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星の王子さまファンクラブコミュの原画発見ニュースの謎

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コミュ内全体

 2006年4月末に挿絵発見の報道がされ、フランス・カン記念館にて公開されたと言います。
 発端はフランスの週刊誌レクスプレス誌が、コンスエロの遺産相続人フルクトゥウォーソ氏のインタビューを掲載したことによります。(2006年5月16日付読売新聞の記事。)

 2006年6月12日付共同通信では、

 サンテグジュペリの童話「星の王子さま」が祖国フランスで出版されてから今年で60年。名作の価値をあらためて見直す契機となり、フランスで展覧会や関連書籍の出版がめじろ押しだ。
 北西部カンの「カン記念館」は20日から、サンテグジュペリと妻コンスエロの間で交わされた書簡など150点を展示。多くはサンテグジュペリの死後、亡命先だったニューヨークから妻が持ち帰った品で、初公開のものも多い。
 パリ近郊の航空宇宙博物館は、サンテグジュペリの飛行機操縦士としての側面に光を当てる。第2次大戦中の1944年、消息を絶った際に乗っていた戦闘機の残骸(ざんがい)や遺品を24日から一般公開する。

 と伝えています。

 一部公開された画像を1943年レイナル・ヒッチコック初版原書の挿絵と比較・確認の結果、原画であることは間違いなさそうです。一見、本の挿絵とは違い、彩色も雑に見えます。描線については原画にほぼ忠実に再現されていますが、彩色については挿絵原版作成時に修正・加筆(原画は彩色を指示したもので、新たな彩色が施されたと言った方が正しいかもしれません。)が行われた模様です。つまり原画=原版ではなかったということです。詳細が判明しましたらご報告します。(フランス・カン記念館において挿絵原画が公開されたらしいのですが、ご存じの方はご一報いただけると助かります。)
http://www.consuelo-de-saint-exupery.com/evenement.htm

コメント(14)

星の王子さま総覧の、青いキツネさんのページが更新されました。
http://www.lepetitprince.net/sub_2006Fr/2006fr.html
やはり、フランスに行かれたみたいです。
問題の原画は、「渡り鳥にぶら下がって旅立つプリンス」と「塀の上でヘビと話するプリンス」の2点だけだったみたいです。画像をアップしてくれるのが楽しみです。
挿絵の画像は撮影禁止だったとのことで、公開はしないそうです。
物語・論文・エッセー トピックに青いキツネさんの紹介があります。
星の王子さまガウンの色について

星の王子さまのガウンの色が青から緑に変わった件について、
星の王子さまのコミュニティへの投稿を抜粋します。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13493008&comm_id=2339

アメリカのレイナル・ヒッチコック社から1943年に出版された当時の挿絵が、
現在の緑色のガウンです。
この本が唯一サンテグジュペリが目を通した本なので、
原画に近いものだと思います。
(今年、原画発見のニュースがありましたが、正装の王子さまの原画は公開されていませんし、現存するかどうかは不明です。)

青色に変わってしまった理由は、
フランスでガリマール社から出版される際に、
レイナル・ヒッチコック版の挿絵が使えなかったために、
模写が利用されたのですが、
その際に色も変わってしまいました。
なぜ緑から青き変わったかは不明ですが、
当時の出版事情によるものでしょう。
(印刷コスト等の問題、当時の編集者がレイナル・ヒッチコック版にこだわらなかった、あるいは意図的に青を選択したのかもしれません。)
日本で初めに岩波から出版された際には、ガリマール版をもとにしましたので、挿絵もガリマール版を踏襲しました。
翻訳者の内藤さんは当初、この挿絵がオリジナルだと思っていたようです。

青色のガウンの本をお持ちの方は、
現在出版中の挿絵と見比べてみてください。
ガリマール版がレイナル・ヒッチコック版の模写であることが分かるはずです。

参考
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~smtasai/chanomi.html


現在日本で出版されている翻訳の挿絵は、辛酸なめ子さん訳を除いて、
すべてレイナル・ヒッチコック版の挿絵です。
殆どの挿絵はサンテグジュペリ権利継承者(ダゲイ氏)より
提供されたと断っていますが、もとはレイナル・ヒッチコック版です。
原版がオフセット印刷の原書ですから、よく見ると網点(製版時にできる小さい点のあつまり)で図版が荒くなっています。

レイナル・ヒッチコック版でも、刷番号やロット、英語版・仏語版などで、若干印刷に違いが見られます。
レイナル・ヒッチコック版もサンテックスの原画を直接写真製版したのではなく、トレースや修正加工して原版がつくられたものと考えられます。
つまり、原画=原版ではなくて、挿絵用の原版図がつくられたということになります。(その原版図は現存しません。)製版時の修正もあるでしょう。
(僕も最近まであの水彩調の挿絵が作家本人の原画だと思っていましたが、少なくとも挿絵の一部は初版本用に新たにトレース・彩色されたものです。)


1943年〜1946年当時の印刷技術というと、
かなり遅れていたという印象ですが、
カラーによる写真製版も一般的でした。
カラー写真というものはまだ一般的な技術ではありませんでしたが、
3原色(赤・青・黄)と黒の色分解を写真の技術で行っていたわけで、
原画があれば、写真製版で複製できたはずです。
(もちろん今のようにコンピュータで処理するわけではないですから、様々な修正や微妙な刷り加減などが必要だったでしょう。)
ですから製版の技術的問題で違う挿絵になったというのは違うと思います。

これは僕の想像ですが、著作権等の関係でレイナル・ヒッチコック版の原版図がそのまま使えないのと、予算等の関係で巧い模写と複製が出来なかったのだと思います。
色についてはおそらく編集者が青がいいと思ったのではないでしょうか。

編集者がレイナル・ヒッチコック版を見ていなかったとは思えません。(当時の印刷にムラがあったとしても、イエローのインクが切れない限り、緑が青にはなりません。)原画(サンテックス自身による)を知らなかったか、ガリマールの独創性を打ち出したかった(その後出版権でレイナル・ヒッチコック社と訴訟問題になります。)ためではないじょうか。

ちょっと極論だと思いますが、
実はサンテックスの原画が青だった(緑より青に近かった)
ということだってまったく否定は出来ません。
ガリマール版が模写と言いましたが、
もしかするとレイナル・ヒッチコック版よりも模写が雑だっただけで、原画から模写した可能性がまったくないわけではありません。
(もっともサンテックスの原画がガリマール社に渡る可能性は低いでしょう。コンスエロの遺産相続人のフルクトゥオーソ氏が原画を所有していると主張しているのですが、だったらすべて公開して欲しいものです。これまで氏は挿絵はないと主張し続けたあげく、少なくとも原画数点は売却してしまっています。そしてそれらの挿絵は一見、本の原画には見えない代物でした。青いキツネさんがフランスで公開された挿絵2点もご覧になったそうですが、それも本の挿絵とは違って見えたとおっしゃっています。本の挿絵そっくりの原画を所有していたのなら、ばら売りなどしなかったでしょう。)

可能性があるなしでいうなら、ガリマールの編集者が見たレイナル・ヒッチコック版の本の挿絵が、インク切れのミスプリで青いガウンだった、なんてことも絶対にないとは言いきれないですが……。
(現実に僕の手元にあるレイナル・ヒッチコックの第7刷は、青のインク切れで、薄い黄緑色になっています。)

いずれにしても、当時は挿絵やその色にそれほど重点を置いていなかったことは間違いありません。
挿絵は青緑?

上の画像、左より青いガウンが岩波旧版、レイナル・ヒッチコック1943年第1刷、同初版第7刷のミスプリです。
星の王子さまの原画、山梨県で発見 世界で6点目

2007年04月04日06時23分 asahi.com
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200704030354.html

世界的なベストセラー、サンテグジュペリの「星の王子さま」の挿絵の原画が山梨県内の美術館所蔵品から見つかった。サンテグジュペリの自筆で、47点あるとされる原画はほとんど行方が分からなくなり、発見された原画は今回を含め世界で6点だけ。日本では初めてだ。

日本で見つかった「星の王子さま」の挿絵の原画(上)と初版本
 所蔵していたのは、世界の絵本作家の作品を紹介する美術館「えほんミュージアム清里」(山梨県北杜市)を主宰する渋谷稔さん(60)。94年、東京で開かれた古書市で見つけ、20年近くサンテグジュペリを研究してきた中村祐之さん(55)が調べた。
 その結果、(1)裏面に初版本に掲載する範囲が鉛筆で指定されている(2)初版本と同じページ数が記載されている(3)サンテグジュペリが愛用した薄い「オニオンスキン紙」が使われている、などの特徴があった。
 A4判ほどの大きさの紙に描かれていたのは、王子さまが巡る「四ばんめの星」の「実業屋」。書類に目を通すのに忙しく、王子さまが来ても頭を上げようとはしない。
 フランスから来日したサンテグジュペリのおい、フランソワ・ダゲーさん(81)も保存状態がいい原画の発見に満足そうだ。
 「星の王子さま」は第2次大戦中の43年、米国で出版され、日本では53年、仏文学者の故内藤濯(あろう)氏の訳で岩波書店から刊行された。販売部数は世界で8千万部を超えたと言われ、著作権が切れた05年以降、日本では新訳の出版が相次いでいる。
 原画は、今月25日から東京・銀座の松屋で開かれる「サン=テグジュペリの星の王子さま展」で公開される。


実業屋の挿絵が、日本で見つかったそうです。
星の王子さま展 松屋銀座 で公開されることは聞いていましたが、新聞発表を待っていたんですね。
これもフルクトゥウォーソ氏が換金処分した原画の一部なのでしょうか。
94年とは、随分昔の話ですが……。

星の王子さま展の招待券をプレゼントします。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=11585411&comm_id=1456017
昨日サンテクジュペリの甥のダゲー氏の会見があったようです。
毎日新聞でも報道されました。

挿絵原画発見の顛末を日記に書いてみました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=395086575&owner_id=4093121
星の王子さま展 のトピックにもかきましたが、
http://mixi.jp/view_event.pl?id=16322283&comm_id=1456017

今回の実業屋の挿絵は、ほぼ原画と判断できると思います。

展覧会の照明はおとしてありましたが、
テレビ公開の画像と図録の画像より、レイナル・ヒッチコック初版本と照合しました。

描線が一致することに加えて、実業屋の指さす文字・数字の鮮明さや2重になっている描線などの一致から、トレースされた挿絵画像の原画とみるのが妥当です。

マットのサインについては作家本人のものと思われますが、
確証はありません。
(美術品のサインの贋造は、思いのほか多いものです。)
●「星の王子さま」作者自筆の挿絵北杜で展示


 童話「星の王子さま」で知られるフランスの作家、サンテグジュペリの同作品に登場する自筆の挿絵が、北杜市高根町清里のえほんミュージアム清里で公開されている。

 公開されているのは、主人公の王子が訪れた、実業家の住む星の様子を描いた水彩画。茶色を基調に優しい筆使いで、机の前に座った実業家が真剣な表情で数字の並ぶ書類に目を通している姿がいきいきと描かれている。

 この挿絵は同ミュージアムを主宰する渋谷稔さんが1994年、東京で開かれた古書市で見つけ、約120万円で購入した。07年までに来日したサンテグジュペリのおいや研究者によって〈1〉紙についたシミの成分がほかの原画と共通している〈2〉作家が愛用していた紙を使用している―ことなどから原画と鑑定された。

 今回の展示は原画と鑑定されて以来初めてで、ほかにも「星の王子さま」の初版本や挿絵の複製版画など約50点を展示している。

 展示は4月14日まで。開館は午前9時半から午後5時半まで。火曜日は休館。大人700円、子ども400円(飲み物付き)。問い合わせは同ミュージアム(0551・48・2220)へ。

(2008年3月16日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080315-OYT8T00681.htm

えほんミュージアム清里 ■所蔵原画展 2008.3.2(日)〜4月中旬
http://www.ehonmuseum-kiyosato.co.jp/

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星の王子さまの原画(実業屋)は、昨年「星の王子さま展」(全国巡回)で公開されたものです。
「星の王子さま展」では、照明が暗くてよく見えなかったので、今回の展示はよいかもしれませんね。
サンテグジュペリ撃墜パイロットの証言ニュースで、
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=11714428&comm_id=1456017
今回の展示もにわかに注目されたようです。
挿絵原画その後の考察

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の
星の王子さま のページがかなり更新されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%81%95%E3%81%BE

青いキツネさんの「星の王子さま総覧」の
挿絵原画のページにも詳しく解説されています。
http://www.lepetitprince.net/sub_originaldessins/OrigiPicture.html

挿絵に関するWikipediaの記述は、青いキツネさんもしくは「星の王子さま総覧」のページを参考に書かれていると思います。
かなり詳細に論じられていますので、参考になると思いますが、
少し気になるのは、6点目の原画についてです。
2007年に全国巡回した「星の王子さま展」で原画として出品された実業屋の挿絵です。

多数描いた習作のひとつであるか、本物の「挿絵原画」であるかは、軽々に論じられない事情がある。47点の「原画」は世界中の愛好家が注目するところであり、慎重に検証を進める事が望まれる。(Wikipedia)

多数描いていた習作のひとつであるか……
というところなのですが、
この挿絵は、多数の習作の一つではないと思います。
何故なら、
初版本の挿絵と描線が完全なまでに一致するからです。

つまり、
この原画と呼ばれている挿絵は、
本の挿絵原画として初版の出版社によってトレース(薄紙を上において写し取ること)された本物か、
逆に、誰かが故意に、
本物の原画からトレースした巧妙な贋作だということです。
(本の挿絵よりも細かい描写があるので、おそらく本の挿絵からのトレースではないと思います。)

習作というのであれば、ここまで描線が一致するとは思えません。
(本の挿絵からは判別不能な数字や文字の描線まで一致するので、僕は原画または原画のトレースだと思っています。)
サンテグジュペリ自身が、ここまで正確にトレースするということは考えにくいので、
第三者が原画から正確にトレースしたものか、
サンテグジュペリ自身の手による原画だと考えるのが自然です。

ただし、多数の習作原画があることも事実ですし、
おそらくサンテグジュペリ自身も下書きのデッサンから、トレースして習作や原画を描いていたのだと思います。(オニオンスキンペーパーというのは、その名の通りタマネギの皮のようなトレースにも適した半透明の薄紙です。)

また、コンスエロの遺品の中にあり、フルクトゥオーソ氏が認めている原画は5点です。5点とは売りに出された写真の3点および公開された前述の2点(その他の原画も売り出した可能性はある。)のことです。
原画のすべてがコンスエロの手にわたったという確証もありません。
つまり、
サンテグジュペリの遺品としてコンスエロの手にわたる前に、
第三者にわたっていた挿絵原画があってもおかしくないのです。
(枠のマットのサインが本物だとすれば、生前サンテグジュペリ自身が誰かにプレゼントしたという仮説も成り立ちます。ただしこのサインが本物だという確証もありませんし、当初からサインとともに巧妙につくられた贋作という可能性はあります。)

僕がTBSに問い合わせた際、
担当者は、原画であることの判定基準として、
マットに隠れた部分に、他の原画とされる挿絵と同様の染みがあると話してくれました。
「デッサン集成」に収録されている、
「積み重なる象」「狩人」と「砂漠のバラ」の余白にある染みのことだと思います。
いずれの作品にも同じような染みがありますから、
これら3点の作品と照合すれば、今回の作品の真贋ははっきりするでしょう。もっともフルクトゥオーソ氏自身が所有していた中の一点であるなら、ご本人に確かめるのが一番早いわけです。
(更に穿った見方をすれば、フルクトゥオーソ氏所有の挿絵すべてが贋作ということも考えられなくはないのですが……。)

「星の王子さま展」の際に、サンテグジュペリのもう一方の遺産相続人である、
ダゲイ氏を日本に招いて記者会見までしたわけですが、
当時TBSの担当者は、原画所有を公表していたフルクトゥオーソ氏の存在を知らないとのことでした。

そして、会場には
「まだ発見されていない原画がどこにあるのかについては、今も謎のままである……。」
という説明書きがありました。これはあきらかな取材不足、もしくは事実の隠蔽です。(そうでないのならば、少なくとも当時公表されていた原画について言及すべきですし、フルクトゥオーソ氏に確認もしないというのはおかしな話です。)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~p_prince/le_petit_prince_club_prive/question.html#genga
初版本の挿絵について

当初リトグラフ(石版)刷りとの見解もあったようですが、この本の挿絵は初版からハーフトーン(網点)スクリーンを用いたオフセット印刷が利用されたと考えられます。(英語ではオフセットリトグラフというところが混乱のもとですが。)色ごとに版をおこすリトグラフではなく、原図を大型のカメラで撮影する、網点とカラーフィルターを用いた手法です。4色に色分解して版をつくる現在の印刷(デジタル技術が利用される以前)に近い手法がとられたものと思われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%B2%E7%82%B9
ですから、サンテグジュペリの原画がそのまま製版に値するものだったら、
わざわざ原画をトレースして原版図・版下をつくる必要はなかったわけです。
おそらく、
サンテグジュペリの原画は色づかいなど荒すぎるということで、編集者がそのままではなく、
一度専門家にトレースさせて彩色し、修正した原版図をつくらせた方がよいと判断したのでしょう。
(そのトレースされた原版図・版下が1枚だけなのか、色などに応じて複数枚作成されたのかは不明です。)そもそも製版に使用された原版図・版下は発見されていません。正直なところ当時の印刷技術・工程自体に詳細不明の点が少なくありません。印刷の過程で微妙な修正や色合わせも行われたようで、版や刷番号によって色合いや図版の細部が微妙に変化しています。また4色4版で刷る際に、位置あわせがうまくいかずにズレが生じたり、インクの濃淡にもムラがあったようです。

挿絵によって、あきらかにプロの挿絵画家による描画(模写?)も認められます。
また、挿絵によっては色のつけかたなどに違いがあります。水彩調でグラデーションの美しいものから、明らかに手描きではなく印刷的(ベタ塗りや境界での彩色処理など)なものまで様々です。
いかにも印刷的な挿絵の原版は、色の版をあとから作成もしくは修正したものではないでしょうか。
挿絵によって丁寧さや粗雑さも一定ではありません。この本の47点の挿絵原版の作成は、一人ではなく複数の人の手によって仕上げられたものと推察します。

ただ1943年のレイナル・ヒッチコック版の挿絵は、サンテグジュペリの原画のイメージを上手くひきだしたものであるといえます。(粗雑に見える挿絵があるのは、逆に忠実に原画のイメージを再現しようとしたからだと言えます。)

1945年(公式には1946年)に出版されたフランスのガリマール版は、
こうした点での配慮はほとんどなかったと言えます。
ガウンの色が緑ではなく、青だったという点以外にも、すべての挿絵があきらかに違った模写となっています。
両者を比較すれば、どちらが繊細か、オリジナルに近いかは明らかです。

上の写真3点は、私の所有する初版本の挿絵です。左から、1943年レイナル&ヒッチコック社フランス語版初版第1刷、1945年ガリマール社フランス語版初版第1刷(Le 30 NOVEMBRE 1945 この本には155番という連番号が打たれています。おそらく日本に現存するガリマール版の最も初期のロットでしょう。)、レイナル&ヒッチコック社フランス語版初版第7刷シアン(青)のインク切れによるミスプリントです。
「星の王子さま」の挿絵原画、フランスで競売に

【2014年12月2日 AFP】世界中で愛されている童話「星の王子さま(The Little Prince)」の挿絵の原画が、フランス・パリ(Paris)で9日に開かれるオークションに出品される。競売会社アールキュリアル(Artcurial)によると、予想落札額は40万〜50万ユーロ(約5900万〜7400万円)という。

 作者アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(Antoine de Saint-Exupery)の署名入りの水彩画は、1943年に出版された初版17ページに掲載されていた挿絵の原画で、縦21.3センチ、横23.9センチ。「星の王子さま」が住む小惑星「B612」を発見したトルコ人の天文学者と、数式や図形などが書き込まれた小さな黒板が描かれている。

「星の王子さま」は、フランスの小説家で飛行士でもあったサンテグジュペリの代表作。270超の言語に翻訳されており、アールキュリアルは「聖書の次に世界で広く読まれている書籍」と評している。

 複数の寓話で構成された「星の王子さま」は、砂漠に不時着した飛行機の操縦士に、小惑星からやってきた王子さまが、それまで旅をしてきた星々について語る物語。初版は1943年に米ニューヨーク(New York)で英語版とフランス語版が出版された。

 サンテグジュペリは1944年、偵察飛行の任務中に行方不明となったため、第二次世界大戦後の1946年に母国フランスで「星の王子さま」が初めて出版された際に立ち会うことはできなかった。(c)AFP
「星の王子さま」の水彩挿絵原画、1640万円で落札

2016年06月01日 09:26 発信地:パリ/フランス

http://www.afpbb.com/articles/-/3088972


【6月1日 AFP】世界中で愛されている童話「星の王子さま(The Little Prince)」の水彩の挿絵原画が5月31日、仏パリ(Paris)で競売にかけられ、13万3200ユーロ(約1640万円)で落札された。パリの競売会社アールキュリアル(Artcurial)が明らかにした。

 競売には6人が入札。カタログ記載価格の2倍以上での落札となった。

 落札された原画は「星の王子さま」が砂漠に立ち、身に着けたスカーフと髪が風になびく様子が描かれている。作者で飛行士のアントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(Antoine de Saint-Exupery)によるこの本の米国での初版に使用されたもの。

 作者はドイツのフランス侵攻後に米国に脱出。その米国で1942年にこの本を書き、初版は1943年に出版された。「星の王子さま」は270の言語に翻訳され、全世界で1億4500万部が売れている。

 サンテグジュペリは1944年7月31日、戦時中の任務で離陸直後、マルセイユ(Marseille)近くで行方不明となった。(c)AFP

星の王子さま関連 ニュース
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1456017&id=30094122
サン=テグジュペリの「星の王子さま」水彩画2点が6500万円で落札
http://www.lefigaro.fr/culture/encheres/2017/06/14/03016-20170614ARTFIG00287-dessins-inedits-et-aquarelles-originales-du-petit-prince-se-sont-envoles-aux-encheres.php

フランスの作家「サン=テグジュペリ」が、「星の王子さま」(Le Petit Prince)の主人公を描いた水彩画2点が、52万200ユーロ(約6500万円)で落札された。

フランスの日刊紙「ル・フィガロ」LE FIGARO は14日(現地時間)によると、パリのオークション会社「アールキュリアル」Artcurial で開かれたオークションで、A4用紙サイズのサン=テグジュペリの作品が29万4200ユーロで落札されたと報じた。この作品は、王子さまが日没シーンを眺める姿を描いている。王子さまが、草の上につっぷした姿を描いた他の作品は、22万6000ユーロで落札された。

同オークションにおいて、サン=テグジュペリの手紙やイラストなどとともに出品された。
https://www.artcurial.com/en/asp/results.asp?salelist=3101+++&viewtype=all&displaytype=DescriptionImages&Display2=View+Results

https://www.artcurial.com/en/asp/fullCatalogue.asp?salelot=3101++++++81+&refno=10601572

https://www.artcurial.com/en/asp/fullCatalogue.asp?salelot=3101++++++82+&refno=10601569

これらの原画も、コンスエロのトランクから出てきた物なのでしょう。
前回のオークションの二倍ほどの値段で落札されています。
原画は経年変化により、かなりセピア色に変色しています。
(元の色が不明とさえ思われるほどです。100年以上経っても原色をとどめる水彩画もありますから、保存状態が悪かったのと絵の具の質もよくなかったのでしょう。)
しかしながら、原書ではモノクロだった、入り日を眺める王子さまのマフラーの色は、髪の毛と同じ黄色だったことが分かります。
上記詳細画像を原書初版第一刷と比較すると、花びらの数など細部に違いが見られます。
ただし、書籍からのコピー(複製)というには、原画の描き込みが入り組んでいたり、彩色がむしろ雑な点も見られます。
風にたなびくマフラーなどのカープも書籍の方がなめらかです。
これらのことからも、原画をトレースなどして書籍原版をつくったことは、ほぼ間違いないと言えるでしょう。

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