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本の雑誌コミュの1月号(No.319) 煮玉子すっぽかし号

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特集は「本の雑誌が選ぶ2009年度ベスト10」。すでに店頭でもコーナーが出来ているようなのであえて紹介しますが、ベスト3は、佐藤友哉『デンデラ』、小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』、C・ミエヴィル『ペルディード・ストリート・ステーション』。いろいろなものが詰まっていて嬉しくなるベスト3です。続く読者のマイベスト、恒例「本の雑誌」が気になる人のベスト3も、とても充実しています。特に後者はほとんどダブリがないバラエティぶりで面白本ガイドの面目躍如。ジャンル別では鏡明がSFベスト10内に5冊も早川書房の本を選び「塩澤編集長の年ということか」と総括。SFマガジン50周年号も気合入ってます。北上次郎のベスト『弩』は最初の紹介のときも面白そうでしたが、改めて魅力あふれる作品です。関係ないけど『リテイク・シックスティーン』を『武士道シックスティーン』の続編と思ったのは私だけ?

通常コーナーでは冒頭のクロ日記の風景がとても微笑ましくて丸。沢野さんは万葉集を巡る一連のエッセイもいいです。トヨザキ社長一押しの川崎徹が、前回に続き気になります。三橋曉が五つ星の『ソウル・コレクター』を池上冬樹が「意外なほど切れ味が悪く凡庸」と評。こういうのは気になって効果的だなぁ...。エンタメノンフ組(高野、宮田、風野)は相変わらず、他の連載陣も小学生書評家ゆきちゃんをのぞいて好調。新刊紹介は山崎まどか、アライユキコ、金子のぶお、北上次郎のすべての紹介本が面白そう。
と、こうして振り返ると、とても読み応えのある号でした。ベスト10やマイベストが並ぶ企画物の号ですが、いい本を紹介したいという執筆者の意志と、本そのものの魅力が溢れでた気がします。

大森望も紹介していますが、本の雑誌が Twitter でつぶやいています。アカウントはhttp://twitter.com/Hon_no_Zasshi。私の一押しはトヨザキ社長 http://twitter.com/toyozakishatyou です。

ところで、裏表紙の値段表記がわかりづらいのはわざと?

コメント(2)

伊野尾宏之氏の「アポなしの訪問者」にグッときました。
2009のベスト10も、ベスト10入りを逃した作品も面白そうでした。個人的には、この記事を読んで、『アメリカン・ゴッズ』を読みたくなりました。

そして、連載陣の中では、池澤春菜セレクトの『五月三十五日』が気になりました。
<大人になってみて思うのは、大人なんていないということ。ただ子供時代の夢や欲望をより叶えやすくなっただけなのではないかと思う今日この頃。>で始まる、池澤春菜の文章から、どんな作品を紹介するのだろう・・・と楽しく読みました。

実際には、大人には大人のしがらみとか、いろいろあって、叶えやすいとは言えない面もありますが・・・。子供には、「大人になることに、夢を持てる」ようになってほしいものです。そんなカッコイイ大人になりたいですが、まだまだ道は険しいです(笑)。

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