ＳＯＮＧＳコミュの第357回(10/3)　つんく♂

　　　今年４月、つんく♂さんは母校近畿大学の入学式で喉頭がんのため声帯を摘出した
　　　ことを発表。声を失ったことを告白しました。
　　　衝撃の発表から半年、今夜闘病生活を乗り越えつんく♂さんが帰ってきました。
　　「今、伝えたい音楽がある。」つんく♂さんの呼びかけで集まってくれた歌手と新しい
　　　世界をお届けします。
　　「SONGS」絶望から復活したつんく♂。新たな人生と向き合う音楽家の決意に迫ります。

　　　よろしくお願いします。どうぞ。武内陶子と申します。どうぞよろしくお願いします。
　　　おかけください。もうめちゃめちゃ同世代で、今日はどうぞよろしくお願い致します。

　　　つんく♂さんは去年３月、喉頭がんを発表。治療に専念するため活動を休止します。
　　　そして半年後がんが全て死滅した事を公表し世間を安心させました。
　　　しかし発表から僅か８日後、がんが残っていたことが発覚。つんく♂さんは声帯摘出を
　　　選択。45歳苦渋の決断でした。

　　　2006年、つんく♂さんは37歳の時、12歳年下の加奈子さんと結婚。3人の子供に恵まれ
　　　たつんく♂さんは、家族と生きるため声を失っても頑張ろうと決意したのです。

　　　声帯を摘出する直前、つんく♂さんは病室に家族を呼びました。最後の肉声で一人一人
　　　に語りかけたのです。妻の加奈子さんにはどんな事をお話になさったのでしょう？

　　　手術は無事成功。病を経て子供たちへの思いはより深くなっていました。そんな思いを
　　　表現しようとつんく♂さんは再出発後、子守唄の作曲に生まれました。

　　　タイトルはつんく♂さんと娘のエピソードから生まれました。
　　　そこにはどんな思いが込められていたのか？

　　　家族がいたから闘病生活も乗り切れた。感謝の気持ちをこめたつんく♂さんの子守唄
　　　です。

うまれてきれてくれて　ありがとう

　　　つんく♂さんががんと闘っている時、家族だけではなく仲間の励ましもありました。
　　　真っ先に声をかけてくれたのはTOKIO。
　　　出会って20年、今では家族ぐみのつきあいです。特に長瀬さんとの親交を深めたのは、
　　　このドラマでの共演。劇中歌はつんく♂さんが長瀬さんに書きました。

　　　闘病生活から早く復帰したいと願ったつんく♂さん。退院の僅か５日後意外な行動に
　　　出ます。妻加奈子さんとTOKIOのライブに出かけたのです。

　　　音楽は生きる力を与えてくれる。そんなパワーをスタジオでも表現しようと、今回
　　　長瀬さんに声をかけました。そしてギタリストとして歌手と共演するスタイルも、
　　　つんく♂さんにとって新しい挑戦です。
　　　音楽仲間が今では生涯の友になりました。今の二人だからこそ届けたい歌です。

ひとりぼっちのハブラシ

　　　これから音楽家つんく♂はどんな活動へと進んでいくのか。
　　　楽曲を作るクリエーターとして再出発を決意しています。
　　　この日、つんく♂さんが声をかけたのは、クリス・ハート。これまでにない新しい
　　　サウンドが作れると思ったからです。

　　　新しく生まれ変わった「ズイい女」音楽家つんく♂として再出発への決意を込めます。

ズルい女