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日本の生命線・台湾防衛運動コミュのもう一つの被爆国―東トルキスタンの悲劇に関心を

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http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-468.html

中国で中国人に対するウイグル人の襲撃・爆破と言った「テロ事件」が相次いでいる。これら一連事件の真相は、中国当局の発表だけではわからないが、ウイグル人が中国に反抗せざるを得ない状況になっているのは確かである。何しろ中国当局の、これまでのウイグル人への仕打ちは凄惨を極める。

中国の新疆ウイグル自治区は、もともと東トルキスタンと言うウイグル人の国家だったが、中国の支配下に入ってからは「自治」とは名ばかりの完全な殖民地となり、しかもその統治政策と言えば、宗教撲滅、母語禁圧、文化破壊、強制堕胎、強制連行等々、民族浄化としか言いようがないものばかりだ。そしてもう一つは核実験の被害である。これまで現地では四十六回もの核実験が行われ、中国の内部資料によると約七十万人が被爆し、しかるべき医療も施されないまま、死亡していると言うのだ。もしそれが事実なら驚くべきことだ。広島・長崎での約四十万人をはるかに上回ることになる。

そうした知られざる被爆状況を調査し、英国のドキュメンタリー番組を通じて世界に真相を伝えたのがウイグル人医師、アニワル・トフティ氏だ。同氏はそのために中国当局に追われ、現在は英国に亡命しているが、今月同氏が来日し、七日に都内でその講演会が日本政策研究センターの主催で行われたので参加した。

そこでその日に聞かされた話を紹介しよう。

一九六三年に東トルキスタンのコムルに生まれたアニワル氏は医師となったが、中国人が支配する社会の残酷さを身を以って知ることになる。たとえば緊急を要する手術よりも党の会議を優先する共産党。いつも手術を優先させるアニワル氏は、散々批判を受けたと言う。

またある日、銃声の聞こえ、処刑現場付近と思われる場所に連れ出され、わざと急所を外された生体から肝臓の摘出を命じられたこともあると言う。これについてアニワル氏は「知らないでやったこととは言え、医師としてそうした犯罪に携わった。全人類にお詫びする。私は自分を許せないでいる」と告白した。

このように良心を失うことのなかったアニワル氏は、癌の調査のために東トルキスタンの各地を回るうち、悪性腫瘍の発生率が中国内陸の中国人と比べて三五%も高いことがわかった。そして中国人でも、三十年以上現地に住む者はウイグル人と変わらないことも明らかになった。これを不思議に思ったアニワル氏は原因究明のため、二年間をかけて密かに調査に乗り出した。

もちろん原因は核実験である。

アニワル氏はある羊飼いの老人と出会った。老人の話によると、ある日突然数人の軍人が現れ、「ここへ人を近づけないよう注意してほしい」と頼まれ、金を渡された。そしてその後「太陽より何千倍も明るくなり、地震が起きた」と言う。そう語る老人を見ると、その体の右半分がやけどしていた。それが原爆のためとアニワル氏が気づいたのは一年後だったが、老人はそのときすでに死亡していた。

また誘われて山へ狩猟に出かけたときのこと。普通では考えられないほど巨大なネズミを見た。同行者からは「ここ数年、こういうものが現れるようになった。それを獲って食べている」と聞かされたが、今思えば放射能の影響で大きくなったものではないかと言う。

その後アニワル氏は、いつか核実験のことを告発してやると思いつつ、トルコへ留学したところ、東ウイグルでの核実験の被害を調べる英人記者たちと知り合った。そして九八年、一緒に現地で調査を開始し、その模様がドキュメンタリー番組となって世界で放映されたのだった。

アニワル氏はこう訴える。「中国は四十六回も核実験を行って軍事大国になった。ウイグル人の犠牲の上で強くなったのだ」「国際社会に対し、人権状況を改善すると言いながら、その約束はまったく守られていない」と。

そして来日した理由をこう話した。「広島の被爆現場を見たかった。そして犠牲者を追悼したかった。最も原爆の恐ろしさを知っている日本人に、被害者は日本人だけではない、二千万人のウイグル人も苦しんでいることを伝えたかた」と。

「祖国東トルキスタンは独立してほしい」と語るアンワル氏。「一つの家庭に実子と養子がいるとする。養子がいじめられれば出て行こうとするのが当然だ。毛沢東も『弾圧あるところに反抗あり、抑圧あるところに反発あり』と言っている」との言葉ほど、現在の東トルキスタンの状況を理解させるものもないだろう。

共産主義国の核兵器を「きれいな核」などとして批判対象から外してきたのが日本の反核運動勢力だが、実際にそれが人間を殺めている現実を、彼らはいかに見るだろうか。

中国人はウイグル人を、同じ人間とは見ていないとしか言いようがない。もしそのウイグル人に支援の手を差し伸べないとすれば、日本人もまた中国人と同様、血も涙もない冷酷な民族と言うことになる。しかし本来、日本人はそうではないはずだ。

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