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キョンシー・ホラーコミュの【コラム】Road to "Hua-Liu"〜「華流」への道・そのルーツは『幽幻道士3』にあり!?

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昨日2018年4月3日は「幽幻道士(キョンシーズ)」シリーズ第3弾『幽幻道士3』(88年)が、TBS系で初放送されてから30年目の日でした。
本作は、シリーズ唯一のテレフィーチャー(単発物のテレビ用長編ドラマ。日本での放送目的の制作ゆえ台湾では劇場未公開の為オリジナル北京語版が存在しない)として制作され、映画版前2作とTVドラマ版「来来! キョンシーズ」の世界観が文字通り融合した一編です。「来来!」から登場したトンボが孤児の一人として映画版シリーズに参入し、「来来!」で元気だったスイカ頭は、パート2からの続きでキョンシーの姿になっています。他にもシシ丸やマーボおばさん、ムササビ道士父娘といった新キャラクターも登場し、デブ隊長との関係も過去作からリセットされ、「来来!」のフォーマットを活かしつつも、この後撮影される完結篇にして番外編となる『幽幻道士4』も見据えた上で、独自の設定で物語は展開していきます。
当時のTV雑誌などを見返すと、元々本作は美少女道士テンテンちゃんの出生にまつわる物語が描かれる予定だったようですが、撮影現場の諸事情により、テンテン出生のエピソードはパート4へ持越され、金おじいさんとマーボおばさんにまつわる因縁話がメインとなりました。お気付きになった入会者の方もいると思いますが、"(テンテンを含む)子供たちが育ての親であるお爺さんの下を離れお婆さんを捜し求めて旅立つ"というプロットは、『幽幻道士(キョンシーズ)1』に大きな影響を与えた『カンフーキッド』第1作(86年)をモチーフにしています。
テンテンを演じたシャドウ・リュウが書籍でも述懐しているように、「来来! キョンシーズ」と同時進行で逼迫するスケジュール含め混乱していた現場での撮影となった為、ギクシャクする展開や安手な小品と見られることもありますが、前2作から一転して明快なハッピーエンドとなっており、群像劇としてもシリーズ中最も充実しているのもまた事実です。クライマックスで魅せる"八卦将軍の術"も圧巻の迫力で、「来来!キョンシーズ」放送→『霊幻道士3』公開と続く流れで"キョンシー・ホラー"ブームの頂点を飾った重要な1本といっても過言ではありません。

『幽幻道士3』より、"八卦将軍の術"〜最終決戦までの動画


さて、それから10年以上経過し、"韓流"ブームが凄まじい勢いで日本だけでなく香港・台湾・中国・シンガポールと言った中華圏各国をも席巻するなか、2001年に台湾で製作された1本のTVドラマが記録的ヒットを飛ばし、香港を始め東南アジア諸国で最高視聴率を獲得し、日本でもTBSを含む地上波やBS・CS局で放送されました。
それが「流星花園〜花より男子〜」です(画像左、公式HP:http://f4.tv/mg/ )。
第1話無料動画:https://tv.rakuten.co.jp/content/65515/

当時台湾の若者の間では、アニメ、コミック、ファッションや電化製品など日本の流行文化に強い関心が集まっており、「哈日族」とも呼ばれていました。台湾へ戻っていたシャドウ・リュウも日本文化を紹介する番組のMCを任されるほど、その熱は高かったのです。
「流星花園〜花より男子〜」は、日本で高い人気を誇った少女向けコミックが原作です。既に95年、内田有紀主演で映画化されていましたが、やはり2005年にTBSで放送された井上真央主演の連続ドラマと映画版が強い印象を残しました。あまり言及されていませんが、コレは明らかに「流星花園〜花より男子〜」に影響された原作国日本への逆輸入による賜物なのです(同様の事象が「山田太郎ものがたり」でも起こりました)。「流星花園〜花より男子〜」に端を発する"花男ブーム"は現在も続いており、韓国でもドラマ化されたほか、地元台湾ではリメイクドラマの噂が流れ、TBSでも今月から原作の後日譚を描いたドラマがスタートします(「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」:http://www.tbs.co.jp/hana_hare/)。

一大旋風を巻き起こし、続編や派生作品も生んだ「流星花園〜花より男子〜」からは、多くのアイドル・スターが誕生しました。なかでも劇中の呼称をそのまま名乗った男性ユニット「F4(ジェリー・イェン=言承旭、ヴィック・チョウ=周渝民、ヴァネス・ウー=呉建豪、ケン・チュウ=朱孝天)」の人気は凄まじく、日本でもファン・ミーティングやライヴツアーが開催されるほどの支持を獲得しました。女性の方も主役のバービィー・スー(徐熙媛)は勿論のこと、脇役だったレイニー・ヤン(楊丞琳)も間もなく台湾のトップ・アイドルとしてブレイクすることになります。
「流星花園〜花より男子〜」を企画したのは、女性プロデューサーのアンジー・チャイ(柴智屏)で、ドラマ全体の演出を手掛けたのは、既にTVや映画で主演作をもっていた俳優出身のツァイ・ユエシュン(蔡岳勳)という新進演出家でした。彼の実父はチャイ・ヤンミン(蔡揚名)…過去別トピでもお伝えした「幽幻道士(キョンシーズ)」シリーズを制作したキンコウ・フィルム(金格影藝)を主宰する監督にしてプロデューサーです。その父の下で、蔡岳勳が助監督として現場デビューを果たしたのが、何と『幽幻道士3』だったのです(画像中)。ちなみに『幽幻道士4』や『新・幽幻道士 立体奇兵』(89年)に出演したミイミイことツァイ・ミージェ(蔡宓潔)は蔡岳勳の実の妹さんです。
「流星花園〜花より男子〜」の大ヒットにより、アンジー・チャイは制作会社コミックリズから日本の少女コミックを原作とした若者向けドラマを続々と制作。蔡岳勳もアンジー・チャイと再度組んだ「戦神〜MARS〜」(2004年、画像右)をヒットさせ、大病院を舞台にした群像劇「ザ・ホスピタル」(2006年)は「冬のソナタ」を放映したNHKのBS2(当時)でも放送され、日本でも高い評価を得ました。引続き彼は、2009年に手掛けた刑事アクションドラマ「ブラック&ホワイト」(2009年)で賞レースを総ナメにし、映画化作品となった「ハーバー・クライシス」2部作も監督しています。

この「流星花園〜花より男子〜」に始まる台湾制作の若者向けドラマの潮流は、日本では"韓流"と区別する為"華流(ホアリュウ、ファーリュー)"と呼ばれるようになりました。そしてF4を始め、台湾ドラマでブレイクした若手スターたちを"華流スター"と呼称するようにもなりました。
現状では同時期に制作が活発した中国大陸制作の武俠(アクション時代劇)ドラマや従来の香港映画も含めて"華流"と呼ぶようになったようですが、原点は前述の通り台湾製のトレンディ・ドラマです。『幽幻道士3』でキャリアをスタートした蔡岳勳は、"華流"の中心的クリエイターとして現在も活躍しています。

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