ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

てんぷら社会科学研究会コミュの恋愛予備校としての「リリアン学園」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「恋に上る階段なんです。異性と抱き合う順序として、
まず同性の私の所へ動いて来たのです」
夏目漱石 こころ

異性と抱き合う順序としての「スール制度」という考え方

コメント(5)

例えば、本当にスールというものが「姉妹」というものであるだけ
ならば、妹(姉)が何人いてもいいわけであるが、
決してそういう事にはならない。

逆に、妹が2年生になると更に「妹の妹」を作れるようになる
(というより、勧奨される)ところは恋愛とは違うところである。
「スール」というのは、恋愛の最初の段階つまり「プラトニック」なものに対する憧れなり、気持ちを具現化したものである。

人は、身近な人により好奇心を持つ。その第1段階として、「スール制度」は有用に思われる。
私は、最初だけじゃなくて、かなり最後の方まで、
有用ではないかと思っている。
互いの気持ちを思いやる方法、すれ違い、嫉妬、時間と空間の
共有の仕方、そして「別れる方法」まで、要するに身体的リスクを
殆ど負わない上にそういうことを「練習」出来る制度ではないかと
思う。
恋愛におけるリスクは、
1.身体的リスク
2.精神的リスク
3.金銭的リスク
4.時間的リスク
5.社会的リスク
であるが、高校生(未成年)の場合の一番のリスクは1.であろう。
スール制度が慣習法として確立している場合、基本的には肉体的
接触はほとんどないとしたいところだが、実際にはそういう関係の
時に「手をつなぐ」以上のきわどい性的接触は防ぎようがない。

特に女性の場合は初潮を迎えているため妊娠の可能性を常に
考える必要が出てくる。性愛=恋愛、のような価値観がかなりの
確率で流通している昨今、ヘテロの恋愛の段階で、「愛のあかし」
としての身体を要求される可能性が高いが、大抵の場合未熟な
避妊技術しか持ち得ない(日本の)高校生の場合、男性側の積極的
な避妊が期待できない以上、ただ妊娠してしまうだけというリスクが
非常に高い。
少なくともそのことだけでもスール制度がそのリスクをほとんど
0にしているのは大きい。

身体リスクはそのほかに病気というものもあり、これは確かに
異性間のみならず同性間でもよく感染し、また直接的な性交で
なくてもキス程度で感染しうるものであるが、
これに関しても、闇雲にカップリングが行われるような環境なら
ばともかく、スール制度のような「定まった(疑似)姉妹同志」
しか性的接触の可能性のない関係であれば、さほどの蔓延は
起こらないだろう。
1.の問題をクリアしてしまうと、2〜4はあまり問題とは言えないだろう。精神的、金銭的、時間的リスクは大抵の場合身体リスクからの派生である。
もちろん、女子学生同士が無理心中、なんていう事件は数年に1件程度は発生している。しかし、例えば中絶手術失敗によって失われる人命と比べたら遙かに少ないはずである。

また金銭的にも恋愛関係を通じて貢ぐ、貢がれるという事は同じレベルの女子学生同士の間柄では考えにくく、恋愛にともなう費用も普通の友達づきあいに多少イベント性の支出が増えるだけであり、それらはお小遣いの中でまかなわれる程度である。
最後の社会的リスクであるが、確かに社会における同性愛的なものに関する態度は寛容とは言い難いものがあるが、事女子学生同士のものであれば、社会もそれは一時的なものであるという了解をしている場合が多く、ましてやそれが制度化されたものであれば、むしろそういう関係を持たない方が「ちょっと異常なのでは」と思うほどのものになるであろう。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

てんぷら社会科学研究会 更新情報

てんぷら社会科学研究会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング