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「誰か、助けてください。。。だれかぁぁぁぁ」
なんてどこかの映画のワンシーンが頭をよぎります。決して異常なわけでも危機に瀕しているわけでもないのですが、急に寂しさに襲われたのでしょう。
やはり異常なのでしょうか、時々病んでくるのです。行動や意志の減退はないですし、取り繕うことはできるのです。ただ、それを理解している自分を殺したくなるのです。危機感のない自分を、寂しがり屋の自分を、理性にころさせようと思うのです。
聞こえてくる幻聴。そこにあるという幻視。気にならなければ異常とは呼ばれないでしょう。霊能力者でも言わなければただの人ですから。
前置きがながくなりましたね。ここから始まる物語。登場人物、フィクション・ノンフィクションは不明です。会話と思考は混在し、他者・自分の区別も曖昧なままおつき合いくださいますようお願いいたします。


目の前にある缶ビール。蓋が開いているのだから飲んだのでしょう。私が。手にとると生温い感触と重みがありました。何事もないように口に運ぶとそう古い物でもない様子一気に飲み干しました炭酸は抜けていたけれど、喉の渇きは癒せますから。
ベットに寝転ぶと「何をしているんだ」と声が聞こえました。テレビはつきっぱなしで音楽もかかったままですが、その声だけが頭に日々来ます。そこにあるものを見つめおりますと、私がそこにありました。「何をしているんだ」と問いかけましたが返事はなく、ビールを飲み始めます。

当たりはもう暗くなってどれくらい経つのでしょう。エアコンの音だけが響きます。声が聞きたい衝動と幻覚におびえながら私はそこを起ちました。アテもなく歩く為に。
そこに坐る自分を見ながら彷徨いあるきます。そこにあったはず私は目の前から離れず此処にありますが、そこにいるはずの自分が見つかりません。
歩く足取りは地に取られ、動けないのに進んで行くのです。「誰か助けてください」

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