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求む、クリエイター語録。コミュの選ばれる人・伸びる人

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書籍「日本デザイン史」などによると
グラフィック、プロダクト、テキスタイルなど各種ジャンルをひっくるめ、
日本にデザイナーと呼ばれる人は約15万人以上いるそうです。
(データの取り方はわからないのですが)
更に毎年、美術・芸術系学科を卒業してくる人の数は
万の単位にのぼる、という話も耳にします。

こうして目指す人が沢山いる中、
どんな人が目を引き、採用され、声がかかるのか。
その中でさらに、どんな人が伸び、評価されるのか。

「こういった人を選ぶ・選ばれる」「こういった人が伸びる」といった
印象に残っている言葉がおありでしたら、ご紹介下さい。

コメント(5)

デザイナーという職業は、よく、
料理人などにも例えられます。

料理・レストラン業界の言葉ですが、

●長谷川耕造/グローバルダイニング代表取締役
「柔順な人よりも、あえて『ケンカが強そうな人や、
 ちょっと牙があるような人』を雇う。

 映画では、『七人の侍』でも何でも、柔順な人間には
 正義感があったり闘いに強い奴とかがいない。
 何で柔順なの。力がないから、『うまいところに滑り込んで、
 いい思いをしよう』、 これしか考えていないようだ。」


●中島武/際コーポレーション株式会社代表取締役
 (「胡同四合坊」など中華料理店を展開)

「活躍している社員の、クリエイティブな女性たちは、
 いろんないいものを見てきている。
 多くの男性たちはそこで負けている。

 どこの会社・事務所に属する、などというブランド意識はなく、
 『何ができるか』ということで入ってくる。
 この人たちはすごいです。」

「美術系の出身者も多い。この人たちは
「給料をいくら下さい」というのを、聞いたことがない。
 休みのことも聞かれない。
 それよりも『私たちは何をさせてもらえるのか』と来る。」

●岡秀行/フードコーディネート、プロデュース
「手紙を出して、待ってるだけでは、返事は永遠に来ない」

 どの時代でも、料理人になりたい人は、掃いて捨てる程います。
 手紙を書いて、ただ待っている人も多いですが、人気店では
 売り込みの封筒が山のように積まれています。
 とても目を通すことなどできない。
 相手にもよるのでしょうが「行かないとダメ」という人もいます。
 行く人ですら大勢いて、「どういうふうに追い返すか」
 というマニュアルがある店もあるそうです。


*「レストラン王になろう 人を驚かせる職人たち」中谷彰宏氏著
の中から、若干まとめました。
  
野田宏子/ソムリエ
「毎晩のように、『教えてくれ、教えてくれ』って、聞きました」

岡 秀之/フードプロデュース
「しつこい人は伸びますね。
存在感として地味でも、自分を表そうと何か聞いてくるとか、
人より早く作業を終わらせて、『もう一つ仕事を下さい』とか、
何か訴えかけて来る連中は、必ずピカッ、ときますね。」

長谷川耕造/飲食業社長
「人は育つのではない。育つ奴は勝手に育っていくんです。
 ビル・ゲイツや、アンディ・グロブのような
 人間は育てられて出てこない。」


色んな人や著名人など見かけたりする機会がある方も多い。
また、せっかく身近に素晴らしい師匠がいるのに
簡単に引っ込み思案し、恐れ多くなって声をかけることができない…
こういう方を結構多く目にします。

野田さんの場合は、飛び込んだ先に田崎真也さんや
ソムリエ協会の副会長がいたわけですが、
ただ「いる」というだけでは、そこまでの自慢話程度です。

そういう人に、たまたま巡り会っただけではなく、
自分から「教えてくれ」としつこく食い下がって、捕まえた。
だからこそ、ソムリエとしての地位を得られたのです。

もし、そうしなければ…今も経理のキャッシャー仕事を
ずっと続けていることでしょう。

こちらから「能動的に」聞く・動く、というのは
成功した人に共通している行動パターンの一つです。
リスクや失敗を恐れるあまり、受動的になってしまい、
自分から動けない人もいますが

「『リスクを負わない』という姿勢そのものが、
 一番のリスクなのだ」 ジョング/作家

という言葉もあります。
先へ進みたいなら自分から動くしかありません。
●中島信也/CMディレクター

「入ってから学ぶ」
「他人が決める、ということもある」


●矢野さおり/アルトサックスプレーヤー

「14才の時、ライブハウスを電話帳で調べ、
 かたっぱしから電話しまくりました。
 『出させてくれ』って。

 その時は、『今、出れてる人は何で出れてるんだろう』
 って考えてました で、1件だけ、
 『来てみなよ』ってところがあったんです。」


■「農耕型」と「狩猟型」
人に対する分類で、よく「農耕型」と「狩猟型」と
いう分け方が言われるように、
デザイナーやクリエイターにも
「農耕型デザイナー」と「狩猟型デザイナー」という
タイプがあります。

農耕型は、問題や話を待ち構え、来た物をテキパキとかたずける。
狩猟型は、問題や話を自分から見つけ、自分が膨らませる。

どちらがいい・悪い、ということではありません。

中島さんの場合、広告会社に入った後、自分の進む方向を
探す中、他人が「お、お前、あれ向いているな」
と言われたことを、そのままやってみた。
「俺にはできません」とはねつけずに、他人に
言われた道を進んでみる。

一方、矢野さんは、当時、出演経験もなく、
団体にも加盟していない14才。
もちろん、世間の壁は厚かったのだが
それでも電話をかけまくる14才。

ふと、1件だけ、「来てみれば」というところがあった。
そこから道が開けた。

一般的には、安定期には農耕型が強く、
変動期には狩猟型が強い、と言われています。

安定期はダラダラと長く続き、
変動期はグラグラと急にやってきて、大きく変わる。

今、みなさんの関わっているジャンルは、
安定期か、変動期なのか。
自分は、農耕型か、狩猟型か。

伸びるかどうかの、一つのヒントかもしれません。
●「もし本当に自分に芸術の才能があると思うなら、
  デザイナーなんて目指さずに、絵描きや彫刻家を目指しなさい」
 (ある美大教授)

 -立ち尽くした理由、から見えるもの-

いい絵や彫刻をじっと見ていると、なぜか飽きません。
ずっと見ていられます。

普段の生活の中でも、何かにふと目が行き、そこでじっと目がとまる。見入ってしまう。
なぜかそこからしばらく動けない。
…こんな経験をされたこともあるのではと、思います。

例えば、絵、彫刻、プロダクト、骨董、イラスト、写真、あるいは言葉、…
中には、デザイン雑貨よりも、その辺に落ちている石ころのほうが
ずっと長い時間、見ていたりもします。
人によっては、洗濯機の中をグルグル回る水を、ずっと見ていたりもします。

ここで大事なのは、
「自分がなぜ、そんなに長い時間、見入ることができたのか?」
 ということです。

その中には、自分の「感受性のクセや傾向」、
「ストーリーの作り方のクセ」
といったものが潜(ひそ)んでいるような気がします。

それは、
●「まずは自分が感動できるものかどうか」/吉岡徳仁(工業デザイナー)
という、「ものづくりに向かうための姿勢」
にも通じているように思います。

皆さんの 「自分がこれまで一番見入ったモノ」は何でしょうか。

そしてその時、何を感じていたのでしょうか。

文頭の教授の言う「才能」とはちょっと違ってますが、
自分が「見入った理由」、「立ち尽くした理由」を
振り返ってみることは、
一つのヒントになるような気がしています。
「経験は、確かなものなど与えてくれません。
 時間を経れば経るほど、より良いデザインを
 産むのは難しくなる。
 対抗策は、謙虚さと忍耐を持って
 毎回、ゼロから始めることです。」
 ―アキッレ・カスティリオーニ(工業デザイン)

「あと5年、生かしてくれたら、
 もう少しは、まともな画家になれたのに」
 ―葛飾北斎(日本画家)


「謙虚さ」には、気づかぬところで
「根拠のない自信」というのが隠れていたりします。

「いやいや、本当の私の能力は、こんなものではありません。
 (本当はもっともっと、力があるはずなんです)。」
という、「もっとできる自分への自信」といった感じです。

もちろん、自分の力が今後伸びていくものかどうかなど、
根拠はありません。
ですが、実績がまだない、駆け出しの頃などは特に
「根拠のない自信」が大きな力になります。

ある程度キャリアを重ねるようになってからでも、
「根拠のない自信」は重要です。
経験や成功事例などに基づいて
デザインができるようになってくると、デザインが
前例主義のルーチンワークに陥(おちい)りやすくなります。

そうならないためにも、仕事のつど新鮮な目線を持って
チャレンジをしていく。そのパワーの源の一つとして、
「根拠のない自信」は、ポイントであるような気がします。


文頭の北斎とカスティリオーニの言葉からは、謙虚な姿勢と
さらにはその奥にある、「もっとできる自分」への期待、
「根拠のない自信」を持つことの大事さがうかがえます。

そしてもう一つ、北斎とカスティリオーニから見えてくるものは
高齢になっても、それを持ち続けること。

羽生善治(将棋棋士・三冠王者)の言葉
 「 『継続』こそが、最大の才能なのです。」

にも通じてくるような気がします。

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