ベルトラン＝ドラノエ・パリ市長コミュのパリ市長・ドラノエ氏、再選も圧勝ならず

　僭越ながら、まだなかったので。

　Liberation.frをみたところ１６日に行われた統一地方選の第２回投票で、ベルトラン・ドラノエ氏（PS）が再選を果たしました。社会党は全国的にもストラスブールやトゥールーズで社会党候補が勝利、パリに隣接するセーヌ・サンドゥニとナンテールではフランス共産党が圧倒的多数を獲得しました。このように、派手な私生活の一方で生活に直結した改革が進まないサルコジ大統領に厳しい審判が下ったようです。

　しかしながらパリ市議会選挙での社会党名簿リスト（トップがドラノエ氏）の得票率は４１．６％、連立を組む予定の緑の党が６．７８％、極左党は議席が得られず定数１６３のうち与党は９７議席（占有率６割）を占めるにとどまりした。

　一方、市議会野党の国民運動連合（UMP・６０議席)など右派は多数は得られなかったものの、ドラノエ氏の対立候補だったFrançoise de Panafieu氏が「Notre résultat est insuffisant, mais on est loin de la vague rose annoncée/我々の成果は完璧ではなかったけれど、社会党の勢いは言われていた程のものではなかった」と語ったように左派圧勝を阻みました。また今回は極右・国民戦線が議席に至っていません。

　解説を読んでいると、個人的にドラノエ氏に次期大統領候補になってほしいと期待しているので少し心配な結果なように思えます。