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マニアックな植物の紹介板コミュのマニアック系メセン

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メセンが好きで2009年2月現在、三、四十属程度育てています。その大半が、国内で市販されている多肉本には載っていないマニアックなもの。コノフィツムやリトープス等とは一味違ったメセンの世界に触れてみませんか。

最初の写真は、Dorotheanthus maughanii。同属の「リビングストン・デージー」(D. bellidiformis ssp. bellidiformis)に似ていますが、この種は全くといってよいほど普及していません。というのも、種子の休眠期間が長く、春に花が咲き、取れた種子を秋に蒔いても、まずその年には発芽しません。翌年の秋にようやく発芽が始まるのです。このサイクルが理解されれば、丈夫で美しい花をつける植物ですので、広く知られるようになるかも知れません。

コメント(30)

Aethephyllum pinnatifidum

A. pinnatifidumは、南アフリカ西ケープ州西部の山岳地帯原産の小さな一年草。花も小さく目立たず、園芸的な価値を見出す人少ない。現地でも産地が限られ、絶滅を危ぶむ声もあるようだが、一年草でなおかつ発芽が易々と起きない性質もあって、調査は進んでいない模様。
Dorotheanthus apetalus

リビングストン・デージーと同じ属ですが、こちらは名前(apetalus)の通り、花びらがありません("a"= without, petal => 花びら)。まるで目立たないため、全くと言ってよいほど人為的に栽培されることはありません。
入手したのは、偶然の産物で、他のメセンの種子に混じってアフリカから届きました。
Dorotheanthus ulularis

D. bellidiformis ssp. bellidiformis(いわゆるリビングストン・デージー)と同種とする文献もあるが、蕾が上がる前からこの種類だと判るほど草姿が異なることから、一応別種として紹介。
このド派手さは、日本人好みではないかも。
Aridaria noctiflora ssp. noctiflora

ようやく一年草ではないメセンの紹介です(笑)
海外の文献をみても、ほとんど栽培は行われていない模様。
種蒔きから半年ほどで開花にこぎつける優良種ですが、やはりネックは発芽率でしょうか。2、30粒蒔いて、発芽したのはこの1本だけ。
発芽率一桁じゃあねぇ。。。
Drosanthemum micans

同属のD. biclorに似ていますが、雄しべの色で区別できます。(黒いのが本種)
原産地の詳細は不明ですが、かなりの乾燥に耐えうることから、北ケープ州から西ケープ州の沿岸部からやや内陸に入った辺りと想像しています。
Oscularia steenbergensis

アフリカから届いたインボイスにはOscularia caulescensとあったが、葉の形状などの特徴から、ラベル違いと判断。
あまり普及していない種類だと、こういうことも起こりがち。それを正していくプロセスもまた楽し。
う〜〜〜ん、すごい。

いつも楽しく拝見させて頂いております。
これからもいろいろと紹介してくださいますようよろしくお願い申し上げます。

(D.apetalusがいいですねぇ、質素で。)
> Bon Nasty さま

コメントありがとうございます。
それでは、D.apetalusのもっとマニアックな写真をお見せしましょう(笑)

不完全ながら「花」をつけています。
黄色い花びらが出ていますし、雄しべには花粉もついています。
D.apetalusは、cleistogamy(「閉花受精」蕾の段階で自花受粉を行う)という性質を持っていますが、時折こうした不完全な「花」をつけるようです。
単なる先祖返りなのか、機会さえあれば、他株との交配を狙っているのかは定かではありませんが、個人的には生物の強かな戦略を感じさせる後者であって欲しいと願っています。
追加写真ありがとうございます。これって花の径はどのくらいなんですか?

閉花受精ですか。
交雑を拒否する内向的戦略なんでしょうか。イネも花をつけるけど閉花受精でしたよね?
とすると、この花は「浮気者」でしょうかね(笑)
想像するのも楽しいです。
>Bon Nastyさま

花の径は1センチ位です。メセンの種子は小さいので、これ位のサイズでもそこそこの量が期待できます(地道な回収作業になりますが)。
ご回答ありがとうございます。
種子回収ですか。肩こりしそうですね(笑)
今日は木立系メセンのTrichodiadema属3種。
この属の植物自体は、ホームセンターで売られていることもあり、
マニアックという訳ではありませんが、
私のメセンコレクションを考える上で、特徴的な属なのでこちらで紹介させてもらいます。

トップで3、40属育てていると書きましたが、改めて数えなおしてみると、70属を超えていました。しかもその多くが、木立系メセンで、所謂玉型メセンは少数派というマニアっぷり(笑)

ピンクの花は、T. barbatum。
白花は、T. mirabile。
オレンジ花が、T. decorumです。

残念ながら、種子から育てたのはT. decorumのみ。
Mesembryanthemum guerichianum
「アイスプラント」として普及し始めている同属のM. crystallinumとよく似ていますが、M. guerichianumの方が大きな花を咲かせます。一方で葉の水泡は、M. crystallinumよりも小さい特徴を持っています。
Mesembryanthemum crystallinum

最近では野菜として普及を始めているようですが、涼しげな花をつけます。
先にご紹介したM.guerichianumよりは小振りな花です。
パラフですね。まだ食べたことないのですが・・・
パラフというのですね。
どこかのスーパーで見たような気がします。
今度見たら絶対に買って試食してみます。
Bon Nastyさま、ビーバーさま

私が目にした限りでは、「パラフ」の他、「プッチーナ」、「アイスプラント」というラベルがありました。

ちなみに購入したのは、花を見て種子を回収するためで、一口も食べていません(笑)

メセンの仲間には、この他に2属程度食用になるものもありますが、こちらも栽培だけで、口にはしていません。

Brownanthus nucifer

マニアック度もここまで来るとかなりのものと自負。
手許の文献(イタリア語)にも、滅多に栽培されないとの記述が(笑)

種子を取り寄せた時のインボイスには、Psilocaulon属となっていたが、花の様子からB. nuciferと判断。Brownanthus属は、元々Psilocaulon属の一部が分けられたものだけに、学者でない業者が間違えたのもいたし方ないところ。
種蒔きから1年足らずで開花にこぎつけるのはよいが、いかんせん花が目立たない。完全に開いたとしても直径5ミリに届くかどうか。好き好んで育てる人は多くないだろうなぁ(苦笑)
Nananthus aloides

南アフリカ内陸部原産のメセンです。
夏雨地帯に生育することもあり、日本(関東地方)の環境でも管理は容易です。
我が家では1年中風雨に晒される環境に鉢を置いていますが、毎年この時期に花をつけてくれます。
(実生したものなので、単に我が家の環境にあった個体かもしれませんが)
メセンは本当に色々な品種がありますよねグッド(上向き矢印)

アイスプラントは戸外で越冬出来るんでしょうかねexclamation & question

庭にあったのは枯れたんですけど(笑)

花屋のくせに試験中に枯らすんですバッド(下向き矢印)
>ひかるっち さま

所謂「アイスプラント」(Mesembryanthemum crystallinum )は一年草です。
秋に種を蒔いても、翌年の初夏に花をつけ枯れてしまいます。

今のところ日本では手に入るところはほとんどありませんが、
同じ属のM. guerichianumは、一〜二年草(水遣りが多ければ、二年草になる)ですので、挑戦されてはいかがでしょうか。

例えば、以下のサイトで取り扱っています。

http://www.mesagarden.com/

Orthopterum coegeana

南アフリカ東ケープ州原産。
分布域は極めて狭く、ある小山しか知られていませんが、
栽培下では強健で、我が家では年間を通じてほぼ放置状態です。
それでも毎年この時期に花をつけてくれます。
Marlothistella stenophylla

南アフリカ東ケープ州原産。
年間を通じて降水がある地域の原産とあって、
日本の環境にも馴染みやすく育てやすい種類です。
とは言え、乾燥への適応もしっかりと行っており、
恐ろしく太い根を持っています。
Dorotheanthus bellidiformis ssp. bellidiformis

所謂「リビングストンデージー」です。
何が「マニアック」なのかとお思いかも知れませんが、葯の色に注目。
一般的なリビングストンデージーの葯は赤紫ですが、この株では黄色。
アフリカの現地採取の種から育ちました。
現地の業者には特に何の指示も出していませんでしたが、以前から入手したかった約が黄色の系統が届き、大満足です。
Stomatium rouxii

Stomatium属は南アフリカ内陸部とレソトに広く分布します。
この属の魅力は何といってもその芳香にあります。
夜咲きのメセンに多く見られる特徴ですが、その香りは思いのほか強く、
数メートル離れていても気付くほどです。
強健種でもあるので、もっと普及してもよい植物です。
ハマミズナ科ならとりあえずメセンってことでOKでしょうか?
コミュ参加ついでに、Sceletium tortuosumの花を貼ってきます。

どちらかというと薬草として知られている面が強いと思います。
花はまあまあかわいい(っても標準的なハマミズナ科の花の形)ですが、
冬場に茎がやけに間延びし、また葉が頻繁に枯れてカスのように残るので、
全体的な見た目では園芸植物向けって感じではないです。
にいと さん

ご投稿ありがとうございます。
Sceletium属は、ハマミズナ科(Aizoaceae)の5つの亜科の一つMesembryanthemoideaeに属する植物のグループです。
一般的に「メセン」と言う場合、メセンブリアンテマム亜科(Mesembryanthemoideae)とルスキア亜科(Ruschioideae)の二つの亜科に属する植物群を指しますので、もちろんOKです。
ちなみに、「アイスプラント」もメセンブリアンテマム亜科に属する植物です。

我が家でもSceletium tortuosumが開花しましたので、アップしますね。
南アフリカ西部の冬雨地帯、夏雨地帯に広く分布する植物で、日本の環境にも比較的馴染みやすいようです。

Rhinephyllum muirii
こちらはルスキア亜科に属する植物。
夏と冬に比較的雨の多い環境に育ちます。
そのため、日本の環境に馴染みやすく育てやすい植物です。
夜咲きですが、Stomatium属ほど強い香りはありません。
Neohenricia sibbettii

南アフリカ内陸部原産の匍匐性メセンです。
成長しても高さは2センチに届きません。
しかも小さな花は夜咲きときていますので、目立たないことこの上なし(苦笑)。
ただ、香りはパイナップルに似てなかなかの芳香です。
Carpobrotus dimidiatus

Carpobrotus属ではC.edulisがあまりにも有名ですが、マニアックな種の紹介です。C.edulisの本来の分布域は、おそらくナマクワランドからケープタウン辺りの南ア西部ですが、この種類は南ア東部からモザンビークにかけての海岸線になります。このため、日本の夏にも容易に適応できると考えられます。見分けるポイントとして、葉にエッジ部分が鋸歯状になっていることが挙げられます。
手許の文献では、果実が可食かどうかの記載はありませんでした。

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