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Ian McEwanコミュの「Saturday」

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一体いつになったら翻訳されるんでしょう?
もし翻訳されると情報が入ったら、ここにご一報くださいませ。
待ちきれません。

コメント(12)

えーと、翻訳情報ではないのですが(すみません)、関連情報を。

「Satueday」はブッカー賞にノミネートされていたようですが(Long Listの方にのってます)、惜しくも受賞は逃したようです。

http://www.themanbookerprize.com/pressoffice/release.php

今年のノミネート作品一覧がありますが、カズオ・イシグロ、サルーマン・ラシュディ等、ビッグネームが名を連ねていたようです。
ノミネートされたってことで、翻訳のきっかけにはなるんではないでしょうか。(希望的観測)
はじめまして。
今年の5月11日、ジュンク堂書店のトークイベント
「翻訳文学ブックカフェ」に行ってきた者です。

その日のゲストは、
イアン・マキューアンの翻訳をしている 小山 太一氏でした。

そのイベントで、
「Saturday」の翻訳についてもふれていましたよ。
小山氏が今、翻訳中との事です。(仮題は土曜日?)
発売予定は今年の秋頃になるんじゃないかな、とおっしゃっていました。

イアン・マキューアンの作品は、
いろいろな作風で我々を驚かせてきましたが、
今回訳している「土曜日」でも、
また作風を変えてきています。
是非、楽しみにしてほしい、との事でした。

とても「土曜日」楽しみです!
璃王@アメリカの鳥〜さん

ほんとですか!
素晴らしい吉報ありがとうございました!
いぜん翻訳される兆しが見られなかったので、
首をくくって原書を読む覚悟をしていたとこです。
もうすぐ和訳で読めるんですね。
待ち遠しい!
アンリさん、
喜んでもらえて、とても嬉しいです。

まだ「贖罪」1冊しか読んでいないので、
コミュニティにはいるのは、
おこがましいかな・・・
と思っていたのですが、
この話題をどうしても書きたくて参加しました!

原書を読もうと挑戦できる語学力が羨ましいです。
私はその選択肢がはじめからありません(^_^;)。

・・・ところで、「腹」ならまだしも、
「首」はくくっちゃダメですよ〜(^_^;)。

小山氏は、大学の先生なので、
夏休みに集中的に訳して・・・秋に販売なのかもしれませんね♪
☆璃王@アメリカの鳥〜さん

私も、「贖罪」でイアン・マキューアンに開眼したクチです。
衝撃的ですらあった。
ぜひ、他の作品も読んでみて下さいね。
個人的に、「イノセント」「セメントガーデン」がおすすめです。

>・・・ところで、「腹」ならまだしも、
「首」はくくっちゃダメですよ〜(^_^;)。

わ、恥ずかしげもなくやっちゃった!!
英語も日本語も、しょせんこの程度の語学力ですw
12月20日、新潮社から小山太一氏の訳で、『土曜日』として遂に出ますね。

http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3477324/s/
遅ればせながら、やっと「土曜日」読みました。
読んだ方、感想をお聞かせ願えませんでしょうか?

私の感想としては、あ、ネタバレありなので、これから読む方はご注意願います。
↓のほうに書きます。







・主人公と主人公の家族がありえないくらいまっとうすぎて、リアリティを欠く。
・娘が詩を読み上げたことで、犯人が興奮して、こう着状態を打開したっていう展開も無理め。
・暴漢に押し入られた時、ヘンリーの無力さに苛立ったのは私だけ?
・ヘンリーとマキューアン自身が重なる。理論的で分析的な観察眼。
・他の作品と同様、細部の描写がみっちりと精密で素晴らしい。
・痴呆症になったリリーのセリフがとってもリアルで印象に残った。
 (マキューアンのお母様が亡くなる前に同じ症状だったそうで、当時の会話を再現した、と
 とあるインタビューで語っていた)
・ヘンリーと娘の、イラク侵攻に関する議論が大変興味深い。
 (ヘンリーの考えはそのままマキューアンの考えだと、とあるインタビューで語っていた)

とまあ、気に入らない箇所もあったんですが、しょせん私はマキューアンの大ファン。
やっぱり本作も、身体の芯がむずむずするほど良かったですね。
なんというか、私、彼と彼の筆致に恋してるのかも、とすら思います。
最近読み終えました。







一見とんでもない話を圧倒的なリアリティと誠実さで描くのがマキューアンだと思ってた自分にとっては、ちょっと印象に欠ける作品だったかも……。スカッシュや医学の話題にもどうも引き込まれないし(あんまりちんぷんかんぷんだったのでYouTubeでスカッシュの動画探しました)。一、二の山場にもこれといってユニークな見どころはない。

でも、キャラクターに対する誠実さと冷徹さを併せ持ってる視点はマキューアンらしいかな。ヘンリーに対してはだいたい共感的だけど、相当遠慮のない書き方をしていて、『アムステルダム』を思わせる冷たさがあります。一方でヘンリーの眼差しを通して見る周囲の人々の描写はかなり抑制されているような。

結局、ヘンリーの心の揺れを緻密に捉えたかったがために、今回は派手なプロットや印象的な人物、劇的な感情の起伏を排除したのかな、と勝手に思ってます。序盤におけるヘンリーの考えが終盤では姿を変えるのだけど、そこに単純に帰結できる要因はなくて、かわりに何かがぼんやりと影を落としている。この感じがなんともいえない。

でも、作家マキューアンに対して自分の中にある程度確立した評価がなかったら、ちょっと鼻につく作品だったかもしれません。マキューアンの小説のなかでは飛び抜けた傑作じゃないけど、彼の筆にしかなし得ないことをしてる作品だし、新しい側面を見ることができる作品だと私は捉えています。

いつも新しい試みをしてるマキューアンだからこそ、目が離せないのかも。
★croniamantalさん

>一見とんでもない話を圧倒的なリアリティと誠実さで描くのがマキューアン

>彼の筆にしかなし得ないことをしてる作品

このあたり、すごく共感できます。

>序盤におけるヘンリーの考えが終盤では姿を変える

これは具体的にどんな考えが、終盤でどう変わるのでしょうか?
いえ、最後の方急いで読んだので、その流れを掴めてませんでした。
もし気が向いたら教えて下さい。
序盤では富裕層である自身を肯定し世の中の進歩を讃えながら、デイジーに影響を与えた文学部の教授たちの慣習的なペシミズムを軽くあしらっている一方、終盤ではバクスターの不幸に対して罪悪感を覚え、相次ぐ戦争や全体主義の台頭を知る由もなかった百年前の人物に想いを馳せています。
それも事件をきっかけに劇的な変化をきたすようなストーリーにせず、ヘンリーのキャラクターに一貫性を持たせながら淡々と心のうつろいを描写しているところにマキューアンの技術を感じました。個人的な感想ですが。
★croniamantalさん

お答え頂きありがとうございます。
なるほど、そのあたりはちゃんと読み取れていませんでした。
ご教授頂き、ありがとうございました。
とんでもありません。自分なりの感想です。

書き落としましたがアンリさんの仰ってた施設に母を訪ねるシーンも印象的でしたね。
身の回りの品を整理する時の回想にやりきれない気持ちになりました。

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