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障害学コミュの現代思想2010年3月号 特集=医療現場への問い 医療・福祉の転換点で

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斉藤@AJF事務局です。

雑誌「現代思想」の最新号に掲載された杉本健郎さんインタビュー「「医療的ケア」が繋ぐもの」を読んでびっくりしました。
何カ所もありますが、一番、びっくりしたところを抜き書きします。

杉本 (略)脳の奧が黄染してしまって脳性麻痺になる人たちが、今三〇代、四〇代の中に結構な数おられると思います。しかしそれは今ではあり得ません。交換輸血を早期にやる中で、脳性麻痺にならないようになりました。(略)

杉本 そうですね。今の脳性麻痺と呼ばれる人たちは、本当に重い。(略)MRIが八〇年代の後半に出てきてからです。脳がないのですよね。つまり皮質も含めて、脳幹部が残っている程度の水無脳症になってししまっている。その子も基本的には生まれるまではきちんとした発育ができていたのですが、出てくるときに仮死状態になっていて、脳が潰れてしまうのです。そうすると三、四歳になると脳は水浸しになります。全部脱落して吸収される。そういう人たちに歩け、喋れというのは、不可能ではないかということです。

この号に掲載されたT・ポッゲ 的場和子訳「新薬開発 貧しい人々を除外すべきか?」の解説的な文章「南の国々から広がる地球規模疾病負荷(GBD)との闘い」を書きました。
僕の書いたところだけなら、6pなので立ち読みできると思いますが、上記の杉本さんインタビューはじめ非常に刺激的な内容の号なので、購入してじっくりと読んで下さい。

現代思想2010年3月号 特集=医療現場への問い 医療・福祉の転換点で
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791712099/ryospage03-22/ref=nosim/
インタビュー「医療的ケア」が繋ぐもの 杉本健郎・立岩真也
病苦、そして健康の影 医療福祉的理性批判に向けて 小泉義之
海図なき医療政策の終焉 猪飼周平
家族の余剰と保障の残余への拘留 戦後における老いをめぐる家族と政策の(非)生産 天田城介
精神医療に代わるもの フランコ・パザーリアと精神病院廃絶の思想 美馬達哉
人工内耳は聴覚障害者の歌を聴くか? 上農正剛
ヒポクラテスの切っ先 吉野靫
爛熟する生権力社会 「臓器移植法」改定の歴史的意味 小松美彦
新薬開発 貧しい人々を除外すべきか? T・ポッゲ 的場和子訳
南の国々から広がる地球規模疾病負荷(GBD)との闘い 斉藤龍一郎
予防接種という〈衛生〉 種痘の歴史の反照から 香西豊子
医療的ケアに踊る ALS-D 08-10 岡本晃明

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