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チェさんと古典文化を味わうコミュの論語のまとめとして

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12月の報告が遅れに遅れて申し訳ありません(汗)。
今回はまとめ。チェさんは宗教学の学生時代、面識のあった井筒俊彦氏の『意識と本質』にとても感銘を受けたと聞いていたのだが、今回はその中で言及されているという箇所を紹介した。

13章の三段目。

子路曰く、「衛の君、子を待ちて 政を爲さば、子將(まさ)に奚(な)にをか先にせんとする。」
子曰く、「必ずや名を正さんか。」 子路曰く、「是あるかな、子の迂なる。奚(なん)ぞ其れ正さん。」
子曰く、「野(や)なるかな由や。君子は其の知らざる所に於いては、蓋(けだ)し闕如(けつじょ)す。名正しからざれば則ち言順(したが)はず。言順はざれば則ち事成らず。事成らざれば則ち禮樂興らず、禮樂興らざれば則ち刑罰中(あた)らず。刑罰中らざれば則ち民手足措く所なし。故に君子の之に名づくるや、必ず言うべきなり。之を言へば必ず行ふべきなり。君子は其の言に於ては、苟(いやしく)もする所無きのみ。」


孔子の生きた時代は戦国時代で国々の争い事がたえない。
孔子が衛の国に居たとき、弟子の子路がたずねた。「もし衛の国の王が先生を招いて政ごとを行おうとされるなら、まず第一に何をなさいますか」。
孔子は「人倫を明らかにするのは政治の大本だからまず、君臣父子の名を正し、名と実が一致するようにする」と答えた。それを聞き、社会改革主義の子路は「先生、なんとまわり遠いことをおっしゃるのですか。いまそんなのんきなことを言っている場合ではないのではないでしょうか」と言った。

孔子は「いやしいのう、あなたは。君子は詳しくないことはしばらく間をおいて考え、そう軽率には即答しないものだ。名が正しくなければ言うことが道理に順じない。道理が順じないと混乱して事はならず、事がならなければ、政治の礼楽がおこらない。礼楽が興らなければ政の道が失われ、刑罰が当を得なくなる。刑罰が当を得な
ければ、人々は不安で手足の置き所がなくなる。」

礼楽とはチェさんの解説によると文化、刑罰は法律という意味。
孔子が64歳の時に衛の国に入ったのだが、国王である父を祖父と子が追放するなど、国内争いの最中だった。その状況を見て指摘しているのだろう。

このように名(=言葉)を正す孔子の政治哲学を「正名論」というのだそうだ。この正名論に対して、老壮らが称えている「名実論」がある。言葉は虚しいもの。外に実在する事物があり、それを名づけているに過ぎず、実とは単に個体の名ではなく、本質(リアリティ)を意味する。世界は名づけられないものであるという禅にも存在論にも近い思考である。

とは言え、確かに孔子が言うように、昨今は名が虚しいものとなり、実と不整合が起きているように思います。なにやら心あたりが・・・もっと言葉に実を。

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