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G.K.チェスタートンコミュのThe Napoleon of Notting Hill

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はじめまして。今日から参加しました。西○邁大先生がチェスタトンを語るくちぶりに常日頃から違和感を抱いている小野芋子といいますwよろしくおねがいします。

『正統とは何か』『木曜の男』や数々の評伝も最高だけど、『新ナポレオン奇譚ーチェスタトンの1984年』(原題 The Napoleon of Notting Hill)がどうしても忘れられない!という私のような方はほかにいらっしゃらないでしょうか?
最初から最後まで、文句なしにただただ面白いんですよね。
装丁のイラストが宮崎駿氏というのも印象深いです。

コメント(16)

読んだことないんですよ。読みたいですねえ。どこで手に入るんでしょう。あらすじかなんか教えてください。
図書館で予約して、借りられました (^^)
読むのはこれからですが、
帯によると「奇想天外な近未来小説」だそうで ...
楽しみです。
春秋社から出ている『G・K・チェスタトン著作集』の第10巻が『新ナポレオン奇譚』ですが、どうやら廃刊のようですね。
『正統とは何か』は高円寺の古本屋で見つけて買いましたが、『新ナポレオン奇譚』は私も手元にないので、古本屋で見つけたら即買いですね。
ちなみに茨城県石岡市の図書館にはありましたw

「奇想天外な近未来小説」ですか。
『木曜の男』も同様ですが、要約するのが難しいんですよね。
近未来のロンドンを舞台にした戦争小説と言えないこともないし、二人の狂人が世界を変える話とも言えます。
ちなみに確か解説に書いてありましたが発表当時、評論家からの評価は散々で、ただしその文章表現だけは「手のつけようがないくらい巧みだ」と言われていたそうです。私は好きですがw
The Napoleon of Notting Hill、
図書館で借りて初めて読みましたが、久々に
本を読む素晴らしさを満喫しました。
中学生の時読んだ 木曜の男 は
今に至るまでの超愛読書となっていますが、
これを10代に読んでいたら相当衝撃を受けたでしょう。

ほとんど言葉遊びに近い荒唐無稽な始まりから
スピード感をもって物語が急展開する後半と
思いがけぬ抽象で読者を高みに引っ張り上げたまま
爽快に終わってくれるラストまで、
木曜の男 にも似たパターンで
正にチェスタトンでなければ出来ない見事な文学的離れ業。

確かに要訳するのはとても難しいし、ひとに勧めるのも難しいし、
「奇想天外な近未来小説」と聞いてこれを読んで
満足する方がいるのかも疑問ですね(笑)
元々チェスタトンの語りが好きでこれを読む人はともかく、
ただの小説としてたまたま読んでこの魅力にハマった人がいるならば、
それは凄まじく幸運な縁みたいなものなんじゃないかと思います。
(私にとっては 木曜の男 がそういう本でした)
Shin 様>

おお、一部だけ引用されたものを読むと
チェスタトンの文章の力強さが余計目立ちますね。うっとり。
このシーンで感動されたというの、よく分かります。

こうして読んでみると、私はチェスタトンの、
抽象を表す単語と具体的な事物を表す単語をどう混ぜて
文章を作るかという、その文体自体が好きみたいです。
なぁにナンセンスなおふざけを書いてるんだろなーこの作者は、
みたいに思わせておいて、いきなり凄まじい真理みたいなものが
そこから現れてくる、ビックリ箱というかお化け屋敷みたいな
文章の迫力が。
正に諧謔とロマンチシズムが同居する文章というのか。
shin様

象が笑いながらスキップ!
いいですね、その表現。確かにチェスタトンには
そういう所があるような気がします。

shin様のコメントを見て、木曜の男 の中にある
「丘は跳ねる。...少なくとも、跳ねようとするんだ」
という表現を思い出しました。
或は、「そんなのより、かぶと虫が吠えていたり、かたつむりが
吠えていたり、植木鉢の花が吠えているような音じゃないか」
なんて表現を。
魂が昂揚してるにしても、チェスタトンの場合、昂揚してる自分に
決して酔わず、そんな自分を同時にどこかで笑っているような
ところがあるように感じます。
ノッティング・ヒルの、
諧謔(或は冷笑や皮肉)と情熱(或はロマンチシズム)が
決して矛盾し合わず同居するというイメージそのものの文体というか。
春秋社の第10巻、Amazonで検索すると10,000円以上の値がついてて
とても買えないなと思っていましたが、今回とんだ幸運に恵まれて
1,000円で手に入れることができました!

本1冊手に入れてこれほど幸せを感じたのは十数年ぶりです♪
これからゆっくり再読したいと思います。
こんにちは。チェスタトン・ファンのトマスといいます。よろしくどうぞ。
(トマスというのは、例の『聖人伝』に出てくる人から名前を借りたんですが^^;)

ところで、「新ナポレオン奇譚」の装丁にイラストなんてありましたっけ?
いま、春秋社版の著作集(最初の10巻は高校の時から全部買ってそろえていますが)を出してみたのですが、イラストらしきものは見あたらず・・・でも、たしかに言われてみると、馬に乗った騎士のような挿絵を見たようなうすらぼんやりした記憶もあります。
それとも、別途、単行本として発刊されたときの話でしょうか。

トマス様

net検索してみたら、同じ春秋社から、
「チェスタトンの1984年」という副題を付けて1984年に記念版みたいなものが
出ているようで、それに宮崎駿が装丁を付けているようですね。
画像は見つかりませんでしたが。

「ノッティングヒルのナポレオン」というタイトルよりは
「チェスタトンの1984年」の方が一般ウケするだろうというのは分かるし、
本はまずは売れないと=読者の手に入らないといけないわけだから
大いに理解はするけれど、この副題は如何なものなのでしょう(笑)
単に好みの問題ですけど、宮崎駿の作風やイメージがチェスタトンに合うとは
全く思わないので、私個人としてはその装丁を見ないて良かったなと(笑)
なるほど。ありがとうございます。
そういわれてみると、箱入りの全集ではなく、一般書の体裁で出ていたのを見かけたような気もします。

副題「チェスタトンの1984年」ですか。うーん。もっとも「新ナポレオン奇譚」だって、まあ翻案調のタイトルではありますね。
そういう意味では、春秋社の全集って、"Orthodoxy"が「正統とは何か」、"The Everlasting Man"が「人間と永遠」といった調子で、タイトルも直訳ではなく少しずつひねっていましたけれど。
そういえば、この夏に「新ナポレオン奇譚」が文庫化されましたね。
新訳ではないようですが、数百円で読めるようになったのは感激です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480427201/

うわあっ mnbさん、情報有難うございます!!全然気付いてませんでした。
落ち着いて本屋に行って買えばいいものを、余りの感激に
唯今Amazonで速攻注文しちゃいました!(笑)

文庫本だと持ち歩いて読めるので、断然読む回数が増えるんですよね。
だから文庫化はとっても嬉しいです。

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