広告代理店勤務という生き方！！コミュのオバマスピーチとメディア

海兵隊のブラスバンドが、"Hail to the chief" を演奏する中、
２１発の礼砲が轟き、新大統領が登場。

わずか６０年前のこと、人種差別のため、
地元のレストランでサービスを拒否された男。

その息子が、聖書に手を置き宣誓、
世界ナンバーワンの国の最高責任者、
世界最強の軍隊の最高指揮官となった。

こういうことを見せられるアメリカは、やっぱりスゴいと思った。

画期的な大統領の登場はまた、
画期的なメディアがその実力を発揮する時でもある。

ジョン・Ｆ・ケネディがテレビ討論でニクソンを破った、
１９６０年から最近までは、やはり何といってもテレビの時代だった。
たしかに今回のオバマの勝利のうらにも、
膨大なメディア予算があった。

が、その財源は、広告代理店や、メディア各社などの関与を
待つまでもないところで始まったヴァーチャルメディアの盛り上がり、
それによる小口献金の力が大きかった。

（YouTubeに掲載されたスピーチ）
http://jp.youtube.com/watch?v=VjnygQ02aW4

広告をいくら打っても、ヴァーチャルが反応しなければ、
世論は動かせないという図式が定着し始めた。

（スピーチから）
Our challenges may be new.
The instruments to meet them may be new.

アメリカそして世界が直面している危機は、
たしかに新しいものかも知れない。
そしてその対抗手段も、新しいものかも知れない。

But those values upon which our success depends are:
honesty and hard work, courage and fair play,
tolerance and curiosity, loyalty and patriotism.

These things are old.
These things are true.

だが我々の成功を左右する価値観、すなわち、
誠実と勤勉、勇気と公正、寛容さと好奇心、忠誠心と愛国心、
こういったものには長い歴史がある。
そして真実がそこにある。
.....

This is the meaning of our liberty and creed and why men and women and children of every race and every faith can join in this celebration across this magnificent mall,

これがアメリカの自由さと、信頼感の意味するところであり、
それこそが、なぜ今、多数の男女そして子どもたちが、
人種と信仰の違いにかかわらずこの大通り一杯に集まって、
祝賀行事に参加できるか、その理由である。

and why men whose father less than 60 years ago might not served in local restaurant can now stand before you to take a most sacred oath.

そしてまた、なぜ、わずか６０年前に地元のレストランで、
サービスを拒否された男の息子が、みなさんの前に立って、
大統領就任の神聖なる宣誓式を執り行うことが出来たか、
その理由なのである。