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カナダの歴史と政治コミュの今年話題の人物

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コミュ内全体

●カナディアン・プレスが選ぶ「今年話題の人物」

カナディアン・プレスが1946年から毎年選んでいる、その年最も話題となったカナダ人を表彰する賞である。

1946年 イーゴリ・グーゼンコ(ソ連のスパイ活動を暴露)
1947年 バーバラ=アン・スコット(世界フィギュアスケート選手権で初の金メダルを獲得。「カナダの恋人」と呼ばれた)
1948年 ウィリアム=ライオン=マッケンジー・キング(首相。史上最長政権を築いて引退)
1949年 ルイ・サンローラン(首相)
1950年 レスター・ピアソン(外務大臣)
1951年 レスター・ピアソン(外務大臣)
1952年 レスター・ピアソン(外務大臣)
1953年 レスター・ピアソン(外務大臣)
1954年 マリリン・ベル(16歳でオンタリオ湖を初めて泳いで横断)
1955年 レスター・ピアソン(外務大臣)
1956年 レスター・ピアソン(外務大臣)
1957年 ジョン・ディーフェンベーカー(首相)
1958年 ジョン・ディーフェンベーカー(首相。総選挙で歴史的大勝利)
1959年 ジョン・ディーフェンベーカーとジョーイ・スモールウッド(首相とニューファンドランド州首相)
1960年 ジョン・ディーフェンベーカー(首相)
1961年 ジェームズ・コイン(カナダ銀行総裁。下院で解任決議され辞任)
1962年 レアル・カウエット(社会信用党党首。ディーフェンベーカー内閣不信任に賛成し総選挙に追い込んだ)
1963年 レスター・ピアソン(首相)
1964年 レスター・ピアソン(首相。新国旗を制定)
1965年 ルシエン・リバール(136日間脱獄し司法長官を辞任させた)
1966年 ジョン・ディーフェンベーカー(進歩保守党党首辞任を拒否)
1967年 レスター・ピアソン(首相。建国百年祭を開催)
1968年 ピエール・トルドー(首相)
1969年 ピエール・トルドー(首相)
1970年 ピエール・トルドー(首相)
1971年 ピエール・トルドー(首相)
1972年 ピエール・トルドー(首相)
1973年 ピエール・トルドー(首相)
1974年 ピエール・トルドー(首相)
1975年 ピエール・トルドー(首相)
1976年 ルネ・レベック(独立派初のケベック州首相)
1977年 ルネ・レベック(ケベック州首相)
1978年 ピエール・トルドー(首相)
1979年 ジョー・クラーク(史上最年少39歳で首相)
1980年 テリー・フォックス(義足でカナダ横断マラソン)
1981年 テリー・フォックス(骨肉腫で死去)
1982年 ウェイン・グレツキー(アイスホッケー選手。1シーズン92ゴールの新記録)
1983年 ブライアン・マルローニ(進歩保守党党首)
1984年 ブライアン・マルローニ(首相。総選挙で歴史的大勝利)
1985年 スティーブ・フォンヨー(義足でカナダ横断マラソン)
1986年 リック・ハンセン(車椅子で世界旅行)
1987年 リック・ハンセン(車椅子で世界旅行)
1988年 ベン・ジョンソン(ソウル・オリンピック百メートル走で世界記録もドーピング失格)
1989年 マイケル・ウィルソン(財務大臣。米加自由貿易協定の責任者。翌年には「ミスターGST」と呼ばれた)
1990年 イライジャ・ハーパー(マニトバ州会議員。ミーチレイク協定を潰した)
1991年 ブライアン・マルローニ(首相。GSTを導入)
1992年 シャーロットタウン協定(人間以外では唯一の受賞)
1993年 キム・キャンベル(短命に終わった初の女性首相)
1994年 ジャック・パリゾー(独立派のケベック州首相)
1995年 ルシエン・ブシャール(ケベック連合党首。片脚を切断した独立派の闘士)
1996年 ドノバン・ベイリー(アトランタ・オリンピック百メートル走金メダル、9秒84の世界記録)
1997年 シェルドン・ケネディ(アイスホッケー選手。コーチの性的虐待を糾弾)
1998年 ジャン・クレチエン(首相。コンラッド・ブラック氏の一存で受賞)
1999年 ピエール・トルドー(元首相。この年に限り「20世紀話題の人物」)
2000年 ピエール・トルドー(元首相。この年死去)
2001年 ストックウェル・デイ(カナダ同盟党首。自党から激しく攻撃された)
2002年 ジャン・クレチエン(首相)
2003年 ポール・マーチン(首相)
2004年 ポール・マーチン(首相。25年ぶり少数政権)
2005年 ジョン・ゴメリー(スポンサーシップ事件調査委員会委員長)
2006年 カナダ軍(アフガン戦争で貢献。団体初の受賞)
2007年 RCMP(カナダ連邦警察。数々の不祥事が発覚)
2008年 スティーブン・ハーパー(内閣不信任を崖っぷちで凌ぐ)
2009年 スティーブン・ハーパー(サミットの記念撮影に遅刻)
2010年 ラッセル・ウィリアムズ(空軍大佐が下着泥棒・レイプ・殺人)
2011年 ジャック・レイトン(新民主党前党首)
2012年 ルカ・ロコ・マグノッタ(バラバラ殺人、遺体を政党本部や小学校に郵送)
2013年 ロブ・フォード(トロント市長)
2014年 パトリス・バンサンとネイサン・シリロ(イスラム教過激派に殺害された軍人)
2015年 ジャスティン・トルドー(首相)
2016年 ゴード・ダウニー(ロック歌手)
2017年 ゴード・ダウニー(ロック歌手)
2018年 フンボルト・ブロンコス(交通事故に遭ったジュニア・ホッケーチーム)


●「タイム」誌が選ぶ「今年話題の人物」

1995年 ルシエン・ブシャール(ケベック連合党首。片脚を切断した独立派の闘士)
1996年 ドノバン・ベイリー(アトランタ・オリンピック百メートル走金メダル、9秒84の世界記録)
1997年 ポール・マーチン(財務大臣。財政赤字を解消)
1998年 ルシエン・ブシャール(ケベック州首相。社会保障費を削減してケベック党の政策を転換させた)
1999年 連邦最高裁判所(同性愛者・先住民の権利について踏み込んだ解釈)
2000年 ジョン・ロス(ノーテル・ネットワーク会長)
2001年 ジョン・マンリー(同時多発テロに対処した外務大臣)
2002年 ポール・マーチン(財務大臣を解任されるも、巻き返し)
2003年 マイケル・レッチナーとマイケル・スターク(カナダ初の同性結婚)
2004年 マヘル・アラル(冤罪によりシリアで投獄・拷問された)
2005年 ジョン・ゴメリー(スポンサーシップ事件調査委員会委員長)
2006年 スティーブン・ハーパー(首相。13年ぶり政権交代)
2007年 カナダ・ドル(31年ぶりに米ドルより高価に)


写真左:バーバラ=アン・スコット。
写真中:ルシエン・リバール。
写真右:結婚式を挙げるマイケル・レッチナー(左)とマイケル・スターク(右)。

コメント(29)

管理人が予想する、2008年「今年話題の人物」は

スティーブン・ハーパー首相

です。ディオン党首が首相になっていれば間違いなく選ばれていたでしょうが。
対抗馬としてジュリー・クイヤールを挙げておきます。
 カナディアン・プレスは2008年「今年話題の人物」にスティーブン・ハーパー首相を選出した。新聞編集者・ニュース番組ディレクター133人が投票によって選出するシステムになっているが、ハーパー首相は総選挙に勝利し、その後政党助成金廃止を発表して野党を団結させ、内閣不信任一歩手前で史上初めて議会を停会した。また彼は先住民への同化教育について謝罪し、上院議員を首相の指名ではなく選挙で選出する改革を公約しておきながら18人の上院議員を指名して公約を反故にした。ほかにもキャドマン議員夫人に有利な生命保険を提示したとされる「キャドマン・ゲート事件」など、この1年はまさにハーパー首相中心に回った1年であった。彼はほぼ半数の64票を獲得した。
 2位は首相になりそこねた挙句、党首の座を引きずり降ろされた自由党のステファン・ディオン党首が35票。3位は、リステリア症を惹き起こしたメープルリーフ・フード社のマイケル・マケイン会長(ジョン・マケイン大統領候補が「親戚ではありません」とわざわざ公表した)が8票。4位はヘルズ・エンジェルズの顔役でベルニエ外相の元恋人、選挙期間中には暴露本を出版したジュリー・クイヤールが5票。5位は辞任したカナダ軍のリック・ヒラーと、緑の党のエリザベス・メイ党首が4票。7位は、クイヤールのアパートにNATOの資料を置き忘れて外相を辞任したマクシム・ベルニエ元外相が3票。8位は、ペイリン副大統領候補を偽電話で騙した「ジュスティシエ・マスケ」のマルク=アントワーヌ・オデットとセバスチエン・トルーデルが1票という結果となった。
管理人が予想する、2009年「今年話題の人物」は

 スティーブン・ハーパー首相

です。倒閣の危機を三度凌ぎ、記念撮影に遅刻し、ビートルズの弾き語りも披露しました。

対抗はミカエル・ジャン総督。ヌナブートを訪問し、アザラシの心臓を食べるパフォーマンスが話題を呼びました。ほかにもレコードを出したり、カナダで一番長い川がマッケンジー川ということを知らなくてクラークソン前総督に皮肉られたり、「国家元首」発言で物議を醸したり。
大穴として、豚インフルエンザを挙げておきます。
 カナディアン・プレスは、2009年「今年話題の人物」にスティーブン・ハーパー首相を選出した。ハーパー首相は2年連続の受賞となる。
 彼は2月に人気のあるオバマ大統領をオタワに招き、その後アメリカ、中国、インド、韓国を訪問した。倒閣の危機を三度凌ぎ、記念撮影に遅刻し、ビートルズの弾き語りを披露し、オズワルド暗殺写真の顔だけ差し替えたアイコラまで作られた。ハーパー首相は投票の24%を獲得した。
 2位は、NHLのフェニックス・カイオーツを買収してカナダに誘致しようとしたジム・バルシリー社長(19%)、3位はオンタリオ州ウッドストックで殺害されたトーリ・スタフォードちゃん(8歳)(11%)、4位はインフルエンザと懸命に戦ったデビッド・バトラー=ジョーンズ医師(11%)だった。
 カナディアン・プレスは、2010年「今年話題の人物」に、予想通りラッセル・ウィリアムズ受刑者を選出した。
 選考委員の一人で、ライアソン大学でジャーナリズムを教えるエイプリル・リンドグレンは、「彼が『今年話題の人物』に選ばれたのは、彼が偉大だからではなく、犯した悪の重大さゆえです」という異例の弁明を発表した。
 その年に大きな批判を受けた人が「今年話題の人物」に選ばれることはまれで、過去に犯罪者が選ばれたことは一度しかない。クリフォード・オルソン、ポール・ベルナルド、ロバート・ピクトンらの殺人犯は、選ばれていない。
 だが作家エリオット・レイトンは、それらの連続殺人犯は女王のパイロットではなかったと指摘した。
 1位のウィリアムズは、選考委員の29%の票を集めた。2位は、バンクーバー・オリンピックで延長のゴールを決めカナダに金メダルをもたらしたシドニー・クロスビーの15%、3位はスティーブン・ハーパー首相の9%だった。

 カナディアン・プレスは「今年話題の人物」選考にあたり、初めてYahoo! Canadaサイトでの一般投票を実施した。その結果は1位がクロスビーの21%、2位がウィリアムズの21%、3位がジャスティン・ビーバー(歌手)の14%だった。

●Vote for Canada's Newsmaker of the Year
http://ca.news.yahoo.com/vote-for-canada-s-newsmaker-of-the-year.html
ちょっと早いですが、管理人の予想する2011年「今年話題の人物」は、

ジャック・レイトン新民主党前党首

です。
例年本命のほかに対抗を挙げるのですが、今年は挙げません。
 カナディアン・プレスは2011年「今年話題の人物」に、moonbirdさんの予想通り、ジャック・レイトン新民主党前党首を選出した。得票率90%は、65年の歴史で最高のうちの一つである。
 何度も落選しながらトロント市議となり、連邦政界に転身すると、万年第四党だった新民主党を躍進させた。癌に冒され、余名いくばくもない身と知りながら、それを隠し今年の総選挙でカナダじゅうを駆けめぐった。新民主党は歴史的にケベックに基盤がないが、モントリオールで生まれた彼は、流暢だが下町の訛りのあるフランス語を駆使して、ケベックにオレンジ旋風を巻き起こし、同党をついに野党第一党にのし上げた。
 総選挙の直後に死去すると、市民は彼の死を悼み、連邦議会議事堂の前にオレンジ・クラッシュの空き缶を積み上げた供養塔を築いた。そしてナイアガラの滝とCNタワーは、オレンジ色のイルミネーションで照らされた。

 記者による投票で、次点はスティーブン・ハーパー首相の5%だった。ほかには、女性州首相たち、“Occupy Canada”運動、シーラ・フレイザー元会計検査院長官らが得票した。
 Yahoo!のオンライン一般投票では、レイトン前党首の得票は50%だった。以下ドン・チェリー(ホッケー解説者)16%、ハーパー首相10%、“Occupy Canada”運動9.5%という結果となった。
“o.Canada.com”がオンライン調査した「今年話題の人物」は、サッカー銅メダリストのクリスティン・シンクレア選手という結果となった。
http://o.canada.com/2012/12/05/christine-sinclair-for-canadas-newsmaker-of-the-year/
1.クリスティン・シンクレア(29.72%)
2.カーリー・レイ・ジェプセン(26.23%)
3.ルカ・ロコ・マグノッタ(14.44%)
4.カナダの市長たち(13.36%)

今年最も話題になった人物がルカ・ロコ・マグノッタ容疑者であることに疑いの余地はないが、カナディアン・プレスは例年、犯罪者には賞を与えない約束になっている。
今年はケベック州で、市長たちが何人も辞職する羽目になり、最後にはトロントのフォード市長まで失職し話題になったが、悪いことで話題になった人が受賞するのは稀であり、また一人ではないことがネックとなる。
カナディアン・プレスが賞を贈るのは圧倒的に政治家が多く、スポーツ選手は稀である。

管理人は、本命としてクリスティン・シンクレア、対抗にルカ・ロコ・マグノッタ容疑者、大穴としてペニー硬貨を挙げておく。
「今年話題の人物」は近日中に、カナディアン・プレスによって発表される。
 カナディアン・プレスは、2012年「今年話題の人物」にルカ・ロコ・マグノッタ容疑者を選出したと発表した。
 彼は今年5月、中国からの留学生林俊(リン・ジュン)さんを殺害し、死体を解体してその一部を食べ、またその様子を撮影し動画をインターネット上で公開した。さらに遺体の左足をオタワの保守党本部、左手をオタワの自由党本部、右手をバンクーバーのフォルス・クリーク小学校、右足をバンクーバーのセント・ジョージ校に郵送した。
 マグノッタ容疑者は、投票の22%を獲得した。2位は、ネットいじめを苦に自殺したアマンダ・トッドさんで、投票の18%を獲得した。
 3位は、ストライキに至ったNHLコミッショナーのゲイリー・ベットマン氏とNHL選手会長ドナルド・フェール氏で、投票の15%を獲得した。
 過去の受賞者には政治家特に現職総理が多いが、ハーパー首相が今年1票も獲得しなかったのは、ここ20年間なかったことである。自由党党首選に立候補したジュスタン・トルドー議員は4位で、投票の8%を獲得した。
少し早いですが、管理人の予想する2013年「今年話題の人物」は、

マイク・ダフィー上院議員

です。
パメラ・ウォリン上院議員・パトリック・ブラゾー上院議員と共同受賞するかもしれません。
対抗馬として、ノーベル文学賞のアリス・マンローを挙げておきます。
雑誌「マクリーンズ」は、2013年「今年話題の人物」にロブ・フォード市長を選出した。
http://www.torontosun.com/2013/11/28/mayor-rob-ford-named-macleans-top-newsmaker-of-2013
トロント・スター紙がアメリカで実施した世論調査は、ロブ・フォード市長の知名度がハーパー首相やキャメロン首相(イギリス)を大きく上回っていることを示した。
 カナディアン・プレスは、「2013年今年話題の人物」にトロント市のロブ・フォード市長を選出した。彼は投票の63%を獲得した。
 以下、2位は国際宇宙ステーションのクリス・ハドフィールド船長(16%)、3位は3人の上院議員(ダフィー議員・ウォリン議員・ブラゾー議員)とラック=メガンティック市のコレット・ロワ=ラローシュ市長(7%)、4位はネットいじめで自殺したレテイア・パーソンズさんとスティーブン・ハーパー首相(2%)、その他(4%)という結果となった。
「私たちは、ノーベル賞を受賞したアリス・マンローを愛していました。クリスティ・クラーク首相がBC州議会選挙に勝利したとき、私たちは驚いたものです。テレサ・スペンス酋長は、確かにムーブメントを巻き起こしました。」
と、バンクーバー・サン紙のエイドリアン・タナー副編集長は語った。
「しかしロブ・フォード市長は、今年メディアで最も悪名を馳せた、唯一にして他を寄せ付けない勝者です。」

 フォード市長は今年だけでなく、就任以来一貫してメディアの注目の的だった。2011年10月、CBCのメアリ・ウォルシュ記者が市長にインタビューするため自宅前で待ち伏せていると、市長は警察を呼んだが、その電話の中でFワードを使った。
 2010年8月に市会議員だったとき、彼のフットボール基金に献金を集める目的で市議会の便箋を用いたことが違法とみなされ、起訴されて2012年9月の一審で敗訴し、失職を宣告されたが、控訴してその後勝訴した。
 2013年3月、クラック・コカイン吸引の疑惑が報じられると、市長はその証拠のビデオを5000ドルと車と交換に入手しようとしたが、それが警察の手に渡ると一転して「泥酔していたようなので」と言い添えながら謝罪した。市長は辞任を拒否して、2014年市長選に出馬する意向を表明したが、市議会は11月、市長の権限と予算の大部分をノーム・ケリー副市長に移行する動議を可決した。市長はこれをイラクのクウェート侵攻にたとえ、クーデターだと非難した。
 2013年12月、テレビ番組で過去最悪の経験について尋ねられたとき、トロント・スター紙のダニエル・デイル記者が自宅の裏庭で写真を撮っていたことと語り、あたかも彼が小児性愛者であるかのようにほのめかしたが、実際には裏庭にいたという事実はなかった。

 カナディアン・プレスによる「今年話題の人物」は1946年に始まったが、その多くは政治家である。悪名高い人物は避けるという不文律があるが、フォード市長は悪名高い政治家という点で前例がない。
少し早いですが、管理人の予想する2014年「今年話題の人物」は、

ジュスティーヌ・デュフール=ラポワントとクロエ・デュフール=ラポワント姉妹

です。
今年最もインパクトがあったと思われる人物は、まず連邦議会銃乱射事件のマイケル・ゼハフビボー容疑者、次いでジアン・ゴメシ氏ですが、こんな奴らに受賞させたくありません。
デュフール=ラポワント姉妹の家族愛は、カナダ人の理想とするところではないでしょうか。ジュスティーヌのはじけっぷりもいいですが、個人的にはクロエがめっちゃ好みです。あせあせ
 カナディアン・プレスは12月20日、2014年「今年話題の人物」にパトリス・バンサン准尉とネイサン・シリロ伍長を選出したと発表した。
 パトリス・バンサン准尉は10月20日、ケベック州サン=ジャン=シュル=リシェリュの駐車場で、イスラム国に感化されたマルタン・クーチュール・ルーロー容疑者に車で撥ねられ、死亡した。
 ネイサン・シリロ伍長はその2日後、オタワの戦没者記念碑を警備中に、イスラム過激派のマイケル・ゼハフ=ビボー容疑者に射殺された。ハミルトンの自宅で飼い主を待つ犬たちの姿は、悲しみを増幅させた。何千人ものカナダ人が「英雄のハイウェイ」から2人を見送る姿は、殉職兵士がアフガニスタンから帰還して以来のことだった。
 2人は全85票のうち、23票を獲得した。これについてシリロ伍長の遺族は、コメントを拒否した。バンサン准尉の姉ルイーズ・バンサン氏は、葬式以来初めてインタビューに応じ、これを犠牲の大きさに対する敬意の表われと語った。
「それは初めは、家族の死だった。その後、私たちは弟の死が私たちだけのものではないと気づいた。」

 13票で次点になったのは、ゼハフ=ビボー容疑者を射殺した58歳のケビン・ビッカーズ守衛官と、「堕ちた偶像」CBCラジオ・パーソナリティのジアン・ゴメシ氏だった。ゴメシ氏の性的暴行の発覚は、これをきっかけに連邦政界でセクハラが横行していることが次々に暴かれるという、思わぬ副産物を生んだ。
 マイケル・ゼハフ=ビボー容疑者自身は、何度もトップ・ニュースとして報道されたが、「今年話題の人物」としての得票は非常にわずかであった。デイリー・ヘラルド紙のダレル・ミルズ氏は「これ以上彼にスポットを当てる理由は何もない」と切り捨てた。
 2013年「今年話題の人物」に選ばれ、トロント市長選出馬を取りやめたロブ・フォード前市長は、すっかり過去の人になった感があるが、12票を獲得し4位となった。これについてCKOMラジオのプロデューサー、デビッド・カートン氏は「人の生命にかかわることではなく、電車の残骸を見るようなものだ」と評した。
 失言でケベック党を総選挙で敗北させたにもかかわらず、党首選出馬を噂される「台風の目」の政治家ピエール・カール・ペラドー氏は、ケベックだけで10票を獲得した。


写真:ネイサン・シリロ伍長(左)とパトリス・バンサン准尉(右)
当コミュ管理人が2年連続で予想を大ハズレしてしまい、お詫びいたします。
m(__)m

撃った人ではなく撃たれた人を選ぶことには、疑問を感じます。カナダ人は、アフガニスタンで戦死したカナダ兵を何度もハイウェイで見送りましたが、作戦外で死亡した兵士を見送ることが非常に稀なのは理解しています。それでも、軍人と死を過剰に美化するこの国の体質は何とかならないだろうかと思います。
英雄とは、テロリストを撃ったり、金メダルやノーベル賞を受賞する人であって、自分がなぜ死ぬのか知らないまま一方的に殺された人ではないと思うのです。
まあ日本語メディアだから言える話であって、Yahoo Canadaにこんなことを書いたら大騒ぎになるのですが。
管理人が予想する、2015年「今年話題の人物」は

 ジャスティン・トルドー首相

です。2年連続で予想を外しましたが、今年は当てる自信があります。

対抗馬として、水死体が新聞に掲載されたアラン・クルディちゃん、大穴として、ニカブ訴訟原告のズネラ・イシャークさんを挙げます。世論調査では国民の大多数がニカブ着用に反発しており、外国生まれの移民である彼女がカナダの伝統を覆したというのは、カナダ人が最も嫌う行為であり、絶対に選出されないとは思いますが。
雑誌「マクリーンズ」は、2015年「今年話題の人物」にジャスティン・トルドー首相を選出した。
カナディアン・プレスは12月21日、2015年「今年話題の人物」にジャスティン・トルドー首相を選出したと発表した。トルドー首相は73票中64票を獲得して、2位以下を大きく引き離した。2位はアルバータ州のレイチェル・ノトリー首相(5票)、3位はトルコで水死したアラン・クルディちゃん(4票)だった。
ケープブレトン・ポスト紙のカール・フレミング編集長は「それは、コンテストではなかった。誰もがジャスティンを話題にしている」と語った。
CKRWラジオのリポータ、ティム・クチャラック氏はこう評した。
「史上初の、野党第2党の勝利。史上初の、親子首相。“Sunny ways”“Canada is back” “Because it's 2015”など、彼は今年最も引用されたフレーズとともに来た。」
管理人が予想する、2016年「今年話題の人物」は

  ペニー・オレクシアク選手

です。
リオ・オリンピック競泳で4つのメダルを獲得し、夏季オリンピックのカナダ最多記録(冬季オリンピックではシンディ・クラッセンがトリノ大会で獲得した5個が最多)を樹立するとともに、16歳でカナダ史上最年少の金メダリストとなりました。
カナディアン・プレスは首相に受賞させることが多いのですが、トルドー首相が選出された場合はつつしんでブーイングを送ります。
対抗として、マリヤム・モンセフ民主改革大臣を挙げておきます。
 カナディアン・プレスは12月22日、ロック・バンド「ザ・トラジカリー・ヒップ」のボーカルで作詞家のゴード・ダウニーを、2016年今年話題の人物に選出した。芸能人が選ばれるのは、史上初めてである。
 ダウニーは、投票の39%に当たる26票を獲得した。2位はジャスティン・トルドー首相の18票、3位はペニー・オレクシアク(水泳選手)とダービー・アレン(フォート・マクマレー消防署長)の8票だった。
 ダウニーは1964年オンタリオ州アムハーストビューに生まれ、1983年キングストンで「ザ・トラジカリー・ヒップを結成した。だがダウニーは2016年5月24日、極めて悪性の脳腫瘍「膠芽腫」を患っていることを発表する。それはフォート・マクマレー山火事の3週間後のことであり、多くのカナダ人に更なる衝撃を与えた。
 しかしダウニーは、不屈の精神で夏のツアーを始めた。チケットは飛ぶように売れ、入場できないファンのためにツアーの最終キングストンでのコンサートは、テレビ放送された。
 ダウニーはまた、かつて先住民の子供たちが両親から引き離され、全寮制の学校で英語での教育を強制された過去に心を痛めた。そして、寄宿舎から脱走して死んだチェイニー・ウェンジャック(享年12歳)を詠った歌を作り、先住民と非先住民との和解に努め、ゴード・ダウニー&チェイニー・ウェンジャック基金を設立した。
ペニー・オレクシアクと予想したのはまるっきり大ハズレでもなかったのですが、私はゴード・ダウニーを知らなかったし、対抗にも挙げていませんでした。来年も外したら、土下座して謝ります。
20の画像はマクリーンズ誌のもので、ペニー・オレクシアクの方が大きいのですが。まあ、テリー・フォックスを崇拝するような国民性ですからね。写真は今年話題になった人物たちですが、カナダ人でない人が若干名います。
ゴード・ダウニーは10月17日、膠芽腫のため死去した。享年53歳。
管理人が予想する、2017年「今年話題の人物」は

アレクサンドル・ビソネット容疑者

です。犯罪者には授与させない不文律があるのですが、今年はほかに思いつきません。
 カナディアン・プレスは12月19日、ロック・バンド「ザ・トラジカリー・ヒップ」のボーカルで作詞家のゴード・ダウニーを、2017年「今年話題の人物」に2年連続で選出した。彼は、47票(53%)を獲得した。
 2位はジャスティン・トルドー首相の11票(13%)、3位は新民主党のジャグミート・シン党首の10票(11%)だった。
 2016年に膠芽腫を患っていることを告白したダウニーは、2017年には公の場ではめったに見られなくなったが、それでも死がその歩みを止めるまで、精力的に活動を続けた。
 彼の特筆すべき活動として、カナダ史の暗部に光を当て、国民と先住民の和解に努めたことがあげられる。寄宿学校から脱走して餓死した先住民の少年チェイニー・ウェンジャックを歌った“Secret Path”は、2017年のジュノー賞「最優秀作詞賞」と「アルバム賞」に輝いた。多くのカナダ人にとって、これは彼の悲劇を初めて知る機会となった。
 ダウニーは、6月にオーダー・オブ・カナダ勲章を授与され、10月17日に死去した。
当コミュ管理人が2年連続で予想を外してしまい、お詫びいたします。
m(__)m
今年は、特に話題になる人がいませんでした。2年連続で受賞させるのには意表を衝かれたといいますか、カナダ人の国民性を考慮していませんでした。
私が推したアレクサンドル・ビソネット容疑者は、話題にもなりませんでした。
管理人の予想する2018年「今年話題の人物」は、思い切って、

  ジョン・マクドナルド初代首相

です。
その年亡くなった人物を選出したことはありますが、その年以前に亡くなっていた人物を選出した前例はなく(1999年は例外)、しかも管理人は2年連続で予想を外しているので、大きな賭けです。それでもこの人以外思いつきません。
銅像にペンキをかけられたり、撤去されたり、その名を冠した酒場が脅迫されたり、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」を地で行くような年でした。
対抗としてマクシム・ベルニエ人民党党首、3番手としてスコット・モイア&テッサ・ヴァーチュ組を挙げておきます。


図:キング首相が1939年、セントルイス号でドイツから逃れて来たユダヤ難民の入国を拒否した件について、トルドー首相は謝罪したが、キングの銅像は今も至るところに存在し続けている。だが先住民の寄宿学校を設立したマクドナルド首相は、銅像にペンキをかけられたうえ撤去され、差別主義者と罵られている。
 カナディアン・プレスは12月19日、2018年「今年話題の人物」にフンボルト・ブロンコスを選出した。団体が選出されるのは、2006年の「カナダ軍」、2007年の「RCMP(カナダ連邦警察)」に続き3度目。
 名門ジュニア・ホッケーチーム「フンボルト・ブロンコス」の選手・スタッフと運転手28人を乗せたバスが、サスカチュワン州ティズデールの交差点でトラックと衝突し、16人が死亡、13人が負傷した。そのほとんどは未成年者で、将来を嘱望されたホッケー・プレーヤーだった。負傷者の中には、半身麻痺に陥った者や、脳に深刻なダメージを負った者もいて、彼らの回復のストーリーもまた大きく報じられた。犠牲者を悼み、80か国以上の人々から1500万ドルを超える寄付金が寄せられた。
 CTVの編集主幹ドーン・ウォルトン氏は、次のように述べた。
「個人ではないが、チームとしてフンボルト・ブロンコスは、カナダ人であるということはどういうことなのかを定義した。」
 また「ピータボロー・エグザミナー」のケニー・ゴードン編集長は、こう述べた。
「この物語は国中に衝撃を与えた。単なる悲劇にとどまらず、その後のチームへの援助のあり方として。」
 フンボルト・ブロンコスは、129票中56票を獲得した。2位は、33票を獲得したクリスティア・フリーランド外務大臣で、トランプ政権とのNAFTA再交渉や、ファーウェイCEO逮捕とそれに関連するカナダ人身柄拘束で脚光を浴びた。3位は、12票を獲得したオンタリオ州のダグ・フォード首相だった。
当コミュ管理人が3年連続で予想を外してしまい、お詫びいたします。
 m(__)m
年の初めから亡くなっていた人を選出するのは、あまりに冒険的すぎました。
今年亡くなった人物を選出するのは、正直もう勘弁してほしいのですが。

NAFTA再交渉は、本来は国際貿易大臣の職務だと思うのですが、このポストに就いていたフリーランド外相がなぜか交渉に当たっています。よほど有能な人なのでしょう。

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