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ミクシ大学医学検査学部輸血学科コミュの血液型検査について

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血液型について、質問などをどうぞ。
抱えている問題解決の場にしたいと思います。

コメント(44)

>クッシー さん
>「O表現型の人に産生される抗A,Bは、単なる抗Aと抗Bの
>混合ではなく、AやB型赤血球のどちらにも存在する抗原と交
>差反応をする第三の抗体を含んでいる。この抗原は複合AB抗
>原、あるいはC抗原と呼ばれる。」

前のコメントにある表は『輸血マニュアル』防衛医科大学校輸血部訳 関口進、鈴木洋司監訳 1994年 医歯薬出版株式会社
からスキャンしたものです。

Anti-Cのことは、用語集
http://homepage2.nifty.com/cryomedicine/wdA_C.htm
にも記載されています。でも、Anti-Cのの表現ではRhのBig-Cと間違えてしまいそうで、今は使われないでしょうね。
--------------------------------------------------------
Anti-C:抗C抗体。
O型血清中の抗Aおよび抗B抗体は,A型およびB型の血清中の抗Bおよび抗A抗体とは別のものではないかという考えがあり、このO型血清中の抗体をAとBの共通抗原Cに対する抗体(抗C Anti-C)あるいは、抗Aと抗Bの両方の特異性をもった抗体(hybrid antibody)といわれている。事の発端は,0型血清にA型血球を加えて生じた凝集塊から、
抗Aと抗B抗体が解離されてくるという現象に対する解釈からである。Wiener(1966)、Dodd(1952),Bird(1953),Milgrom(1952)らの説がある。
ものすごーく初歩の質問かもしれませんが…

考えるとわからなくなったので教えてください。
2ME処理で確か抗体のSーS結合を切る…とあったと思いますが、切れた抗体はIgGと同じくクームスとかで反応するのでしょうか…?
またばらばらになったIgMは何とも反応しないのでしょうか?
>kaori さん
IGMの5量体をバラバラにすれば、IgG抗体のように反応するような気がしますが、クームスで反応はしないのではないでしょうか? IgMのS-S結合はどうなってますか?
IgGにもs-s結合はあったのではないでしょうか?
この辺、教科書を見てる学生さんのほうが知っているかも・・。

一応、しらべてみますが・・・。

今日、ルーチンの血液型で、Bmと想定される検体があったようです。
吸着解離をしてB抗原を証明した、輸血担当の若き彼女嬉しそうでした。昔私が書いた血液型報告書、その後の輸血担当者の報告書のことを語りながら、自分の作った報告書を見せてくれました。その彼女の想い感じたとき、それだけで私も嬉しくなります。

亜型となった方の思いとは、かけ離れるかもしれませんが・・。

>こうめい@さま

ほほえましいお話ですね。亜型は知ってるようでもなかなか実際に検査することは少ないので貴重な経験になりますよね。
正しく検査してもらえるのは患者さんにとっても利益になるかと思います ぴかぴか(新しい)
Bm(ABm)は、感動を与える貴重な、生き材料ですね。
患者さまに感謝です。

目に見えなかったものを可視化できた時の感動は、
その後の探究心の芽生えであり、不規則抗体の検出技術向上
へと、つながっていくんですよね。

そこで止まるか(終わるか)、そうでないかは、指導者の
ちょとした背中押しと、本人の技術者としての資質なのかも
知れませんね。

良いお話を、ありがとうございました。
判定の表示に悩みますね。単に「B型亜型」とするか「B型(Bm)」とするか・・。

熱解離もそれなりの経験が必要で、モノクローナルの抗血清を吸着解離させるには、製造メーカーの学術に一応最適な方法を聞いてみることも大事ですね。黒本にもしっかり書いてあるのですが、意外に読み流してしまう人も多いでしょうね。

また「使用説明書をよく読んで・・」とか「血球に抗血清を食えたら、よく振って・・」とか書かれていれてますが、振り方が足りないなと思うことも時々見かけます。正常血液なら凝集はしますけどねぇ・・・。

抗Mや抗Nの以前の抗血清には「振って混ぜ合わせて、○○分間放置して判定」とある試薬もあるのに、遠心器にかけてしまって判定をわかりづらくしてしまう人もいますね。

逆に、最近の方は、メーカーの人の言う事を鵜呑みにして、ウラをとることをしない傾向もあるように感じています。これは、輸血にかぎりませんが、特に化学や免疫の領域で・・
以前(1ヶ月程前)に一度質問させていただいた兵庫県の中規模病院に勤めるものです。
先月のことだったのですが、カラム法で血液型がオモテ・ウラ不一致になり、カードをみたら
抗A 4+ 抗B 4+mf A1血球 0 B血球 0
でした。free cellの量はごく僅かで、
スライド法ではmfははっきり分からず、試験管法では直後判定では分からず、しばらく室温放置後再度試験管を傾けたら、free cellがありました。当院でもできる精査として
抗A1レクチン 4+  Hレクチン w+
被凝集価試験は対照と1管差
主治医に患者の臨床症状をきいても、mfが疑われるような疾患・病歴はありませんでした。
血液センターに精査ををだしたところ、トランスフェラーゼはしっかりとあり、唾液の型物質もあったようで、いわゆる亜型を疑う要素はないと言われました。
センターの見解はキメラ・モザイクではないかというもの。
輸血の対応はAB型。
でもfree cellの量が少ないから、これ以上精査できるかどうか分からないし、今の検査だけなら金額はかかりませんといわれ、ここまでで精査は終了してしまいました。
その後患者に双子であるかを確認しましたが、違うとのこと・・・
2精子性?それか胎生期に吸収されてしまった2卵子性?
もしくはモザイク?
と今でもすっきりしない症例です。
試験管法だけの判定だとmfには気付かなかったと思います。
カラムだから気付いたと思います。
他の施設さんでもキメラ・モザイクのような症例の経験されたところありますか?最後まで精査され、結論がでましたか?
私は初めての経験で、主治医にキメラ、特にモザイクを説明するのが難しく、キメラだけしか説明できなかったです。
自分自身が良く分からないものは人には説明できず・・・。
モザイクって何ですか?キメラとモザイクの検査結果の違いは何となく分かりますが、なぜそうなるのかが・・・です。
ABとAの混合凝集っぽい感じですね。
同じような例でABとAのキメラ(ツインキメラ)と白血病症
例を経験しています。
後者の場合は数ヶ月前のBioVueの記録でフリーセルのない
通常のAB型と判定されていたため、対立遺伝子の片方の遺伝
子が失われたためにA型となった例ではないかと推測してい
ます。(HLAでもこのような現象が起こることがあるそうです)
どちらもフリーセルが10%程度あったので、ブドウ糖溶液を
使った分離(黒本に載っています)で、血清学的検査を
行うことができました。



>ひぽさま

ざっと読んだところで追加試験と確認したい点は…

追加試験でスクリーニングの4℃15分での反応、確認はクームス試験の結果、TPなどの蛋白が高くないか(連銭の確認)IgMなどを測定していたら高くないか、高分子剤の輸液が行なわれてないか…を確認したいです。

またスクリーニング血球にP1が含まれていないかなども確認してみたいです。A、B血球は市販のものをご使用ですか?

まとまらずに質問してすみません!

冷式自己抗体っぽい感じですね。
ブロメリン処理した自己血球で吸収を行ってみてはいかがでしょう

4℃15分はそのとおりです。流水中で冷やして凝集がでるか(この場合凝集に差がでるか)を見ます。

ブロメリンで自己血球…などはやってなかったので、検体も試薬も予備加温して再検してたと思います。
それで出た経験はないのでブロメリン処理の方法とかもう少し詳しく聞きたいです。
冷式自己抗体を含む血清の自己吸着法

A Handbook of Serologic Techniques of Use in Investigative Immunohematology
免疫血液学の「問題解決」に用いられる血清学的検査法
W.John Judd,F.I.M.L.S.,M.I.Biol.

目的
  高力価の冷式自己抗体存在下での臨床的に意義のある同種抗体の有無の証明

材 料
 1.1%フィシン溶液
 2.被検血清2mL 血球沈渣3mL

方 法
 1.生理食塩水で自己赤血球を4回洗浄し,試験管3本に等量に分注する。
 2.各々に1%フィシン溶液0.5mLを加える。
 3.混和。37℃,15分間インキュベート
 4.生理食塩水で3回洗浄する。最後の洗浄は1000Gで5分間遠心し,残り
  の生理食塩水は出来るだけ吸い上げて除く。さらに残りの生理食塩水を除
  くために,血液中へ小さなろ紙を置いて吸い取る。
 5.すでにフィシン処理をした血球の1本に自己吸着させるため,血清を2mL
加える。
 6.混和し,4℃で30〜40分間インキュベートする.
 7.1000Gで5分間遠心し,フィシン処理した血球の2番目の試験管に上清
  の血清を移す。
 8.混和し,4℃で30〜40分間インキュベートする。
 9. 7,8をフィシン処理血清の3番目の試験管について繰り返す。
 10.最後の吸収の後に,何も入っていない試験管に血清を移す

以上がオリジナルな手法ですが自分は以下のようにアレンジして行っています。

・1.で洗浄に使う生食は37℃に加温した生食
・フィシン溶液のかわりにブロメリン溶液を使用
・オリジナルは血球を分けて3回吸収しますが、一回吸収でも大抵はOKです
 その場合は血球量は血清量と等量以上にする必要あり
・吸収時間は4℃ 60min (オーバーナイトも可)

>ひぽさん

抗A,Bを証明するだけなら、それでもOKです
どのように解決したかを書いてくれると他の方にも参考になるかと
骨髄移植後のABO型表現方法を教えてください。

骨髄移植や幹移植後のABO血液型検査において
表裏不一致になった場合、どのように結果を報告すればよいのでしょうか。

数年前に他院で骨髄移植を受けたという患者さんのABO血液型検査において
表O型、裏A型の結果になりました。
(移植前の血液型検査結果は当院になく、確認できていません)
反応態度はAm型と一致しますが、
A型の亜型と報告するのは間違いでしょうか。
教えてください。

 ♪ミリさま

 
 えっと・・・経験がないので回答を外注中です(笑)
 もう少しお待ちください。
 どなたかご経験があればお願いいたします。

 個人的には、
 現状では「オモテウラ不一致」ですね。
 
 移植の事実や前の血液型検査結果を確認できれば、
 コメントでA型の亜型を報告し
 主治医に連絡でしょうか。。

 自施設のシステムにもよるのでしょうが、
 今後変化する可能性のある場合、確定してしまうと
 お後が面倒になりそうなので、移殖を想定した画面がなければ
 「オモテウラ不一致」でコメントや別途報告書などで背景や現状
 を確認できるように
 しておくほうが、先々を考えると良いような気がします。

 
外注らしいので、個人的な考えと自施設例だけです。

亜型とするのには抵抗があります。

報告は、【判定保留】としつつも、輸血の際に選択すべき血液型を報告しています。
検査側のシステムは移植歴を反映出来る仕様になっています。

自施設内の同種移植例については、電子カルテ上の患者プロファイル【血液型】が難物です。
血液内科医は、検査結果で見てくれているので、現行はこれで。

他施設での同種移植例については、施行施設に問い合わせて検査履歴を聞き、自施設での検査結果と併せて登録しています。
>骨髄移植や幹移植後のABO血液型検査において
>表裏不一致になった場合、どのように結果を報告すればよいのでしょうか。

>数年前に他院で骨髄移植を受けたという患者さんのABO血液型検査において
>表O型、裏A型の結果になりました。

骨髄移植者と知らずの血液型検査で不一致になり、患者履歴を調べて原因が判った経験があります。移植を受けた医療機関の詳しい診療情報報告(移植経過報告やカルテコピーなど)があり、ドナー血液型と移植前患者血液型の関係とで「不一致の結果」の整合性が取れてましたので、その時は移植病院には問い合わせませんでした。

その時の報告は、血液型判定カードにはオモテとウラ試験の結果をそのまま載せ、移植後一年以上経過していましたので血液型はドナーの血液型とし、別に血液型検査報告書を作成し検査結果と骨髄移植を受けたこととの関係を説明、輸血が必要な際の選択する血液型(標記した血液型とO型)を記載しました。

この経験から同種移植患者については、移植した病院で患者が携帯できる「同種移植者証明の血液型カード」が作成されれば良いと思います。(それを推進するガイドラインや通達が出されればもっといいです)

「判定保留」報告がいいか、「亜型」或いは「オモテウラ不一致」として血液型を標記した方がいいかは、断言しかねるのが正直なところです。移植後の経過日数によっては残存する血球の混在や抗体の関係もあって、その場合も考慮しなければならないです。

移植で血液型が変った患者の血液型標記の指針を新学会名「日本輸血・細胞移植学会」で、是非とも出してもらいたいと思います。
「日臨技」で作成中の新「輸血検査の実際」(4版)でこのことが触れられるかどうかは承知しておりません。m(__)m

 ♪ミリさま

 回答より先に管理人さんヘルプでお返事できちゃいましたね(*^_^*)
 聞くところによると某社のシステムにはこれに対応したシステムが
 あるそうです。(必要ならメッセをくださいませ)

 療法委員会があれば、一度どう結果をかえしたらよいか
 お話して施設で決めるのもよいかと思います。

 ♪たぁくぅ さま


 古〜い記憶をたどるとO社のヒトとバイオを使っていた気がします。
 私の記憶ではよくわからないような反応はなかったですね。

 どなたかご経験あれば教えてください。

 >遠心条件3000rpmの30秒
 
 当院は判定は3400rpm15秒です。(洗浄は60秒)
 前出の「日臨技」の「輸血検査の実際」を参照したのだと
 思います。
 
移植後のABO血液型検査結果について

kaoriさん、とらさん、こうめいさん、丁寧な回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
教えていただいたことをふまえ、
自院での方針、報告方法を検討していきたいと思います。

知識・経験が少なく、稀なケースにあたると対応に悩んでしまいます。
また、教えてください。ありがとうございました。
コメント#32の内容で、訂正します。

新学会名「日本輸血・細胞移植学会」と記しました。

『日本輸血・細胞治療学会』の誤りでした。
 
 謹んで訂正し、お詫び申し上げます。
    
     2008年5月19日     コミュ管理人 北村光明 拝
自己血球に対する自己抗体を含め、自分の身体に対する抗体を作ってしまう、
いわゆる自己免疫性疾患の原因は、まだまだ解明されていないのが実情のようです・・・。
こんばんは。

今日血液型検査した方で分からないことがあったので相談させて下さい。

カラムで検査を行っています。血清を不活化せず行うとオモテもウラ検査、抗体スクリーニング全てで凝縮が起こりました。

しかし血清不活化を行うとAB(+)スクリーニング(−)となりました。

これはどういうことでしょうか…
補体が影響したなどは考えられますか?

 ぺりこ様

 このような文献はありましたが、、、
 http://www.yuketsu.gr.jp/gakkaishi/47-3/047030384.pdf

 カラムの種類(会社)で違いがあるかもしれませんが、某者のもののIgGカセットの納書には
 「血清タンパク異常の患者検体では偽陽性を示すことがあります。」などの記述もあります。
 
 使用している会社の納書を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
 説明が書いているやもしれません。。

 
こんにちはr(-◎ω◎-)

ルーチンで輸血をしているものですが、職場のマニュアルで気になるところがありました。
皆さんの意見をお聞きしたくて書き込ませていただきます。

亜型検査の吸着解離で、吸着後の上清を吸収試験の検体として使用と書いてありました。
黒本では吸収試験は抗血清を16単位に希釈して吸収をかけると書いてありますが、
自施設のマニュアルでは吸着解離の上清をなので、抗血清は原液ですので、
正しい検査方法ではないのではと思いました。

また、吸着解離の解離液を用いた血球との反応の力価を測定するとも記載されていました。
これに関しても私は吸着解離が陽性なら間接的に抗原が検出されたわけですので、
力価を測定する意義をいまいち感じません。
また、亜型の判断基準に解離液の力価は評価に入っていないので、
むしろ試薬と時間の浪費のほうが大きいと思いました。

みなさんのご意見お待ちしておりますv(´  ・   ω   ・  `)v

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