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moving (movies and musicals)コミュの否定と肯定

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映画Denial
いすミック・ジャクソン

レイチェル・ワイズ/デボラ・E・リップシュタット
トム・ウィルキンソン/リチャード・ランプトン
ティモシー・スポール/デイヴィッド・アーヴィング
アンドリュー・スコット/アンソニー・ジュリアス
ジャック・ロウデン/ジェームズ・リプソン
カレン・ピストリアス/ローラ・タイラー
アレックス・ジェニングス/サー・チャールズ・グレイ

メモ 「ナイロビの蜂」で第78回アカデミー賞の助演女優賞に輝いたレイチェル・ワイズがユダヤ人大量虐殺=ホロコーストをめぐる裁判を争う歴史学者を演じる法廷劇。
(by eiga.com)

ペン<否定と肯定>
何かを信じることは簡単だけれど、証明することは難しい。それが当然の事実であっても。
米国人の歴史学者が英国人の弁護団の裁判手法にだんだん理解を示していく様子が興味深い。
相手を説得する方法は、相手を分析することから始まる。かたつむり

*****

何かを信じるのは簡単だけど。
信じることを証明するのは難しい。
それが自分にとっては当然の事実であっても。

たくさんの小さな対立軸がありました。

英国と米国。
専門家と素人。
女性と男性。
ユダヤ人とアーリア人。

その対立を越えて、信じることを証明するために
協力し合う仲間達。

デボラ・E・リップシュタット(レイチェル・ワイズ)が記者会見で、
弁護士チームを賞賛して、犠牲者と生存者に敬意を評する姿が良かったです。
彼女こそが称賛されるべき人物なのだけれど。

「ダンケルク」に出演していたジャック・ロウデンが、
弁護士チームの若手として登場。
『戦場と違って事務所は安全そうで良かったね』と見守りモード。
彼は、背が高いのねー。

また、アンドリュー・スコットは、敏腕弁護士事務方で活躍、
トム・ウィルキンソンのベテランの味も良かった。

そして、彼らを一人で受け止めるティモシー・ポールの憎たらしさも
大したものですv

音楽。そういえば一瞬、ハワード・ショア感。

コメント(2)

裁判というのは検察側と弁護側がそれぞれの主張を述べ合って裁判官の判断をあおぐものなのですけど、悲しいことに日本では裁判官と検察がグルになっていますので、刑事裁判で起訴された場合の有罪率は99%という信じられない数字になっています、ほとんど北朝鮮並。そのうちどれだけの冤罪が隠されているかとなると?空恐ろしい事態です。司法がまったく機能していません。ですので、日本映画で裁判ものというのは少ないわけです、初めから結果が決まっているのですから。

そこへいくと、アメリカ映画の裁判物の傑作というのはたくさんあります、が、本作はアメリカ人女性が被告となってイギリスロンドンの裁判で闘うというもの、アメリカとイギリスでは司法裁判のあり方が全く違うということにまず驚かされました。

一応勧善懲悪、大団円のハッピーエンドになっていますが、この映画の隠れたテーマは「反ユダヤ主義者」「人種差別主義者」「女性差別主義者」等々、その主張自体の善悪を裁判所が判断できるか否か?というところ。これは実に難しい問題です。
「ユダヤ陰謀論者」や「イスラム原理主義者」「キリスト教原理主義者」を人間は裁けるのか?ヒトラーを礼賛することを罪に問えるのか?正義とは何か?

映画の出来は実に凡庸で退屈せずに見られるってだけの作品でしたけど、隠れたテーマを考えると深〜い深〜い、作品だと思いました。

主人公の女性が飼っている犬が一番の賢者に見えました。
>>[1]

国によって司法制度は随分と違うようですね。
確か、「Woman in Gold(黄金のアデーレ)」でも、国によって司法制度が違って・・・という展開があったような気が。

日本の場合は、もうほとんど独裁政権になってしまって非常識と思われることが堂々とまかり通っているので、機能していないのは司法制度だけでないような気がします・・・。

この作品では強面の歴史家のティモシー・スポールですが、現在公開中の「輝ける人生」ではかわいいおじさん役のようですので、今度観てみたいなと思っております^^

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