ミナミの帝王から学ぶーーー！コミュのやくざ議員VS銀次郎　前半

　あるマンション、そのマンションの管理を任されてる吉井不動産の吉井がマンションの一室を訪問した。その部屋のドアには里村興業株式会社と書かれてあった。吉井はその部屋の主、里村に用があった。家賃を3ヶ月滞納していたからである。吉井は激怒して、部屋に入るとそこには普通とは違う景色があった。なんとヤクザの事務所になっていたのだ。里村は家賃の滞納に激怒し、部下を灰皿で殴りつけた。そこにラーメンの出前が来たがそれはラーメン屋ではなく、鉄砲玉だったのだ。危うく銃で撃たれる羽目になりそうだった吉井。そしてその部屋を後にした。マンションの部屋をヤクザに貸してしまって、吉井はマンションのオーナーと供に数々のトラブルを解決している若手の議員に相談してみることにした。そして議員が来た。その男は五十嵐淳一といいかなりの好青年、ヤクザの処理など出来るのかと、吉井とオーナーは少し心配した。しかし噂ではこの男がヤクザ議員と呼ばれているのだ。そして話の流れを説明し、五十嵐はあっさりその話を了承した。
　次の日、里村の所に行き、五十嵐は部屋を出ていってくれと話した。しかし里中は居住権を主張！そこで五十嵐の反撃。
　法的に言うと
「区分所有法六条の一項」
　マンションの区分所有者及び占有者（部屋の持ち主及び借主）その者は建物の保存に有害な行為。その他建物の管理または使用に関し、区分所有者の共同の利益に反する行為はしてはならないという義務がある。
　ヤクザの事務所を開いてるということは充分に共同の利益に反する行為！
「区分所有者五七条の四項」
　専有者が区分所有者の共同の利益に反する行為をする場合にはその専有者に対してその行為の停止、その行為の結果の除去またはその行為の予防のために必要な処置をとることができる。
「区分所有者六０条の二項」
　区分所有者の共同生活上の障害がいちじるしく他の方法によってはその障害を除去して区分所有者の共同生活の維持をはかることが困難であるときは違反行為をする専有者が専有する使用部分の使用収益を目的とする契約つまり賃貸契約を解除とその専有部分の引き渡しを請求できる。
　この事務所で発砲事件まで起きている、これは共同生活の障害がいちじるしい。
　里村は法的には出て行く道しか残されていないのである！しかし里村は拒否！この場合、すぐに住民の集会を開き四分の三以上の特別決議に基づいて訴訟を起こし、その結果は判例に基づいて強制執行すると宣言！里村はヤクザを盾に五十嵐を脅したが、五十嵐の態度が急変、好青年の顔がヤクザへと変貌！しかも里村の叔父貴にあたる山針を五十嵐は出した。山針は五十嵐に世話になっているらしい。ここで里村が五十嵐に手を出してしまったら里村は確実に潰されてしまう。こうして五十嵐は里村を撃破したのだ。
　そして吉井とオーナーは五十嵐を食事に誘い感謝した。その帰り一台のジャガーが水しぶきをあげて走って来た。その水しぶきが五十嵐に掛かり、車を止めようとしたが、逆に吉井は五十嵐を止めた。その車に乗っているのは萬田銀次郎、ミナミで歯向かっていけないと五十嵐言った。そして五十嵐は胸に萬田銀次郎をインプットしたのだった。

前半終了です！後半はまた・・・