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中国史コミュの公孫龍 「白馬非馬」 1

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花見や釣りやウオーキングで忙しく、本業がなかなか進まない日々が続き、やっと落ち着いて取り組んでいると、懐かしい人物が顔を見せました。中国戦国時代の諸子百家の中の名家に属す公孫龍という人物です。「白馬非馬」の論で有名な人ですね。昔何かの本で少し読んだ程度なのですが、その時は随分面白い人物だと興味を持ったものです。思想史は私の分野でなかったので、そのまま忘れていました。そこで今回、ちょっと脇道に逸れて、公孫龍と名家について述べたくなりました。私より詳しい方は、たくさん居られると思いますので、又、トピックで補筆ください。

そもそも名家というのは、どういうものか?中国戦国時代の諸子百家の中で、儒家・道家・法家・墨家等と比べてあまり語られることのないのが名家である。中国思想は儒家や道家や其の他の思想にしても哲学的なもの論理学的なものは乏しいと思う。一つの命題を提起するのはよいが、それを理論的に解明するよりも、それを如何に実践するか、如何にそれを目指すかと言う事に力点が置かれているように思われる。其の中で唯一、概念を理論的に突き詰めようとしたのが名家であった。然るにその名家も真の論理学を打ち立てるには至らなかったようである。もし中国思想史の中で名家が大きな流れとなり、更なる論理を深めていく事が出来たならば、中国の歴史は大きな変化を遂げたのではないかと思う。

道家思想の根本である「無」を理論的に発展させて「無窮」乃ち無限の概念を発見したのが名家の先駆者析(紀元前550年頃〜501)であり、其の流れを受け継いだのが、時代が下って恵施、公孫龍である。
然しながら、名家は理論家と言うよりも、詭弁家の印象が強い。その代表的な話が『呂氏春秋』淫辞篇に出ているので紹介します。

空雄之遇、秦趙相與約。約曰、自今以来、秦之所欲為、趙助之。趙之所欲為、秦助之。居無幾何、秦興兵攻魏。趙欲救之。秦王不説。使人譲趙王曰。約曰。秦之所欲為、趙助之。趙之所欲為、秦助之。今秦欲攻魏。而趙因欲救之。此非約也。趙王以告平原君。平原君以告公孫龍。公孫龍曰。亦可以発使而譲秦王。曰。趙欲救之。今秦王独不助趙。此非約也

空雄の遇に、秦・趙相與に約す。約に曰く、「今自り以来、秦の為さんと欲する所は、趙、之を助く。趙の為さんと欲す所は、秦、之を助く。」居ること幾何も無くして、秦、兵を興し魏を攻む。趙、之を救わんと欲す。秦王、説(よろこぶ)ばず。人をして趙王に譲(せめる)めしめて曰く。「約曰。『。秦の為さんと欲する所は、趙、之を助く。趙の為さんと欲す所は、秦、之を助く。』今、秦は魏を攻めんと欲す。而るに趙因りて、之を救わんと欲す。此れ約に非ざるなり。」趙王、以て平原君に告ぐ。平原君、以て公孫龍告ぐ。公孫龍曰。「亦た以て使を発して、秦王を譲むべし。曰く。『趙、之を救わんと欲す。今、秦王は独り趙を助けず。此れ約に非ざるなり。』と。」

それほど難しい文章ではないので、通釈は省きます。問題は、ここで展開されている論理です。皆さんは公孫龍の言い分をどう評価しますか。なるほどと思われるか、少し変だと思われるか、皆さんの意見をお聞かせ下さい。

                            続く

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