秋月の乱コミュの細木数子さんの歴史番組に思ふ

　昨晩表題番組が放映されました

　幾つか疑問点がありました

　?吉田松陰の掛け軸

　「二十一回猛士」書とありました

　・彼の筆跡のやうに確かに見えます

　・彼が二十一歳の時のものださうです

　【疑問】

　《筆跡》

　・おそらく専門家に「筆跡鑑定」して頂ゐたと
　　思いますが
　　彼の癖に「不」と云ふ字ですが
　　縦の棒は大半が左側へはねる癖がありますが
　　テレビのものははねがありませんでした

　・まだ調べてをりませんが
　　彼が「二十一回猛士」を語りだしたのは
　　確か渡米未遂後のはずです

　　二十一歳の時のものと説明がありましたが
　　もう少し後の時期ではなかつたのでは
　　ないでせうか

　?彼が「討幕」の意識をもつ時期について

　《思想》

　・彼は当時危険な思想をもつてゐたからこそ
　　江戸送りとなり刑死云々の説明でした

　　彼が本当の意味で「倒幕」の意識をもつ
　　彼の人生の後半までは
　　毛利家の臣でありその延長線上に将軍家・朝廷が存在し
　　共に敬うことありきの考え方であり
　　あの報道内容では
　　彼が当初から「倒幕」精神の権化のやうに
　　聞こえるわけであります

　　これは明らかに違ひます

　?松下村塾生について［私見］

　《松下村塾生》

　・前回でも触れましたが
　　伊藤博文のやうに晩年自身の身分を考慮し
　　吉田松陰を軽蔑するやうな発言
　　並びに「私は先生に大したことを学んでいない」等と
　　失礼極まりない発言をしている伊藤を
　　松下村塾生の代表として紹介しています

　　北の政所等を侮蔑する勇気があるのなら
　　伊藤がどれぐらい卑怯者で狡猾であつたかを
　　触れてもらいたいものです
　　桂小五郎も然りです

　・本来なら松門を語るのなら
　　「久坂玄瑞　高杉東行　前原一誠」
　　彼ら三名を紹介すべきです

　　桂や伊藤等を紹介することを
　　藤寅は決して喜ばないでせう

　　彼らのやうな卑怯者ではなく
　　本当の彼の精神を引き継いだ彼ら三人こそ
　　松門を代表する門下生なのです

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　子燕

　