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キボシイシガメ・モリイシガメコミュの産卵用ケージ・日よけについて

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早いところでは産卵したという情報も見聞きするようになりましたが、これから本格的な産卵シーズンです。

このゴールデンウィーク、世の中混雑してますので、カメの飼育場を整備していました。

あまり参考にならないかもしれませんが、うちの採卵用のケージをご紹介します。製作方法も少し詳しく書いてみます。

1枚目:キボシイシガメのケージ:右側がこれまで使っていたタイプ、左側がこのGWで作ったケージです。いずれも市販のRVボックスの長型と短型を2つ連結しています。

まず2個のRVボックスの側面にカメが出入りするための穴をあけます。小さい方のRVボックスには砂を入れますので、下から10cmくらい上に20cm四方くらいの穴をあけています。方法は、2つのRVボックスをあわせて、電動ドリルで貫通するように穴をあけます。この穴から電動のこぎり(ジグソー)で四角く切り抜きます。
次にこの穴を合わせて、2つのRVボックスをネジ止めします。ネジの直径より少し太めのドリルで穴を開けて、反対側はナット止めします。2〜4本止めた後、他の部分は木ねじで締めておきます。飛び出したネジの端は短く切って、人やカメが怪我をしないように、やすりかけするかテープまく、シリコンゴム(後述)で覆っておきます。
 また、容器を傾けて排水することは不可能ですので、水を入れる側のRVボックスの端には排水用の穴をホールソー等
http://www.homemaking.jp/product_info.php?cPath=1103_424_1568&products_id=8663)であけてゴム栓を付けます。
 次に屋外またはベランダに、コンクリートブロックや煉瓦で産卵場が上になるように傾斜を付けて設置します。まず水を張って、両端は水深の差がかなりできるように傾きを調整しますが、一端をかなり深くしておいても器用に泳ぎますし、交尾の成功率が上がります。適当な水位でそれ以上雨水で水が溢れないように横にオーバーフロー用の穴をドリルであけます。最後に産卵用の床材を入れます。普通の園芸用土などでもいいのですが、水に持ち込むと濁りますので、川砂(一度洗うと完璧)をお勧めします。ただカメの種類のよっては土の方を好むようですが、キボシやイシガメ、ニオイガメ等では問題ありません。また、屋外でしたら産卵場所の上に雨よけの透明なフタ(衣装ケースのフタや透明波板など)をかぶせておきます。
 産卵場所に上るためのスロープを作ります。設置した際の傾斜や産卵場までの高さを考えて、レンガを組み合わせます(あく抜きが必要なコンクリート煉瓦はやめた方が良いと思います)。これをシリコンシーラント(コーキング)をとりつけたコーキングガンで接着して1日硬化するまで置きます。念のため、一度水につけて溶剤の残りを抜くとか、レンガに吸水させておくとよいと思います。このままでもカメは登りますが、あと一工夫で、カメが登る面のレンガの表面に余ったコーキング剤を薄く塗りつけておくとカメが登りやすくなります(表面がゴムのような感じで爪がかかりやすい)。硬化したものは水槽等に使われているシリコンゴムと同じもので、耐久性が高く生き物にも無害です。
http://www.monotaro.com/p/0584/2785/  シリコンシーラントの例
http://www.monotaro.com/c/021/781/ コーキングガン。これに取り付けて引き金を引くと少しづつシリコンが出てきます。ガラス水槽や、特殊なサイズのOリングの作製などにも利用できます。

先に作ったタイプは雨よけをつけないかわりに産卵場の下に排水用の穴をあけて、園芸用のネットを取り付けた上に砂を入れていますが、少しづつ流出するので毎年追加する必要があります。

2枚目:モリイシガメの飼育場。1畳くらいのスペースにベニア板で仕切りをつくって、トロ舟で水場をつくっています。産卵場は掘り下げて砂を入れています。モリイシは穴をほとんど掘らないので下端にレンガを少し埋め込む程度で大丈夫です。産卵場をあまり広くすると卵を探すのが大変なので、産卵期には一部人工芝を張ってしまえば、穴が掘れる場所でしか産卵しません。
産卵期は梅雨時とかぶってしまいますので、産卵場が水没すると卵が死んでしまい可能性があります。その場合はやはり透明波板などで屋根を付けると良いと思います。

3枚目;ヒメニオイガメの産卵場。急に手抜きですが、1つのRVボックスの中に収まる工具箱に砂を入れて、やはり登るためのレンガのスロープを置いています。あとは雨よけの屋根を付ける程度でしょうか。この手でもキボシには十分ですが短所は砂の容量が少ないので乾きやすいことで、定期的に水をかけて湿らせてやる必要があります。

日よけについて;水は比熱が大きく、暖まりにくいのですが、一度暖まると冷めにくく、屋外飼育の場合、これからのシーズン、日よけがないと直射日光で水温がすぐに40度を超してカメが死んでしまいます。そのため、紫外線を要求するカメでも日よけが必須になります。私がこれまで使っている(いた)日よけの方法をいくつか書いてみます。
1) 落葉広葉樹の下に設置する。午前中の早い時間だけ日光があたる場所に置くと良いと思います。また冬場は葉が落ちて日照がよくなります。
2) すだれをかぶせる。簡単な方法で、隙間からの光量でも紫外線量は十分です。ただ、重しをしっかり置いておかないと、すだれが容器内に落ちてそれを伝ってカメが脱走する、突風で飛ばされて日よけがない状態で熱射病で死ぬ等の事故が起こるので気をつける必要があります。また、すだれを直接飼育容器に置いただけだと、餌やりや観察がしにくくなります。
3) 飼育場所にワイヤーを張って(できれば上下2重になるように)園芸用の寒冷紗をカーテンレールで取り付けます。日照に応じて1枚部分かけ、全面かけ、2枚全面かけと日照量を調整できます。
4) 水面にホテイアオイ(ほてい草)やウォーターレタス(ボタン浮き草;現在は特定外来生物なので注意)を浮かべる。繁殖力が旺盛なのですぐに水面を覆って水温の上昇を防げます。アメリカのブリーダーはこのタイプが多いようですし、大きな池などの容器ではそもそも水温がそれほど上がらないので必要ありません。また草食性のカメには餌にもなります。ただ餌やり時の視認性が悪いので、カメが寄ってこないとか、餌を見つけられないという難点があります。

私は現在、1,2の方法を使っています。皆さんの工夫や意見などありましたらよろしくです。

コメント(2)

レスが遅くなってすみません。

そうそう、RVボックスに寒冷紗。園芸家の基本ですよね(笑) RVボックスは壁が高いのがカメが脱走しずらくいいと思います。できれば、真四角だったりのオリジナルで設計して注文したいですねー(金型代を考えると1000人くらい集めないと元が取れないですが)。ネックは、ポリプロピレンは加工した時にちゃんとくっつく接着剤が少ないのと、表面がつるつるで、カメの爪がかからないので多少落ち着かないことでしょうか。ま、じきに傷だらけになって落ち着いてきますが。

RVボックス以外の容器だと、容器もトロ舟(壁が傾斜してて、浅いので脱走よけが必須)、トーワケミカルのプラ舟ジャンボ等を使っている人もいますが、
http://www.towa-k.jp/pla-jumbo.html

僕は南国物産の容器を愛用してます(カメの飼育に、と書いてある)。
http://www.mizutank.jp/
丈夫で、ポリエチレンのやや柔らかい材質なので水が重くて割れたりしないし、カメの爪がかかりやすく良い感じです。あ、ウォーターランドタブも2タイプ使っていますが、スロープが滑ってカメが登りにくい点と、排水用に傾斜をつけてくれてたらいいですね。あと穴も開けて、しっかりOリングと栓で塞いでおいてくれたら・・・

昔の夏はこんなに暑くなかったような気がしますが、エアコンが使えない外亀たちが不憫でなりません。せめて涼しく過ごしてもらいたいです。そういう意味では、心地よい木陰に住んでるモリイシがうちでは一番優遇されている気がします。上にかぶせるとどうしても通風が悪いですから。

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