世界』P31
「無位無官、一布衣の身をもって、この光栄に浴することができたのも、奇術にいのちをかけて精進したればこそである。これでどうやら多年の親不孝も帳消しにできた」

近藤幸三著『奇術 その魅力 その世界』P32
「8 幻戯随想
ロウソクの火からこつ然とハンカチ出現。そのハンカチをコップに入れると白い絹手袋に変化。手袋をはめると次から次へと無尽にカードの出現。阿倍氏一流の神技で演場を魅了」

金沢天耕著『酔筆奇術偏狂記』(奇術偏狂会1963年)P46

昭和11年(1936)の秋に行われたTAMCの大会での阿部氏の演技内容です。
阿部徳蔵氏の「奇術に賭けた人生」の小冊子には、「太古伝来の奇術」の中で、茶碗と玉の奇術の記載がありました。支那には古くからあり、今から十数年前に支那から手品師が大勢日本に参って、よく往来の端で茶碗と玉の奇術をしていたので、皆さんも御覧になった方がいらっしゃると思いますと書かれています。
この記載が昭和17年ですから、十数年前とは昭和の初めとなります。金属製の茶碗を三つと、赤い布で造ったお手玉を三つが使われていたことも報告されています。
また、この小冊子には、火がついたロウソクを消失させ、それをふところから出したことが記載されています。徳川氏と阿部氏の最初の出会いで度肝をぬかれた奇術として話です。
「その時始めて阿部君の奇術を見たんです。いや実にびっくりしましたね。今でも記憶に残っているのが、火のついたローソクを新聞に包んで消してしまい、それをふところから出した。すっかり度肝を抜かれましたね。」

『奇術に賭けた人生』P8

 これは、徳川義親氏が、柳沢氏と坂本氏との対談において発言したエピソードです。大正10年ということなので、1915年頃と考えられます。
本日RYUSEIさんが阿部徳蔵氏に関する記事をお書きになったのを拝見し、初夏に私のブログに既に掲載した記事ではありますが、長くこのコミュニティに所属させて貰っていますので、阿部徳蔵氏に関係する新情報を下記に掲示致します。

阿部徳蔵氏は生涯で3回昭和天皇に奇術をお見せしたことは知られています。しかし3回目以外は何を演じたのか、詳細は分かっておりませんでした。昭和天皇が摂政宮であった時の2回目の披露の時のことです。[大正13年4月29日東宮仮御所(赤坂離宮)における阿部徳蔵の演技プログラム] が宮内庁文書館所蔵『式典録』に残されていたそうです。

第一部12演目 / 第二部7演目〜合計2時間程の演技と推測されます。

この記録を発掘された梶田明宏氏(昭和天皇実録の主編纂者)のご許可を得ましたので、プログラムの内容を掲載させて頂きます。このプログラムをご利用される折は、出典元が梶田明宏氏であることをご明示ください。9月に発行された『昭和天皇実録 第3巻』にその日の事が記載されていると思います。

第一部
 1.ハンカチーフの行方
 2.カメレオン・ハンカチーフ
 3.紅と紫のハンカチーフ
 4.5枚のハンカチーフ
 5.シンブルの法
 6.ビリヤード・ボール
 7.銀貨の不思議
 8.レモンとカード
 9.風呂敷と玉子
10.帽子と賽
11.ステッキの飛行
12.筒抜け

第二部
 1.懐中の火焔
 2.インキと金魚
 3.カード6種
 4.宿泊するカード
 5.ストップ。カード
 6.愛のカード
 7.最後のカード
>>[7] どうもありがとうございます。大変貴重な資料です。タイトルから想像できるものもありますが、どんな現象かさえもわからないものもあります。いずれにせよ、2時間という演技時間を持たせられるだけのレパートリーとレベルの方だったことが伺えます。
ちなみに3回目の天覧では何を演じたのでしょうか? トランク抜けはその時でしょうか。
>>[8] 、第一部が12演目、第二部が7演目で、第二部の方が少ないですが、3項がカード6種となっていますので、それを分割すると第一部と同じ12演目になります。
3回目の天覧は、秩父の宮が手助けをされたトランク抜けなどがあったと思います。間違った情報を記すといけませんので、資料を調べ正確な情報を後日掲載することにします。
>>[9] ありがとうございます。期待しております。
阿部徳蔵氏は徳川義親侯爵(当時)と出会うことで、世に知られる奇術家になりました。大正12年と13年には昭和天皇(当時は摂政宮)に招かれ、単独で2時間以上に渡って奇術を披露しています。今回、その前に当たる時期に宮家邸や侯爵邸に招かれて、奇術を演じた折の自筆の演目メモを(ある方のご厚意で)数点原紙を入手しました。折角ですので…大正11年5月2日に小松侯爵邸の時の自筆メモをアップしておきます。この紙片には演技時間と思われるのが**分と上に書かれています。それを合計すると92分になりますので、披露の時間は繋ぎの準備を考えると、2時間以上であったものと推測されます。
いしけんさんへ
原文記載のほどどうもありがとうございます。達筆すぎてよく読めない部分が多々あるのですが、どうなのでしょうか? 
>>[12]
ワードの文章にしなければと思ってはおります。とても読みずらいですが、この他に徳川侯爵邸、宮田*氏邸、精華会、竹田宮邸、愛国婦人会、杉田氏邸、上野精養軒などの演技メモがあり、類似した演目のようですので、それらを突き合わせれば何とか解読出来そうです。

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