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ユング心理学研究会コミュの2016年11月10日(木)ユングスタディのご案内

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ユング心理学研究会から、2016年11月10日(木) に開催予定のユングスタディのご案内です。

2016年(後期)テーマ  
「ユング 『黄金の華の秘密』 への注解を読む」(全4回)

進行役:白田信重、山口正男、岩田明子(ユング心理学研究会)

 今年前期スタディでは論文「心的エネルギー論について」(1928年)を読み進めてきましたが、この論文が書かれたまさにその年、ユングにたいへんな衝撃を与えた一冊の本がありました。
中国の道教のテキスト『黄金の華の秘密』です。ユング後半生における東洋研究、錬金術研究、キリスト教研究は、この出会いから始まることになります。

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
1959年
私はこの本(『赤の書』)に16年間にわたって取り組んだ。1930年に錬金術と出会ったことが、私をこの本から遠ざけた。終わりの訪れは1928年にやって来た。そのときヴィルヘルムが、錬金術的な性格の小冊子『黄金の華』のテキストを私に送ってくれたのである。その本の内容に現実への道筋を見出し、私はもはやこの本に再び取り組むことができなくなった。…
             (ユング『赤の書』邦訳テキスト版 p.645、河合俊雄監訳、創元社 2014.8)
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 出会いの翌年となる1929年、ユングは『黄金の華の秘密』ドイツ語訳出版の際に、この書への詳細な注解を寄せます。後期スタディではこの注解を取り上げることで、ユングの人生中盤に起きた大きな思想的変化を読み解き、そこからユング思想についての全体的な見取り図を模索していきたいと思います。

ユング、ヴィルヘルム共著『黄金の華の秘密』 湯浅泰雄・定方昭夫訳、人文書院、1980.3

 上記テキストのうち、ユング自身の著作となる部分を主に取り上げます。
   第二版のための序文 p.7-10
   リヒアルト・ヴィルヘルムを記念して p.13-30
   ヨーロッパの読者への注解 p31-111
   ヨーロッパのマンダラの例 p.112-122
 テキストを持っていなくても参加できますが、持参することを推奨します。

■ 参考テキスト
 上記邦訳のドイツ語原文、並びに英訳文を参考にします。いずれも全集版です。
 必要と思われる部分について抜き出し、取り上げる当日に参加者に配布します。

■ 進行スケジュール(仮)
 9月  オリエンテーション
     「第二版のための序文」p.7-10
     「リヒアルト・ヴィルヘルムを記念して」p.13-30
 10月 注解「序論」p31-51
 11月 注解「基礎概念」「道の諸現象」p.51-82
 12月 注解「対象からの意識の離脱」「完成」「結論」p.83-111
    「ヨーロッパのマンダラの例」p.112-122


第3 回 11月10日(木)
 
 10月6日の第2回スタディでは、「注解」の序論(p31-51)を取り上げました。ここでユングは、20世紀初頭の西洋におけるカウンターカルチャー運動を念頭に、東洋の瞑想法をただそのまま模倣することの危険性を指摘し、自らが拠って立つ西洋の伝統の上に東洋の知恵を発展させていくべきとします。西洋が知性に与えている高い地位に「第三の心的知能」をつかせることで、よりいっそうの発展の可能性がある、という示唆もありました。
 また、自身の臨床経験と東洋的瞑想との共通点を指摘し、東洋思想の理解に心理臨床の知見が助けになるとしています。人生の重要な問題は原理的には解決しない、ただ成長することによって乗り越えられるだけである。そしてその成長は、その人の持つ「暗い領域」からやってくるものを受容することによって行われる。やってくるものに対して、批判を交えずにただ受け取ることこそが、我々にとっての「真の技術」である、とユングは述べています。短い中にユングの個性化過程論や治療論が凝縮している、大変重要な箇所でありました。

 11月の第3回のスタディでは「基礎概念」「道の諸現象」(p51-82)を読んでいきます。ここでは東洋の瞑想における諸現象と、いわゆる個性化過程の諸象徴との一致が指摘され、東洋的瞑想の持つ心理学的意味が説明されていきます。マンダラ、アニマ・アニムスなどの、ユング心理学ではお馴染みの用語も登場しますが、それらの用語の持つ意味も改めて再検討します。また、次回は特に訳語が重要になりますので、ドイツ語原文・英訳文をしっかり確認しつつ、読み進めていきたいと思います。
進行役:白田信重、山口正男、岩田明子(ユング心理学研究会)

インストラクター: 白田 信重
・ 「白田石材店」代表取締役社長。当研究会会長代行。
・浅草で 100年の老舗石材店「白田石材店」の第四代目社長。早稲田大商学部卒。

【事前お申込み制です】
ユングスタディは配布資料や座席数の関係上、前日〆切の事前申込み制となっております。
お申し込みは、当会事務局へのメールにて承ります。

既に10月開催ユングスタディ参加のお申し込みを頂いていらっしゃる方におかれましては、再度のお申し込みのご連絡は不要です。

・ユングスタディ開催日
・ご氏名  
※初めてお申込みされる方は、フリガナも記載ください。
・「受講希望」を明記のうえ、当会事務局のメールアドレスまでお知らせください。

■日時:2016年11月10日  午後19時〜21時(開場18時30分)
■ 会場:中野区産業振興センター (中野駅南口 徒歩5分)
■ 会費:1,000円
■ 主催:ユング心理学研究会  http://jung2012.jimdo.com/
■ 問い合わせ:研究会事務局 jungtokyo_info@yahoo.co.jp

※ セミナー時に撮影した写真を当研究会のホームページやFacebook等のソーシャルメディアに公開する場合があります。あらかじめご了承ください。

※11月に開催する第3回については、原則開催日の第一木曜日が休日となるため、第二木曜日の11月10日開催になります。ご注意ください。

※当会facebookコミュニティ(写真等はこちらをご覧下さい。):
https://www.facebook.com/%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A-281102485276364/?fref=ts

コメント(2)

トピック「2016年11月10日(木) に開催予定のユングスタディのご案内」の内容を変更いたしました。
ユング心理学研究会からのご報告です。

【ご報告】
 11月10日(木)の後期後半ユングスタディ、第3回「ユング 『黄金の華の秘密』 への注解を読む」では、たくさんの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
 第3回は、いよいよ、「基礎概念」「道の諸現象」(p51-82)に突入。ユングが、東洋的瞑想の世界を個性化の過程やアニマ・アニムスなどの概念と照らし合わせた様子が伺えました。岩田明子氏により、ドイツ語の原文にも触れることができ、大変有意義なスタディとなりました。
 次回で最終回となります。お楽しみに。
ユング心理学研究会:http://jung2012.jimdo.com/

※当会facebookコミュニティ(写真等はこちらをご覧下さい):
https://www.facebook.com/%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A-281102485276364/?fref=ts

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