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ニーベルングの指環コミュの実に素晴らしかったデュイスブルク・リング

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2019年11月12日にデュイスブルク劇場Theater Duisburgで始まったドイッチェオーパー・アム・ラインDeutsche Oper am Rheinの「リング・サイクル」は大成功のうちに11月17日終了しました。
指揮はアレックス・コーバーAlex Kober、主要な配役はヴォータン/さすらい人 ジェームス・ラザフォード、ジークムント ミヒャエル・ワイニウスMichael Weinius、ジークリンデ サラ・フェレーデSarah Ferede、フンディング/ハーゲン サミ・ルッティネンSami Luttinen、ブリュンヒルデ リンダ・ワトソン、ジークフリート コービー・ウェルチCorby Welch、ミーメ コーネル・フライCornel Frey、グンター Bogdan Baciu他。管弦楽 デュイスブルガー・フィルハーモニカー。
私は昨年デュッセルドルフで観た「ワルキューレ」の演出が実に面白かったので、このリングを観ようと思い立ち、5月23日からのデュイスブルク公演のチケットを購入したのですが、4月5日の「水害」のためデュイスブルク劇場でのオペラ公演が出来ず、メルカトール・ハレでのコンチェルタントでの公演となってしまったのでした。その時の演奏は大変すばらしいものでしたが、やはりコンチェルタントとオペラ公演では大きな違いがあります。コンチェルタントの場合には譜面を見られ、また舞台上のオーケストラの前で歌うために、最良の状態での演奏ができるわけですから。
今回の公演には私の他、日本人は昨年2月にミュンヘンの「リング」で知り合いになり、今年のキールでの「リング」でもご一緒したF氏との2人きりで寂しい限りでした。私はサイクル25回目(何年かにわたって完成させるものを除く)、F氏はたしか5回目の「リング」です。今日「神々の黄昏」を観ての2人の感想は今まで観たサイクルのうちトップ・クラスのものだったと言うことです。特に「ジークフリート」の第1幕はいずれも今までで最高の出来との評価。そして「神々の黄昏」についてはF氏が最高、私も最高の一つとの評価。「ワルキューレ」の第1幕も実に素晴らしかったのです。
かなり聞きなれないソリストが混じっていますが、ほぼすべての歌手が声量も十分にじつに素晴らしい歌を聞かせてくれました。しいて言えばワルキューレたちが最高とは言い難かったことくらいでしょうか。オーケストラもバイロイトと遜色のないほど素晴らしい出来だったと感じました。それもそのはず、指揮者のアレックス・コーバーは今やゲオルグ・フリッチュGeorg Fritzschなどと並び他のスーパー・スターである指揮者たちに決して引けを取ることはない一級の「リング」指揮者と思うのです。論より証拠、コーバーはいよいよ2020年にバイロイトで「タンホーイザー」と「ローエングリン(2回のみ。ティーレマンと分担)」を振るのです。
このプロダクションの次回の公演はデュッセルドルフで2020年4月7日から13日。ソリストはほぼ同じと思われますが、オーケストラはデュイスブルガー・フィルハーモニカーではなくデュッセルドルファー・シンフォニーカーです。絶対のお薦めのプロダクションです。「リング」ファンの方はお見逃しなく。私もスケジュールが許せばもう一度観たいと思っています。

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