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ルー・テーズ(プロレスの歴史)コミュのキャッチ=ランカシャー・レスリング

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コミュ内全体

フリー・トークトピックで展開された、「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン=ランカシャー・レスリング」に関する熱き語らい。「続きを別トピックにて展開させたい」と言う皆様のご要望に答えて新トピックを御用意いたしました。
以前の話題もサルベージ致しましたので、今後の語らいはこちらにお願い致します。皆さん、いつもありがとう!

コメント(203)

以前エムエンさん、ロッキーさんとダブル・リストロックについて
テーズさんとゴッチさんでは違うのか?という事をお話しする機会がありました。
さっき大掃除をしてたら流智美さんがこの技について寄稿されているものを見つけました。
週刊プロレスNO.1029です。
そのままその文を載せるのは躊躇われるので要約して載せておきます。


この技は力道山時代には「逆腕固め」と呼ばれて前座時代の上田馬之助の
フィニッシュになっていた。
この技が60年代70年代で決め技になることはあまりなかったが第1次UWFが
フィニッシュにし始めたことで一気に存在がアピールされた。
同技は通常、右手で相手の左手首を、そして左手は自分の右手首を握る。
つまり二つのリストに錠をかけるから「ダブル・リストロック」である。
しかしゴッチ流と呼ばれるエグい仕掛け方がもう一つある。
これは最初に相手の左手と握手するように手のひらを握ってひねる。
こっからは通常とやり方が同じだが手首と左肩を同時に極められた相手は
動きを完全に封じられてしまうのである。
スチュ・ハートが話す有名な逸話がある。
バンクーバーでエリック・ザ・レッドにスタンドで通常のダブル・リストロックを仕掛けたところ
怪力自慢のレッドは気合もろとも外してトップロープからゴッチを吹っ飛ばしてしまった。
スタンドでは極められない事を熟知するゴッチは、スネークピットで習った
エグい方を遠慮したのにこれ以上の屈辱はないと、報復に出たのは言うまでもない。
(温故知新21世紀アメプロ秘録5より)

写真は力道山のものが通常の仕掛け方、前田のものがゴッチ流の仕掛け方。
キムラロックで有名な木村政彦のものは『わが柔道』より。
ロビンソンさんのアメリカのセミナーのDVDを見ると、通常の手首を掴む方法と所謂ゴッチ流の両方を教えていますね。
ロビンソンさんの場合は握手するように相手の掌を握る時、自分の人差し指と中指の間に相手の親指を挟んで、親指を殺しながら手首を捻っていました。
恐らくスネークピットに伝えられていたのはこの握り方だと思われます。

ちなみに鈴木みのるの場合は親指ごと包み込むように掴んでいます。
しっかり握れるのはロビンソン流の方ですが、親指を殺すことを優先するなら鈴木流の方が効果的かもしれません。
どちらのやり方でも肩・手首はもちろん親指や肘(近位撓尺関節)も、複合的に極めることができます。

まあでも、これは私の完全な推測ですが、こうしたより危険な方法もテーズさんも知っていたのではないかという気がします。
普段は使わない裏技として懐の中にしまっていたのではないかと。
渕正信はハンマーロックをテーズさんとゴッチさんの二人に教わっているのですが、テーズさんからは、自分の両手できちんと相手の肘を曲げ、自分の胸でそこを抑え付けるようにすればOK。これで相手は動けないし、相手の痛さもお客に伝わるからと教えられたそうです。
一方ゴッチさんはそこから更に(お客には見えない部分で)指まで極めるし、そこまでやらないとハンマーロックとは言えない、お客に見えようが見えまいが関係ないと、力説していたそうです。

このような、同じ技でもより危険に極める方法、それがまさにフックと呼ばれるテクニックなのではないかと個人的には考えています。
そしてそれを通常の試合でも使うか、裏技として温存するのかという部分がテーズさんとゴッチさんの考え方の違いだったのでしょう。
KENさん、Broncoさん
タブルリストロック話の続き、ありがとうございます。

総合では容易な腕ひしぎ十字とかチョークが使われやすいのですが、十字は簡単なだけあって、テコのポイントをずらすと実は決まりにくいものです。
だからスパーリングで腕ひしぎをかけられても、なかなか決まらないので、後で対戦相手に「もしかしてダブルジョイントなんですか?」って驚かれたりもしました。
しかし、ダブルリストロックや、キャッチのフロントネックロックは捻りもあって掛けるのが難しい技です。それだけあって、一度入ったらポイントをずらすことは困難で、完全に決まっても相手がタップせず反撃してきた場合、安全に試合を終わらせる事は困難です

テーズさんは、世界チャンピオンとしての興行を考慮し、特別危険な関節技を使用して技術的知識の乏しい相手レスラーに後遺症を残すことを善しとしなかったのでしょうね。だから、試合では痛みは与えても相手に逃げる余地は残した。
これはテーズさんとゴッチさんの考え方の違いだけでなく、自身の置かれていた立場の違いでもあるのでしょうね。

渕正信選手がテーズさんとゴッチさんから学んだダブルリストロックがどんなものだったのか、そして2002年3月のテーズさん最後の来日で宮戸優光さんにかけた最後のダブルリストロックの形も大変気になるのです。お二方から実際に技をかけてほしいくらい(笑)。

そして、テーズさんが「もし一つの技しか使ってはいけないと言われたら、私はダブルリストロックを選ぶ」と言っていたその究極のダブルリストロックは、果たしてどんなものであったのか、それは永遠のテーマなのかもしれませんね。
164、165の「相手の左手と握手するように」「相手の掌を握る」というのは、力点の握りの問題ですね。文章だけではわかりづらいけれど、先にグリップのテクニックで末端から殺していくのは、いかにもスネークピット流という印象を受けます。
日本の武術でも古流の奥義ほど、こういう見えない(見えにくい)部分での秘伝があるようです。近代柔道のほうが、まずポジションの相対関係をしっかりと抑えて、固めていく感じがします。

この意味でいくと、テーズ式≒アメリカンのほうが、柔道に近い気がします。
但し、木村政彦の映像などと較べて決定的に違うのは、木村:柔道スタイルが背面越しに上から押さえ込むようにガッチリと固め、密着したままゴロンとでんぐり返すのに対して、テーズのはサイドのポジションを奪い、わずかな身体の隙間を利用して、一瞬にして相手の肘〜肩関節にぶら下がるようにして引きずり落とします。

力で防ぎようがない、そして一瞬の反射神経を怠ると完璧にキメられてしまう、…という意味で、厳しいのはテーズ流だと思います。
但し、テーズ流は一瞬のポジションの奪い合いなので、攻め手が上の腕(通常は左腕)をかぶせてきた瞬間に鋭く軸回転してひねりあげると、ハンマーロックに切り返すことができます。
この種のカウンター技術を、後年のテーズはよくエキジビション・マッチで披露していました。

これに対して、腕をロックする瞬間に、グレコローマンっぽく正面から胸を寄せていくのがゴッチ流でした。(必ずしもスネークピット流ではないかも…)
そのままリストを上に押し上げながら反っていくと、サイド気味のスープレックスになりそうです。つまり、柔道式やテーズ流のように“転がす”“引き落とす”というムーヴメントとは、かなり違った文脈に見受けます。
ただ、上記は練習・指導風景として見た映像であり、実際の試合でゴッチが、スタンドからこの技を仕掛けた場面の記憶がありません。これもゴッチ流のレスリング哲学なのかもしれません。関節技はあくまでもグラウンドが主体である、という。


週間プロレス増刊号『格闘技通信NO3』(昭和62年1月3日発行)に、テーズのメッセージが載っていたのを発掘しましたので、一部引用します。(エド・ルイス著の『WRESTLING』が綴じ込み付録になっていて、その末尾にあります)

「ダブル・リストロックの最も正しい入り方については色々と説の分かれるところであり、カール・ゴッチと私は日本で大激論を戦わせたものだが、私はルイスに教わった方法がベストだと信じている。大切なことは、私やゴッチが自分の信じた技の入り方を頑なに信じ続け、それをぶつけあったことだ。そこにプロフェッショナル・レスリングの進歩が生まれる」
                            ルー・テーズ


Dr.TOMさん、コメントありがとうございます。

>週間プロレス増刊号『格闘技通信NO3』(昭和62年1月3日発行)に、テーズのメッセージが載っていたのを発掘しましたので、一部引用します。(エド・ルイス著の『WRESTLING』が綴じ込み付録になっていて、その末尾にあります)

実はその格通がこの話の発端なんです。
9月のUWFスネークピットキャラバン参加で東京へ行った時、Broncoさんの案内で闘道館へ行きました。
そこでこの本を紹介いただき購入したのですが、付録の最後のページにテーズさんのメッセージが記載されていて、ダブル・リストロック論をゴッチさんと交わしていたという話があったものですから、そこがどうにも気になって。
テーズさんも譲れない部分だったと言うので、議論について詳細を知っている人は居ないのかと思った次第でした。

TOMさんの視点もなるほどと思いました。しかしTOMさんが見たテーズさんとゴッチさんのダブルリストロック指導風景を映像で見ることは、今となっては困難です。
もし宜しければ、いつ頃どんな機会で御覧になられた映像だったか、その思い出を覚えていらっしゃる範囲で教えていただけると幸いです。
エムエンさん
実はこの格通は、増刊としての創刊号(NO.1)から2年分くらい、当時のリアルタイムで購入していました。ですから、このテーズのメッセージはしっかりと頭の中に焼きついてますが、正確なところを書き写すために、引っぱり出してみました。(実家の本棚の奥に眠っていたのを思い出して、何冊か持ってきたのです) 

まず、ゴッチのダブル・リストロック指導風景ですが、このトピックの116:ふるきちさん&142:私のコメントの中にある、中野龍雄がフロリダのゴッチのもとに行って修行するテレビ番組の中にあります。
何年頃の何チャンネルかは、さっぱり覚えてませんが、私の中で前出の『格通NO.3』のテーズのメッセージと関連づけて記憶されているので、時期的にそんなに離れていないはずです。(記憶力のDr.TOMで通ってるようですが、私の記憶は主にヴィジュアル感覚のものなので、年月日や数字や名称に関しては凡人です)

その中でゴッチは、?相手の目に掌を当ててブラインドにしつつプッシュして、崩れを誘ってから片足タックルにいく型と、?スタンドのポジションからダブル・リストロックに入る型、を指導していました。

この時のゴッチ流は、ロックアップに組む瞬間に、相手の左手首を押し下げながら握り、自分の左腕を相手の肩越しにかぶせる前に、一度エルボーを相手の頬骨に当てがって反対側に押しやります。(武術的に言うと、一種の当て身ですね)それから167で解説したとおり、胸をグイッと寄せながらロックを完成させます。
テーズ式のカウンターでも見るように、上の腕をかぶせる瞬間に体勢のスキができやすいので、完全主義のゴッチはそこが気に入らないのかもしれません。自分の体勢をできる限り万全に組み立てておいて、相手の体勢を手順を追って切り崩し封じ込めていく、……そんな詰め将棋のような印象を受けます。

(続く)
テーズのカウンター(返し技)教室のほうは、たしか寺西とのエキジビション・マッチだったと思います。まずテーズが技をかけてみせて、次に寺西に同じ技をかけさせ、それに対してカウンターをとる、といった運びですが、何の打ち合わせもないのに試合の中で無言のコントロールをしてしまう様は、あたかも名指揮者のようでした。
おそらくテーズ自身が、レイ・スチールやアド・サンテルなどと、こういうスパーリングを何度となく繰り返して育ったのだろうなあと、今にして思います。

テーズの場合は、現役の試合でも、序盤に必ずといってよいほど、ダブル・リストロックからのテイクダウンを披露していました。
形の上では柔道の腕がらみと同じで、横捨て身のようにして相手を前方に転がすのですが、柔道式はダンゴ状に固まったままひっくり返し、そのまま寝技で腕を固めるのでしょう。が、テーズ流は相手の片側にぶら下がって引き落とすので、相手の身体との角度がやや扇状に開き、その隙間を利用してヘッド・シザースに移行します。(そのままクルック・ヘッドシザースにとれば一本勝ち!という感じですが、試合は始まったばっかりなので決してそうはなりません。まずは試運転という感じで、これで精神的優位に立つのでしょうね)

スタンドからのテーズ・パターンはヘッドシザースまでが一連の流れであり、そのまま腕をキメるというのは見たことがありません。
むしろグラウンドで下から腕をとりにいく、というのが、よりシュート的なダブル・リストロックなのでしょうが、興行用の試合では、まず見ることができません。

さて、スタンドからのテーズ流の入り方ですが、
?左腕で突っ張って相手の前額部を押し込んでいき、つっかえ棒をはずす勢いで上の腕を差し込む。
?ヘッドロックにいくふりをして、空振りした延長で腕をすべりこませる。
などのパターンが記憶に残っています。

特に熟年期のテーズの技は、あれ?いつの間に?という感じで、心理的・生理的な動きを読んで、揺さぶりをかけながら、流れに乗せる、流れをつくりだす、という感じです。
ひとつひとつ布石を固めて、一点一画おろそかにしないゴッチ流は、力学的に万全ですが、手間暇がかかるのと、相手に警戒心を抱かせ、ディフェンスの猶予も与えてしまう、という一長一短があります。そんな手続きは二の次でもいいから、いかにしてショートカットの流れをつくりだすか、そのほうが実践的だ、というのがテーズ流だったのではないでしょうか。

この熟年期のテーズ流は、日本の武術の「合気」に通ずるセンスを感じさせます。アメリカのストロング・スタイルの中でも、おそらくテーズ独特のものだったのではないでしょうか。
そしてこれは師匠のエド・ルイスとのスパーリングの中で培われたものではなかったか、と想像します。密着してつかまってしまったらルイスの独壇場なので、そうさせないように前頭部につっかえ棒のように手をあてがうスタイルが生まれたのではないか。相手がそれをかいくぐって間合いを詰めてきた瞬間に、カウンターの呼吸で技をかける。組んでから、ではなく、組んできた瞬間の動きの流れを利用するのです。
このへんの空気感覚、間合い感覚に、テーズ・レスリングの独特の神秘性があると思います。

Dr.TOMさん、あけましておめでとうございます。
遅レス失礼致しました^^;
TOMさん流の分析はいつもながら独特の視点があるなぁと感じますが、やはりご自身に多数の古武術経験が御有りだけあって、テーズさんのセンスに古武術と通じる部分を感じられたと言うことなんですね。
それに対してゴッチさん&ロビンソンさんのスネークピット勢は「レスリングはチェスのようなもの」と語るように、次々先を読んで打つ。
大変興味深い分析ですね。言われてみればなるほどと思います。
そこからも両者の哲学の違いが垣間見えるようです。
問題のゴッチ式ダブルリストロックのカラー写真がありました。

先日のスネークピットキャラバンでは、このポジションをもとに宮戸優光さんに技術解説をいただいたのですが、宮戸さんの意見としては「僕はあの体勢を前田さんとかとずっとUWFでやってましたけど、手首を極めるリストロックを僕は使っているのを見たことがない。だからダニー・ホッジの手首を極めるのとは多分違うと思う。(中略)前田さんのも、テーズさんも、よく写真でやっているのは、投げにつなぐものではないか」という、技の流れの一瞬を切り取ったものだという事でしたね。
古いビデオを整理していたら全国高等学校クイズ選手権(だと思う)がありました。
そこではクイズに不正解をした学生が罰ゲームとしてルー・テーズとスパーリングをしてたんです。
そのシーンだけ残っていました。
たぶん1990年代前半の時期だと思うのですが。
ここでテーズは素人の学生相手にダブルリスト・ロックを披露していました。
意図的にテーズが下になって極めていましたね。
写真のルイスの体勢です。テーズはポーズではなく動きの中なのでもっと深く入っていましたが。
エド・ルイスが得意としていたポジションですし、もっとも確実なんでしょうね。
今でいうチョーク・スリーパーやギロチン・チョーク、フロント・ネックロックも出し、
けっこうな角度まで曲げていました。
罰ゲームの学生さん、すんごい体験ですね。ちょっと恐いけど、そんな罰ゲームなら率先してやられてみたい!……などと思うの我々くらいのものかな。

以前、テーズが電話してる記者にハンマーロックを決めてる写真を見たことがあります。もちろん冗談であり、テーズはいたずらっ子のような満面の笑みを浮かべながらやってました。
が、決め方はエグいもので、肘の角度もさることながら、手首まで直角に折りこんでました。(L字型ではなく、コの字型になってしまってる)
テーズさんって、一般向けの発言はマイルドだけど、やることはけっこう冗談キツイのかな。
KENさん、Dr.TOMさん、とても興味深い話をありがとうございます。

>古いビデオを整理していたら全国高等学校クイズ選手権(だと思う)がありました。そこではクイズに不正解をした学生が罰ゲームとしてルー・テーズとスパーリングをしてたんです。そのシーンだけ残っていました。

うわっ!見たいなぁ。
KENさん、とんでもない映像を保存されていたんですねぇ。
僕はそれを見逃してしまったので、探していたんですよ〜。
実は僕も高校3年生の時、仲間と3人集まって、全国高等学校クイズ選手権に出場したんです。
残念ながら予選の3問目で敗退してしまいましたが、もし勝ち上がってもテーズさんとスパーリングできるならば、絶対にあえてそこで敗退していましたよ(笑)罰ゲーム受けた人、ほんと羨ましいですね。

>今でいうチョーク・スリーパーやギロチン・チョーク、フロント・ネックロックも出し、けっこうな角度まで曲げていました。

うわー!全部その技、掛けてほしい(笑)
一般視聴者がテーズさんのフック技術の一端だけでも垣間見える事ができたんですから、ほんとに素晴らしい番組でしたね。


Dr.TOMさん
>以前、テーズが電話してる記者にハンマーロックを決めてる写真を見たことがあります。もちろん冗談であり、テーズはいたずらっ子のような満面の笑みを浮かべながらやってました。
が、決め方はエグいもので、肘の角度もさることながら、手首まで直角に折りこんでました。(L字型ではなく、コの字型になってしまってる)
テーズさんって、一般向けの発言はマイルドだけど、やることはけっこう冗談キツイのかな。

TOMさん。いやぁ、それはイイ写真ですねぇ。
宮戸さんもテーズさんから技を教わっているので、テーズさんから教わったテクニックを僕等に披露してくださいましたけど、やはりテクニックの連携から最後に極めるハンマーロックは強烈でしたね。コの字型ハンマーロックもやはりフックテクニックのひとつだったのでしょうね。写真を見てみたいなぁ。
プロレスの試合映像では観た覚えがありません。やはり試合では持ち前のテクニックを封印する人だったのではないかと。             つづく
エド・ルイスのダブルリストロックを見て思うのですが、こうして考えてみるとルー・テーズという人物は、最も影響を受けたであろうエド・ルイスとアド・サンテルという両師匠から学んだテクニックからも「下からの攻撃に躊躇しなかった」というのは本当ですねぇ。

僕が覚え違いしていなければ、純粋な英国キャッチ・アズ・キャッチ・キャンから派生して、それがアメリカに伝わり、プロフェッショナル・レスリング(グラップリング?)が変化する過程で、ルイスやアド・サンテルなどのトップレスラーが柔術の技術を取り入れ、レスリングの基本体系としてルー・テーズに伝承していったのでしょうね。

だから、週間プロレス増刊号『格闘技通信NO3』(昭和62年1月3日発行)の綴じ込み付録エド・ルイス著『WRESTLING』に書かれていたテーズさんのメッセージ「ダブル・リストロックの最も正しい入り方については色々と説の分かれるところであり、カール・ゴッチと私は日本で大激論を戦わせたものだが、私はルイスに教わった方法がベストだと信じている。大切なことは、私やゴッチが自分の信じた技の入り方を頑なに信じ続け、それをぶつけあったことだ。そこにプロフェッショナル・レスリングの進歩が生まれる」 というカール・ゴッチとの激論の内容は、もしかしたらこの事なのかもしれませんね。
これがエド・ルイスの本だったので、あえてルイスから教わった事だと書いているものの、ダブルリストロック自体がプロフェッショナル・レスリングや柔術の基本技であることから、エド・ルイスやサンテル両氏から学んだものなのだと思います。
宮戸優光さんからお伺いした下記のダブルリストロック話でも、それを強く感じさせました。

「おそらく(存命中の)日本人レスラーの中で、(ルー・テーズ、カール・ゴッチ)、ダニー・ホッジ、ビル・ロビンソンも加えて、この全員の(ダブルリストロック)を受けたのは僕か安生さん(か、猪木さん?)くらいしかいないんです。
(その感想として)それはそれぞれの体型やセンスと自分流になってます。
でも基本、僕は全員に共通する部分はたぶん一緒だと思うんです。
ただ、ルー・テーズがちょっと違うのは・・・。
やっぱりルー・テーズは今あげた他の3名と違うのは、僕はアド・サンテルに教わった影響だと思うんです。
彼は自分から引き込んでやるダブルリストロックを僕に教えました。
だから、それをレスラーのじゃなくて、柔術と闘ったサンテルから教わったルー・テーズっていうのは、自分が背中をつけるという事を僕に教えるというのは、意外と気にしていないんだなと。ビリー(ビル・ロビンソン)は絶対に「これが基本だ」と教える時に自ら下になる事は教えないです。だからテーズさんには、その辺の影響があるんだろうなぁと。」

(2008年1月5日、エムエンのインタビューを要訳加筆)。当コミュニティ以外への無断転載を禁じます。
エムエンさん
>写真を見てみたいなぁ。
あれは確か、一日編集長みたいな企画で、週間誌の巻頭を飾った記事だったと記憶します。だから格通ではなくて、週プロかゴングか…。保存してなかったかもしれないなあ。今度、実家に帰ったらあさってみますけど。

「下からの攻撃」に関しては、ジョージ・トラゴスの原体験も強かったんじゃないでしょうか。入門当初から、下になった体勢からしか練習させてくれなかったそうですから。

昨今の総合格闘技などを見ても、マウント・ポジションをとられた時の反撃のバリエーションに、レスラー系の選手はかなり後れをとっているように見受けます。そのパターンに入っちゃったらもうそれだけ、みたいなワンパターンぶりで、むしろブラジリアン柔術やサンボ系の選手のほうが、よほど工夫してますよね。アメリカン・キャッチの伝統はどこへいってしまったのかと、歯がゆい思いがします。

最悪の状態という“有事”を想定してトレーニングするという発想も、アメリカン・キャッチの独特の実戦主義だったのかもしれませんね。
あと、自分から仰向けになって引き込む体勢をいとわないというのは、アマレスの経験値や価値観の度合いに比例するような気がします。

ノー・ルールの「決闘」的な観点から言えば、仰向けで下になるのは、決して不利とは言い切れないものがあるし、ひとつの戦術ともなります。まだまだ無限の攻撃バリエーションがあるのです。
古流武術の捕縛術でも、抑える時の理想型は「うつぶせ」の関節技です。背中に手足は回りづらいから、反撃を許さない体勢としては、うつぶせのほうが完成型です。仰向けはまだまだ油断できない体勢なのです。

それをルールの上で勝敗の基準にするアマレスは、その「まだまだ反撃される危険度の高い体勢で、相手をコントロールしきれたなら、実力差が目に見えた瞬間である」という、レフェリーストップ的な安全主義が出発点だったような気がしてなりません。
最後まで詰めるのは野暮だから、何十手か前で投了させる、という約束事みたいな世界です。

ただ、本当にそこから最後まで詰めることができるかどうかは、やってみなければわかりません。そのへんがルールに守られたスポーツ格闘技の盲点であり、ストリート・ファイトでは痛い目に遭う危険もままあります。

Dr.TOMさん
>昨今の総合格闘技などを見ても、マウント・ポジションをとられた時の反撃のバリエーションに、レスラー系の選手はかなり後れをとっているように見受けます。そのパターンに入っちゃったらもうそれだけ、みたいなワンパターンぶりで、むしろブラジリアン柔術やサンボ系の選手のほうが、よほど工夫してますよね。

文脈から察するに、マウントを取られた状態というよりも、下にはなっているけれどマウントやサイドは取らせていない状態=ガードポジションやハーフガードのことを指しているのではないかと思うのですがいかがでしょう?
そうであるという前提で話を進めさせてもらいますが(完全なマウントポジションのことを指しておられるのでしたら、実例を挙げてもらえれば助かります)、レスリングというのはそもそも背中をつけたら負けですから、ガードポジションという発想は無いわけです。
とにかく下にならない、下になったら脱出するというのがレスリング本来の闘い方です。
ノゲイラvsジョシュのビデオを見ながらの対談で、ゴッチさんがジョシュに「君はキャッチレスリングの動きを全くしていない」と指摘したのもまさにこの部分でした。
相手の足があったら掴んで倒すのがレスリング。足で挟んで引き込むのはレスリングではないと。

だからそういうレスラーらしい動きをする選手が総合で活躍してくれれば面白いのですが、ブラジリアン柔術の出現以降ガードポジションが普及したためにレスリング出身であってもガードポジションを取ることは珍しくなくなりました。
しかし柔術の選手のように研究しているわけではないから、どうしても手詰まりになってしまう…という感じのように思えます。
確かに柔術やサンボの選手はガードやハーフガードからのバリエーションが豊富ですが、このポジションは足をしっかり効かせることができないと危険な体勢でもあります。
実際、初期のVTでは柔術の選手がガードポジションを取ったものの、そこから展開させていくことができずに、相手(主にレスリング系)のパウンドの雨を浴びてKOされるというシーンをよく目にしました。ヒクソンなんかは「ガードポジションをしっかりマスターしていない選手はVTをやるべきではない」と苦言を呈していたほどです。
そして今は、中途半端にガードポジションを覚えたレスリング系の選手が、このパターンにはまっているような気がします。

最悪の状態ということで言えば、パンクラスにいた頃のミノワマン(美濃輪育久)に対して鈴木みのるが課したトレーニングというのが、“3つの最悪”というものでした。
試合中に想定される3つの最悪、すなわち“押さえ込まれた状態”“コーナーに詰められた状態”“スタミナが切れた状態”から美濃輪をスパーリングさせるというもので、この練習によって美濃輪は飛躍的に実力を向上させました。
>自分から仰向けになって引き込む体勢をいとわないというのは、アマレスの経験値や価値観の度合いに比例するような気がします。

これは全くその通りですよね。
ただ、自分の経験も踏まえてお話させてもらいますと、なまじガードポジションを覚えてしまうと下手糞なガードしかできなくても、すぐに引き込む癖ができてしまいます。タックルの攻防の時なんかは無理せず引き込んだ方が体力を使わなくて済むし、その後も休めるので楽ですから。
ただ、引き込んだ後のガードポジションが未熟だと、しがみついているだけで自分の勝ちに繋げていくことができないし、相手が巧いとパスガードされて完全に押さえ込まれるという最悪の状態になってしまいます。
グラウンド打撃OKならばボコボコにされてしまいますし。181で指摘したのがまさにこのパターンですね。

>それをルールの上で勝敗の基準にするアマレスは、その「まだまだ反撃される危険度の高い体勢で、相手をコントロールしきれたなら、実力差が目に見えた瞬間である」という、レフェリーストップ的な安全主義が出発点だったような気がしてなりません。

そもそもレスリングというのは屋外で、裸で行っていたわけです。
したがって硬い草の上や、ゴツゴツした土の上で背中をつけるのは危険であるので、背中をつけない闘い方が発達したし、背中をつけた方が負けというルールの起源になったのだということを聞いたことがあります。

それと喉、腹部、金的といった部分は身体にとって大事な部分であり、攻撃されると大変苦しい場所でもあります。そこをむき出しにする仰向けの状態というのは本能的に嫌われたのかもしれません。
動物を見ているとわかりますが、決闘の際に降参する時は仰向けになります。
そして警戒心が薄い、人間に馴れている個体でも仰向けの状態にされるのは非常に嫌がります。
その意味では柔術的な闘い方というのは、本能に反するものなのかもしれません。
そもそもが弱い者が強い物に勝てるように作られた技術体系ですから、強い者、つまり本能に従った闘い方をしてくる相手に勝つには、あえて本能に反する闘い方をしてやろうという発想になったような気がします。

余談ですが、絶対に下にならないという闘い方というのは止まって休むことができませんから、とにかくスタミナが必要ですし、また折れない気持ちも必要になります。
だから格闘技の土台となる体力や闘う気持ちを育てるには、レスリングというのは非常に良いと思いますね。
もちろん、そこから総合に進出する場合には下になってしまった場合の対処も含めて、新たに学ばなければいけない点が多いのは言うまでもありませんが。

>スポーツ格闘技の盲点

レスリングの起源は、決してスポーツ格闘技ではなく騎士の護身術なのですが…
剣を持った相手の下半身に攻撃を仕掛けると刺される危険性が高まる。
だからこそ上半身のみを攻防に使うという闘い方(今で言うグレコローマン・スタイル)が最初に生まれたわけです。
Broncoさん、TOMさん
貴重な話の展開、ありがとうございます。
TOMさんの写真が出てきた時には、ぜひ拝見させていただきたいですね。よろしくお願いいます。

お二人のお話を読んで特に思い出すのは、先日宮戸優光さんにインタビューした際に、宮戸さんはそれぞれの格闘技の生い立ちによってルールも異なるので、自分のバックボーンを持った格闘家は、なかなか他の格闘技を完全に理解するのは難しいのだと強調しながら語ってくださった事です。

僕はアマレスでトップクラスだった現役レスラーにキャッチを教えてはどうでしょうか?とも伺いました。
しかし、宮戸さんはアマレスで出来上がった選手がキャッチを学ぶのも難しい、と。

>対談で、ゴッチさんがジョシュに「君はキャッチレスリングの動きを全くしていない」と指摘したのもまさにこの部分でした。

昨年、ビル・ロビンソンさんにもごく短時間インタビューする機会があったのですが、似たような反応でしたね。
宮戸さんがロビンソンさんから聞いた感想を含めてみると、結局ジョシュが欲しがったのは「サブミッションのコレクション」であって、「キャッチ・アズ・キャッチ・キャンそのもの」ではなかったのだと。彼はもっとキャッチを学ばなくてはならない、と言う事でした。

キャッチ・アズ・キャッチ・キャンというのはとても奥が深く、UWFで学んできた宮戸優光さんでも、なかなか何年も理解できなかったくらい難しいものでもあるのだそうです。

しかし、それはカール・ゴッチさんでも同様で、ゴッチさんがキャッチに大きなインパクトを抱いた部分もサブミッションの部分が大きかった、とロビンソンさんは考えているそうです。
でも、ロビンソンさんが主張したい事は違う。宮戸さんから聞くと・・・。

「ゴッチさんというのはグレコでもオリンピックに行った、出来上がった選手だったんですよ。
それからイギリスに来て、あの違うスタイル(キャッチ・アズ・キャッチ・キャン)を学んだ。あれはまったく別物ですから。
日本人が英語を学ぶようなものですよ。英国人が日本語を習う、それくらい違うものなんです」

「ゴッチさんはグレコローマンで出来上がって、27〜28歳でスネークピットに学んだ。でも、(ゴッチさんが外様であった事、完成したバックボーンが邪魔になった事から)けっしてビリー・ライレーの奥義を最後まで学んだというわけではないんです。」

「ビリーが教えるキャッチ・アズ・キャッチ・キャンは違いますからね。
僕もようやくロビンソンがいうレスリングがわかってきたんだけど、
(つまり)キャッチ・アズ・キャッチ・キャンっていうのは、バイクとかマシンに乗る感覚なんですよ。」

(なかなか書籍で宮戸さんの笑顔が掲載される記事がないので、素晴らしい笑顔を!)

(注意)テーズコミュによるインタビューを含みますので、当コミュニティ以外への無断転載を禁じます。ご了承ください。
1月5日、ルー・テーズ直伝のスタンディング・ダブルリストロックについて、宮戸さんに御教授いただきました。

ダブルリストロックとは・・・(ウィキペディア参照)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF

「このダブルリストロックなんですけどね(宮戸さん、エムエン持参の文庫版「U.W.F.最強の真実」掲載、テーズ直伝中のダブルリストロック写真(文庫のP.283)を指差し)。

この教わっているのは何が違うかというと、前田さんの(173の写真参照)はね、腕を深く入れちゃってる。
だけどビリー(ビル・ロビンソン氏)もテーズさんも言うのはこれを短く入れる。そしてこっちへ(後ろ方向へ)かける(写真左)。
テーズさん(直伝ダブルリストロック)のとか、桜庭のは、こっちへ持ってゆくやつ。(横回転で相手の後ろに腕を回す)(写真中央)
前田さんの(173の写真参照)も、テーズさんのも、よく写真でやっているのは、投げにつなぐものですよ。」

(ダブルリストロックのゴッチ式とテーズ式について)
「ゴッチとテーズが違うというよりも、その映像や写真に残っている時の状況が違うというほうが正解だと・・・。
ただルー・テーズがカール・ゴッチよりもダブルリストロックが得意技だった可能性は大きいと思う。
ゴッチさんは確かに力は強いけど、テーズさんみたいな、あんなデカイ手と握力は持ってない。
ゴッチさんの手より一回りデカイですからね。テーズさんは」
「ダブルリストロックというのは、基本的に10人居たら10人違うんですよ。
まずダブルリストロックというのは基本的に相手の手を握らなきゃいけないから、握りの強い人の方が、これが得意なんです。
だから僕はルー・テーズさんっていうのは、ダブルリストロックが得意だったと言うのはよくわかる。」


いやぁ、ついに「テーズさんが最も信じる技」テーズ直伝のダブルリストロックに迫る事が出来ました。今回はスタンディングで極めるバージョンについてですが、宮戸さんはテーズさんのダブルリストロックのバリエーションを教わったそうです。
個人的にはルー・テーズ・コミュニティをスタートさせた目的のひとつを達成する事ができて感無量です。

(注意)テーズコミュによるインタビューを含みますので、当コミュニティ以外への無断転載を禁じます。ご了承ください。
ダブルリストロックの話題から一変しますが
新日本の永田選手がナガタロック?という技を使っていますね?
邪道選手やジョシュ・バーネット選手も使う技です。
前から思っていたのですがあれはポール・ボッシュというテキサスが主戦場だった往年のレスラーの決め技なんです。
永田選手がオリジナルを売りにしているかは分かりませんが、
少なくとも歴史的にみるとオリジナルではありません。

いまネット言論の書き込みを目にすると、あたかも現代人が最も優秀であり
過去は蔑みの対象でしかないと言わんばかりの酷い表現が散見されます。
ビリー・ライレーやビル・ロビンソン先生もよくいいますが、現代の発見と思う事の多くは先人が発見していたという教え、
実は学生時代から自分が感じていたことで研究対象でもありました。
人類の歴史は発見してもすぐ忘れ、未来になって再発見してもすぐ忘れる事の循環だというのが自分の考えです。
「温故知新」という言葉がいまだに遣われ続けている事は真理の一面だからかな、とも思っています。
> KENさんへ

初めまして┏(_ _)┓自分は総合やキャッチの様なプロのレスリングに興味を持つ者です。『温故知新』の言葉通りに現在存在するモノは先人達が伝えたモノであり、我々はその事に感謝しなくてはならないと痛感します!レスリングの技術も同様であり、現在しか見ずに過去を軽視する風潮は自分も間違ってると思います。ナガタロックですが前から似た技を見覚えがあるな〜?と思っていましたがKENさんの写真で思い出しました電球私の記憶が間違っていなければ子供の頃に持っていた小さなプロレス技図鑑(?)に載っていたアリゲータークラッチと紹介された技ではないでしょうか?間違っていたらスミマセンたらーっ(汗)
アシナチフェチさん初めまして┏(_ _)┓

まったくおっしゃる通りでアリゲータ・ネック・クラッチですよね。

自分はオルテガというスペインの哲学者の書物をボロボロになるくらい読みました。
いま現存するものは先人の努力の結晶なのに、あたかも現在世代は生まれる前からの自分の所有物、あるいは空気のようにそれらを享受している、というような事を彼は言っていました。
それでいて過去への感謝の念もなく、また先人の遺産を未来へ伝えて行こうという歴史の連続性の感覚もないと言っていました。
まあこの辺はプロレスコミュ内なんでここらでやめときます。。。

ドラゴン・スリーパーやアキレス腱固め、フェイス・ロック、脇固め、アンクル・ロックなどなど、
実はテレビ時代のプロレスで使われなくなっただけで昔からあった技なのだと思います。
また──こういう言い方が適切か不安ですが、サブミッション・ホールドが「点」だとするとそこに至るグラウンド・コントロールやポジショニングは「線」ですね、
その「線」の部分も実に体系的だったと考えています。
先日管理人であるエムエンさんがあのビル・ロビンソンにフロント・フェイスロックのポイントを教えてもらっていました。
現在のフリースタイル・レスリングのご先祖さまであるランカシャー・レスリングには
技に至るまでの攻撃の仕方、決まった技に温故知新とも言うべき技術があります。
ひいてはランカシャー・レスリングから発展したプロレスリングにも今だから新鮮な技があると思われます。

ここは技が好きな方もいると思うので競技で実戦的に使えそうなプロレス技は何か、ちょっと聞いてみたいのですが。
例えば腕ひしぎ十字固めをグリップで防御されたばあいにキー・ロック(ショートアーム・シザース)につなぐことは有効かもしれない、という感じです。

自分が持っている本には例えば卍固めですね、それが麻生秀孝氏の本やジーン・ラーベル氏の本に載っています。
プロレスファンへのサービスもあるかも知れませんが、或るレスリングの動きにおいてグラウンド式卍固めは使える技だと思っています。

皆さんはどんな技を挙げられるでしょうか?
(写真は左・中が麻生本、右がラーベル本です)
> KENさん

腕十字をディフェンスされた際のキーロックは桜庭選手の凄技というビデオでも紹介されていましたねうまい!自分も遊びで試したらハマりましたので有効な技術だと思いますわーい(嬉しい顔)又、麻生氏のグランド卍の本は自分も読みました目レスリングがしっかりと出来て足が利く選手なら可能だと思いますexclamation & question卍固めとは少し違いますがGrapplingの世界でもエディー・ブラボーがグランドコブラをツイスターという名で使用してますから基礎がしっかりしていてゴッチさんが言う所の3Tが実践出来ていれば、かなり多くの技が掛かると思いますexclamation ×2
ちなみに自分が有効だと思うのは前田-ニールセン戦で使われた足関(アキレス腱固め)→ハーフボストンクラブですねexclamation似た使い方が空道の本でも紹介されてます指でOK
>先日管理人であるエムエンさんがあのビル・ロビンソンにフロント・フェイスロックのポイントを教えてもらっていました。

まさに温故知新。
フロント・フェイスロックという技は素晴らしかったですね。
僕もロビンソン先生から直接教わるまで、技のコツを間違えていました。
自分の解釈でも一瞬でタップを取れる決まり方ではありましたが、ロビンソン先生からフェイスロックを修正されると、よりタイトに絞まり、より相手に恐怖心を伴う激痛を与えられる拷問技に変身しました。
しかも鍵を掛けてしまうようになって、鍵をかけた瞬間にタップを取れます。
外されにくいどころか、抵抗すれば破壊されるだけという、ロビンソン先生のフロント・フェイスロックの素晴らしさには感動しましたねぇ。

>ここは技が好きな方もいると思うので競技で実戦的に使えそうなプロレス技は何か、ちょっと聞いてみたいのですが。

僕はまずブラジリアン柔術の人とスパーリングした時には腕十字を狙われると防御し、三角締めに移行するのを狙って、自分の首に相手の足が巻きついた瞬間、即パワー・ボムを仕掛けていました。

戦極のジョシュ・バーネットが吉田秀彦に決めたバックドロップも嬉しかったですね。そのテーズさんの必殺技はどちらも総合格闘技で使えます。
また、ジョシュ・バーネットはキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの技として、インディアンデスロックを披露していました。
KENさん
ジーン・ラーベルの本(THE ENCYCLEPEDIA OF FINISHING HOLDS)は私も所有していますが、プロレス技がたくさん載っていますね。
中にはそのままの形では実戦で使うのは難しいものもありましたが、少しアレンジを加えれば可能だろうと思わされました。

腕十字→キーロックというのは猪木が長州戦(5対5の時だったかな?)で使ってるんですよね。
昔のプロレスを見ると意外な技が出てきて興味深いです。

アシナシフェチさん
「凄技」にはキーロックの他にも監獄固め、テキサスクローバーホールド、8の字固めなんかも紹介されていましたね。
監獄固めは谷津の入り方はともかく、このビデオで紹介されているマサ斉藤式のトルコ刈りから入る方法ならば十分使えるでしょうね。

エムエンさん
フロントのインディアンデスロックは名著「バイタル柔道 寝技編」でも、二重絡みに対する対応策として紹介されてました。
そのまま極めてしまっては柔道では反則になってしまうので、後方に倒れることはせず立ち上がって相手の動きを制するのみでしたが…
膝十字を相手が防御してきた時にも、インディアンデスロックは使えそうですね。


プロレス技の中でも痛い技として定評があるのが足4の字固めですが、これもやりようによっては使えるでしょうね。
実際、アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ペケーニョ)は、自身の教則DVDの中で、柔術のデラヒーバ(右写真)に対するカウンターとして足4の字を紹介しています。
ルタ・リブレは元々ガチンコ志向のプロレスラー達が始めた格闘技という説もありますから、やり方を工夫すれば実戦で使えるプロレス技のバリエーションはまだまだあるかもしれません。
ウゴ・デュアルチなんかはよく技術セミナーで、ボディスラムを紹介していたようですし。
アシナシフェチさん、
ブラボーのその技はこのトピックの54番に動画を載せたことがあります(リンクはどう載せればいいのかしら?)。
アントニオ猪木さんもグラウンド・コブラツイストで極めるばあいは同じ方法で掛けていました。
さすが昔のレスラーは違うなと感心したことがあります。
ヒロ・マツダさんもよく使っていました。たぶん馬場さんも知識は持っていたんじゃないかな?
もともと日本のアマチュア・レスリングでは「地獄固め」というポピュラーな技ですし、
レスラー系の選手でこの技に執着し研究・研鑚する者が現れればブラボー選手のように決め技にできると思うのですが。
アキレス腱固め→ハーフ・ボストンクラブも研究研鑚次第で使えますよね。
どうしてもみんな「このスタイルでは使えやしない」という割り切りがあるようなのですが、何事も研究次第だと思います。偉そうですが(笑)。



エムエンさん、
パワー・ボムを仕掛けるあたり流石テーズの孫です!
あれも垂直に落としたら死に至る技ですからね。
モンスターマン戦の猪木さんは垂直気味に落としながらも、やはり致命傷を負わさない角度で落とし、配慮していました。
パワー・ボムの類似技でキラー・オースチン式のタイツをつかんで落とすドリル・ア・ホール・パイル・ドライバーがあります。
これも実戦的なのでは?と思っています。
ギを着用した相手になら帯をつかんで仕掛けられるでしょう。
オースチオン式は通常の仕掛けのように頭の天頂から落ちるのではなく、首がくの字のように曲がった状態で落ちるので極めて危険だったといいます。
バックドロップ、テーズが道場で若かりし三沢光晴選手に決めた低空&高速のバックドロップは即KOものだと思います。
自分は柔道の野村忠宏選手の裏投げがテーズの低空&高速バックドロップと実に似てると思っています。
またハーフ・ガードにインディアン・デスロックは有効かもしれませんね。
何にしろ足を絡める体勢は組技において頻繁に出ます。
先入見を捨ててインディアン・デスロックを研究する価値はあると思います。


ブロンコさん、
ラーベル本、驚いたのはマスカラスが使っていたリバース・ロメロ・スペシャルが載ってた事です。
自分はマスカラスがS52年ですか、園コロでJ鶴田と闘ったときの一本目のフィニッシュ、チキンウィングのようなストレッチ技ですね(画像参照)、
あれはサンボのスパーにて本気で使おうとしました。
決めるチャンスはなかったけれどあれは実戦技だと考えています。
自分ならグラウンドでのフル・ネルソンから自分の足を相手の首にかけ、そのまま臀部から倒れこむ動作をほぼ同時に行って決めに行きます。
猪木対長州の試合で腕十字→キー・ロックという仕掛けがありましたか。
そこを見逃さないところが流石です!
少なからぬ一般のファンはそんなところ特に気にも留めないでしょう。
何にしろブロンコさんのおっしゃる通りアレンジを加えれば、ルール・スタイル如何では使える技も多いと思います。
まあパワーや実力差が必要なことは否めませんが。
まずは好奇心を持ち、偏見を除去するのが肝要かも知れませんね。
鶴田vsマスカラスの1本目、実況ではレッグフルネルソンと呼ばれていたような記憶があります。
あと何かの雑誌か本ではリバース・ウインドミルストレッチと記載されていましたが、この呼び方は他では聞いたことがないですね。

これは佐々木健介のストラングルホールドと同系統(というかポジションをずらせば同じ技)なので、お互いを連携させて使えるでしょうね。
ストラングルホールドはダブルリストロックやクルックヘッドシザースからのコンビネーションとして使えますし。
ストラングルホールド自体は所謂“プロレス技”ではなくサブミッションとしてスチュ・ハートに教わったようですからね。

プロレス技の中にも実戦で使える技は決して少なくないのですが、仕掛けるための手順が多かったり、相手に防御されやすいという側面があるため淘汰されていったのでしょうね。
どうしても実戦においては仕掛けるのが簡単で逃げられにくい=極まる確実の高い技が選択されますから。
旗揚げ2〜3年目のパンクラスのフィニッシュがヒールホールドばかりだったのはそのせいですし、首を取れる場面でフェイスロックよりも絞め技が選択されるのもそのせいですよね。
逆に言えば、以前にも述べましたが、昔のキャッチでは絞めが基本的に反則だったからこそ首関節が発達したのだろうというのが自分の考えです。
まあでも今は首を狙うならチョークというのが当たり前になっていて、フェイスロック等の首関節の防御を知らない選手が増えているから逆に有効かもしれないですね。
総合の場合はグローブを着用しているのが難点ではありますが…
ストラングル・ホールドの類似技で昔のレスリングにあったダブルレッグ・ネルソンがありますね。脚で仕掛けるフル・ネルソン。
あの技について昔、流智美さんを介してビル・ロビンソンさんに質問したことがあります。
サブミッション・フォールを狙うものか、ピン・フォールを狙うものかというものです。
ロビンソンさんは後者だと教えてくれました。
八田一朗さんの『レスリング』にもダブルレッグ・ネルソンは載っていますけどプロアマ両方で使われていたピン狙いの技だったんでしょう。
それを極め技にしたのがストラングル・ホールドという感じでしょうか。

昔のプロレスをみるとクルスフィックスというポピュラーな技があり、この体勢からピンを狙う動きがありました。
あれなんかはダブルレッグ・ネルソンの名残りなのかもしれません。
ネルソン系の技は、田鶴浜さんじゃありませんが、最もレスリングらしい技という気がします。

初めまして

>>190でアシナシフェチさんが言われてる本ですが、ひょっとしたら僕が持ってる本かも知れません
これじゃないですか?
> マットさん

そうexclamation ×2それですよexclamation ×2懐かしいですぴかぴか(新しい)わーい(嬉しい顔)マットさん、ありがとうございました┏(_ _)┓

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