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九州国立博物館コミュの近衛家の国宝 京都陽明文庫展

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平成26年4月15日(火)〜6月8日(日)

一、藤原道長の自筆日記『御堂関白記』、ユネスコ世界記憶遺産登録後、九州初公開

近衞家は、摂政・関白となって天皇を補佐することができる五つの摂関家(五摂家)の筆頭として、宮廷貴族の頂点に位置する家です。その祖先は朝廷の重職をしめた藤原氏の嫡流であり、平安時代、道長の代にいたって全盛期を迎えます。その道長の日記である『御堂関白記』は千年の時を越えて伝えられた、現存する世界最古の自筆日記であり、その不朽の価値によって、2013年6月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産(Memory of the World)に登録されました。登録後、九州初公開となる本展覧会では、道長自筆本14巻のうち6巻を公開します。


二、書の殿堂、陽明文庫の名筆が勢ぞろい

貴族社会において、書は必須の教養でした。貴族達は筆跡の巧みな人を能書として尊敬し、その書を鑑賞したり、また手本として手習いをしたりしました。近衞家は歴代天皇とのゆかりが深く、このため陽明文庫には、天皇の書、すなわち「宸翰(しんかん)」が数多く伝えられています。歴代天皇はたんに朝廷の頂点にあって国政を執るばかりではなく、文化においても宮廷を主導しました。このように能書の王者でもあった歴代天皇の書、さらに小野道風、藤原佐理、藤原行成といった三蹟の筆と伝えられる書、和歌を大成した藤原定家の書など、宮廷を代表する名筆の数々を一堂にみることができます。


三、近衞家を代表する文化人 信尹と家凞

近衞家の代々の当主は、貴族社会の中心にあって、天皇とともに宮廷文化を主導してきました。このためそれぞれの時代を代表する文化人、教養人を輩出しています。近衞信尹は安土桃山時代から江戸時代にかけての激動の時代を生き抜いた近衞家の当主です。信尹は近衞家の荘園がかつて存在していた薩摩に配流され、現地で島津氏の厚遇を受けたこともあり、九州とゆかりの深い人物です。「寛永の三筆」と呼ばれる能書でもあり、伝統を学びつつも豪胆にしたためられた筆跡は、書の世界に桃山時代らしい新風を吹き込みました。家凞は博学多識で文献の蒐集家でもあり、古筆を模写・臨書したり、独自の美意識で表装したりして、保存に尽力しました。古典を研究し、新たな文芸を興した江戸時代きっての教養人です。本展覧会では、信尹と家凞によって復興され、革新された宮廷文化の精華を体感できます。

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s35.html

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公式サイトができました

http://konoeke.jp

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