ファッションビジネスQ&Aコミュの　「今やらなければならないこと」を考えても、あまり浮かびません。「就職」というものがまだ漠然としているからでしょうか。「説明会に積極的に参加した方が良いのか」と思う一方で、「説明会にたくさん行けばいいのか」と疑問に思います。会社を知ることは大事です。多

Q.「今やらなければならないこと」を考えても、あまり浮かびません。「就職」というものがまだ漠然としているからでしょうか。「説明会に積極的に参加した方が良いのか」と思う一方で、「説明会にたくさん行けばいいのか」と疑問に思います。会社を知ることは大事です。多くの企業を調べるのも良いことです。しかし自分が本当に入りたい会社とはどういう所なのかを常に考えることが大切だと思いました。
　私にとって「疑問に思うこと」を上手に表現するのは難しいことです。どうやって文章にしたら良いのかと悩みます。ですが、疑問ばかり浮かんでいるのでは何も手がつけられません。
前回の質問の先輩からの回答で「自分で必要なことを考え、自分で勉強すること」という言葉がとても印象的でした。私はどこかで人に頼っていました。それは、自分の自信の無さや焦りなどから来ていたものです。深刻に捕らえているのに何も出来ない状態でした。それに何かと理由を付けては不安だと言い、「疑問があるから」という言葉で終わらせていました。不安や疑問に思うことが多いのは自分に原因があると思うようになりました。自分で必要なことを考えられないようでは何も進めません。自分で勉強をしなければ、誰も教えてくれません。人に頼るばかりではなく、何事も自分で行動しなければ意味がないと感じました。
私は質問を書いていく中で、就職に対する気持ちが変わってきました。以前は深刻に考えすぎていたのですが、今は少し楽になりました。それは就職を甘く見始めたからではなく、就職という言葉に敏感になりすぎるより、もっと自分に自信を持てば良いのではないかと考えたからです。今やるべきことは何かとは、人に聞くものではなく、自分で見つけるものだと思います。
ですが、今の私に対し、もしも先輩からアドバイスをいただけるようでしたら、お願いしたいと思います。

A. 今、やるべきことは何か。この疑問は一生つきまとうものです。この疑問に答えるために、勉強したり、仕事をしているのかもしれません。
学生の就職に対する悩みの多くは、実際に問題にぶつかって悩んでいるのではなく、あれこれ勝手に予想して、勝手に悩んでいることが多いものです。準備のために、どのように準備したらいいのか。そのためにはどんな心構えが必要か、という悩みのように感じます。
「今、やるべきこと」を知るには、まず明確に目標が設定されており、その目標のために何が必要なのかを理解しなければなりません。その上で、現在の自分の位置を確認し、目標にいたるまでのステップを計画することです。そうすれば、何をすべきか、何をしなければいけないかが分かるでしょう。
しかし、目標設定しようにも、会社や職業について、あまりにも情報が少ないのではないでしょうか。だから、明確な目標が設定できない。フワフワした夢だけがあって、そこから一歩も進まない。それで無限ループのように悩みが繰り返されているのです。
何もやっていないから、自分が一歩でも進んだという実感がない。常に不安だけを感じているのですね。
たとえば、文章を書くということは、この質問を書く中で少しずつ何かが実感されているのではないでしょうか。それは、実際に行動しているからです。でも、就職については、「説明会に行くべきか」という次元で悩んでいます。私なら、まず説明会に行ってから、その意義を考えます。行かないで悩んでも何も分からないからです。それに、どんな会社が自分に合っているか、と言っても、実際に働いてみなければ分かりません。働いてみて、初めて会社というものが何となく分かってくるのです。
最初の就職は大切ですが、あなたたちに大切なのはキャリアステップです。会社が自分に合わなければ、自分に合うと思う会社に転職すればいいのです。それよりも、自分を向上させることです。会社を社員個人が変えるのは難しいことです。でも、自分を会社に合わせて変えることは可能です。おそらく、どんな会社でも良い部分と悪い部分があるでしょう。あなたの理想の会社などというものは存在していないと思います。
会社は個人で構成されています。あなたも会社の影響を受け、会社もあなたの影響を受けます。そうやって、互いに影響を与えながら、互いに進化していくのです。極論すれば、どんな会社で働いても自分にプラスになるはずです。ならないとしたら、会社だけでなく自分自身にも責任があるのです。
就職とは特別なことではありません。ほとんどの人が経験する当たり前のことです。なぜ、悩むのでしょうね。
あなたは自分の不安を解消するためにも、実際の会社や仕事について、もっと知るべきです。