【SCRUB A DUB】2009年にスタートした、Mungo's Hi-Fi主宰レーベル<Scotch Bonnet>のDUB STEPライン。レゲエ・フィールをしっかり残しながらも安易なMASH UP / ReFIXに頼らない、タフでドープな良質リリースを続けている。
【WARRIOR QUEEN】ジャマイカで生まれながら、UKへ渡り、UKガラージ、ダブステップ、グライムなど、UKベースミュージック・シーンでいま最もひっぱりだこな女性DeeJay(MC)。同じくジャマイカ出身で当初はジャマイカのダンスホール・シーンで活動し、その後UKへ渡って、ダブステップ〜ヨーロッパ独自のインドスタリアル・ダンスホール〜ブレイクコアまでを股にかけて活躍するMCとしてDaddy Freddyがいるが、同じようなスタンスで活動するフィメールDJ(MC)は少なく、かなり稀有な存在と言えるだろう。WARRIOR QUEENは、ジャマイカ・キングストンで生まれ、伯父の経営するサウンドシステムでのMCとしてのキャリアをスタート。ダンスホールの名門レーベル<ペントハウス>からリリースを開始。その後、UKでアンダーグラウンドなプロデューサーとの仕事を始め、Skream、Kode9、The Bug、DJ Zincといった名だたるトラックメイカーの作品にフィーチャーされていく。特に、UKダンスミュージックの超名門NINJA TUNEからリリースされたThe Bugの「Poison Dart」で圧倒的な存在感を発揮し、人気が爆発した。そのThe Bug(a.k.a. Kevin Martin)とのLadybug名義や、WARRIOR QUEEN and HEATWAVE名義ではSOUL JAZZ RECORDSからもシングル数枚をリリース、UK MC文化の歴史をコンパイルした名コンピ『AN ENGLAND STORY』にも収録された。MUNGO's HI-FIとは12インチ「Good Looking Boy」のリリースがある。ジャマイカ出身ならではのFATでパワフルな存在感と、フィメールDJ特有のキュートさ、そしてそれがヨーロッパ産の先鋭的なベース・ミュージックと融合した時の三位一体なグルーヴはWARRIOR QUEENにしか出せないものだ。祝・初来日!
【MR. WILLIAMZ】ロンドン生まれでジャマイカ育ちのWILLIAMZは8歳の時に初めて出場した地元のサウンドシステム主催のクラッシュで優勝した事がきっかけとなりリリックを書き始める。16歳でロンドンに戻り、弟と小さなサウンドシステムを始め、最初はカセットテープでとっていたスペシャルも、スチールプレートで彼ら自身のダブプレイトをカットするまでになって行く。2008年にリリースしたデビューシングル"Babylon in Helicopter" (Produced by Necessary Mayhem)は多くのチャートで上位をマークし、その後も"No Cigarette"、"Real General"、"Better Meds" with Tony Curtis "London" both on the JAM1 riddim、などが各国でプレイされている。コスタリカ-パナマの中央アメリカツアーをはじめ、ヨーロッパ各地でのプレイは、彼が今後最も有望なダンスホールアーティストの1人である事をロンドン以外でもアピールした。