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あなたの本棚コミュの本の紹介

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ここにはオススメの本の紹介をしていきたいと思います。

(タイトル)ハル
(出版)文藝春秋
(作者)瀬名秀明

(内容)魂を感じさせる妻そっくりのヒューマノイド、幼い日の記憶の中で語る科学館のロボ次郎、地雷撤去のため探知犬と共にタイに行くデミル?、玩具として売られたロビタ。
機械と人間を結ぶ切なく感動的なドラマが、現代科学の周到な知識のもと熱を孕んだ筆で描かれる。
遠くではない「あした」の物語。

(感想)人間ではないものに本当に魂はないのだろうか?
表題のハルはそんなことを考えてしまう内容です。
全体にアトムに関連した事柄が出ているので、知っている人は納得し、知らない人はもっとアトムを知ることができると思います。

コメント(35)

(タイトル)さみしさの周波数
(出版)角川スニーカー文庫
(作者) 乙一

(内容)「お前らいつか結婚するぜ」そんな未来を予言された小学生の頃。それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。
しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火となった。
他3編

(感想)小学校の頃の異性との微妙な距離感、成長していくことについての苦悩が繊細に描かれています。
表題の「さみしさの周波数」以外の3編も、せつなさが溢れたとてもいい作品です。
未熟者ですがっ><
いきなり乙一さんっていうのがドッキリしてしまいついつい><
さみしさの周波数は挿絵も美しくて気に入ってます。

彼の作品では「GOTH」が一番気に入っています。ハート
あ、ところでやっぱり書き込みはowlさんがされてるようにした方がいいんですかねぇ^^;
>>ようこ☆さん
そんな事ないです。ぜひ紹介したい本があったら、お願いします。
初めまして(゚ω゚)PINKと申します!
よろしくお願いします☆
コミュニティの説明の台詞に共感しました

「ハル」も「さみしさの周波数」も
優しくて切なぃお話で、私も好きな作品ですよ



早速ですが…
ノスタルジックで優し気な作品をひとつ
ご紹介させていただきます★

■『光の帝国 常野(トコノ)物語』
著者 □ 恩田陸 / 出版所 □ 集英社文庫

■膨大な書物を暗記するチカラ、遠くの出来事を知るチカラ、近い将来を見通すチカラ―――
 「常野」から来たと言われる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。

□恩田陸さんは「六番目の小夜子」の作者です。
>>PINKさん
こちらこそどうぞよろしくお願いします。

(タイトル) 天国の本屋
(作者)   松久淳+田中歩

(あらすじ) さとしはアロハシャツのおっさんに誘われ、天国の本屋でアルバイトすることになる。
この店の売りの朗読サービスを受け持つことになったさとし。
そこで出会う緑色の目を持つ少女ユイに恋心を抱く・・・ 
しかし、ユイ心は大きな傷で塞がれていた。

とても懐かしさと、やさしさが詰まった物語です。
登場人物一人一人が個性豊かで、挿絵が暖かいです
物語を通して登場する「アロハシャツを着たおっさん」がいい味出してます
■owlさん
よろしくお願いしますヾ(゚ω゚)ノ

「天国の本屋」見かけたことあるんですが…
スッゴイ気になってきました(p´・∀・)ノ


今日は、「近未来ファンタジーの中で起こるドタバタ劇」です!
■『永遠の森 博物館惑星』
 著者 ■ 菅浩江 / 発行所 ■ 早川書房

■地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館<アフロディーテ>。そこには全世界のありとあらゆる芸術品が収められ、データベース・コンピュータに直接接続した学芸員たちが、分析鑑定を通して美の追究に勤しんでいた。

□仲間の学芸員と魅力的な美術品に翻弄される主人公・孝弘の、哀愁たっぷりな中間管理職ぶりが微笑ましいです。

ぬあ。
恩田陸さんにもはまっておりまして・・・・。
「チョコレートコスモス」
を読んで最近感動しました。
内容としては脚本家と、女優・・・まぁ恩田さん特有の複数の主人公達の交錯して文章が紡がれていくわけですが。。。。
女優ってなんだろう?とか、藝術やら才能の極みってなに?っていう永遠のテーマについてじっくり書いてあって自分の生活についていろいろ考えさせられましたねぇ^^;


「近未来のファンタジー(以下略・・・」
はとても気になりました。
美の追究><はぅ。
今日も紹介していきますよ〜

(タイトル)クラインの壺
(出版)新潮文庫
(作者)岡嶋二人

(内容)ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでバーチャルリアリィティ・システム「クラインの壺」の制作にかかわることになった青年、上杉とアルバイト雑誌を見てやってきた少女、高石梨紗と共に、謎に包まれた研究所でゲーマーになって仮想現実の世界に入り込むことになった。
ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は・・・
現実が歪み虚構が交錯する恐怖!

(感想)この原作を元にしたドラマが昔NHKで放送されていたので、知っている人もいるかもしれません。
今自分が見ている風景が本物であるという確証はもてますか?
隣にいる人は実際にそこにいますか?
この物語はそんな不安を起こすような展開の連続です。
あ、今日のおすすめ。というか・・・衝撃というか。

「アッシュベイビー」
集英社
金原ひとみ


内容はですねぇ・・・・
いや複雑なんですけど、
結構妄想がくりひろげられてて・・・結構衝撃ですねぇ。
ホステスさんが主人公なんですけど、男の人とルームメイトをしてるんですけど、その人はいわいるロリコンで、何故か赤ちゃんに性欲がわいてる・・・んで・・・ホステスさんは男の人の会社の上司のことがとっても好きになったんだけどその人は冷淡な人で・・・・・・
衝撃でした・・・・。
内容に結構ひきずられちゃうようなかんじです。


NHKって結構いい作品やってますよねw

□ようこ☆さん
恩田陸さんの書く文章、ふんわりしててイイですよね
藝術は、良かったら何と読むのか教えて下さい★
『永遠の森…』は続編もあるんですよ〜


恩田陸がホラーを書くとこうなる⇒「幻想ホラー」
■禁じられた楽園■
恩田陸 □ 徳間文庫

■平口は若き天才芸術家の鳥山に招待され、熊野の山奥に作られた巨大な野外美術館を訪れた。そこはむせかえる様な自然と奇妙な芸術品、そして得たいの知れない“恐怖”が…

人が奥底に眠らせた筈の闇を無理やり引きずり出す(*ノωノ)ユルシテ
胃が痛みました

でも恩田陸さんはこういう作品も書くのかぁって
著者の世界を覗けた気がします






藝術は→芸術って読みますv
なんか藝術の藝は人の心に種をまくっていう意味があるらしいです・・・。詳しくは自分でもよくわからないんですが・・・・それに引き換え芸術の芸は実を採るとかっていう意味で藝術の当て字みたいなものらしくって・・・・・(あ〜難しい!!!)
っていうことで藝術って書こうかなと・・・・。(説明長っ!!


禁じられた楽園いいですよね〜。あ、私恩田陸さんの描くスタイリッシュな男性大好きなんですv(・・・ミーハー?

「クレオパトラの夢」
とかにでてくる恵弥も大好きで・・・・私は金のかかる男なの!!(私の中で名言
とか・・・・(うっとり・・・

はっ紹介じゃなくなってしまった!
□ようこ☆さん
「藝術」勉強になりました、ご丁寧にありがとうございます

いえ、私も恩田さんの描く男性にはクラ?です(´∀`)ニヤ
ごめんなさい『クレオパトラの夢』ってどんなお話でしょうか??

□owlさん
『天国の本屋』読みました
アロハシャツのおじさんの登場で物語にポップさがプラスされて
くぁ〜、確かにイイ味出してます(ゝ_ξ) ペチ?

人差し指サイズの王様がおくる大人の絵本
■ちいさな ちいさな王様■  アクセル・ハッケ□講談社

■ある日、ふらりと僕の部屋に表れた気まぐれで小さな王様。王様の世界では、子供時代が人生の終わりにあるらしい。僕らの所とは違って…。

子供の頃、世の中は不思議な事だらけで、足りない知識は想像力を働かせてました。こうした子供時代に失くしたモノ、ここにありました。ドイツのベストセラーです。
間が開きましたが、本の紹介行きます!!

(タイトル)死にぞこないの青
(出版)幻冬舎文庫
(作者)乙一

(内容)飼育係になりたかったがために嘘をついてしまったマサオは、大好きな羽田先生から嫌われてしまう。
先生は他の誰かが宿題を忘れても、授業中騒いでいても全部マサオのせいにするようになった。
今まで仲の良かったクラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に男の子が現れた。

(感想)信用していたものから裏切られ、いきなり仲間はずれにされる恐怖、自分が空気になったような感覚、それが信用していた先生によって引き起こされていたとしたら・・・
結構怖い小説です。子供の見方が変わるかもしれません。
えっとちょっとしぶく・・・そして物語系ではないものを紹介してみます。
(タイトル)仏像の秘密
(出版)朝日出版社
(作者)山本 勉
この本はそもそも小説ではありません。仏像について切々と語っているものです。とはいっても堅苦しいものではなく、若干児童書なので初歩段階からきちんと説明がなされています。例えば仏像の世界では如来、菩薩、明王、天という順番に組織されているということや、仏像はやせたり太ったりしている!という衝撃の真実(?!)など盛りだくさんです。

(感想)
今実は私は某美大に通っているので、日本美術史なるものを勉強していて、まぁそこにはですね日本美術史という学問もあり、仏像などもやるわけなんですが、それがさっぱりわかんなかったんですよねw図とか見せられても全くおもしろくないし。wしかし、この本を授業で紹介されていて読んでみると案外面白くてですね、是非これは日本人の皆様には読んでいただきたいなと思いました。京極夏彦さんの作品などに狩野派の作品の話や、即身仏の話などでてきますし、恩田陸さんの作品にも京都古寺めぐりなどをする作品があります。この本を読んでいただくともっと面白くなるかもしれません。ウインク
えっと意味なく更新してみます><
今日は
(タイトル)ロマンス小説の七日間
(出版)角川
(作者)三浦しをん
(あらすじ)
翻訳の仕事をしている主人公の女の人とその彼氏の話が基本で、主人公はロマンス小説を翻訳ちゅうなんですが、その最中彼氏君が仕事やめたり、他の人にとられそうになったりならなかったり、仕事やめたばっかりだというのに旅にでてくるとか言い出したりで彼女の頭の中はパニックになり翻訳はやがて創作に。。。。wその創作が三浦しをんさんらしくて大好きですw

ロマンス小説のよさを知りたい人、乙女の悪乗りが大好きな人におススメですw
ちょっと日本を考えてみましょ♪
■日本村100人の仲間たち 統計データで読み解く日本のホントの姿■
吉田浩 □ 日本文芸社

■『世界がもし100人の村だったら』の日本バージョンです。ライオン村長など、データは少し前のものですが、少子高齢化など問題提起の内容は旬な話題です。
沢山の人の目に触れて、その内の誰かの意識が少しでも変われば、それが日本村と世界村の明日につながるんだなってコト、改めて考えられたら素敵です。


□owlサン
いじめのお話は胃がチクチクしますね(。oдo)

□ようこ☆サン
仏像が太ったり痩せたりは笑っちゃいました(´∀`)新事実!!
あはは〜奈々さんよろしくですウインク
じゃぁ今日は伊坂さんを紹介しまーすv
「ラッシュライフ」
伊坂幸太郎
新潮社

これはですね、泥棒を生業にする黒澤とか父に自殺された青年は神に憧れ、リストラされた男は何故か犬を飼いってどんな話だったっけ?(何年も前に読んだ)

感想
とにかく伊坂さんの不思議な語り口調でちょっとシニカルな笑いがこみあげてきます。そしてなんだかよくわからないが癒されます。ごめんなさい。もう一度読みます><
しかし、伊坂さんのこの作品はお勧めです。そもそも彼の作品はすべてがリンクしていて自分はこの世に生きてるんだっていう実感を感じさせてくれるような波動を読者に与えるので是非是非!!!

PINKさんへ
百人村興味あります。あえてパーセン提示でないところがいいと思います。

奈々さんへ
私森野さん好きですw

(タイトル) GO
(出版)講談社文庫
(作者) 金城一紀

(内容)僕は何者?日本で生まれ日本で育ったけど、僕は「在日」と呼ばれる。元ボクサーのオヤジに鍛えられ、これまで喧嘩二十三戦無敗。ある日僕は恋に落ちた。彼女はムチャクチャ可愛らしい「日本人」だった。
軽快なテンポとさわやかな筆致で差別や国籍を一蹴する、感動の恋愛小説。

(感想)主人公はメチャクチャな奴ですが、冷静さも兼ね備え物事を鋭い視線から見ていると思います。主人公、オヤジ、オフクロ、友だち、彼女、いろいろな人が悩み、迷いながら進んでいくのは読んでいて元気が出ます。
映画の方もオススメです。

>>ようこ☆さん
仏像の秘密 、図書館で見つけました!!たしかに渋いです。

>>PINKさん
日本村100人の仲間たちは結構シビアなこともありましたが、楽しみながら、考えさせられました。
ではでは今日の一冊。。。

(題名)お金がなくても平気なフランス人
(作者)吉村葉子
(出版)講談社

(内容)
とにかく節約のノウハウやら書かれています。イメージ的にはがばいばあちゃんみたいなかんじでしょうか(笑しかもフランス流の。wう〜ん。例えばフランスではドレッシングなどは売れないそうです。なぜなら自分で作った方がおいしいし、安いから。しかも、そのつくり方もまたすごい!!
なんとステーキなどを焼いたあとのオイルにワイン(しかも飲み残した)をかけて作ってしまうというww
これぞエコライフってかんじです。

(感想)
正直読んでいてこれだったらフランス人よりも日本人の方がいいじゃないのよ。って思うことは多々ありますが、フランスにはエレガントなおばさまが多くいるそうです。(みた事はないけれど、最近よくそういう文章に直面します。はい。)そして、フランスという国はイラク戦争時、先進国でありながら戦争に反対し続けた国でもあります。愛の国フランスです。その国から学ぶことは多くあると思いますし、実際いかに自分が無駄なものに囲まれながら生活しているかというのを実感させられます。忙しくてゆとりがない人達におススメです。


owlさん>GOは映画でみましたv
あれなかなかシビアですよね。。。日本とか朝鮮とかなんかくだらない関係ないと思ってても、そうでない現実があるという事実に直面させられるといいますか。。。金城さんの本はなかなかよいと聞きます。今年の夏是非読みたいですw(あ、でも今年の夏は綾辻さんの館シリーズを読むって野望が。。。。悩

本に恋しちゃいました+.(*ノェノ)゚+. LOVE♡
■日本一メルセデス・ベンツを売る男 ザ・トップセールス吉田満の販売術■
□前島太一
□グラフ社

■メルセデス・ベンツの年間最多販売賞を、本人が賞を辞退する10年間ずっと取り続けた吉田サンのドキュメンタリーです。
車のセースルマンって、どんなイメージを抱いてますか??
明るく爽やかで誠実なイメージでしょうか(・ω・)★
吉田サンは日に焼けたヒゲ面で、ベルサーチのスーツにフェラーリで乗り付けて商談します。でもそんな生意気な奴が仕事を完璧にこなす(。-`ω´-)
お客サマへ車を届ける為、首都高の料金所を通る。洗車したてで窓を開けると水滴がつくから降りて料金を支払う。こんなにくい心遣いでお客サマに「他のセールスマンから買う気がしない」とまで言わしめる。私はアルバイトで接客していたので、余計に「接客の心意気」を見た気がしました。

□owlサン
GOって恋愛小説だったんですね(;゜Д゜)読んだコトなかったのですが、そう思うと親近感が沸いてきました☆

□ようこ☆サン
ドレッシングのレシピの斬新なコト(´д`)!?ビックリしましたが確かに美味しそうだしローコストですよね、納得です☆

□奈々サン
初めまして(゚ω゚)よろしくお願いします♡
電撃文庫!!間違いなく衝撃・電撃的なあらすじです…。
そしていっきに惹きつけられました「|ω・`)ニヤ
今日は三部作・・・。

題名→失踪症候群
   誘拐症候群
   殺人症候群
作者→貫井徳朗
出版→双葉文庫
出会い→駅前のちっちゃい本屋に適当に平積みされてた

内容→どの作品も基本的に普通に失踪事件、誘拐事件、殺人事件を扱ってるといってしまえばお終いなんですが、この三部作の醍醐味は迷宮入りになりそうな事件、そしてそれを解けるだけの頭脳をおもちのリーダー環、そして私立探偵に僧侶プラスで肉体労働者で組まれたチームによって難解な事件を解いちゃう!しかし、リーダー以外は(リーダーは普通に現役警察官)元警察官という経歴をもっており・・・そこから人間ドラマがはじまるっっ!!そこも見所です。

感想→人間の社会ですべて綺麗におさまると思ったらそれは大間違い。そこにはいろいろな闇や辻褄あわせで沢山です。明るい部分をみて生きていくのはたやすい事。しかし、それでいいのでしょうか。  そんな事を考えてしまいました。
まぁ・・・これを読んだらわかるのですが、いつ自分がこのように被害者になるかわかりません。そんな事を考えさせてくれる本です。


奈々さん→神山君って実は優しい気がしますwでも、クレヨンを意識的にいろんな色を使うっていうのはホントにそこまで考えられたんだろうかと思ってしまいますw(すいません邪道の子なんで^^;

pinkさん→そんなかっこいい人本当にいたんですねぇ。w私もそんなふうになりたいっ!(無理

夏休みに入ると、海に、旅行に行きたくなりますよねexclamation & question
そんな時は気分だけでも↓

(タイトル)海の短編集
(出版) 角川文庫
(作者) 原田宗典

(内容)空港からホテルまで乗ったタクシーの中で運転手は「黒魔術に気をつけろ」と言った。この島には一般人に紛れて黒魔術を使う魔術師が大勢いるらしい。彼らは、左手の掌に不思議な模様の入墨をしているらしい。運転手の忠告を、わたしは、話半分に聞いていたのだが・・・(「黒魔術」より)
美しい南国の海に秘められた、幻想的で不思議な短編小説。

(感想)一つ一つの話は短いのですが、全体を通じて不思議な余韻を残す短編集です。全部の舞台が南の島なので、この季節にはピッタリだと思います。旅のお供にどうぞexclamation
夏休みは本を読む時間が取れてうれしいです。

(タイトル)ルーガルー「忌避すべき狼」
(出版)徳間書店
(作者)京極夏彦

(内容)少女たちは戦いながら問う〜人を殺してもいいのだろうか?〜
この物語の主人公は14歳の少女たち。2030年代の都市。
清潔で、無機的な徹底した管理社会。携帯端末を持ち、すべての行動は把握されている。
世界はモニターの中だけに存在する。希薄な現実感。
ところが、14〜15歳の少女ばかり狙った連続殺人を契機に、少女たちが仮想の世界から飛び出す。
巨大な敵との戦いの仲で、彼女たちが見出したものとは・・・

(感想)ルーガルーっていうのは中世ヨーロッパでは、「狼憑き」のことらしいです。
この話は少し未来の話になっているのですが、希薄な人間関係、携帯端末による監視、
ディスプレイ越しの世界などなんとなく今の世界に似通っています。
新書サイズで、文章が上下2段、そして約600ページとかなりのボリュームです。
そのボリュームに負けない面白さがあり、次を早く読みたいという気持ちになること間違い無しです。
あ、京極さんだ。
じゃぁ私も負けずにw

(題名)百器徒然袋
(出版)講談社
(作者)京極夏彦
〔内容〕
薔薇十字団(榎津、益田その他もろもろ)
の大冒険。(簡潔且つ明快且つ単純)


(感想)
京極さん大好きです。はやく最新刊でたらいいのにと思います。(なんか感想じゃない


夏休み読破シリーズ。

(タイトル)奇偶
(出版) 講談社
(作者) 山口雅也

(内容)神、偶然、運命、片目になった推理小説家が刻む墓碑銘とは。
〜誰かがサイコロを振って、この世界を壊すことに決めたんだろう・・・・・。 

(感想)物語り全体を通し、主人公は偶然の連鎖に出会います。ネタばれになるので詳しくはいえませんが、あっと驚く展開になります。
冷たい校舎の時は止まる 上

講談社

辻村深月

(内容)
学園モノで、雪が降って今日は休みになるのかならないのかと考えてしまうような日に学校に登校した8人の生徒が何故か学校にとじこめられてしまう。そしてどうやら学園祭の時に自殺してしまった生徒によって閉じ込められてしまったらしいというところまで思考回路が一致したところではたと8人は考える。・・・自殺したのは誰?名前も顔も思い出せない・・・。


(感想)
まだ上巻しか読んでないので下巻が非常に気になります。ただ上巻の時点で一人ひとりの悩み、そしていじめの実態それを追求しているすごさを感じますv優しくても本当は?私は一体何を期待されているの?そんな事を考えた事って誰にでもあるのではないでしょうか〜vvv
みなさん是非読んでくださいv

owlさん>夏が終わらぬ前にその本を読みたいですw
夏休み読破シリーズ、第二弾

(タイトル) ガリヴァ旅行記
(出版)  新潮文庫
(作者) スウィフト、中野好夫 訳

(内容)
「小人の国」「大人島」「飛島」「馬の国」の四部の物語からなる、ガリヴァの冒険の記録。


(感想)
一度は小さい頃に読んだと思われるガリヴァ旅行記です。
一番有名なのは、小人の国に行ってしまうガリヴァの話しですが、それ以外にもジブリの作品である「天空の城ラピュタ」の元ネタともいえる話が出ています。
また、この話全体を通して作者であるスウィフトが生きた時代の世界の情勢をうまく風刺しているらしいので、歴史の勉強と言う観点から見てもオススメです。
童話ではないガリヴァ旅行記も一読の価値アリです。
まだまだ、暑い日が続いてますね〜
それに負けずに行きましょう。

(タイトル) ランドリー
(出版)メディアファクトリー
(作者) 森 淳一

(内容)
僕の名はテル。本当は照夫だけど、みんな「テル」って呼ぶ。
僕はコインランドリーで働いている。洗濯物が盗まれないように見張っている仕事だ。

(感想)
何となく表紙が気になって、衝動買いした一冊です。
映画にもなってるらしいですが、僕自身は見ていません。

純粋で傷つくことを知らない青年「テル」と、傷つくことを恐れながら生きている女性「水絵」の不器用ながら、お互いを思いあっているのが感じられる一冊です。
心が温かくなること間違い無しです。
やっぱり夏は推理でしょーハート達(複数ハート)


題:時計館の殺人
出版:双葉文庫
作者:綾辻行人

内容
時計だらけの洋館、そこに住む家主は若き狂気の中にいる美少年。そこに取材と称してたずねる霊能者と編集者、そしてW大学のミステリーサークルの面々。そして悲劇は起こった・・・・。建築家、中村青司の設計による館ものです。

感想
現実ではこんな悪夢のような事は考えないだろうなという事が起こってます。いえいえ事件ではなく、この館にというか。毎度、綾辻さんの描く館ものでは館自体が非常に魅力的なのですが、時計館は特に際立ってるといいますか。おススメですよわーい(嬉しい顔)
(タイトル)TOY JOY POP
(出版) HJ文庫
(作者) 浅井ラボ

(内容) 福沢礼一は退屈だった。世間には流言飛語が溢れている。
曰く、「現世は神の怒りにより、間もなく滅びる」。曰く。「手足をボキボキに叩き折る関節ババァが居る」。などなど。でも、福沢の周りには何も起こりはしない。
山崎椎菜は問う。「フク、そろそろ死ねば?」「言葉って暴力だよね」
ただひたすら駄弁るだけの5人の男女。彼らの中で、周囲で暴走する、通常で異常な現実。青春は時として軽やかに迷走する。

(感想)感想を書けといわれて困る本はなかなか無いと思います。しかし、この本はとても困るのです。暴力あり、鋭い会話あり、細かい心理描写あり、都市伝説だったり、いろんな要素が詰め込まれています。
だけど、この本には変な魔力があります。何回か読み返すと、「あ〜これね!」みたいな感想が得られることと思います。
暇なときにオススメです。
今年は何冊の本が読めるかな?


(タイトル)黒塚
(出版) 集英社文庫
(作者) 夢枕獏

(内容)
12世紀末。鎌倉に追われる九朗坊と大和坊は、奥州の山中で妖麗な女が独居する藁屋に一夜の宿を請う。黒蜜と名乗る女は奥の間を除かぬことを条件に逗留を許す。
19世紀、奥州山中の荒屋に宿を請うた男は、生首となって生きる九朗坊を奥の間に見る。
さらに時は流れ・・・
九朗坊は高層ビルから、廃墟と化した都市を見下ろしていた。
永遠の命を生きる異形のものの、時空を超えて展開する愛憎の戦い。

(感想)
能の「黒塚」をベースに「陰陽師」などで知られる夢枕獏さんが書いた、長編小説です。
時代物でSFで恋愛モノです。
人間が時間を超越して生きられるとしたら、永遠の思いは本当ににあるのだろうか?そんなことを考えてしまう作品です。
分厚いですが、一行中の分量はそう多くはないので、サクサク読めること間違い無しです。
大変、ご無沙汰しております ミ(ノ _ _)ノ すみません↓↓

異世界ファンタジー映画を見ている感じ★(昔、夜中にアニメ放送されていました)

■月の影 影の海(上・下) 十二国記シリーズ■
□小野不由美
□講談社文庫


■陽子は女子高生だった。「ケイキ」と名乗る見慣れぬ服装をした男に、異世界へ連れ去られるまでは…
右も左も分からない世界で、怪物に命を狙われ、人々から言われのない迫害を受ける陽子。
「ケイキ」ともはぐれ、生きるために必死に戦う。…懐かしいあの家に帰るために。


異界にある12の国々を巡る十二国記シリーズのひとつです。
極限の状況下に置かれたヒロインが葛藤しつつ生き抜く様子に、人間の欲望や本能が上手に書き出されていて考えさせられました。
たくましく生きなくちゃ(`□´)!!って奮起したくなるお話です★
読みやすいのもまた魅力♪



本屋を散歩してるとき
「この本、紹介されてた本と作家さんだ(・ω・)」
って発見すると楽しくなります★


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