ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

エコ・ビジネスコミュの今、農業が熱い。今が日本の農業のチャンス。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■世界的な食糧危機

 二回にわたる世界大戦や発展途上国での飢餓や貧困等の課題を抱えながら、地球上の人口は200年間で6倍に、40年間で2倍に増加しました。現在の世界人口は約70億人、2050年には 90億人になると予測されています。
 また、近年発展途上国は人口を増やしながら農業から工業へと急速に産業構造を変えようとしており、近い将来に世界的な食糧危機が来ることは容易に予測できます。

■ランドラッシュ(世界農地争奪戦)

 そんな状況の中で、2007年-2008年の世界食料価格危機が発端となって、ヨーロッパや中国、韓国、インドなどが世界的食糧危機に備え国を上げて、アフリカや南米、旧ソ連圏の未開発の農地を大掛かりに買収するランド・ラッシュ(世界農地争奪戦)が始まっています。

 旧ソビエト連邦・ウクライナでは世界一肥沃と言われる大地に恵まれながら、ソ連崩壊後の混乱の中で、ウクライナの農地をイギリス企業が片っ端から借り集めています。2008年の夏、すでに12万?、東京都の半分以上にあたる土地を確保し、なおも拡大し続けています。そして、このウクライナでは、ヨーロッパを中心とした20カ国もの企業が農地を次々と獲得しています。
 極東ロシアでは韓国が国ぐるみで巨大農場を建設し、アフリカでは中国が密かに農地を囲い込みを行っています。
 2009年、童話「星の王子様」に登場するバオバオの木で知られる東アフリカのインド洋に浮かぶマダガスカルでランドラッシュを原因とするクーデェターが起きました。ラヴァルマナナ大統領(当時)が60億ドル(約5千億円)のインフラ整備の”見返り”に、韓国企業がマダガスカル政府と国内生産される農産物の半分を買い上げる契約をしたため、大統領の退陣を求める暴動に発展し、鎮圧する軍との衝突で130人以上が死亡しました。これほど、激しいラウンドラッシュ(農地争奪戦)が起きているのです。

 このランドラッシュ(世界農地争奪戦)のターゲットになっているのは、生産コストが安く、土地と水が豊富な途上国であるスーダン、エチオピア、パキスタン、フィリピン、カンボジア、トルコ、ウクライナなどです。
将来の食料不安に備え農地を獲得すべく各国が入り乱れて『ランドラッシュ』を繰り広げています。

■日本の農産物を今こそ、世界市場に

 日本の農家は、日本市場の中で安価に輸入される輸入農産物との価格競争を強いられています。そして、リーマンショック以降、日本市場はデフレスパイラルが懸念されており、具体的には、弁当の価格が500円(ワンコイン)程度だったが、今年では250円のものまで販売されています。安価な輸入農産物と価格競争していては農家の収益は上がりません。
 一方、アジア等の途上国の発展は目覚ましく、隣国の中国だけでも日本の人口に匹敵する富裕層が出現しており、農業収益を上げるために国内外の富裕層市場に対して売り込むチャンスです。

■日本の農家がターゲットになる新たなラウンドラッシュ(世界農地争奪戦)

 日本の農家もラウンドラッシュ(世界農地争奪戦)のターゲットになります。しかし、現在ターゲットになっている、生産コストが安く、土地と水が豊富な途上国とは違うものとなります。
 安全で安心、品質の良い日本の農産物は、各国の富裕層に対する高付加価値農産物として、生産農家に対して契約を迫ってきます。
 私は、本業の花火輸入で中国から約30年輸入してきましたが、華僑のビジネスは、日本の商人とはまるで違う価値観とビジネスルールを持つ別物です。
 簡単に言えば、札束で安く買いたたく商売です。
ラウンドラッシュ(世界農地争奪戦)を受けるか、先手を打って優位にビジネスをしかけるかです。

■世界的な食糧危機と新たに拡大する世界の食糧市場に日本の農産物を

 日本の農業は専業農家は約10%しか有りません。見方を変えれば、そんな状況でも約40%も国内自給率があります。そして、フル稼働していない農地(兼業農家、自給農家)が90%もあるのです。
 日本の農業の高い生産性、食の安全・安心を保障する管理技術を武器に、この需要が拡大する世界食糧市場に対して、特に高付加価値農産物市場に対して主導権を持って販売できれば、日本の新たな基幹産業となり得るポテンシャルを秘めていると考えるのです。

 もはや、世界的な食糧市場は買い手市場ではなく、売り手市場の中で優位な取引が可能な時代となっています。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

エコ・ビジネス 更新情報

エコ・ビジネスのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。