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麻耶雄嵩コミュの夏と冬の奏鳴曲の結末&謎(ネタばれ)

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フランス在住です。
只今夜中の、いや明け方の4時です。
こんな時間までかかって読み終わったのに、残ったのは謎だらけで・・・。
寝るに寝られないのです泣き顔
特に
・最後の方で、なぜ今更桐璃の左眼が無いことに疑問を持つのか。
・なぜ傷のない桐璃が選ばれたのか。
・映画のタイトルと作品のタイトルの違い(秋と冬)

その他ここに書ききれない程の疑問だらけです。

みなさんの疑問・解釈等聞かせてください。
よろしくお願いします。

コメント(9)

自分も理解しきれた訳ではありませんが、拙い解釈をば。

>なぜ傷のない桐璃が選ばれたのか。
桐璃は烏有の上司(編集長)の縁者なので、無事な姿の桐璃を本土に帰してやる方が、彼にとって後々有利でしょう。

>映画のタイトルと作品のタイトルの違い(秋と冬)
作品のタイトル(「夏と冬」)がまずありきで、映画のタイトルは二の次につけられたかと思います。夏の孤島に雪が降った状況から、そう考察してます。

 読んでから四五年経ち、イマイチ記憶が不確かなんですが――

 目の無い桐璃を見て「これは自分にとっての"桐璃"では無いのでは」という疑いを濃くしてしまったためだと思います。その前からも「どちらが本当の桐璃なのか」という疑いを抱く描写は幾つかあると思いますが、実際に目の無い(穴(ホール)のある←この表現も作中のどこかに記述があったと思います)桐璃を目の当たりにして、その疑念は烏有をすっぽりと取り込んでしまったんだと。

 烏有にとっての"神"とは、"桐璃"。それも、"護る対象であるべき桐璃"です。

 それまでは「過去に身代わりとして死んでしまった青年のために生きる」という核を基にして動いていた烏有の世界ですが、それは挫折によって一旦幕を閉じます。そうして、桐璃が出てきた事によって、"桐璃を護る事"が新たな世界を構成する――つまり新たな神となるべきものとして存在したわけです。

 ところが、目の無い桐璃というのは、"護る事の出来なかった桐璃"なわけで、それを核にして烏有の世界を構築することは出来ないわけです。未来が無いわけですから。それを神に抱いて生きる事は不可能なわけで。
 だから、最後に目のある桐璃を選んだのでしょう。

 作中でキュビズム論について語られていますよね。その中で特異点の話が出てきたかと思います。そこら辺ともリンクしてます。どうしても「二つ」出てきて、限界を迎えてしまう〜あたり。どちらかを選ぶ必要が烏有にはあったわけです。神たる存在を。空っぽの烏有の世界には。烏有=ヌル(null(ドイツ語の0))、彼の中身は空っぽだったから。 

 また、うゆう桐璃(目のある方)を選んだのは諦観的な面もあるかも。映画「春と秋の奏鳴曲」のトレースとして、烏有の人生はありますから。映画を見てしまった烏有は、うゆう桐璃を選ぶことによって、既に確定された自分の人生を受け入れたという側面もあるんじゃないかと。



 春と秋、っていうのは、夏と冬ありき、かなぁって思います。
 物語の外側と内側との理由が一つずつ。

 まず麻耶さん自身が密室云々で雪を利用したかった〜ていうのが外側の理由。「黙示録」が先にありき、というのが内側の理由。

 黙示録というのは、烏有が島で体験した出来事を綴っていたものと思われます。つまり、黙示録=夏と冬の奏鳴曲なわけです。そしてそれは恐らく和音が目論んだ復習劇のシミュレーション。復讐という意味(彼岸花の花言葉は復習〜という件がありましたよね)、それに本編である夏と冬に対なるもの、復讐劇の始まり、という意味で「春と秋」というタイトルなんじゃないでしょうか。

 要するに桐璃の母である編集長が、かつて自分に神を見ることをあきらめたものたちに復讐するための代物なんじゃないかと。烏有にトレースさせたのは、紙という二次元媒体に書かれた文字の羅列を、現実という三次元世界に「展開」させようとしたため。

 編集長(=和音)と武藤の間に出来たのが、二人(双子)の桐璃だと思われます。うゆー桐璃は親戚の養子として育てられ(母の形見とか、父親の話が出ているから)、恐らく復讐劇のことは何も知らない筈。うゆう桐璃はどこで育てられたかは
分からないが、復讐劇のプランを実行するために和音に仕込まれている筈。 
 あ、母の形見っていうのは、和音のものだと思われます(絵に類似のドレスが描いてあるから)。つまり、うゆー桐璃は養子にもらわれた先で、母は既に死んでいると聞かされているんじゃないでしょうか。で、その死んだとされてるのは、島で実際に和音が(神としての)死を迎えたときでしょう。夏ですし。烏有と出会ってるのも。

 なんか書いてたら、もう一回読みたくなっちゃいました。
うゆう桐璃と編集長の目論み
その続編の「痾」を読み勝手に想像すると
恐ろしい話になってしまいましたあせあせ(飛び散る汗)
やはり復讐なのでしょうか…

うゆー桐璃は死んでしまったのか気になります
みなさんありがとうございますハート達(複数ハート)
少しスッキリしてきましたよ。
でも、ここに書くのがめんどくさいぐらい多くの謎が私の頭の中をぐるぐるぐる台風
たくさんありすぎて、私が気づかなかった謎もまだまだあるのではないかと思うので、引き続き、解釈・謎を教えてください。
ここを読みつつ、続編の「痾」に突入していきたいと思います。
「痾」を読みました。
・・・とにかく「夏と冬の奏鳴曲」から整理していくべきですね。
みなさんの書き込みを見て、自分に必要なことは「キュビズム」の理解かと。
もう一回「キュビズム」とは何たるかを、熟読してみようと思います。
www006.upp.so-net.ne.jp/eqfc/private6.html

こちらのページが、結構有名ですが、わかりやすく解説してくれています。
>8
GJ。
謎はまぁ半分くらい解けた。

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