James Stewartコミュのはじめまして

自己紹介のトピがなかったので、立てさせて頂きました。
ちなみに私はJames Stewart本人と会ったことがあります。
1985年、東京国際映画祭のとき、帝国ホテルでの出来事です。
5分ほどでしたが、わざわざ私のために時間を割いてくださいました。
（私はスタッフでもなんでもなく、タダの一ファンでした。）
とても親切で気取らない、素晴らしい方でした！

では、長くなりますが、いきさつを書かせて頂きます。
中学生の時、「スミス都へ行く」を見て以来、私は彼のファンとなり、
長いことファンレターを出していました。
ファンレターには、必ず秘書から返事が来ていました。
「Mr Stewartはあなたの手紙を見てとても喜んでいる」と。
それはとても誠実さを感じさせる内容でしたが、
それでも、本人からの直接の反応ではなかったので、
本人が本当に見てくれているのかわからず、もどかしい思いをしていました。
大学生の時、10年ぶりかで初めて字幕入りで「スミス都へ行く」見て、
彼への憧れを新たにしました。
そんなとき、東京国際映画祭に彼が来るということを知ったのです。

私は最初の「グレンミラー物語」の上映会に行って、初めて生の彼を見て、
花束とプレゼントを渡したのですが、話すことはできず、
個人的に話してみたいという想いはつのるばかりでした。

それでいてもたってもいられず、帝国ホテルまで出かけていったのです。
会えるわけもないと思ったのですが、そこで発見したのは、
上映会の時、彼の近くを歩いていたアメリカ人でした。
私は早速その人の所に行って、彼に会いたいのだが、どうしたらいいかと聞きました。
すると、彼は怪訝そうな顔をしながらも、
そのときホテル内にあった事務所の電話番号を教えてくれたのです。
その事務所にいた女性の方が、私にとっての救世主でした。

彼女は電話で私の切なる願いを聞いた後、こう言ってくれました。
「あなたは本当に彼がお好きなのですね。
　私にはあなたを会わせてあげられる力はないけれど、
　でも、ひとつだけ秘密を教えてあげましょう。
　彼に手紙を書いて、○○○○○という暗号を封筒に書いて、
　ホテルのフロントに預けてご覧なさい。必ず彼のマネージャーが読むはずです。」
私は感激して何度もお礼を言い、火事場の馬鹿力を発揮して、
英語でラブレターを切々と書き、ホテルのフロントに預けました。

それでどうなったと思います？
翌日、「○時に帝国ホテルのロビーにいらっしゃい」
とその事務所から家に電話があったのです。
約束通りに行くと、彼は私の手紙を手に持ち、マネージャー連れて、
わざわざロビーまで降りてきてくれました！
そして、手紙を読んだ、ありがとう、と言って、
私が持っていったビデオテープにサインしてくれて、
ほっぺたにキスまでしてくれたのです！

まるで夢のようなできごとでした。
私が彼のおっかけをやっていることを知っていた友人たちはこの出来事を知って、
「まさか会えるとは！？」と仰天していました。
「でも、本当に願ったことは、叶うものなんだね！」

あのとき私を助けてくれた事務所の女性には、
その後お礼を言うことも出来ませんでしたが、
今でも心から感謝しています。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 10月04日 16:36

はじめまして

今日からの参加です。
Sun&Moon さんの、素晴らしき出会いのお話、感動的ですね

中学生のころから、ファンレターを出し続けるというのにも、感心しましたけど、それが報われたようでよかったですね

[2] mixiユーザー 10月04日 17:07

Sun&Moonさん、こんにちは。

'85年の東京国際映画祭で来日した際のことを私も思えています。

たしか渋谷の映画館だったと思いますが、来日記念で「グレンミラー物語」の上映会が行なわれました。上映後、舞台上に彼が登場し、映画の余韻もあって、割れんばかりの喝采だったことを覚えています。

グレンミラー物語そのものも好きな映画だったので、最高の気分でした。

[3] mixiユーザー 10月04日 19:48

うなんさん、love_bandsingersさん、こんにちは！
私もあの日渋谷に行きましたよ～

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